キャプテン・クロがその名を捨て、世間的に死ぬという計画を企てた際、攻め入ってきた海軍。
そこへ向かったキャプテン・クロはたった一人でその海軍を全滅させたという。
そして、自らの部下から自分の身代わり役を用意し、それを捕らえた海兵、そのどちらにもジャンゴによる催眠をかけ、世間的に”キャプテン・クロは処刑された”こととなった。
その、身代わりのキャプテン・クロを捕らえ、処刑するという催眠をかけられた海軍。
クロはその海兵と会話の際、顎を踏みつけている。
そして、クロの「砕けたアゴでそれだけ吠えれば上等だ」という発言から、その海兵は顎が砕けていた事がわかる。

我々は既にこの男に似た人物を知っているのではないだろうか…。
そう、あのロロノア・ゾロを磔にし、処刑しようとまでしたあのバカ息子の父親”モーガン大佐”である。
クロとの一件中、モーガンと名乗るシーンは見受けられないが、現在のモーガンはアゴに何か硬いものを装着している。

どう見ても容姿はモーガンにそっくり。
そして、昔アゴが砕けていたという事実から、現在のモーガンがアゴになにがつけているのはアゴの矯正か何かだとすれば、完全に事実関係が一致する。
異名にまでなる”斧手”の秘密については明らかではないが、モーガンが”大佐”になるきっかけはこのキャプテン・クロを捕らえた事件なのではないかと読み取れる。
※尚、この時点では発売されていなかったファンブックの情報によると、上記の予想は合致していて、モーガンはキャプテン・クロを捕らえたことで”少佐”となり、自慢の”斧手”で”大佐”まで登りつめたとある。