2006年11月06日

生産技術4

今年になって3〜4社、その製品では世界を代表するメーカの工場見学会に参加させてもらった。 対照的なそのうちの2社。 1社は液晶テレビのメーカ、もう1社はガスタービンのメーカ。 仕事を返上して、わざわざ会費を払って、1日バスに揺られて出向くのであるから、それなりの物を見せてもらわなくては・・・  さて、どれくらいまで見せてくれるのか? あきれたのは、シェアトップの液晶テレビのメーカで、工場に着いたら、見学コース(担当者も含めて)と製作現場は完全に分離されていて、実質、製品のショウウインドウを見せられて帰ってきた。家電量販店へでも行った方よほどましであったか。 もう一方は発電用ガスタービンの製造工場。 こちらは作業者が部品を運ぶのをよけながら、広大な製造現場のど真ん中をほとんど案内してくれた。  どちらもその道最先端の技術とされる製品である。 まねして作る!? 後者は一ヶ月常駐させてもらっても、とてもまねできない。 方法のイメージすらわいてこない部分もあるかもしれない。 前者。 言わずもがな、その反対であることは容易に想像されよう。 どの製造分野でも、生産技術に固有の物を持っているところは強い。 グラフ化をイメージすると、横軸に設計技術、縦軸に生産技術をとり、当該技術がどのあたりにくるか想像されたい。 後者は間違いなく右上の端にくるだろう。 前者は右下。(端か中かはなにぶん見ていないので) 製造業の本質はやはり、右下から最後は上方にベクトルを向けたい。 
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2006年09月25日

本音と建前2

人手不足。 製造業、特に業績好調な大きいところは、お忙しいことでしょう。どうして要員を補っているか? 新人の量も質も本音は期待できない。 キャリア採用。売り手市場で取り合い。派遣社員の数は増えるばかり。 一方、当方のような設計請け負い会社に頼る度合いは増えるかというと、なかなか難しい。 社内で完結する方が良いに決まっている。特に回転率が上がる昨今、請負いは担当者がよほどうまくやりくりしないと、業務が直列になり工程に乗らない。 インターネットの時代に、情報が一瞬で地球の裏側まで行く時代になったも関わらず、いろんな障害で生身の情報交換には取って代われない。 ITの道具はあるが、結局、人は基本的に邪魔くさがりやである。 五感+αで情報処理するのが一番早い。 
 とにかく、スピードは大事だがスピードだけでもどうにもならない、原点に戻れば、中身が大切に決まっている。理想は、設計工程を完璧にして、製造工程へ情報を「配達」したいが、現実は、設計製造渾然一体。 組織、人間の神経の周り具合で中身が決まる。 従って当社の基本方針は「製造工程と結びついた設計を目指します。」、でがんばります。
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2006年08月31日

FEM解析の物理パラメータ2

 FEMも最近非常に使いやすくなった。 十数年前は、百科事典にような英語のマニュアルで「それらしい」と思われる部分の記述をたよりに、なんか結果が出てきただけで「できた」と思ったところですべて終わったような錯覚に墜ちいていた。
 最近のは単位も合わせてくれるし、余計なことにレポートまでバカチョンで作ってくれる。 物理パラメータも一般的なものはライブラリ化されて選ぶだけだ。ソフト屋さんは使い勝手をしきりに宣伝してくれる。
 しかし、熱伝達係数や、流体の表面張力、接触角などの、解析対象によって「知らなければ」ならないものはどうするか。経験的にだいたいの値が分かっている場合もあるが、便覧等を調べまくるか、高い銭をだして試験機関に頼むか、そこそこの値を推定するまでに多大な労力を費やしてしまう。 それでも、根拠に出会える場合はまだ幸せである。
 結局、ソフトの出力として、解析結果としては綺麗な「絵」になって出てくるが、現実的かどうかは結局、経験、勘により判断しなければならない。
 なんでもいいが、装置を設計する場合、現象のある限界の中央値らしきものが分かっても全く安心できない。 絶対壊れない、起こらない、「端」の値を限界値として知りたいのである。 結局、境界条件等を決める物理パラメータを設定する場合は、ある程度ばらつきが予想される場合は、現象の結果が悪い方に行くばあいの「端」の値に「切り上げ」することにしている。
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