


09/03/01 そろそろ例のお蕎麦が始まってるかな?と“蕎遊庵”にやってきました。
おりひめ神社付近は、低山ハイキングの方達で賑わってました。まあ、うちもそうですが…。
“蕎遊庵”も満席に近くて、ちょうど入り口近くのテーブルが空いたので、そこに座りました。
昼時だったんですが、根本名人の蕎麦打ちが始まり、私達のテーブルの隣の大きな窓の前で、
足利の街を見下ろすように打っておられました。そうしましたら、もうお客さんたちが食い入るように蕎麦打ちの様子をご覧になるので、
隣にいた私達は皆さまの視線を痛いほど感じて、ちょっとどぎまぎしてしまいました。
根本名人の周りには、お手作りのお道具類が並べられています。どれも綺麗に手入れされ、螺鈿が施されたお道具も有るそうです。



私は季節の蓬蕎麦をいただこうと思ってきました。
相棒は、ニシン蕎麦にしよっかなあと言ってたんですが、
ふと貼り出された短冊を見ますと、な、何と!寒晒し蕎麦が有るじゃないですか!
考えたら、出流で奉納蕎麦を打った根本名人なんですから、
ここに寒晒し蕎麦が有ってもおかしくないですよね。
週末限定品で出しておられるそうです(09/03/01現在)。
出流の寒晒し蕎麦は、来年の宿題と思っていたので、こちらでいただけて、とってもラッキーです。
↑この抽出器は、根本名人お手作りの、水で鰹出汁を抽出するものです。
水だし方式とは、元喫茶店主の根本名人らしいですね。それにしても、こちらのお出汁は、カツブシぷんぷんで、
カツブシと利尻昆布のとーっても良いお出汁が出ています。今のところ、蕎麦屋の出汁で一番好きな味です。
うちも真似ようかと思ったけど、うちの猫達はカツブシが好物なんだった…。
襲われてとんでもない事になりそうですじゃ。
ニシンはおつまみにしてもらって、寒晒し蕎麦大盛りと、蓬蕎麦大盛りをオーダーしました。
ついでなんで、だし巻きもオーダー。ここのだし巻き、出汁がいいし卵も濃厚で旨いです。


ああ、これが寒晒し蕎麦です。嬉しい事に、せいろと太うちの2色盛りです。いやー、どっちもいいなあ。
甲乙つけ難いとはこの事だわ。で、寒晒し蕎麦ですが、フツーのおせいろとの違いはちょっと良く分かりませんでした。
フツーのおせいろも頼んで食べ比べてみたら良かったのかもしれません。
すっきりしていて甘味が有るかなとは思いましたが、なんせこの私ですからアテにはなりません。


こちら念願の蓬蕎麦です。蓬色が本当に綺麗で、更級の蕎麦が透き通るようです。更級なんですが、あんまりもっちりせずしゃっきり。
見た目ほど蓬の味や香りは強く有りません。根本名人は、「一茶庵」創業者の片倉氏の味を伝える事に腐心されているそうで、
お蕎麦の味は片倉氏好みの淡い味わいを目指しているそうです。
ですから、蕎麦の味を殺さないように、蓬も控えめに香ります。
もともと私は、ぷんぷん香る常陸秋蕎麦が好きだったんですが、こちらの蕎麦を味わって、
こう言うのもいいなって思えてきました。
比べてしまうと栃木の蕎麦は香り薄いし、断然常陸秋蕎麦じゃなくっちゃ!と思ってましたが、
淡い香りを楽しむとは、いやはや目から鱗ですわ。
09年3月末の季節のお蕎麦は桜切りだそうです。桜エビのピンクと桜の葉っぱの薄い緑の2色の蕎麦だそうな。
それは、私の大好きな北関東の山桜の頃の里山の彩りだわねえ。
今年の桜切りには、行けないかな?新たな宿題が出来ました。
おりひめ茶屋 蕎遊庵 ( 足利市 / そば )
★★★★★5.0
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