【注目ポイント・名場面】
・交わされた約束!!50年間仲間の帰還を願うクジラ!!(103話)
・守れなかった約束!?身を削ってでも仲間を想うラブーン!!(104話)
・戦いの約束!!お前の仲間は死んだけどおれがライバルだ!!(104話)
・面影を見た!!ルフィは海賊王の待ち望んだ海賊…!?(105話)
【深読みポイント】
・4つの海の海流が全て”リヴァース・マウンテン”に向かって流れていると言うナミ。それが運河となって山を登ることで偉大なる航路へ入るのだとか。果たして、4つの海の海流が全て”リヴァース・マウンテン”に向かって流れているというのは偶然なのであろうか…!?

・船医の経験が数年あると言うクロッカス。果たしてクロッカスの搭乗していた海賊船とは…!?そして、ラブーンと約束を交わした海賊団は確かな線の情報で逃げ出したと聞いたと言う。果たして本当に逃げ出したのだろうか…!?だとしたら、その原因は…!?

・島自体が多くの鉱物を含み、海域全体で磁気異常が生じているという偉大なる航路。そして、風や海流に恒常性がない、つまり一定でないという。故に一切の常識が通用しない海と言われているが、それには何かの原因があるのではないだろうか…!?風のない”凪の帯(カームベルト)”という海域に挟まれた航路が”偉大なる航路”とあるが、その”凪の帯”が無ければ”偉大なる航路”も至って東西南北の海と交わるはず。”凪の帯”と”偉大なる航路”の非常識な自然現象は、何か今後の物語で核を担う気がします。

・どの海から”偉大なる航路”に入っても、ルフィ達と同じようにリヴァース・マウンテンがスタート地点の様だ。そこから”7つ”の航路を自由に選択し、航海を始めるのだという。そして、どの航路を選んでも全てが引き合い、いずれ”偉大なる航路”の終着点である”ラフテル”と呼ばれる伝説の島に到着するといわれているらしい。その島の存在を確認したのはかつての海賊王の一団だけであり、その島に海賊王の残した財宝”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”があるのかどうかすら不明の様だ。明らかになるのは物語終盤だろうが、頭に入れて今後のワンピースを読み進めた方が良さそうですね。

・最後に”我々の待ち望んだ海賊なのだろうか”とクロッカスが亡きロジャーに語り掛けています。この二人の関係性は…!?”我々”という表現は同志だったと捕らえても…!?だとすると、クロッカスは何か海賊王と深い結びつきが…!?

※Mr.9とミス・ウェンズデーやアンラッキーズなどについては次回でメインに触れる為、今回は”深読みポイント”および”豆知識データベース”から割愛させていただきます。

【豆知識データベース】
~人物~
・クロッカス
双子岬で灯台守をやっている71歳のふたご座でAB型の老人。海賊から預かったラブーンを世話している。船医の経験もあるという。

・ヨーキ
”西の海(ウェストブルー)”のルンバ―海賊団船長。ラブーンをクロッカスへ預けて”偉大なる航路”へ入った。生死は不明。

~施設・地名~
・リヴァース・マウンテン
”赤い土の大陸(レッドライン)”と”偉大なる航路(グランドライン)”が交差している地点にある山。東西南北の海から流れ込む海流が山頂へ駆け登り、”偉大なる航路”へ続く運河に流れ込む。

・凪の帯(カームベルト)
”偉大なる航路(グランドライン)”を挟む無風の海域。大型海王類の巣窟で、この海域の存在が、”偉大なる航路”への直接侵入を困難にしている。

・双子岬(ふたごみさき)
リヴァース・マウンテンのふもとにある岬で、運河を挟んで二つの灯台が存在する。ラブーンが仲間の帰還を待っている場所。灯台守はクロッカス。

・ラフテル
”偉大なる航路”の最終地点。歴史上にその島を確認したのは海賊王の一団のみとされている伝説の島。

~組織~
・ルンバ―海賊団
”西の海の海賊”で、ラブーンを双子岬のクロッカスに預けて”偉大なる航路”に挑んだ。

~武器・道具~
・羅針儀(コンパス)
磁石の性質を利用した、方角を知るための道具。航海の必需品だが、磁気異常をきたしている”偉大なる航路”では使用不可能。

・記録指針(ログポース)
”偉大なる航路”内の島々から発せられる磁気を記録する特殊なコンパス。”偉大なる航路”内ではこのログポースを辿る以外に航路を知る術はない。

~動物~
・ラブーン
”海賊ヨーキ”と共にリヴァース・マウンテンを下ってきた”西の海(ウェストブルー)”のアイランドクジラ。仲間との帰還の約束を50年間待ち続ける。

・アイランドクジラ
”西の海”にのみ棲息する世界一大きい種のクジラ。通常は仲間と群れを成して泳ぐが、ラブーンの様に人間になつくものもいる。とても知能が高く、人間語を理解できる。

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