September 2008
September 05, 2008
絶好調会かずくんです。
マイミクにもなっていただいている香取感動マネジメント代表であり、東京ディズニーランドのキャストとして活躍、その後、本を出版したり全国各地を講演したり、大忙しの香取貴信さんの日記から素敵なお話があったので皆さんに紹介したいと思います。
*****
はじまり、はじまり。
このお話は、僕の尊敬する松下政経塾一期生の林先生から聴いたお話です。
幼くして父親を亡くした女の子が、神様からのプレゼントをもらったエピソードです。
その女の子が小学校に入学するころのことでした。
今まで一緒に遊んでいた友達と、小学校に入学したのですが、周りの子はみんな親から買ってもらった赤いランドセルを背負って通学していました。
しかし、その子の家庭は、幼くして父親を亡くし母子家庭でしたから、ランドセル買ってもらえるほどの余裕がなかったそうです。
もちろん、家に余裕の無いことがわかっていたその子は、ランドセルがほしくても母親にねだることはできません。子どもながらに、それはお母さんを困らせてしまうことだとわかっていたからです。
でも、毎日友達と通学していると、どうしても自分もあの赤いランドセルがほしくてほしくてたまらなくなります。通学路にあるお店のショーウィンドーに飾ってある、新品でピカピカの赤いランドセルをいつも眺めていました。
そんなある時、彼女は考えました。
『お母さんんに迷惑をかけるわけにはいかない。でも、私もあの赤いランドセルがほしい……。
そうだ、お父さんにお願いしてみよう!! きっとお父さんなら私の願いを叶えてくれるにちがいない!!』
そう思った彼女は、天国にいるお父さんに手紙を書くことにしました。
まだ、習いたてのひらがなで、一生懸命にお父さん宛にハガキをかきました。
『てんごくの おとうさんへ
わたしは、ことししょうがくせいになりました。
べんきょうもがんばっています。
いっぱいがんばって、おかあさんをたすけようとおもいます。
だから、おとうさんにおねがいあります。
わたしに、あかいランドセルをください。
いっぱい、いっぱい、べんきょうして、がんばるから。
いいこにしているから。おねがいします』
もちろん、天国へのハガキです。
宛名は“てんごくのおとうさんへ”と書いてポストに投函したそうです。
そのハガキを集配し、郵便局の職員の方がそのハガキを見つけます。
宛名は天国……。
ハガキの表には、幼い彼女が一生懸命に書いたあの文章……。
いつものように差出人不明で送り返すわけにも行かず、このハガキを手に取った職員がどうしたらいいんだろうと仲間の職員の方に相談したそうです。
『ねぇ、見て、このハガキ……。
どうしたらいいだろうかぁ……。送り返すにはあまりにも残酷だよね』
『う〜ん……。そしたら、僕たちがこの子の天国のお父さんになろうよ』
『えっ、どうやって』
『仲間みんなにお願いしてさぁ、ちょっとづつお金出し合って、ランドセルかってあげようよ』
そして、郵便局の職員のみんなで、ちょっとづつお金を出し合い、真っ赤なピカピカのランドセルを買うことにしました。そしてそのランドセルを小包にいれ、その郵便局の中で一番字の上手い人が代表して、お父さんのメッセージを書いて、その子の家に送ったそうです。
『○○ちゃん、お手紙ありがとう。
お父さん、とってもうれしかったよ。
いつも頑張っているのを天国から見ているからね。
これからも、優しい人になってね。そして、お母さんを助けてあげようね。
天国からいつも○○ちゃんのことを応援しているよ。ちょっと遅くなったけど、ランドセル贈るね!!』
数日後、ランドセルとメッセージの入った小包が女の子のところに届きます。
その女の子は飛び跳ねるように喜び、お父さんからランドセルをもらったとはしゃいでいたそうです。
そして数年後この話を作文に書き、全国のコンクールで入賞したそうです。
******
いや〜素敵なお話ですよね。もちろん実話です。
この香取さんの日記を読んで涙がたくさんでたのはもちろんですが、僕は今まで郵便局の人たちってどこかやっぱりお役所みたいな対応だし、いつも心がこもってないなあって勝手に思っていました。でも、そうじゃないんですね。人ってみんな愛情をもっている。
この郵便局の人たちは女の子の純粋な思いに、もともとあった愛情が呼びさまされたんだと思います。
郵便局のマニュアルは宛名不明な郵便物はもちろん【送り返し】です。
それが、こんな素敵なエピソードを作ってしまうなんて日本はまだまだ捨てたもんじゃないですね。
僕も仕事をしているとついつい事務的に処理してしまうことがあったりしますが、やっぱり僕もこの郵便局の人たちのような仕事がしたいです。
香取さんいつもありがとう!!
マイミクにもなっていただいている香取感動マネジメント代表であり、東京ディズニーランドのキャストとして活躍、その後、本を出版したり全国各地を講演したり、大忙しの香取貴信さんの日記から素敵なお話があったので皆さんに紹介したいと思います。
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はじまり、はじまり。
このお話は、僕の尊敬する松下政経塾一期生の林先生から聴いたお話です。
幼くして父親を亡くした女の子が、神様からのプレゼントをもらったエピソードです。
その女の子が小学校に入学するころのことでした。
今まで一緒に遊んでいた友達と、小学校に入学したのですが、周りの子はみんな親から買ってもらった赤いランドセルを背負って通学していました。
しかし、その子の家庭は、幼くして父親を亡くし母子家庭でしたから、ランドセル買ってもらえるほどの余裕がなかったそうです。
もちろん、家に余裕の無いことがわかっていたその子は、ランドセルがほしくても母親にねだることはできません。子どもながらに、それはお母さんを困らせてしまうことだとわかっていたからです。
でも、毎日友達と通学していると、どうしても自分もあの赤いランドセルがほしくてほしくてたまらなくなります。通学路にあるお店のショーウィンドーに飾ってある、新品でピカピカの赤いランドセルをいつも眺めていました。
そんなある時、彼女は考えました。
『お母さんんに迷惑をかけるわけにはいかない。でも、私もあの赤いランドセルがほしい……。
そうだ、お父さんにお願いしてみよう!! きっとお父さんなら私の願いを叶えてくれるにちがいない!!』
そう思った彼女は、天国にいるお父さんに手紙を書くことにしました。
まだ、習いたてのひらがなで、一生懸命にお父さん宛にハガキをかきました。
『てんごくの おとうさんへ
わたしは、ことししょうがくせいになりました。
べんきょうもがんばっています。
いっぱいがんばって、おかあさんをたすけようとおもいます。
だから、おとうさんにおねがいあります。
わたしに、あかいランドセルをください。
いっぱい、いっぱい、べんきょうして、がんばるから。
いいこにしているから。おねがいします』
もちろん、天国へのハガキです。
宛名は“てんごくのおとうさんへ”と書いてポストに投函したそうです。
そのハガキを集配し、郵便局の職員の方がそのハガキを見つけます。
宛名は天国……。
ハガキの表には、幼い彼女が一生懸命に書いたあの文章……。
いつものように差出人不明で送り返すわけにも行かず、このハガキを手に取った職員がどうしたらいいんだろうと仲間の職員の方に相談したそうです。
『ねぇ、見て、このハガキ……。
どうしたらいいだろうかぁ……。送り返すにはあまりにも残酷だよね』
『う〜ん……。そしたら、僕たちがこの子の天国のお父さんになろうよ』
『えっ、どうやって』
『仲間みんなにお願いしてさぁ、ちょっとづつお金出し合って、ランドセルかってあげようよ』
そして、郵便局の職員のみんなで、ちょっとづつお金を出し合い、真っ赤なピカピカのランドセルを買うことにしました。そしてそのランドセルを小包にいれ、その郵便局の中で一番字の上手い人が代表して、お父さんのメッセージを書いて、その子の家に送ったそうです。
『○○ちゃん、お手紙ありがとう。
お父さん、とってもうれしかったよ。
いつも頑張っているのを天国から見ているからね。
これからも、優しい人になってね。そして、お母さんを助けてあげようね。
天国からいつも○○ちゃんのことを応援しているよ。ちょっと遅くなったけど、ランドセル贈るね!!』
数日後、ランドセルとメッセージの入った小包が女の子のところに届きます。
その女の子は飛び跳ねるように喜び、お父さんからランドセルをもらったとはしゃいでいたそうです。
そして数年後この話を作文に書き、全国のコンクールで入賞したそうです。
******
いや〜素敵なお話ですよね。もちろん実話です。
この香取さんの日記を読んで涙がたくさんでたのはもちろんですが、僕は今まで郵便局の人たちってどこかやっぱりお役所みたいな対応だし、いつも心がこもってないなあって勝手に思っていました。でも、そうじゃないんですね。人ってみんな愛情をもっている。
この郵便局の人たちは女の子の純粋な思いに、もともとあった愛情が呼びさまされたんだと思います。
郵便局のマニュアルは宛名不明な郵便物はもちろん【送り返し】です。
それが、こんな素敵なエピソードを作ってしまうなんて日本はまだまだ捨てたもんじゃないですね。
僕も仕事をしているとついつい事務的に処理してしまうことがあったりしますが、やっぱり僕もこの郵便局の人たちのような仕事がしたいです。
香取さんいつもありがとう!!
(17:04)