2007年10月10日

義剛が農業ルーキー支援で夢“第2章”へ

夢は第2ステージへ。タレント田中義剛(49)の著作「田中義剛の半農半芸で何が悪い!?」が9月22日に発売された。田中が95年に中札内村で「花畑牧場」を始めてから感じたことを紹介している。牧場での赤字を埋めるために、芸能界で稼ぐ「半農半芸生活」を送りながら、チーズ、菓子などの商品は北海道を代表する一大ブランドに成長した。田中が次の夢を語った。

 酪農家・義剛が“先生”になる。花畑牧場は酪農、馬や犬のショー、レストラン経営で観光スポットに定着。牧場でつくられたチーズや菓子は、今や北海道を代表する一大ブランドだ。16歳から抱き続けてきた夢である牧場の経営を軌道に乗せ、頭には次の夢が膨らんでいる。

 義剛「酪農学園大と手を組み、農業ベンチャーを応援する組織をつくる。これからは誰でも農業に新規参入し、牛を飼い、自分で新しいスイーツ、チーズをつくり、全国のマーケットに北海道ブランドで売ればいい。そういう時代にならないと地方に人が育たない」

 昨年、北海道で新たに酪農を始めたのは約180人。農家出身でない、新規参入者は約30人だった。牛や馬、広大な土地の購入費など資金面に対する不安もあり、酪農家志望者は減少傾向だ。そんな流れを変えるため、母校・酪農学園大と新たな組織づくりに着手しているという。具体的な内容は調整中だが、早ければ来年にも活動を開始する。花畑牧場の経営ノウハウを教え、食品の作り方、売るための戦略も指導する。

 青森出身だが、北海道を愛している。だから北海道の酪農が衰退するのを見ていられない。昨年3月に生産過剰の生乳1000トンが廃棄された事実に心を痛め、消費量を増やそうと新たなチーズづくりに着手した。今年5月には、道産小麦を使っていない六花亭製菓(本社・帯広)が、広告で「(道産小麦の)出番はない」などと表現したことに対し「生産者の苦労が分かっていないのだろうか」と新聞のコラムで反論した。

 義剛「農業参入者が減り、高齢化が進む。農業に夢がない。このままでは北海道に対する夢もなくなる。民間活力で活性化するしかない。賛成してくれる人と連合を組み、1人でも多くの農業参入者を増やしたい。あこがれて北海道に来た人が夢をかなえられる場所にしないといけない」

 これからも義剛は走り続ける。「半農半芸」で追い続ける夢に終着点はない。【北尾洋徳】

 ◆田中義剛(たなか・よしたけ)1958年(昭和33)3月13日、青森・八戸市生まれ。酪農学園大卒。80年にフレッシュサウンズコンテスト全国大会審査員特別賞受賞。82年からラジオパーソナリティーとして活動を始め、86年にシングル「傷だらけのヒーロー」で全国デビュー。バラエティー番組を中心に、ドラマやCMで活躍中。95年、十勝の中札内村に「花畑牧場」を開設し、半農半芸の二重生活を送っている。

 ◆花畑牧場 デビュー9年目の95年に中札内村に設立した。牛1頭からスタートし、順調に規模を拡大。現在は東京ドーム5個分の広さの23ヘクタールで酪農、レストランや土産物店などを展開。搾乳体験など、動物と触れ合える各種アトラクションもある。手作りチーズを核としたオリジナル商品の販売を手掛け、牛乳や自家製ハムなど数十種類に及ぶ「花畑牧場ブランド」商品は全国的な人気を得ている。

 ◆田中義剛の半農半芸で何が悪いっ!? 9月22日発売。「半農半芸生活」の中で考えてきたこと、北海道の企業などに対する提言をエッセー形式で書いた。05年11月から1年間、日刊スポーツで連載していた「田中義剛の交遊録 元気のもとは何?」も収録されている。全256ページ。価格は1260円。
(日刊スポーツ 北海道版 引用)


d_toyota37 at 14:28コメント(0)トラックバック(0) 

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