【原題】Wolf Hound
【監督】マイケル・B・チェイト
【出演】ジェームズ・マズロー
トレヴァー・ドノヴァン
ジョン・ターク
米国空軍でドイツ空軍基地の壊滅を命じられた戦闘機パイロットのホールデン一行だが、米軍機に乗ったナチスのパイロット兄弟の襲撃を受け、ホールデンはドイツ領域に不時着し、他の生存者は捕虜として捕えられる⋯。
冒頭と終盤に控える空中戦は緊迫感と迫力もあり。邦題の“KG200”と言うのは、ナチスが米軍機を修復して、その戦闘機で英国奇襲を企てる作戦名でその別称が「ウルフ・ハウンド」。森に不時着したホールデンと、ナチス軍基地に囚われている他の乗員の動向を交互に見せる。
ホールデン一行を襲撃した兄弟も兄の方は生き残り、彼も結構しつこくホールデンを追跡。そして基地内の捕虜は、他に居た捕虜と共に生き残る為の反撃の狼煙を上げるのだが、基地なのでやたらナチス軍が多い中で捕虜側が割と無双的な強さを見せる。捕虜側が強いと言うよりかは、ナチス側の弾が当たらないと言う方が正しい。
ホールデンとその兄:ロスは、地上戦でも空中戦でも対峙。ただ、この兄とホールデンの対峙がちょっとした尺繋ぎとしか陸上戦では思えず。KG200の破壊が主な役割となるが、結構この戦闘機はあっさり破壊されてしまう為、その辺りの爽快感はなし。数人の死傷者は出るが、僅か数人の捕虜に圧倒的に敗れるナチスとか弱く描き過ぎでしょ。
《キャッチコピー》
B-17爆撃機、鹵獲
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