03年に自殺した名古屋市立北陵中学3年、柴田祐美子さん(当時14歳)の両親が、学校側のいじめに関する調査報告が不適切だったとして名古屋市に550万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、名古屋地裁であった。戸田久裁判長は「学校の調査報告に不合理な点は認められない」として請求を棄却した。原告側は控訴する方針。

 判決によると柴田さんは03年5月、自宅マンション14階から飛び降り自殺し、友人関係の悩みをつづった遺書が見つかった。学校側は同級生らに聞き取りし「いじめといわれる問題行動は認められなかった」との調査報告書を作成した。

 両親側は「学校は形式的な調査報告書でいじめを否定し、隠ぺいを図った」と学校側の調査報告義務違反を主張していた。【式守克史】

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