オレンジの町の町長であるブードルは、今から40年前に荒地にオレンジの町を建設したという。
町民たち皆の協力を得て、そして”海賊にやられた古い町は忘れよう”と言う発言を回想の中でしている。

そして、バギー海賊団のバギー玉により、自分の家を含む町の一角が破壊された時に以下のようなセリフがある。

ブードル「胸がえぐられる様じゃ…!!!こんな事が許されてたまるか!!!二度も潰されてたまるか!!!突然現れた馬の骨にわしらの40年を消し飛ばす権利はない!!!」

上記から読み取れる事を時系列順にまとめると
・ブードルを含む現在のオレンジの町の町民達は、以前住んでいた町を海賊に潰される

40年前から何もない荒地にオレンジの町開発計画を実施する。

・ルフィ達が現れる少し前にバギー海賊団が酒場を占拠。

と、上記のようになる。
ここで”ある海賊団”の存在が浮かび上がる。
一見、ブードルのセリフの一部だけを読み取ると、「二度も潰されてたまるか」という発言から、以前にもバギー達に町を潰されたかのように読むこともできる。だが、40年前はどのような時代だったのか。
第1話~第14話の全てを読んでいただいているorONEPIECEを熟知している読者の方ならもう既にお気づきかもしれません。 

そう、”海賊王ゴールドロジャー”の死に際の一言により、”大海賊時代”と呼ばれる今の海賊がうごめく時代が造られたのは今から22年前。
バギーは”偉大なる航路”を目指している点から、まだ海賊の一団を築いてから日は浅いと考えられる。

となるとやはり、現在のオレンジの町の町民達が住んでいた町を潰したのはバギー海賊団という因果関係は崩れ、別の海賊団の線が強くなる。
それも、海賊王が処刑されたのが22年前とすると、40年前はそれこそ海賊王が海に名を轟かせている、または轟かせ始めた時代とも予想できる。
ブードルのこのセリフの発言をした時点ではまだその”ある海賊団”の影は不明。
だが、伏線が張り巡らされていると言っても過言ではない作品”ONEPIECE”。
ここで無意味な発言をしているとも思えない。
作品の中でもこの”ある海賊団”の存在を見え隠れさせる発言は「”海賊に”やられた古い町」「”二度も”潰されてたまるか」といった具合に点が打たれて強調されている。
いつどのような形でこの海賊団が他の海賊団とつながるのかはわかりませんし、ただの考え過ぎというだけでこの部分に関しては最終話までノータッチの可能性もありますが、それでも注目しておいて損はないと思います。
今後、この海賊団の存在に着目して解析していきたいと思っています。