竜崎だいちの安穏記

The day’s divinity, the day’s angel

2019年06月

っはー!ずっと下書き状態になっていた記事を早く公開せねばー!
ご無沙汰しています。竜崎です。
色んな近況はツイッターに書いて、ここは情報置き場と化しているのですが、いやいやいや!4月からのいろいろを振り返りたいんや!と、今更とか言わないで超個人的に日記的に、振り返りを書き綴っていこうと思います。

ブログを振り返ると、最新の普通日記は「彩雲リーディング」の話…3月…今は5月…いつの間に6月になったんや。今年半分終わったってほんと…?

まずは、4月にありました「日曜日よりの使者」2019、5人版について。

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この二人にまた出会えて本当に嬉しかった。去年一昨年と、東京のfeblaboさんというプロデュースユニットで上演してもらっていた「日曜日よりの使者」。東京版のリクオ・ハマオを演じて下さったお二人、島田さんと荻山さん、そして使者を再び上演するキッカケを下さった池田さんに出会えなかったら、きっと大阪版・使者の再演はありませんでした。
初稽古、石原さんと平林さんの口から台詞が発せられた時に、ぞわわっと鳥肌が立ったのを忘れられません。初読みで既にあの二人が戻ってきたこと、あの時よりもさらに深みが増していたこと、本当にすごかったなあ。

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4月公演の使者は、あえて初演版と変化をつけて上演する事にしていました。それは石原さんが以前からやりたかった事であったり、今後の「使者」の動向が決まっていたこともあったりしました。
初演は平林さんが演じた「なっちゃん」を、今回は西村ともちゃんに演じてもらいました。
なっちゃん、可愛かったなあ。つっけんどんに言うけど、ただただじいちゃんが心配な姪っ子ちゃん。本当のなっちゃんの可愛さ、8年目にしてようやく分かった事でした。

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偶然撮れたなんか素敵な写真。iPhone様様。
高校時代のふたりは初演通りこのお二人が。老人の姿から変身のシーンがまさかのプリキュア感で、めっちおもろいやらカッコいいやら。

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カモメたちの人気も相当でした。3人になったことで凶暴感がマシマシマシになってましたが(笑)その中でもボスカモメ(西村ともちゃん)の存在感たるや。正真正銘コメディエンヌの魂を感じました。すごかった。あと、めちゃんこ可愛かった。三人とも!
あと、カモメシーンの一連の「石原正一ショー」感! わたし大好きでした。

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そして特筆すべきは今回初めてのキャスティングだった、「少年期・リクオとハマオ」の存在。りょんちゃんこと金世玲ちゃん、キリちゃんこと土肥希理子ちゃん。このふたりに出会えてとっても嬉しかった。

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ふたりがいることで、初演ではセピア色なイメージだった後半のシーンにはっきり色がつきました。
石原さんの少年期をりょんちゃん。やんちゃで元気、石原さんのイメージととってもマッチしてた。あと、いろんなことにとっても果敢に体当たりで攻めていくイメージで、ネタシーンも勿論だけど、ラストの絶叫シーン、たまらんかった。魂からの叫び、まさにそれでした。
平林さんの少年期をキリちゃん。普段はおとなしめの「女の子」っぽいイメージだったから、初見の読みはわりとクールなハマオになるかなと思いきや、クールだけどちゃんと熱いところもしっかり持つ、これまた平林さんからイメージして相違ないハマオになりました。そして、ちゃんとリクオとの対比もあって。
元気で、やんちゃで、子供らしいリクオハマオの少年期。出会いのイメージがすごくはっきり見えて、これから起こる事を想像して胸がちょっと痛くなる。

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マドンナも初演と変わらず、ともちゃんにやってもらいました。
初演は二人芝居という「縛り」があった中でエキストラキャストとして登場していたともちゃんだったので、「妖精」という立ち位置(なんだそれ)だったのだけど、今回やっと登場人物の一人になったと喜んでいたのが印象的だったのだけど。
私の中ではとっくに「三人芝居」の印象でした。これは本人にはナイショにしとこう。

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年齢を重ねて、また深みが増した「使者」。今年は4月の5人バージョンに加えて、11月にオリジナル2人芝居バージョンの上演も予定しています。そそ!これ、これなんすよ!
しかも今回は企画モリモリに盛りだくさん。東京使者の皆さんにも同時上演していただきます!大阪版、東京版、同時に観て頂けるスペシャルな企画。そして…?実はまだナイショ企画も動いてます。モリモリですから。会場も大阪だけでなく、東京、そしてなんと宮城県は石巻でも上演致します。個人的には縁もゆかりもない石巻の土地。だけど。これについてはまた別でお話させてくたぜさい。

今から、この秋の公演が楽しみで仕方ないわたしですが、7月末あたりにはだいたいの詳細を告知出来るかも?な感じで動いています。ぜひぜひ、一緒になって楽しんで頂けましたら嬉しいです。

本公演は無事に終了いたしました。ご来場ありがとうございました!

應典院寺町倶楽部主催事業 羊とドラコ共催
「送ることば/たすけてわたしのスーパーガール!」
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向かい合った男女二人。とても、穏やかな空気。手をつながれた彼女は立ち止まり、黙っている。男、彼女の手を取っている。男は言う。
『あなたを調べるほどに、出てくる弔いの言葉。おれにはそれが、あなたをずっと向こうへ、押し流しているように思えたんです。僅か数十時間前にはこの世界にいたあなたを。わずか数十時間でこんなに言葉が押し寄せるのを目の当たりにして怖かった。線の向こうにあなたが押しやられる。とてもとても潔く。生と死のグレーゾーンなんか、どこにもないかのように』

―――「送ることば」

面と向かって1メートルも、直線距離で3メートルも、目と鼻の先10センチも、わたしにとっては同じだけ、遥か彼方の遠い世界…だったけど」絶対絶命大ピンチ!? 或いは、千載一遇大チャンス!? カフェ店内の温度も上がる。直線距離で3メートル。机に突っ伏しペン走らせる。顔上げられない理由はひとつ。あなたがそこに座る展開、カンペキ反則級サプライズ! 目と鼻の先の原稿用紙から、凛々しく微笑むスーパーガール。
―――あなたになれれば、わたしだって。
内気な漫画家マイコの、超うしろ向き(ちょっと前向き)妄想恋愛ファンタジー。

―――「たすけてわたしのスーパーガール!」

2つの物語に、4人の知恵を招き入れてお届けする、“演劇×知恵” 演じるフォーラム第3弾!

【日程】
2019年8月6日(火)~8日(木)
8月6日(火) 20:00 A
8月7日(水) 18:30 B/20:15 A
8月8日(木) 19:30 A
※A…「送ることば」 B…「たすけてわたしのスーパーガール!」
※受付開始・開場は開演の30分前
※8月7日20:15の回は、会場準備整い次第の開場になります。
※各回限定20席。

【会場】
浄土宗應典院 2F 気づきの広場
〒543-0076 大阪府大阪市天王寺区下寺町1-1-27

【脚本・演出】
竜崎だいち(羊とドラコ)

【出演】
「送ることば」
友井田亮/ののあざみ/竜崎だいち
「たすけてわたしのスーパーガール!」
もりとみ舞

【招き入れる“知恵”】
8月6日(火) 20:00 屋宜明彦(家じまいアドバイザー)
8月7日(水) 18:30 藤井奈緒(上級終活カウンセラー・相続診断士)
8月7日(水) 20:15 熊川サワコ(上級終活カウンセラー・福祉住環境コーディネーター)
8月8日(木) 19:30 長井俊行(相続手続カウンセラー)

浄土宗應典院が取り組む「おてら終活プロジェクト」。そのご縁を〈気づき、学び、遊び〉の場を開いてきた應典院寺町倶楽部に、そして演劇につなぐForum Enters The Theater #3 「送ることば/たすけてわたしのスーパーガール!」 。それぞれが、たくさんの方々のお一人お一人の人生に向き合ってこられた“知恵”を舞台に招き入れます。年齢や職業に関わらず、誰もが【いのち】に向き合える“知恵”に、初めて出会う機会が詰まっています。

【料金】
前売当日共通 2,300円
應典院寺町倶楽部会員 1,800円


Forum Enters The Theater #3 「送ることば/たすけてわたしのスーパーガール!」は、【演劇上演】 【ロールプレイ】 【トーク】の3部構成で上演します。
演出家・脚本家と俳優がつくりあげる劇世界・演劇作品の【演劇上演】(chapter 1)で生まれる登場人物に、脚本から解き放たれた俳優が命を吹き込んで、リアルな“知恵”に会いに行く【ロールプレイ】(chapter 2)。その時間と空間から得る共有の体験と、それぞれが感じ取る固有の体験を“知恵”で水平につないでいくフォーラム【トーク】。なにが固有の体験で、なにが共有できる体験なのか。“知恵”に学び、“知恵”も学ばされる。

chapter 1 : Performing Theater
「送ることば」もしくは「たすけてわたしのスーパーガール!」を上演します。(about 30 min)
chapter 2 : Theater x Wisdom Etude
「送ることば/たすけてわたしのスーパーガール!」の登場人物が、“知恵”に会いに行き相談する、1対1のロールプレイを行います。(about 15 min)
chapter 3 : Forum with Wisdom
“知恵”、出演者・演出とが「送ることば/たすけてわたしのスーパーガール!」の物語を振り返るトークを行います。(about 30 min)

「Forum Enters The Theater 」とは?
Forum Enters The Theater【演じるフォーラム】(通称:FETT) は、演劇上演作品を各分野の“知恵”でひも解くプロジェクト。“知恵”をひも解くための演劇作品を製作するのではなく、演出家・劇作家・俳優が自分の創作活動として製作した演劇作品を“知恵”でひも解く。仏教、臨床心理、キリスト教、コーチング、様々な分野の“知恵”(専門家)を、舞台にお招きし、上演作品の物語や登場人物の生き様を専門的な知見でひも解く。演劇に“知恵”を紹介する機会であり、“知恵”は演劇に触れる機会となる。FETTのプログラムの特色に、【ロールプレイ】のパートを設けていることがある。仏教の説法、キリスト教の懺悔、臨床心理士のカウンセリング、いのちの電話の相談員など、個人情報保護的に実際に見ることは叶わないパーソナルな空間をロールプレイで垣間見る。「今見たばかりの演劇作品の登場人物が、トークゲストの方に相談をしに来る」という体裁の【ロールプレイ】が、楽しんだばかりの演劇作品の世界観から、現実の問題意識へシームレスに接続します。また、トークゲスト=“知恵”の方が普段、問題をお持ちの方にどのように向き合っているのかを感じ、人となりを自然に感じ、それによって専門分野の問題意識を無理なく観客と共有することを実現しています。舞台上で“上演”される【ロールプレイ】中で“知恵”(専門家)を訪ねてくるのは、俳優が演じる上演作品の登場人物。上演した演劇作品から“知恵”へと水平につなぐこの時間が、“知恵”(専門家)を「先生」としてお招きするのでも祭り上げるのでもなく、出演者・登場人物・脚本家・演出家・スタッフ、そして観客と同じ地平で考え気づく時間をつくり出す。空理空論や理想論だけではない“現場”の空気を観客と共に体感し、劇世界と混交した空間として体験することで、“知恵”への入口を拓く。つくり手たちの自由な演劇創作が、“知恵”と社会をつなぐプロジェクトです。
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【主催】應典院寺町倶楽部
【共催】羊とドラコ
【企画・運営】應典院寺町倶楽部 FETTワーキングチーム
【協力】浄土宗應典院

以上、應典院公式HPより引用致しました。

“知恵”の方の詳しいプロフィール等、詳しくは應典院HPへ♪

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