日本新薬はこのほど、今年3月期(昨年度)決算を発表した。主力品の前立腺肥大症治療剤エビプロスタットが66億円(前年度比11.4%増)と、売り上げを伸ばしたことなどから、医薬品事業の売上高は522億円(3.6%増)となった。また、スイスのアクテリオン社に導出した肺動脈性肺高血圧症(PAH)治療剤NS-304のライセンス契約に基づく工業所有権等収益が減少したことなどから、全体では売上高629億円(0.2%減)、営業利益65億円(14.4%減)、経常利益68億円(15.6%減)、純利益41億円(9.0%減)と減収・減益になった。

【国内医療用医薬品売上高詳細】


 その他の製品については、花粉の飛散量の減少でアレルギー性鼻炎・結膜炎治療剤リボスチンが12億円(42.8%減)と大幅に減少。また昨年、日本イーライリリーと締結した勃起不全(ED)治療剤シアリス(成分名=タダラフィル)と、タダラフィルのPAH、前立腺肥大症(BPH)に伴う排尿障害の適応症に関するライセンス契約に基づき、7月から日本新薬が単独販売したED治療剤シアリスが18億円と、売り上げに寄与した。

 今年度の医薬品事業では、シアリスが年間で寄与することにより、売り上げを30億円と予想。昨年12月に販売を開始したタダラフィルのPAH治療薬アドシルカは、昨年度売上高約1億円から今年度は8億円を見込む。また、BPHに伴う排尿障害の適応症については現在、国内で日本イーライリリーがフェーズ3試験を実施している。

 このほか、エビプロスタットが67億円、粘膜防御性胃炎・胃潰瘍治療剤ガスロンNが45億円など、主力品の維持などにより、全体の売上高は647億円(2.8%増)と増収を見込んでいる。一方、利益面ではNS-304のライセンス収入の予定がないことなどから、営業利益53億円(18.0%減)、経常利益57億円(16.0%減)、純利益37億円(9.7%減)と減益を予想している。


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