January 03, 2007

MASSONIX - SUBTRACKS4

3500582b.jpg808 Stateの中心人物Graham Masseyの別プロジェクトMassonixを紹介します。

くどいかもしれませんが、808 Stateといえば僕のテクノ四天王の一人でもあり、テクノ史において最重要テクノバンドの一つです。90年代後半からはTrevor HornのメジャーレーベルZTTから離れ、インディーで活躍しており 彼らの現在の音楽は昔のテクノ・テクノという概念からは完全に外れてしまいましたが、今でも創造性あふれる大人のエレクトロ・ミュージックを紡ぎだしています。そういえば、808 Stateの新しいマテリアルはいつリリースになるんですかね。ここ近年はプチアシッドブームの再到来で、Richard D Jamesの主催するRephrexから「New Build」や「Pre-Build」がリリースされましたが、もうそろそろ新作が聴きたいものです。

で、いよいよリリースされた808 State関連の作品ですが2006年11月にMassonix名義でリリースされました。リリース元を見てビックリ、Autechreの主催するSkamからです。。。GrahamとAutechreって絶対ミスマッチだなーって思っていたのですが、この作品を聴いて納得しました。

Skamと言ったら、Autechreの別プロジェクトGescomや今ではすっかり人気者のBoards of Canada, Bola, Wivie Stonderが揃っております。いわゆるIDM系のアーティスト達が在籍しているのですがGrahamはこのレーベルのカラーに
合わないじゃないかなって思ったのが最初の印象でした。

実際に聴いてみて納得したのですが、IDM系とは少しだけ一線を画し、オールドスクール的にパソコンを使用せずに 、ハードだけで、表現されています。 808 Stateみたいに曲にどの機材が使用されたかブックレットにちゃーんと 記載されているのもうれしい。。音は音響系であったり、ノイズがあったり、ビートが入ったりで、808 Stateみたいに音が綺麗で
緻密な打ち込みはされていませんがそこには計算しつくされた、音空間やメロディが存在します。 エレクトロ・ミュージックで フリージャズやロックを表現したようなトラックやBOCなんかに通じるようなトラックも収録されていますね。

Graham Masseyの作る音楽はいつも驚かされますが、この作品は展開が全く読めない複雑な作品です。かと言って、難解な音楽ではありません。音数も比較的に少ないですし、深海にいるようなリラックスしたディープな気分に浸れます。

聴き応えたっぷりの作品だと思います。808 Stateの新譜が出るまでしばらくこの作品を 聞き込むことにしましょう。。。
  
Posted by d_blemish at 17:55Comments(0)TrackBack(0)Techno (2) 

November 01, 2006

ED RUSH & OPTICAL - CHAMELEON5

0439fa22.jpgエレクトロニック・ミュージック・シーンについて言えることですが、年々勢いがなくなってきているような気がします。これは、事実で受け止めなくてはいけない現実なんですが、シーンの規模は小さくなったけれども、各々のシーンには核がしっかりと残っているので、消え去る心配は僕はないと信じております。特に、ドラムンベース・シーンは全盛期に比べ、確実に勢いがなくなったと思いますが、今でも以前よりステップアップした素晴らしい音楽が生まれています。

今回紹介するED RUSH & OPTICALは、僕にとってドラムンベースで最もレスペクトに値するアーティスト。ドラムンベースのイベントに行ったりはしないようになり、ドラムンベースを聞く比率も昔よりは減りましたが、この人達の音源だけは、新譜が出るたびに追いかけております。

ハード・ミニマル・ドラムンベースの最強タッグ=ED RUSH & OPTICALは、音圧高めのベースラインとハードに叩き込まれるドラムを得意とし、相変わらずの硬派ぶりを見せ付けてくれます。いつもこの音圧の波には、ノックアウトを食らっており、中毒性の高いサウンドでフロアーを熱狂の渦に飲み込むダークでニヒルなサウンドがたまりません。

今回紹介する「Chameleon」は、2006年10月にリリースされた新譜です。極悪サウンドは更に進化し、猛毒で僕をついてきます。はっきりいって、このサウンド好きだなー。Virusというレーベルは、意外とファンキーでクールなイメージがあったのですが、今回はそれに加え、サイバーダークテクノ風のNo-U-Turnレーベルの雰囲気が加わったような感じです。更には、ロック風の曲ありと新境地も見せてくれます。はっきり言って、全曲捨て曲で楽しめます。いやー、兄貴、かっちょえーよ。2006年のドラムンベースのアルバムの中で確実に一番の出来だと思います。兄貴達にこれからもついていきます。
  
Posted by d_blemish at 07:21Comments(0)TrackBack(0)Drum N' Bass/Broken Beats 

October 31, 2006

MOBY - Go - The Very Best Of Moby3

1563b730.jpgさて、今回紹介するのはMobyのベスト盤です。今更Moby?って感じもするんですが、一つにまとまった音源を聴いてみたら結構よくって、ゆるーいですが最近聴いております。

(Biography) スピリチュアルな繊細さと社会に対する意識を兼ね備えたモービーは、今やエレクトロニカ・ミュージック・シーンにとって欠かせない存在といっていいだろう。そして聴くものの感情を大きく揺さぶるドラマティックな曲調で多くのダンスミュージック・ファンを虜にしている。が、商業的な成功に対して当の本人はいたって無関心のようで、そのあたりもなかなか小気味いい。ハード・ハウスからプログレッシヴ・トランス、アンビエント・テクノ〜レイヴ・テクノ……というように、さまざまなダンス・ミュージックをミックス。その、「むき出しで粗削りなサウンド」に「洗練度の高いテキスチャー」を合体させたナンバーからは、水と決してまじわることのないオイル一滴一滴が、水中に静かに落ちていくような映像を喚起させられる。

まずは、このベスト盤ですが、US盤と日本盤では収録曲が違います。日本盤は「James Bondのテーマ」とか収録されていますが、アメリカ盤ははいっていません。しかもアメリカ盤はお得な2枚組です。おまけにこのベスト盤の文句をたれるなら、USでもヒットした「South Side」ですが、Gwen Stefaniとやったシングル・バージョンが聴きたかったのですが、Gwenとのやつは収録されておりませぬ(なんでー?)。。しかもさー、「Go」も2006年MIXとして収録されておりますが、彼のオルタナティブの業績をまとめたベスト盤ならインストの「Go」や「James Bond」は必要ないのかなって思いました。だってさー、ほとんどの収録曲が大ヒットした「Play」以降のものだけど、90年代初期にヒットした「Go」から「Play」発表までは、彼は何枚もアルバムを発表しているわけですよ。

と愚痴ってしまってすいません。TechnoアーティストのMobyとしては「Go」や「Hymn」なんかは好きだったんですが、それ以外はあんまり好きではありません。でもアルタナティブのアーティストとしてのMobyは、結構好きなんですよね。サウンドもポップで本人ボーカルもやってますが、それなりに悪くないし、シンセ、ギターなどの楽器をマルチにやってしまうMobyは正直痛快ですし、すごいと思います。テクノ畑のアーティストだから、ピコピコ路線だし、繊細で優しくてベタなソングライティングは彼独特ですよね。。

いろいろ文句をたれてしまいましたが、Mobyを知らない、またはちょっとだけ知ってる人が聞く分には非常によくまとまった音源だと思います。US盤の2枚目のTrk1に「Body Rock (Olav Basoski Remix)」が収録されていましたが、テクノとしては良いですねー。ほかにも面白いRemixが収録されていますよ。

なんかこれでMobyのオルタナティブ時代も一区切りつきましたね。結構Mobyは昔からテクノだけでなく、アンビエント、パンクとアルバムを出すたびに音が全く違っていたので、カメレオン的イメージがありますが、今後はどのように変化するんですかね。今後の彼の動向が楽しみです。
  
Posted by d_blemish at 07:09Comments(0)TrackBack(0)Alternative 

October 30, 2006

THE ORB - ADVENTURES BEYOND THE ULTRAWORLD5

0e39e6a6.jpgここ最近、自分で言うのも何ですが、珍しくBlogが続いております(まだ3日目で今日が最後だよ)だけどね。まー、それだけ紹介したい作品があったってことかなー。確かに、僕はテクノ好きではあるが、ここ最近あんまりいい作品には出会っていないような気がします。当初ははまって聴いていた衝撃が、ここ最近のテクノには、少なくなってきました。んー、このままではいかんな。。そんなことでグレードアップして再発されたThe Orbの金字塔アルバム。テクノ史において歴史的名盤「Adventures Beyond The Ultraworld」の紹介です。

(Biography) 英アンビエント・テクノ中興の祖・重鎮アレックス・パターソンのジ・オーブ。80年代末よりアレックス・パターソンは入れ替わりの激しい一群のコラボレーターたちと共に、恍惚とさせるチルアウト系のグルーヴや浮遊感たっぷりのリミックスを夜明けまで踊り続けるクラバーたちに提供してきた。ピンク・フロイド/ミニー・リパートン/エンニオ・モリコーネ/リッキー・リー・ジョーンズなどを素材としたサンプリングを幾層にも積み重ね、オリジナルの音源/切れ目ないサンプル/荘厳なダイアローグが渾然一体となったコラージュを創出。脈動するハーモニーは自律的な環境音の体系を編み出し、しびれるようなビートはまるでツタ植物のように楽曲を駆け昇り、その甘美な果実をリスナーに差し出すのだ。

90年代テクノ・ブーム黎明期にその名を轟かせたアレックス・パターソンことThe Orbの1stアルバムが、発売15周年を記念した特別仕様で再登場! オリジナル音源のデジタル・リマスタリング・バージョンに加え、89年12月に行なわれたジョン・ピール・セッション時のライブ音源をプラス。ミニー・リパートン「Lovin' You」と波の音をミックスした歴史的名曲「Huge Ever Growing Pulsating Brain That Rules From The Centre Of The Ultraworld」は必聴ですぞ。

ということでまさに↑その通りです。テクノっ子にとってはこれは必聴アイテムなんです。しかもこの1stは、アレックス・パターソンに加えThe KLFのJimmy Cautyも参加している。もうあの衝撃から15年も経つのかって考えたら、かなりビックリしました。あのとき10代だった僕はもうすでに30代ですもんね。当時、僕にとってThe Orbの存在は非常にとっつきにくかった。アンビエント・ハウスやアンビエントって言われていましたが、アルバムを聴いてもぶっちゃけドロドロだったじゃないですか?シングル・カットされたシングルなんかを聞いて、やっと気持ちよさがわかりましたもんね。はい、当時はOrbitalとOrbの区別もつかない状態でしたから。。笑

今回はボーナスとして、89年、John Pees Sessionでの"Huge Ever Growing Pulsating Brain That Rules From The Centre"をはじめレアなミックス/リミックス音源が収録されています。この作品を聴くと、どっぷりと当時の思い出蘇ります。まだあの頃テクノは若かったし、勢いがあったんだなーって再認識させられます。僕にとっては原点回帰のアルバムです。  
Posted by d_blemish at 00:09Comments(0)TrackBack(0)Techno (2) 

October 29, 2006

SQUAREPUSHER - HELLO EVERYTHING4

36b16d75.jpgSquarepusherの新作「Hello Everything」。当時日本で紹介された時は、Aphex Twinと供にテクノの大天才・テクノゴッド的存在で取り上げておりましたが、なんだかその余波も最近はなくなってきたように感じます。でも、Aphex TwinもSquarepusherも当時彼らのサウンドを聴いたときは、衝撃的でしたね。。。それではBiography(コピペ)から行ってみましょう。

(Biography) スクエアプッシャーことトム・ジェンキンソンは、ジャズ/フュージョンからアシッド・ハウス/ブレイク・ビーツまでを踏襲した前代未聞のドリルン・ベースを放ち、クラブ・ミュージック界に衝撃を与えた。12歳の頃からベースを弾き、スタンリー・クラーク、ウェザー・リポート、チック・コリアといった70'sジャズを聴いて育った彼だが、LFOを聴いたことにより突然エレクトロニック・ミュージックに開眼。ベースとチープな機材を用いての作曲活動を開始する。そして、96年にリチャード・D・ジェイムスらが主宰する<Rephlex>レーベルから「Feed Me Weird Things」をリリースし、才能が一気に爆発。傍若無人に鳴り響くアシッド・ベースが鮮烈な覚醒作用を引き起こし、緻密で超高速なケミカル・ビーツが全身の運動神経細胞を刺激する。さらに、ジャコ・パストリアスばりに爪弾かれるフレットレス・ベースの波動が我々を精神の最深部にまでダイブさせるのだ。

個人的にSquarepusherの中では「Big Loada」が大好きです(1stと2ndも好きですが)。特にNothingからリリースされたアメリカ盤は、日本盤より収録曲が多く、おまけにPVも収録されていたので、後で買いなおした記憶があります。それ以降の彼の作品は打ち込みサウンドからはなれたり、よりディープなサウンドになりどこか好きになれなかったんですよね。リリースされる度に、一応新譜はチェックしていたんですが、新譜が出るたびに落胆が多かった。はっきり言わせてもらいますが、前作の「Ultravisitor」が彼の最高傑作とか、日本でも大変評判が良かったみたいですが、好きなトラックはあったけどアルバム・トータルでは。僕はあんまり好きじゃなかったです。。

そして、今回の「Hello Everything」も期待せずに聴いてしまったのですが、大きく期待は裏切られてしまいました。Trk1の「Hello Meow」からアシッド全開、高速ドリルンベース、高速ベースの音で始まります。いやー、これは往年の僕が求めていたサウンドだって思いましたね。「Big Loada」が商業的だとか批判された時もありましたが、僕はテクノっぽくて、メロディアスなこの路線が一番好きですよ。Trk3,Trk4,Trk9とかも凄くいい。気持ちよく聴けるアルバムです。また僕の中でドリルンベースブームがやってきたような気がします。僕は、何も気にせずに通常盤を購入したんですが、ボーナスDiscがついた限定2枚組みがあるようですが、評判悪いみたいですね。ってことで通常盤の購入をお勧めします。

  
Posted by d_blemish at 00:10Comments(0)TrackBack(0)Drum N' Bass/Broken Beats 

October 28, 2006

郭英男(DIFANG) - CIRCLE OF LIFE5

58e9b9a6.jpgLife Is Music!

一生涯、大好きな音楽に身を捧げる事って、単純にすげえカッコイイなって思います。だって人生=音楽なんですよ。笑 。今回紹介する郭英男は2002年に享年81歳でなくなった台湾人の素晴らしいアーティストです。

郭英男は台湾先住民アミ族の長老でした(民族名:Difang、中国名:Kuo Yinnan、日本名:かくひでお)。 文字を持たないという台湾の先住民族「アミ族」。彼らは歌によって一族の長い物語を子供たちに口伝えしていくのだそうです。郭英男さんと彼のコーラス・グループである馬蘭吟唱隊は、台湾だけでなく日本、そして世界の人々にアミ族という
素晴らしい声を持った素晴らしい人々がいることを教えてくれました。

最近,Enigmaの新譜「A Posteriori」 を聞いていたんですが,いろいろ情報がほしくてネットでリサーチしていたら 、この郭英男(Difang)に当たってしまいました。なんとEnigmaの2nd アルバムに収録されていて1994年に大ヒットした「Return To Innocence」のサンプルが郭英男の「酒飲む老人の歌」だったんです(当時は勝手に研究用の資料音源からサンプルが使用されたので著作権の問題でもめたみたいですが、1999年に和解したようです) 。これはチェックしなければいけないなって思い1998年の作品ながらなんとかゲットしました。

郭英男の「CIRCLE OF LIFE」は、1998年にワールドワイドでリリースされた彼の78歳にして彼のデビュー1st アルバムです。ProducerにDepp Forrestと仕事したことあるDan Lacksmanの全面プロデュースで、素敵なワールドミュージック+New Ageに仕上がっております。何度も聴いているんですが、心に染みる魂の唄。アミ族ネイティブの伝統的な唄ですね。Danのおかげで、原曲を損なうことなく神秘的にアレンジされています(ちなみに2nd以降は、Danが関わっていないのでEnigmaやDeep Forrestとかの音を期待している方は期待を裏切られるのでご注意を)。やっぱり「酒飲む老人の歌」が僕は一番すきですね。アイヤーアーオアイオイヤーって。。。。

当時は日本でもそこそこ話題に上がって、「Feel」ってコンパイレーションなんかに収録されていたそうですが まったく今になるまでこのアーティストに 気がつきませんでした。 台湾では10万枚、日本でも3万枚が売れたらしい。すごく彼の歌声は力強く説得力があります。彼は亡くなりましたが、これからもずっと音源という形で、彼の唄が愛されていくんでしょうね。

はー、彼がもう亡くなっているなんて惜しいです。本当に遅咲きのアーティストになってしまいましたね。Vuena Vista Social ClubのIbrahim Ferrerもそうだけど、もっと彼らには唄をうたってもらいたかったなーって思います。 (下馬評ではScatman Johnとかも)。。 新旧問わずいい音楽だと思ったので紹介しました。是非聞いてみてください。
  
Posted by d_blemish at 21:50Comments(0)TrackBack(0)Asian 

August 12, 2006

ROCKIN'ON 9月号5

e2cf80a4.jpg気がついたら2006年も8月ですね。今月に入って、急に暑くなりましたが、夏バテしないように、たくさん食って、たくさんいい音楽を聴きましょう。さて、今回紹介するのは、音楽ではなく雑誌です。

ROCKIN'ONは、僕が高校生の時によく読んでいた洋楽の雑誌です。この雑誌は情報量が多くて、ロックやオルタナだけでなく、TOP40ものやダンス・ミュージックも網羅していて、当時は楽しく拝読し勉強させてもらいました。

ここ最近はネットの普及もあって、ほとんどの情報はネットで、ほぼリアルタイムで手に入る時代になりました。音楽雑誌の値段も以前より値上がりし(基本的に、雑誌に1000円以上は払いたくないなー)、雑誌自体買わなくなったのですが、ふと本屋さんに立ち寄って気になったのが、ROCKIN'ON 9月号の特集「90年代ベスト・ディスク100 - 狂騒の10年が生んだ名盤ののすべて-」です。

特集のタイトルの通り、90年において重要な名盤が紹介してあるのですが、僕が通過した90年代だけあって面白い。僕の解釈では、1090年代って音楽的にはどのジャンルも非常に面白い時期だと思うんですね。ロックにおいては、ハードロックが衰退し、オルタナミュージックがでていて、スマパンやニルヴァーナみたいなグランジや、リンプやコーンなどのミキスチャーロックがでてきたり。ダンスミュージックでは、ハウス・ミュージックが認知され、ポップスのフィールドでも幅広く取り入れられました。テクノはインテリジェント・テクノ、トランス、ビック・ビート、ミニマル、ドラムンベース、2ステップと次から次へと変化を遂げた非常に面白い年代だと思います。僕のBlogでも、90年代の音楽をたくさん紹介してきました。影響を受けた音楽が、90年代のもので核となっているからだと思います。

記事では、特に僕の好きなNine Inch Nails, Beck, Bjork, 808 State, The KLF, Orbital(マイテクノ四天王のうちShamenが紹介されてないのが残念。ロックを完全に脱ぎ捨ててアシッドを取り入れた音楽ということで、音楽的には非常に斬新で重要な作品だと思うんですがね。。。)がフューチャーされておりますので、90年代を通過した人も通過してない人も一度拝読されることをお勧めします。しっかりと買いましたが、この情報量で550円なんで、満足です。Nine Inch Nailsの記事で「数百万人が通過した時代の病」というのにはすごく共感できましたね。詳しくは本屋さんでどうぞー。  
Posted by d_blemish at 11:00Comments(0)TrackBack(0)ETC... 

July 23, 2006

TRANSIT KINGS - LIVING IN A GIANT CRAGLE WINKING AT GOD4

82ce55ff.jpgThe OrbのAlex Patersonと元KLFのJimmy Cautyが 再び強烈にタッグを組んだ、Transit Kingsの1st アルバムのリリースです。 テクノ好きの人なら、説明は必要ないと思いますが、このお二方はテクノ界では大御所中の大御所。。 かつて二人が制作したThe Orbの1st「Adventures Beyond The Ultraworld」は 今でも色あせることのない テクノ・バイブルです。 この二人がまた一緒にやっていることを知ったら 聴かずにはいられないでしょう。。

The OrbもThe KLFも僕にとっては、神様的アーティスト。。特に解散しちゃったThe KLFに関しては、当時めちゃくちゃパンクでハチャメチャで カルチャー的にも音楽的にも凄く影響を受けました。。今でもどこかでThe KLFの復活を願って いますが。。。

そんな二人の競演のニュースが耳に入ってきたのは2005年の夏でした。Malicious Damage Recordsから2005年にリリースされた デビュー盤「Token Ep」には 、すぐに飛びついて買いましたね。おまけにThe Smiths、The The, Electronicsで活躍したJohnny Marrまで参加してて、完全にしびれましたよ。

音楽的には、The Orbの1stみたいなAmbientを想像していたのですが、どちらかと言うとブレークビーツもので、その上にふわふわしたストリングやお得意のサンプルがのってきて、意外とポップな仕上がりです。音のほうは、細かく構築されていて、この人達の出す立体的な音響感は、さすがベテラン中のベテランの域に達している。

今回紹介する1st 「Living In A Giant Candle Winking At God」は 、「Token EP」の世界を更に押し広げた作品でEPにボーナスとして収録されていた「Magic」も「Concourse」という曲にバージョン・アップし収録されています。。 Juliet Russelのボーカルがフューチャーされた楽曲なのだが、グレゴリオ聖歌がサンプリングされていて気持ちのいい作品である。彼らが作る作品はどこかドロドロしたようなイメージがあるのだが、今回の作品はスッキリ爽やかで、朝のアフターアワーで聴いたら心地よくなるような作品です。。 ジャケットの写真からはJimmy Cautyが かつてSpace名義で出したアルバムの似ていてなんだか親近感が持てる。。。

朗報ですがTransit Kingsは、今年のFuji Rock Festivalでパフォーマンス予定です。。しかも1st アルバムのリリースは 日本発売はないと思っていただけにVictorから日本先行されててビックリでした。。さすがFuji Rock効果。。。笑

Jimmy Cautyはこのデビュー・アルバムが、リリースされる前に、Transit Kingsからは抜けた模様。。。このおっさん次は何をたくらんでいるのやら。。 でもちゃんとツイテいきますよー。。Alex PatersonはThe Orb同様。。また置いていかれたよー。Orz...  
Posted by d_blemish at 16:47Comments(0)TrackBack(1)Techno (2) 

June 26, 2006

WORLD CONNECTION @ AIR

d77eea7b.jpgいきなりですが、フライヤーの文章からコピペです。

venue:AIR
open : 22:00〜
genre : ACID HOUSE / RAVE / TECHNO
DJS: 808 STATE (DJ SET/Andrew Barker & Darren Partington),
JOEY BELTRAM from NYC

東京のアンダーグラウンド・シーンに、約20年もの間君臨しつづけるパーティ・アイコン"WORLD CONNECTION"。その名にふさわしい2組のビッグネームをフィーチュア。1組めは808 STATE。88年にマンチェスターでデビューし、幾多のヒットで世界中のフロアを席巻させた「セカンド・サマー・オブ・ラブ」「マッドチェスター」ムーブメントの中心的アーティストであり、巨大化したACID HOUSE/RAVEカルチャーと相成りUK全土にその名を知らした。そして、NYCを代表するテクノアーティストJOEY BELTRAM。91年の「Energy Flash」でクラウドに大きな衝撃を与えた後、各地のレーベルを渡り歩き無数の傑作を連発。とかく移り変わりの激しいテクノシーンにおいて、メタリックで硬質なストロング・ミニマル・サウンドを貫き通す姿勢は、多くのDJやファンから絶大な支持を獲得している。その夜、ヒストリーの重みを全身で受け止めてほしい。

やふーい。ということで、行ってきました。くどいかもしれませんが、808 State, The KLF, The Shamen, Orbitalは僕にとっては、テクノ四天王であり。当時はかなりの影響を受けました。あれから時は15年以上過ぎても、僕はいまだに彼らの音楽を敬愛し、愛聴しております。四天王の中でいまだにかろうじて活躍しているのは、唯一808 Stateだけ。去年はWire05に参加し、度肝を抜いた彼らですが、今年はDJとして来日してくれました。

 午前一時過ぎに、808 Stateのお二人が登場。。どんなプレイになるのかすごく楽しみでした。メンバーのGraham Masseyが来日しなかったのは残念だけど、十分堪能させていただきました。まずびっくりしたのは、AndrewとDarrenの変貌ぶり。。Andrewは顔が老けたし、Darrenはかっこいいけどオデブさんだった。。DJプレイですが、まずはDarrenがスタート。1曲目はAltern 8だった。いきなりアドレナリン全開で、ガン踊りしていましたねー。90年代初頭っぽいテクノ・ハウスと今のテクノをうまーくミックスしてくれて、アゲアゲでしたよ。途中のCubikがかかった時は、目が白くなっていました。途中、Andyに交代。彼はアシッドでスタート。こんなに選曲が壷にはまったパーリーは初めてでした。マンチェスター・ブームをリアルで体験できたような感じです。

次はJoey Beltram。この人も好きなハードテクノのアーティストです。この人がプレイするころには、疲れはてて踊らずにDJブースの中をのぞいていました。Joeyはファイナル・スクラッチを使用していました。でもね、セットアップに手間取っていたみたいで、最初の40分はずっとバイナルをかけながら、ファイナル・スクラッチをあーでもない、こーでもないとセットアップしていました。そう、彼は最初の40分間、バイナルをフルでつないで鳴らすだけで、ミキサープレイなど何もしていなかった。しまいには、トラックの時間が少なくなったんで、カートリッジを鳴っている途中で手戻ししていた姿はかなり乱暴だった。笑。音の方はかなり凶暴なハードテクノで、808 Stateのプレイで完全昇華していたので、Joeyの出す音には少しついていけなかった。でも十分に、音の方は十分楽しむことができました。僕にとって忘れられないパーリーになりました。  
Posted by d_blemish at 22:13Comments(0)TrackBack(0)Techno Events 

June 18, 2006

OMAR-S - CD-R5

580cbde7.jpg前置きが少々長くなりますが、お付き合いください。90年で有名なテクノバンドと言えば、Opus IIIとSuncreem。どちらも1990年代の最初に大活躍したバンドで、供にボーカルが紅一点の女性でした。Opus IIIの方は呪いソングのカバー「It's a Fine Day」が全英NO.1になり衝撃のデビュー。アンビエントで幻想的な雰囲気が良かったなー。当時坊主頭だったボーカル、カースティー嬢は今でもソロとして現役(トランスで唄ってます)で活躍しております。一方、Sunscreemの方は「Love U More」が英米で大ヒット。歌詞もいいですし、楽曲的に大変良かった。レイブサウンドを見事にポップスに持ち込み、今聴いても大好きな作品ですね。彼らはポップス界で大旋風を巻き起こしましたが、どちらかかというと一発屋扱いで、ポップス業界からはフェードアウトしてしまいました。後続でリリースされた2ndアルバムも遠く、デビューアルバムの売り上げには及ばず、クラブ・チャートで話題にあがった程度でした。当時、購入した購入したOpus IIIの2nd「Guru Mother」とSunscreemの2nd「Change Or Die」にはがっかりさせられました。

で最近、その彼らの2ndアルバムを聴きなおしてみたのですが、やはりポップ・マーケット路線の音ではないにしろ、テクノの作品として聴けばすごくクオリティーがいいんですよ。。何気にもう彼らが活躍していないと思うと寂しくなってしまいます。あのテクノ黄金期から10年以上も経つんですよね。。。

で、今回購入したのはOMAR-SのミックスCD。ディスク・ユニオンで1ヶ月ほど前に購入しました。CD-Rで売っていたので、全く期待せずに試聴したら「あら、まー」、1曲目にOpus III「It's A Fine Day」がアシッドヴァージョンで収録されていました。値段も1500円くらいだったので、迷わず購入。それからヘビロテになっております。OMAR-S(本名 Alex O Smith)については全くしらないのですが、デトロイトのDJらしい。このCD-Rはリミテッド100枚らしく、アシッド、ミニマルを基調に、懐かしい90年代ダンスクラシックのサンプルが散りばめられた、巧なミックスCDです。OMAR-S恐るべし、これから要注意人物です。  
Posted by d_blemish at 14:47Comments(0)TrackBack(0)Techno (2)