2009年10月27日

今日の一言

 最近、「亡き夫の事が忘れられず、未だにお骨を仏壇の前に置いたままでいますが、どうしても納骨すべきでしょうか。」と相談されまた。

  現代では、環境の都合で火葬ですが、つい以前までは土葬が主流で、告別の日に埋葬されていました。

  人類が地上に生じて以来、死を免れた人はいません。死は必ず訪れるのです。その度、死者は児孫や近親者に『葬』られ、『弔』われてきました。

  『葬』という字は、草の意を表す上部の『サ』と同じ意を表す下部の 『廾』との間に『死』の文字を挟む字体で成り立ち、『弔』という字体からは、弓を持って立っている番人の姿が生まれます。

  この二つの意味合いを重ねると、 古代の人々は死者がでる度、皆丈以上の草むらの間に死者を寝かせ、 その上を草で覆い隠し、死体を襲う動物や鳥を見張るための弓を携え、 死者が土に還るまで見守っていたと考えられます。

  しかし、宗教が布教し時代が変化していくと共に、地中への埋葬が始まり、やがて、墓標を置いた基地での供養が営まれるようになったのです。

  仏法は、『魂は 風 ・ 空 の二大に還り、
        肉体は 地 ・ 水 ・ 火 の三大に還る』  と教えています。

  五大の風・空・地・水・火は、自然界に生存する全てが生きる源であり、私達人間も先祖から頂く五大のおかげで、天空の新鮮な空気で息して、大地に力強く芽生える自然の恵みを食して、生命を保っているのです。
 
 大地の恵みの源となる肉体の魂(魄=正式にはパクといいます)が安心して成仏できる場所、私達がいつでも弔い(供養)できる場所が基所です。  

 忘れられないから、淋しいから、火葬だから仏壇の前で、ではなく是非早く墓所に納骨して成仏させてあげましょう。

d_gokurakuji at 23:10|PermalinkComments(0)clip!

2009年09月02日

今日の一言

 朝、目覚めた時に、
「あぁ、今日も嫌な一日が始まったなぁ。」
「あぁあ、何して過ごすかなぁ、退屈だなぁ。」
「別れたあの人、どうしてるかなぁ、大丈夫かなぁ、心配だなぁ。」
「今日も仕事行くの億劫だなぁ、休もうかなぁ。」
と思っている人いませんか。

こんな日は一日中、気が重いですよね。

 気の重い『思い(想い)』が知らず知らずの間に積もり積もって、いつしか『悩み(苦しみ)』に変化していくのです。

 私の寺に相談に訪ねられる大半の人達が、
「先生、毎日が辛いです。私に人生はありますか。」
「何しても続きません。何かあるのですか。」
「私は今、性に会わない派遣の仕事をしていますが、私に将来はありますか。」
と聞かれます。

人としてこの世に生まれた誰にも、人生・将来・未来はあるのです。
唯、自分が自分を忘れてしまって、傍観しているのです。

 今一度、自分に振り向き
 先ず自分を意識してください      自覚心
 次に自分を信じてください       自身 
 次に自分を叱ってください       自律心
 次に自分を好きになってください   自愛心
 終りに自分を誉めてください      自尊心

当寺済度接心法の『五自心を言い聞かせてください。

 そうすると、自身が甦り『悩み』は消滅して『自在』という気が生じ、楽しい人生、楽しい将来、楽しい未来が訪れるのです。


   



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2009年08月13日

今日の一言

 今年も暑いお盆の時期を迎えました。

仏教徒の人々はお盆の間、寺に詣でたり、いえの仏壇をお供え物で飾り手を合わせ、先祖の『供養』をします。

 お盆は仏教徒には大事な行事になります。

その時代、釈迦の高弟に家族だけで母親の葬儀を終えたばかりの目蓮という尊者がいました。尊者の家は裕福だったそうですが、母親は家族には良妻賢母で優しく不自由のない愛情を注ぐ反面。近隣には一滴の水も施さない強欲な一面があり、嫌われ者だったそうです。

 そんな人格だった母親の死後を心配し悩んでいた尊者は、ある日釈迦に教えを乞い言われたまま、満月の夜に古井戸の底を覗きました。するとなんとあろう事か、不成仏霊界の餓鬼道に堕ちた母親が、逃げ惑う幼児達を捕まえは食べている姿が見えたのでした。

 一層歎き悲しんだ尊者は、再び釈迦の許を訪れ教えを乞うと、

「百日間の断食を終えた私の高弟達が三日間に分散してそれぞれ下山してくる。その者達全員をもてなすならば、母親は必ず成仏できるだろう。」

と論され、近隣の人々に協力を頂き、三日間変わらぬ盛大な食べ物でもてなしをしました。

 三日間の宴に満足歓喜した高弟達は、尊者の心を察し母親が成仏できるように、全員がお経を大唱和し、感謝の意を表したそうです。

 静けさが訪れた後日の満月の夜、尊者は餓鬼道の母親の姿を垣間見た古井戸を再び覗きました。すると、醜かった母親が遊びまわる幼児達に優しく笑んだり抱きかかえている姿に変身しているのです。暫くの間唖然として覗き込んでいると、母親の姿が徐々に鬼子母神に化していったそうです。

 この顛末が鬼子母神の縁起といわれ、盆供養の始まり、宴が盆踊りの発祥ともいわれている由縁でもあります。

 人生には六道=心中に潜む地極・餓鬼・畜生・修羅・人・天の六つの世界=という苦悩があり、日常これらの世界に惑わされ四苦八苦しながら生活しています。

 しかし、死後にも人生同様の三界=暗黒霊界・不成仏霊界・成仏界=が待ちうけているのです。

 自らの意思で命を断った霊は、失格霊の烙印を押され、地中深い暗黒界に堕され、生前の罪の報いを受けた霊や未だに煩悩の迷いから覚めぬ道理のない霊は、難行苦行=六道=の不成仏霊界を彷い、何らの方法で児孫に救いを求めているのです。

 孫者の母親も、深井戸の底で醜態を晒すことで尊者に救いを求めたのです。

 また、生存中、人々に多くの喜びを施し、救いの手を差し伸べた慈悲深い霊は、多くの人々に惜しまれながら迷いもなく欲を離れ、悟りの世界である成仏界に仏生=仏を成る=し、天空から私達を喜びや救いの慈悲深いまなざしでいつも見守っているのです。

 前説がだらだらと長くなりましたが、

 今日の一言は、

 『身近の人たちが認めているあなたの人格は、一瞬先程までの過去に行動する功罪の結末であり、一瞬一瞬の現在で行動する功罪の結末が、死後の世界を招いている。』

ということです。

 つまり、あなたの死後の世界を決定するのは、現在のあなた自身の生き様しだいといっても過言ではありません。

 



d_gokurakuji at 14:19|PermalinkComments(0)clip!

2009年07月30日

福岡本所8月行事予定

大護摩供  : 8月2日 午前11:30より

※大護摩供後、法話及び御接待(軽い昼食)があります。
予約は不要ですので、初めての方は勿論のこと、
御知人等もお誘い合わせの上、お気軽にご参加下さい。


先祖水子供養 : 8月16日 午前11:30より

※先祖水子供養後、法話及び御接待(軽い昼食)があります。
予約は不要ですので、初めての方は勿論のこと、
御知人等もお誘い合わせの上、お気軽にご参加下さい。


盆供養  : 8月13日から15日までの3日間 午前11::00から
        

相談ごと受付 : 8月1日から8月16日まで  
          午前10:00から午後15:00まで

          相談はご予約が必要です。事前にお電話下さい。 
             予約専用フリーダイヤル:0120-596-920




d_gokurakuji at 12:07|PermalinkComments(0)clip!行事予定 

2009年07月28日

8月の大阪別所相談日・大護摩供養・先祖水子供養のご案内

相談日時: 8月21日・22日・23日まで 午前10時から

 
    相談はご予約が必要です。事前にお電話下さい。 
        予約専用フリーダイヤル:0120-596-920


大護摩供     :  8月22日(土)午前11時から
先祖水子供養  :  8月22日(土)午後2時から

※大護摩供後、法話及び御接待(軽い昼食)があります。
予約は不要ですので、初めての方は勿論のこと、
御知人等もお誘い合わせの上、お気軽にご参加下さい。


d_gokurakuji at 11:08|PermalinkComments(0)clip!行事予定