2006年09月19日

『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』【PPV初見】3

sss01 『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』を本日拝見しました。

結論からいうと、私的には微妙な感じで終わらしたなぁと思いますねぇ。8月下旬に神山監督がPPVを前に15分スポットで簡単な解説をしていましたが「確かにねぇ・・・」という箇所は何となくですが解りました。
そして一番私的に興味を持っていた『攻殻2nd』との繋がりや、草薙素子に残した「クゼ」の記憶・・・そういうものがどのように『Solid State Society』に折り込まれていたのかも解りました。いや解ったつもり、と言った方が的確かもしてません。

 『攻殻機動隊S.A.C.』に興味をそそられたのは、CSアニマックスの放送を見てからですが、最初は『笑い男事件』と『2nd GIG』が同時に放送されていたため、その違いが解らず、戸惑っていました。が、再放送(現在も放映中)も含めて何度か観て、さらに『攻殻』関係の書籍、『攻殻』マニアな方サイトを読ませて頂き、多少なりとも知識を取り入れて再度見直すと、各ストーリーのウラに潜んでいる社会的な問題、事件等の描写が感銘を受け、これは子供向けではなく大人が真剣に観れるアニメ(?)なことが解りました。終いには「タチコマ」の1/24スケールプラモまで買い求めていました(今だ手付かずですが・・・

sss03ですから、尚更『Solid State Society』に期待していることもあったのですが、ある意味捻った脚本になっていて、ややもすると様々な事件の繋がりを無理矢理くっつけているような印象を受けてしまいました。特に、超ウィザード級ハッカー『傀儡廻』の存在は『笑い男事件』に似通ったいるような、似ていないような・・・

いや、これも毎度各シリーズ同様、1回観ただけで知ったようなことは言えませんから、21日のPPV終了までにもう一度観たいと思ってはいます

sss06 ただ『攻殻』の”王道”なストーリーは変わっていないので、突拍子もない展開はないですね。PVで公開されているように、「公安9課」のメンバーが増え「トグサ」がリーダーになり、それを「バトー」達が助けている、それはそれで「トグサ」の成長も感じて面白いのですが、正直、余りにも「公安9課=草薙素子」というイメージが強く、少佐が「公安9課」のフレームからズレた位置からアクションされてしまうと戸惑うというか・・・何れにしても『攻殻』シリーズを初めて観る方には、ストーリーが解らない、という”王道”は健在なことは確かです。

神山監督はPPVレヴューで、『Solid State Society』から『攻殻シリーズ』は手から離れ、『攻殻』ファンに任せる、ようなことを言っていましたが、まさかこれで完結したなんて思ってないですよね?(笑)しゃくに触りますが、90年代に原作者である士郎正宗氏が書いた『人形使い』の書籍を、むしょうに読みたくなる感情に駆られています・・・。


SAC-tachikoma01

2006年09月17日

『Ghost in the Shell  Solid State Society』が!3

Ghost in the Shell 2nd-2sac3x02 既にスカパー!「パーフェクトチョイス160」でご覧になった方も多数いらっしゃると思いますが、何だか見るのが惜しいような感じでズルズルとしていたら、放送最終日まで5日しかないことに気が付き焦っております。

カノ有名な『You Tube』には、『Solid State Society』のオープニング曲と物語の一場面がアップされちゃっています。世の中は本当に物凄い速さで情報が流れています。




●現実における情報化社会


20世紀後半には想像できなかった現代の情報量の多さ。

ペーパーレス、場所を選ばないコンタクト方法、そして時間を感じさせない情報の共有・・・。現代の社会で飛び回っているその情報量は半端ではないのです。小生がシステムに関わった1980年前半は、1950年代から始まった米国からの情報ビッグバンの波をもろに受け、80年代後半から一挙に社会に浸透していきました。それでもまだリアルタイム手法は一部の開発技術だけで留まり、一般社会における情報の更新方法は、いわいるバッチシステムを行うことで新たにデータを提供していました。

それが情報通信機器やアルゴリズムの進化によって90年代には、数字、カナ文字情報を包括的に、双方向で、しかも瞬時に移動させる技術を我々は手にいれました。そして90年代に入るとWindows-OSの出現で、それを搭載したパソコンが出現しました。それにより「個人」が通信技術に介入し「個の情報」を一般電話回線を通して変換・伝達する技術が発達し、コミュニケーション技術が大きく変貌を遂げます。その最終系と思われる状況が、現代のインターネットに代表されるネットワーク化に繋がっています。

これによって、時間や距離を超越して活動ができるようになりますから、「個人」も一つの場所にいて世界中の情報にいつでもアクセスできるということが可能です。したがって、ライフスタイルも当然変わってきます。もとより「個の情報」が、世界中から発信されるわけですから、当然社会に大変大きなインパクトを与えることになります。

例えば、携帯及びモバイル端末がワイヤレスでコンピューターと連動するようになっていますから、ただ単にコミュニケーションツールとしてやり取りをする”機械”ではなく、多様な情報をインプットする、あるいは多様な情報にアクセスできるようになっていきます。そうなると当然ホーム・オートメーション、ホーム・セキュリティも一段と進んできます。

 情報のネットワークも国内だけではなくて、国際的にできてきます。したがって、世論形成、あるいは社会の合意をどうやって作るかという手段、方法もまた多様になって行きます。そして多分、政治のシステムでは、間接民主制を補完するものとして、機能的な集団が合意形成にかかわってくるように変貌を遂げ、民主主義の運営の形態も、また新しいものになって行くと考えます。

 しかしながら、発展するにつれて、その裏に弊害が付きまとってくることも事実です。「情報」というものは目に見えないため、「情報を処理する」ということは、見えないものと相対しているということになります。

目の前に誰もいないまま仕事を続けていると、人間同士の関係が薄くなっていくことが考えられ、また顔が見えないことをいいことに、情報処理システムを使用する犯罪が増えることなど、情報化社会の課題も一方では見え隠れしています。

従って「情報化社会」ということを楽観しているだけではこれからの社会に着いて行くことはできないと思います。




●『攻殻機動隊S.A.C.2nd GIG』における情報化社会


 現代においても、「NPO(非営利組織)」や「NGO(民間活動団体)」の活動が活発になってきています。こうれは『機能的な集団』が、ネットワークで世論形成をして、そして政治に働きかける、社会合意に参画してくる、ということになると思います。ですから、国際企業の活動もますます活発になるでしょうし、国際的な秩序づくり、あるいはスタンダードづくりを考えた際、NPOやNGOの活動は重要になってきています。

 国際的なNGOの例の一つとして、アメリカとヨーロッパの間に「トランスアトランティック・ビジネス・ダイアローグ(Trans Atlantic Business Dialogue)」という環大西洋のビジネスマンを中心に、大変進んだ相互認証や規格、未来志向型の政策提言を行っています。簡単に言えば、国際企業同士が集まって意見交換をする組織で、市場条件の問題、あるいは国際経済界の秩序づくりに関する働きかけを行っているのです。

例えば、現在政府間で国際的な電子商取引のルールづくりや相互承認協定「ミューチュアル・レコグニション・アグリーメント(MRA)」の締結交渉が進められていますが、そこにこうした民間の国際企業組織が働きかけを行っているわけです。日本の企業にもそこに参画していこうという動きがあります。ですから、国際的なNPOも活発に動いていく上で、これからの人権問題や環境問題などの世界秩序の運営は、そういう国際NPOの活躍を無視してはならないと考えます。

Ghost in the Shell 2nd-2sac7x02 これが『攻殻2nd』のストーリー上では「逆手に取った」ともいえるように思います。ストーリーの一つでもあった「難民問題」。これは物語上の大戦によって、世界情勢の不安定化を生み、無国籍になってしまった難民を抱え込んでしまった日本の国内情勢は悪化していることが解ります。

 そして「内閣情報庁戦略影響調査会議代表補佐官・合田一人」は、情報操作と話術に長けている事をいいことに、作為的な混乱と誤解を双方に生み、難民と政府がぶつかるようクーデターを起こします。その一つのキッカケは合田が放った「思想誘導ウィルス」に感染した『個別の11人』です。

その背景には、相変わらずの利益至上主義の企業理念(田所会長・有須田博士等)、米中に挟まれた日本政府が描く野望(高倉官房長官 VS 茅葺総理)、そして民衆個々の身勝手な考え方が互いにぶつかり合って行きます。そしてこの全てが合田の「情報操作」だけで動いてしまう恐ろしさがあります。




●「情報」に対する現代人の弱さ


『攻殻2nd』では「個別主義者」というワードを使います。その逆が普遍主義です。

頭が悪いので、簡単に述べることは出来ませんが。。。

Ghost in the Shell 2nd-2sac5x05 まず「小集団」においては、全員に対する接触が可能であり、面識関係や親和関係が十分且つ均等に作られます。従って「個別主義」の人事や分配をしても、特殊関係による差別となることは少ないし、またそのような誤解を受けることも少ないのです。むしろ「個別的事情」を無視して一律の取扱いをすると、それは実質的不公平として非難されることになります。

しかし「大集団」では事情が逆転します。

例えば人事や分配の責任者が、面識関係を全員に平等に作るのは実際上困難ですから、人事や分配の面での「個別主義」は、特殊関係による差別という結果を招きやすいのです。また各人の「個別的事情」が全員によく知られていないために、他の構成員からは、その差別が誤解や不平不満を生む原因となります。

意志決定や統制の面でも同様で、「大集団」では内外の状況についての見通しが十分にできないために、具体的状況に応じた「個別的な取扱い」を多くしていると、その「個別的理由」が一般の構成員には理解されず、規範からの逸脱の事実だけが印象に残ります。ですから、それを悪い前例として、規範を無視または軽視する傾向が強くなります。従って「大集団」では「個別主義」の運営は不適当であり「普遍主義」の運営が多くなります。
 
第二に「集団の自律性の程度」が問題になります。

自律的集団では、外部からの干渉を排除する結果として「支配者は内部構成員からの支持」により、指導的勢力を強くすることが必要となります。それゆえに規律を厳格にして、支配者が多くの構成員から反感をかうようなことは、実際上出来にくくなります。要するに、支配者はむしろなるべく多くの構成員と親和関係を保ち、自分の地位と勢力を安定させようとするのです。そのためには「個別主義の運営」が適しています。

 自律的集団においても、たとえば革命集団などで、カリスマ的指導者の権威が絶大であるときには、規律を強化して「普遍主義の運営」をすることができますが、一方でカリスマ的指導者は、超自然者の代理人として、その意志に従属すると考えられています。この場合、集団は指導者の権威と引き替えに「自律性を失ない、超自然者に従属」するところの他律的集団に転化していると見ることができます。




●『攻殻2nd』から『攻殻S.S.S』へ続くストーリーは?


 従って私的に『攻殻S.A.C.』いわいる「笑い男事件」より『攻殻2nd』の「個別の11人」に惹かれるのは、草薙素子とクゼの関係です。

上述した「個別主義者」の内容でお解かりと思いますが、クゼは「個別主義」を選択したために、クゼ自身にとって低い電脳レベルに攻性防壁は張らず、300万という難民との”会話”に成功し、難民達がクゼと面識がなくとも、すぐにクゼと認識、英雄視するのです。

Ghost in the Shell 2nd-2sac12x01 一方草薙素子が、そのクゼの防壁を突破して侵入しようとした時、クゼは警告を発しているのは、そこにはクゼ自身の自律したゴーストがある為と思われます。

私的に最初は、草薙素子ほどの上級レベルのネットワーカー、高位にあるゴーストを持つ義体を操るモノとの接触事態、クゼに取って邪魔なのか?とも思いました。しかし一瞬クゼの電脳と接触をした時、草薙素子は変化が現れ、第11話「草迷宮 affection」における不思議な骨董品屋に迷い込み老夫人との会話で、クゼとの関係が解りました。

もっともクゼは、難民救済のため、難民の意識をネット上(上部構想)へシフトとすることが正しいと疑わない、というか現実を見たと時にこの救済方法しか見つからなかったのでしょう。それが、幼い頃から全身義体であるが故の心(ゴースト?)との不一致さを感じるクゼの究極の選択だったと思います。

それを知った草薙素子は、最後にクゼと地下房に閉じ込められ二人きりになり、クゼの過去や考えを知ります。そしてクゼの電脳に侵入を許可された草薙素子も一緒に無限のネットワークへダイブすることを望みますが・・・。

その後クゼが消えたことで、草薙素子はどうするのか?桜開花24時間監視をといた後、公安9課をバトーに任せ、一人消えていった素子は?私的に『攻殻2nd』から『攻殻S.S.S』へ続くストーリーが一番気になっているところです。




【後記】現実のネットワーク社会で

Ghost in the Shell 2nd-2sac26x04  このように、現在進行している情報化社会は、21世紀後半にはまったく新しい時代環境が整ってきて、それを本当に人類の福祉や世界の経済成長につなげられるかどうかという「人類の英知」が試される、そんな気がします。そしてそれを警告しているのが電脳社会である『攻殻機動隊S.A.C.』そのもの、そして士郎正宗氏なのだと思います。

最後まで乱文にお付き合い下さり、ありがとうございました。
またヒマを見つけて書いてみようと思います。
SAC-tachikoma01

2006年09月09日

『新世紀エヴァンゲリオン』07年初夏に発進!5


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新世紀エヴァンゲリオン10年ぶり新作9/9 ニッカンスポーツ

 社会現象にもなった90年代を代表するアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の新作映画が10年ぶりに製作されることが8日、分かった。「エヴァンゲリオン 新劇場版 前編」(07年7月公開)「−中編」(08年1月公開)「−後編+完結編」(08年6月公開)の全4部作。

 前、中、後編はテレビシリーズ26話を描き直すもので原画を一部再使用するが、音や背景を撮り直し、ほぼ新作に近い形になる。当時、ラスト2話は「終わり方が納得できない」と物議を醸した。劇場版も2作製作されたが、ファンの間で議論になっていた。そんな声に応えるため「−後編+完結編」は完全な新作で、ラスト2話を中心にきちんと最後まで描くという。「−前編」は既に映画監督の樋口真嗣氏(40)が新作絵コンテを完成。3DCGなど最新技術を駆使して製作される予定だ。

 「エヴァ」は侵略を試みるエイリアンに、巨大ロボット兵器を操って立ち向かう若者の苦悩と成長を描く作品。その経済効果は1000億円以上といわれる。関係者は、このタイミングでの新作製作の理由について「庵野(秀明)監督がエヴァブームのほとぼりが冷めるのを待っていたため」と説明している。


他のメディアは

・9月9日サンケイスポーツ
見なきゃダメだ!あの「エヴァ」が10年ぶりに映画で完結


・ガイナックス
エヴァストア「新劇場版」製作発表記念キャンペーンスタート!


 「新世紀エヴァンゲリオン」新劇場版製作発表を記念してエヴァストアでは、記念キャンペーン開始!さらに記念限定商品の発売が決定だそうです。


EVA-0group194 しかし各スポーツ紙とも”謎の敵・使徒に立ち向かう・・・”とか”同アニメのヒロイン、綾波レイのフィギュアなどが東京・秋葉原を中心に出回ったことからオタクたちが集まり・・・”やら(笑)もう少し紹介する文章を考えた方がいいです。

 さて『新世紀エヴァンゲリオン 新劇場版』は、前回のテレビシリーズ及び劇場版を「旧世紀版」と呼称したいという庵野監督。前・中・後編はTV版(全26話)の24話までを中心に、登場人物の設定、背景などを3分の1以上変え、新作カットを付け足して大幅リニューアルするそうです。但し完結編は完全なオリジナル版。
絵コンテは「日本沈没」の樋口真嗣監督が担当し「エヴァンゲリオン 新劇場版 REBUILD OF EVANGELION」のタイトルで、今月中旬から本格的に製作が始まる予定だそうです。時間軸はアニメ版と同一ってことで、更にリメイクではなく、新設定や新映像を盛り込む、となると新たな登場人物、使徒もあるかも?


●エヴァンゲリオン新劇場版の公開スケジュール(予定)


前編 REBUILD OF EVENGELION:01 平成19年初夏上映 90分
中編 REBUILD OF EVENGELION:02 平成20年陽春上映 90分
後編+完結編 REBUILD OF EVENGELION:03/04 平成20年初夏 45分×2


【2006年までのエヴァタイムライン】


2000年 9月13日南極でセカンドインパクト発生

2000年 9月15日世界各地で暴動と紛争が多発し約1週間で数千種の生物・人物が半減

2001年 日本の首都機能を長野県松本市へ移管

2001年 2月14日バレンタイン休戦臨時条約締結

2002年 第一次国連南極調査団を派遣。ここで碇ゲンドウと冬月が再開。

2002年 セカンドインパクトについて南極調査委が「大質量隕石衝突」と公式声明を発表
2002年 人工進化研究所設立。碇ゲンドウが所長。

2003年 富士山地下に大空洞発見。

2004年 冬月「セカンド・・・は人為的災害」とゲンドウ告発を迫るも「ある物」を見せ勧誘。
2004年 赤木ナオコ博士 第7世代コンピュータ開発に着手(のちのMAGI)

2004年 ゲヒルン地下でEVA初号機起動実験開始も碇ユイ初号機に取り込まれる。

2004年 ゲンドウがゲヒルンから行方不明。後に戻り「人類補完計画」を立案。

2005年 赤木リツコ、葛城ミサトが出会う。ミサトは加持リョウジと同棲後離別。

2005年 独国でアスカ、セカンドチルドレンに。母キョウコに報告の際自殺現場に遭遇。


ざっとこんなもんでしょうか・・・?

2006年09月04日

『個別の11人』を残しておくことに1

■『個別の11人』

2sac5x02 第一話において中国大使館を占拠し、アジア難民の受け入れ即時撤廃と出島など招慰難民居住区の完全閉鎖を求める。警察の突入に見せかけて公安9課が大使館を鎮圧。9課再編の足掛かり的な事件になった。

この事件を元に内閣情報庁の合田一人が「個別の11人ウィルス」を作成。このウィルスは、パトリック・シルベストル著の『初期革命評論集』を電脳内に保持していることによって感染するウィルスであった。しかし発症条件は別にあり、それは義体化率が高く、それに加え義体化以前の生身の体の時に童貞であった事というものであった。

2sac4x04 感染者は『初期革命評論集』の中に幻の一編「個別の11人」が存在している物だと錯覚する(なおこの内容は日本の五・一五事件に関する評論)。その「個別の11人」編を経典のように扱い、招慰難民の解放を謳いながら、実際の行動は難民と国民の亀裂を大きくするものばかりであった。

発症者はテロを実行し最終的に自決を行い、ウィルスは消滅するはずであったがクゼのみは自決せず(これはクゼが他の個別の11人とは違い、元々難民を救済するという強い意思があり、自決プログラムが発症しなかったため)、後に難民とともに戦うこととなる


■『五・一五事件』

515-1 五・一五事件は1932年5月15日に起こされた日本の大日本帝国海軍急進派の青年将校を中心とする反乱事件。武装した海軍の青年将校が、突如首相官邸に乱入、当時の護憲運動の旗頭ともいえる犬養毅内閣総理大臣を殺害した。この事件により日本の政党政治は衰退した。

時代は1929年の世界恐慌に端を発した大不況、企業倒産が相次ぎ、社会不安が増している最中であった。1931年には石原莞爾率いる関東軍の一部が暴走して満州事変を引き起こしたが、政府はこれに引きずられる形であった。犬養政権は金輸出禁止などの不況対策を行うことを公約に1932年2月の総選挙で大勝をおさめた。一方、犬養は満州事変を黙認し、陸軍との関係も悪くなかった。しかし、1930年ロンドン海軍軍縮条約を締結した前総理若槻礼次郎に対し不満を持っていた海軍将校は以前から若槻襲撃の機会を狙っていた。ところが、民政党は大敗、若槻内閣は退陣を余儀なくされた。これで事なきを得たかに思われたがそうではなかった。計画の中心人物であった藤井斉が「後を頼む」と遺言を残して中国で戦死してしまった。この遺言を知った仲間が事件を起こすことになるのである。つまり、本来ならば犬養は殺されるはずではなかったが間違って殺されることになったのだ。

また、犬養は護憲派の重鎮で軍縮を支持しており、これも海軍の青年将校の気に入らなかったと思われる。不況以前、大正デモクラシーといった民主主義機運の盛り上がりによって、知識階級やマルクス主義など革新派はあからさまに軍縮支持・軍隊批判をしており、それが一般市民にも波及して、軍服で電車に乗ると罵声を浴びるなど、当時の軍人は肩身の狭い思いをしていたことも事実のひとつである。

t-inukai 時の首相犬養毅が殺害された。「話せば分かる」「問答無用、撃て!」のやり取りは有名ではあるが、決して犬養毅が最後に言った言葉ではない。“「話せば分かる」「問答無用」”というのは、この時代の政治や民間の護憲運動、武力より言論で戦うべきだという運動の高まりから生まれた言葉である。当然、第一次護憲運動や第二次護憲運動の中心人物として、この運動に参加していた犬養もこういった考えの持ち主である。

犯人の青年将校らは問答などに時間をとられては殺害に支障をきたす恐れがあるため、犬養を見つけ次第射殺する計画であったようだが、三上隊(表から突入)と黒岩隊(裏から)が首相官邸に突入した際、三上隊が首相と出くわし、射殺しようとしたところ、犬養自ら応接室に案内し、そこで自身の考えやこれからの日本の在り方などを三上隊の将校たちは聞かされることになった。しかし、黒岩隊の突入により犬養は銃撃されてしまい、顎とこめかみに弾丸を受けた。高齢でしかも頭部に銃弾を浴びながらもしばらく息があり、その後すぐに駆け付けた家族・側近の前で、凶弾に臥した犬養は「今の若造を連れて来い。俺が話をしてやるから。」と言い残し、絶命した。

「話せば分かる」「問答無用」という言葉は時代が生んだ産物であり、現在はこの言葉だけが先走りして、史実を知るものは少ない。


注:本事件は、二・二六事件と並んで軍人によるクーデタ・テロ事件として扱われるが、軍人の犯人は軍服を着用しているものの、二・二六事件と違って武器は民間から調達され、また将校達も事情を知らない部下を動員しているわけではないので、その性格は大きく異なる。同じ軍人が起こした事件でも、実際に体制転換・権力奪取を狙って軍事力を違法に使用したクーデターとしての色彩が強いのが二・二六事件であり、殺人テロの色彩が強いのが本事件である。

以上出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


□五・一五事件「檄文」

日本国民よ!
 刻下の祖国日本を直視せよ、政治、外交、経済、教育、思想、軍事、何処に皇国日本の姿ありや。
 政権党利に盲ひたる政党と之に結托して民衆の膏血を搾る財閥と更に之を擁護して圧政日に長ずる官憲と軟弱外交と堕落せる教育と腐敗せる軍部と悪化せる思想と塗炭に苦しむ農民、労働者階級と而して群拠する口舌の徒と…
 日本は今や斯くの如き錯騒[綜]せる堕落の淵に死なんとしてゐる。革新の時機!今にして立たずんば日本は滅亡せんのみ。
 国民よ!武器を執つて立て(、)今や邦家救済の道は唯一つ「直接行動」以外に何者もない、国民諸君よ!
 天皇の御名に於て君側の奸を屠れ!
 国民の敵たる既成政党と財閥を殺せ!
 横暴極まる官憲を膺懲せよ!
 奸賊、特権階級を抹殺せよ!
 農民よ、労働者よ、全国民よ祖国日本を守れ!
 而して、
 陛下の聖明の下、建国の精神に皈り国民自治の大精神に徹して人材を登用し朗らかな維新日本を建設せよ。
 民衆よ!
 この建設を念願しつゝ先づ破壊だ!
 凡ての現存する醜悪なる制度をぶち壊せ!
 偉大なる建設の前には徹底的な破壊を要す。
 吾等は日本の現状を哭して赤手に魁けて諸君と共に昭和維新の炬火を点ぜんとするもの。
 素より現存する左傾、右傾の何れの団体にも属せぬ、日本の興亡は吾等「国民前衛隊」決行の成否に非ずして吾等の精神を持して続起[蹶]する国民諸君の実行力如何に懸る起て!起つて真の日本を建設せよ!

昭和七年五月 海軍青年将校


以上出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


2sac25x05 『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』の感想はまた後程・・・

SAC-tachikoma01


2006年08月31日

再々起動『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』4

ig-sss01 live_doorさんに「blogの更新が滞っていますよ」とせっつかれて、いつの間にか夏も過ぎようかというこの時期に更新する気になりました

と、いいながら”エヴァンゲリオン・クロニクル”も3〜4号が届いているのに、今だ未開封とはエヴァファンの末席に座る自分を恥じながら、周期的に今は『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』の放送を9月1日に控えワクワクとしております。

『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』の無料のナビ番組をスカパー!パーフェクトチョイス160で8/31まで毎晩9:00から15分間放送しています。
全体の内容は「攻殻機動隊S.A.C. 」「攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG」のカット割りを挟みながら今迄のおさらい。どちらかというと、神山監督の攻殻シリーズの解説や「Solid State Society」の話の方が興味が沸いて見ておりました。

番組中「攻殻機動隊S.A.C.SSS」に関して、神山監督が話した中で私的に気になったキーワードを抜いてみました。

(1)「トグサ」が主人公になっている
(2)「新生公安9課」は増員されている
(3)「新生公安9課」は前作までの身軽な組織から大組織に変わったための弊害が発生
(4)2nd GIGの最後「桜の木の監視」を解いた時から少佐が公安9課を離れている
(5)少佐が離れた年数は2年。SSSの最初の場面(?)で荒巻課長が少佐の安否を気遣う
(6)少佐は必ずしも「新生公安9課」に所属していない?
(7)より士郎正宗氏の原作に近い構成にしている
(8)人形使い≒傀儡廻(くぐつまわし)がポイント
(9)既に作り(神山監督の)手から「攻殻シリーズ」は手を離れてしまった
(10)この作品で「攻殻シリーズ」を最後にするかどうかは見る側が決めて欲しい



ってことで、『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』のコピペでもして後は放送を見てからネタバレぎりぎりの感想でも後日語りたいと思います。多分2回は見ないと解らないから840円×2=1680円の出費。でも映画館でみると思えば安いもんです。

『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』

【あらすじ】
ig-sss02 西暦2034年。難民蜂起事件から2年が経過していた。新人20名を増強した新生公安9課に新たな事件が舞い込んできた。
梵の刺青を入れた13人のテロリストの連続自殺事件に絡む空港人質立て篭もり事件の鎮圧だ。結果、公安9課に追い詰められた立て篭もり犯は「傀儡廻が来る」と言い残し自ら命を絶ってしまった。
時を同じくして数々の難事件が同時に多発していく・・・その影に潜む超ウィザード級ハッカー「傀儡廻」の存在。

新生9課の前に次から次へと立ちはだかる難事件すべてが芸術的にリンクしていく。
「傀儡廻」とは?バトーと草薙は?「傀儡廻」と草薙の関係は?すべての事件の犯人は?そして結末は?謎が謎を呼ぶSolid State Society。
「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」の歴史にまたひとつ傑作が生まれようとしている。

【メインスタッフ】
原作:士郎正宗
脚本:神山健治・菅 正太郎・櫻井圭記
絵コンテ:神山健治・吉原正行
キャラクターデザイン:後藤隆幸・西尾鉄也
音楽:菅野よう子
音響監督:若林和弘
監督:神山健治
制作:Production I.G
製作:攻殻機動隊製作委員会

【メインキャスト】
草薙素子:田中敦子
荒巻大輔:阪 脩
バトー :大塚明夫
トグサ :山寺宏一
イシカワ:仲野 裕
サイトー:大川 透
パズ  :小野塚貴志
ボーマ :山口太郎 他

キャラクターデザインは後藤氏、西尾氏が担当。一番妥当な線ですかね?私的には中村 悟氏も捨てがたいのですが・・・
SAC-tachikoma01


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