日本一ハッピーな学校をつくろう

自分自身を労わり、一人でも多くの人がハッピーになるために僕に何が出来るのか考えていること、実践していることを発信しています

ご縁ある方、全ての方がハッピーになれるよう
日本中、世界中がハッピーになれるよう
教育の世界から顔晴ります(がんばります)!

47号

自分の中の基準が高くないですか?

 

 来週の木曜日は1日、お楽しみ会をします。その中で、ペアで全員が漫才をします。みんなの中には、「よっしゃあ!」という人もいれば、「えっ!?私が漫才?」という人もいます。「なんのためにやるんですか?」と聞きに来た人もいます。何のためか?いろいろと理由はありますが大きくは2つです。

 

 1つ目は、何事も楽しめる人になってほしいからです。先生はね、この世にみんなは楽しむために生まれてきたんだと思っています。じゃあ、その空間は誰が作るの?それは自分です。自分たちです。真面目に何かを一生懸命取り組むことも大事。それと同じくらい、その空間、時間をアホになって楽しむことも大事です。みんなで、これでもかって「アホ」になってみる。そんなことができることも人生を豊かに生きるためには大切だと先生は思っています。

 

 2つ目は、みんなの基準を低くするためです。みんなは、自分への期待値が高すぎて動けなくなっていることが多くなっていませんか?

 

・何事もうまくいって普通。うまくいかなかったらダメ。

・発表も正解して普通。間違ったら恥ずかしい。

・歌も上手く歌えて普通。下手だったら恥ずかしい。

・スポーツも上手くて普通。下手だったら恥ずかしい。

・漫才もうけて普通。すべったら恥ずかしい。

 

 こんな風に感じていたら、人間はどんどん動けなくなっていきます。こんな風に思っている人に先生は聞きたい。「何で、最初からうまくいくと思っているの?」って。

 

・何事もうまくいかなくて普通。うまくいったら奇跡。

・発表も間違って普通。正解したら奇跡。

・歌も下手で普通。上手く歌えたら奇跡。

・スポーツも下手で普通。上手くいったら奇跡。

・漫才もすべって普通。うけたら奇跡。

 

 そんな風に軽やかに生きられるといいよね。うまくいかなくて普通ですから、その中で一生懸命するだけです。自分のハードルを上げすぎず、目の前の小さなことに一生懸命に取り組む。そんな人であってほしいなと思っています。

46号

バディーの一言で泳ぎ方が変わります

 

 昨日は、平泳ぎの練習をしました。練習では、バディーを組んで、お互いの泳ぎのアドバイスをしました。みんな、よく見あって、アドバイスしていただけあって上達も早かったですね。スポーツは自分のやっている様子は見えないのでコーチからアドバイスをもらいます。今日の日記を読むとお互いがお互いのコーチをしっかりできているんだなあと感心しました。

 

Aくん

 今日のプールでBさんがいっぱいアドバイスをくれました。今までは完璧だと思っていたけど、問題点が何個もあってそれを教えてくれました。そのおかげで今までより綺麗にできました。僕もBさんにいっぱいアドバイスをしたいです。

Cさん

 今日いいなと思う人がいました。それはDさんです。なぜなら、プールの時に平泳ぎの練習で、どうやってやるといいのかを言ってくれたし、最後に「頑張れ」と言ってくれました。そのおかげで、楽しく上手に泳ぐことができました。

Eさん

 今日の3時間目にプールがありました。その時に平泳ぎが綺麗に泳げている人がいました。

    Fさん・・・手や足がしっかりと伸びていて、とても速く泳げていた。

    Gさん・・・私が初めに見たときは、進んでいなくて歩いてしまっていたけど、次に見 

           たときは初めに泳げなかったのがうそみたいに泳げていました。

Hさん

 今日のプールは最初、すごく不安でした。先生がプールの前に平泳ぎをやると言ったからです。僕は、「え!・・・まじ!?」と思いました。そして、プールの時になるとペアを作って練習する時にIさんとペアになりました。

 練習の時、Iさんはわかりやすく説明するためにわざわざ地べたに寝転がって、実際に再現してくれました。まだ、泳ぎはできてないけど、一生懸命に教えてくれたのですごく嬉しかったです。

Jさん

 今日のプールの時間に古川さんが平泳ぎを教えてくれました。Kさんは、とてもフォームが綺麗だし、コツやアドバイス、良いところを言ってくれます。練習のやりがいがあります。私も平泳ぎとコツの教え方を真似したいです。

Lくん

 今日のプールの時間の平泳ぎの練習時間、僕はMさんとペアでした。最初、僕は、「本当に上達できるかなあ。」と半信半疑でした。しかし、教えてもらっている時、Mさんの目はすごく熱心に教えてくれている様に見えました。そして、手・足のコツをかなり教えてもらい、平泳ぎがすごく上達しました。嬉しかったです。

45号

居心地がいいなあ・・・

 先生は、みんなと教室で過ごしながら、たくさん笑い、真剣に学び、一緒に話し合うことがとても楽しいです。教室の居心地の良さは一人一人の頑張りのおかげです。

 

 朝でも帰りでも、元気よく挨拶してくれるのはAくんです。挨拶をしてもらうと心が元気でいっぱいになります。どんな日も元気を出せるのは素晴らしいですね。

 金曜日、Bくんと給食時間に話をしていて、たくさん笑いました。(そういえば、いつもBはニコニコしてるなあ。こうして教室に明るいムードを広げてくれてるんだなあ。)と思いました。 

 授業中、Cさんがすっと手を挙げました。(毎日毎日、日記に自分の発表に関する振り返りを書いているのが実になってきてるんだなあ。)と感じました。

 掃除時間、Dくんが黙々と雑巾掛けをしていました。(そのおかげで教室がいつも綺麗んだな。空気がいいんだな。)と感じました。

 Eさんの漢字ノートを見ると、1回目の練習でテストをしていました。先生が指示した以上のことをプラスでやっています。

 先生がこの前、食器からカレーが垂れているのを見て、Fくんがさっとティッシュを出してくれました。休んでいる友達の机に手紙をさっとなおしてくれました。

 Gさんは、図工の時間、テープカッターの色ぬりで線からはみ出さないように塗るだけでなく、スピードも速く仕上げることができていました。

 Hくんは、他のクラスの子が電気のこぎりで困っていたら、「手伝おうか?」と声をかけ、一生懸命、できることを手伝っていました。

 Iさんは、話し合いで意見をなかなかいえない人に気づいて、「発表がまだの人に先に言ってもらおう。」と言っていました。

 Jさんは先生が話し始めると目をしっかりと合わせてくれます。1学期のはじめの頃に比べると全然違います。授業を真剣に受けようという気持ちが高まっていることが伝わってきます。

 Kさんは、放課後、階段が砂まみれだと友達に声をかけて、よく綺麗に掃除をしてくれます。その後の階段の空気はとても清らかで、気持ちがいいです。

 Lさんは、自分で発表をするということを目標に決めているので、話し合いの時に話をする人を真剣に見て、しっかりとマジックフレーズを使えるようになってきています。

 Mさんは、ペアでの話し合いが随分長く続くようになっています。2人で話す時にオープンクエスチョンなどを使って相手への質問が少しずつできるようになっていることを感じています。

 

 他にもたくさんあります。そんな中で、先生は幸せをいっぱい感じています。みんなのおかげだなあと、この土日に先生は感じていました。6年1組にいてくれてありがとう。1学期も残りわずか。楽しんでいきましょう。

44号

それを受け入れたら人間は面白い

 人は人との違いがあります。もし、全員一緒なら、話し合いをしてもみんな賛成ですぐ終わり、スポーツをしても一生決着がつかず、この世の中、発展することはないです。違いがあるから、人は伝える努力をし、より良い自分になろうとします。人を好きになり、命を育んでいけるのも全ては違いがあるからです。

 しかし、同時に違いがあるから人は喧嘩をしたり、「あの子はおかしい」と言って仲間はずれにしたりしてしまいます。また、人と比べて「自分は優っているなあ」と安心したり、「劣っているなあ」と不安になったりします。

 

 世の中は公平ではありません。生まれもっての違いがあるからです。足が速く生まれ、育った人もいるし、運動が苦手な人もいます。綺麗な歌声が出る人もいれば、出ない人もいます。約束をきちんと守れる人もいれば、先生のように忘れっぽい人もいます。

 例えば、先生は蝶々結びが30歳になってもできませんでした。手先が不器用なのか、覚えられないのか、なかなかうまくいかず、自分なりの方法で結んでいました。それだとすぐに解けるので、今、しっかりした方法で結べるようになり助かっています。

 先生は物の管理が下手くそで、家の鍵などをすぐにどこかにしてしまいます。無くそうという気持ちはもちろんなく、一生懸命です。だけど、またどこかに言ってしまいます。そうすると管理の上手な奥さんは「なんでどこでも置くの?」って聞いてきますが、その答えがわかっていたら無くさないので、答えに困ってしまいます。もちろん反省はし、次に気をつけますが、またどこかにいくのです。

 他にも、電話中はずっと歩いています。職員室でも家の中でもずっと歩いているので、奥さんに「座ったら?」と言われますが、なんだか落ち着きません。みんなに「手遊びをやめよう」と言いますが、先生は何かを常に触ってないと落ち着かないので、よくものを触っています。

 

 これって治るといいなあと先生は38年生きていますが、なかなか治りません。一生治らないかもしれません。だから、先生なりに工夫はしています。物の管理が下手なので書類などは近くの先生によく見せてもらいます。一昨日も栗原先生にお願いしたし、先週は松井先生に見せてもらいました。鍵を置く場所を決め、家の大事な書類は奥さんに管理を任せています。手遊びも相手が不快にならないように、今はダメと思ったら我慢できるようになりました。

 

 先生は自分の欠点をたくさん知っています。でも、それも含め先生です。反対に素敵なところも自分でたくさん知っています。そうして自分を労わり、自分を大切にします。容姿も人と比べれば劣るけど、容姿以外の自分の素晴らしさを知っているし、奥さんにも娘にも大切にしてもらっているので、不満はありません。

 周りの人と比べ足らずに目をやると無限に出てくる足りない点は、本当にそれが足らないと困るのでしょうか?

 

 この時期になると、成績をつけるのも教師の仕事です。こうして、学力というものさしで測ると、もちろん優っている人とそうでない人がいます。今の世の中、学力、学力と言われますが、先生は「学力はなくとも幸せになれる。」「学力があると選択肢は広がる。」と思っています。だから、勉強はできるに越したことはないけど、できなくても幸せになる道は無限にあります。できるか、できないかならできた方が選択肢は広がるから、先生は今日も「学んだ方がいいよ!」と言います。でもね、それは「テストの点数をあげよう」ということではありません。学ぶことが好きになって言ってほしいなと感じています。

 

 違いを受け入れ、足りていることに目を向け、自分を好きになれば、人間って面白いなって感じます。

 

 

宿題のあり方も考えたい・・・

 

 高所恐怖症の人がいます。その人は脚立の上に立つのも怖いでしょう。高いところが平気な人には理解できないですが、怖いものは怖いのです。その子に向かって、先生は「登って」とは言いません。そうして感じるものは仕方がないのです。だから、登らなくても良い方法を考えると良いことを伝えます。

 

 ただ、本当は登れるのに、登れないふりをして、「登れません」という人がいます。この場合、先生は「嘘をつかないで」とは絶対にいえません。本当にそうだった時に、その子が深く傷つくからです。だから、めんどくさいならめんどくさいと伝えてくれたらなと思います。

 

 同じように計算ができる・できない、文章を読める・読めないなどがあります。みんな、違いがあります。だから、その違いはあって普通なのです。本当は宿題は全て自由にしたいのです。でもそうすると、手を抜いちゃったり、全くしなかったりする人も出てきます。だから、先生はいつも悩むのです。

 1学期の終わりまで、いろんな宿題の出し方を試したいと思います。そうする中で、あなたはあなたなりに自分の勉強方法を見つけてくださいね。

 

 

43号

日本代表の記事を読んでみましょう

 日本代表は現地時間2日のロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦で、ベルギーに2-3と逆転負けを喫した。ラストプレーで決勝ゴールを奪われたチームだが、試合後のロッカールームが片付けられていたことにFIFAのスタッフが感銘を受けている。

 衝撃的な敗退に打ちひしがれた日本代表がスタジアムを去った後、使用したロッカールームに入ったFIFAのゼネラル・コーディネーターを務めるプリシラ・ジャンセン氏は、自身のツイッターにそのロッカールームの様子の写真を投稿し、感銘を受けたとコメントしている。

「これがベルギーに94分のゴールで負けた日本チームのロッカールームです。日本チームのファンに感謝し、ベンチもロッカールームも全てを綺麗にし、メディアに話していきました。そして、ロシア語で『ありがとう』と書かれた紙が残してありました。なんという、全てのチームへの模範でしょうか。彼らと仕事をした者の特権です」

 今大会でも、日本代表サポーターがスタジアムのゴミを拾って帰ったことが話題になっていた。しかし、日本チームもまた衝撃的な敗戦の後にも「立つ鳥跡を濁さず」を地で行く行動を見せていたという。その行動は、FIFAスタッフの心も大きく打ったようだ。   

 

 

 

消しゴムのカスの話

 昨日はコミュニケーション係が学級での話し合いを企画してくれました。その話し合いの中で教室の消しゴムのカスの話になりました。その話とこの日本代表の話を比べて、先生はいろんなことを考えました。

 一流の人たちは、フィールドだけでなく見えないところでもこうしたことをしています。あなたは、ここからどんなことを考えますか?

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daeryong1980

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