28日午後、三陸沿岸に到達した津波で、岩手、宮城両県の湾内では、名産のカキ、ホタテなどの養殖イカダのロープが切れるなど、漁業被害が出始めている。各地の漁協は29日朝から状況調査などを進める。

 岩手県山田町では、湾内のカキ養殖イカダを固定するロープが多数切れた。同町大沢でカキなどを養殖している佐々木俊之さん(53)は「高台から見ると整然と並んでいたはずのイカダが流されてバラバラだ。隣のイカダとぶつかってカキ殻が絡むと切り離さざるを得ない」と心配そうに話した。

 陸前高田市の広田湾でも多数のイカダが流された。広田湾漁協の鈴木栄さん(58)は「手塩にかけた3年もの養殖カキもある。そうした高級品に被害がなければいいのだが」と顔を曇らせた。同市の脇ノ沢漁港では漁船の船尾が陸地に押し上げられて傾く被害も出ている。

 宮城県でも、気仙沼市災害対策本部によると、収穫期のワカメやコンブのイカダ3基が漂流。カキのイカダでも被害が確認されている。

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