2005年09月06日

【研究開発】親子・孫,夫婦で たのしい仮説実験講座

【研究開発】親子・孫,夫婦で たのしい仮説実験講座

ここ5年間くらい,

  「親子・孫,夫婦で たのしい仮説実験講座」

という形で,講座をやる試みをはじめています。

 学校外で仮説実験授業の講座というと,子どもたちを中心に集めて,
学校でやっている授業と同じ感じでやる「わくわく科学教室」が,今までやられてきました。
これは,学校で仮説実験授業を受けられない子どもたちに
仮説実験授業を受けるチャンスを増やしたいということで,
もともとはじめられたんだと思います。

 私たちは,一般社会に仮説実験授業を広める試みとして
いろいろなスタイルをこれまでに模索してきました。
その中で,これからの成熟経済社会に最もフィットするスタイルの1つが,

 「親子・孫,夫婦で たのしい仮説実験講座」

じゃないかなぁかと考えるに至りました。

 そのスタイルは,

 1.内容は,1つの授業書を使って仮説実験授業をやる。
  (+αとして,大道仮説実験やものづくりなど)

 2.親子(子どもは小学校1年生から),孫,夫婦
  あわせて100人規模程度まで,いっしょにやる。

 3.1.5時間×4コマくらいの連続の時間をとる。
   例えば,4日間なら1.5時間×1コマ/日×4日
       2日間なら1.5時間×2コマ/日×2日

というものです。

 板倉聖宣さんによるサイエンスシアターという企画と
スタイルは似ていますが,

 ・仮説実験授業の授業書をやる
 ・小学校の低学年から

という点が違います。

 この企画の最大のねらいは,

 「子どものためにと思って,いっしょに来ていた大人が,
  子どもそっちのけで,夢中になって楽しむ」

ことにあります。

 もちろん,そのためには,

 「子どもたちが思いっきり楽しんでいる姿を大人に見せる」

ということは,言うまでもありません。

 成熟経済時代にふさわしい「たのしい時間」を
大人に提案したいわけです。
そして,今までの実験から,その手ごたえは十二分に感じています。

 楽知ん研究所としては,来年からは,
その実験を全国何カ所かでやっていこうと計画を進めています。

(記 宮地祐司)

次の記事へつづく)
daidoukasetsujikken at 09:11│Comments(0)TrackBack(0)●仮説実験授業との関連 

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