読書三昧の1日でした。
今日読んだ本を紹介します。
■「まんがと図解でわかるドラッカー」(宝島出版)
「エッセンシャル版 マネジメント 基本と原則」を以前読んだのですが、正直さっぱり頭に入ってこなかったので、全体像を掴むためにさらっと流し読みしました。
■「1分間ドラッカー 最高の成果を生み出す77の原則」 西村克己著 (Softbank Creative)
1時間ほどで全て読み終えるくらいにまとめてあります。上に書いた「まんがと図解で〜」と同時に読む事で、理解度が上がりました。満を持してエッセンシャル版に取り組みたいと思います。
■「『最後』の新聞」 サッカー専門誌『エル・ゴラッソ』の成功」 山田泰著 (ワニ・プラス)
エル・ゴラッソという、サッカー専門の新聞があります。 その立役者が創刊から今までの苦労、今後の活字メディアの行く末を語っています。ネット全盛期において、何故あえて「新聞」というメディアを選んだのか。ドラッカー本に書いてあることが腑に落ちる内容でビジネス書としても価値があると思います。
■「運命の人(3)」 山崎豊子 文春文庫
国家機密か、知る権利か?機密文書のスクープがきっかけで始まる、一記者と政府のどろ沼の法廷劇を描いた山崎豊子の最新作第3巻。
と、4冊読みました。
その中で「最後の『新聞』 サッカー専門誌エル・ゴラッソの成功」の内容が、今後の私のライフワークに通じるものがあったので、まとめます。
■サッカー専門新聞というアイデア
ネット媒体でサッカー関連記事を執筆していた著者。2002年日韓Wカップ以後、サッカー熱が日本高まっている中、ヨーロッパ各国にあるようなサッカー専門新聞が日本にもあっていいのではないかと企画。
■マーケティング
日韓W杯以降乱立したサッカー専門雑誌だが、時間とともに弱気は淘汰されている。その中で敢えて「新聞」という媒体でチャレンジするにあたり、成功の鍵は「新聞」の特性を活かした読者層の絞り込みと判断。「読者の専門性」「速報性」「通勤中の暇つぶし程度」と、新聞としての「エル・ゴラッソ」の方向性を決定。
■売っているのは「新聞」だけではない
サッカー専門誌「エル・ゴラッソ」は月、水、金の週3回駅のキオスクにて販売。では何故週3なのか。サッカー(ここではJリーグと仮定)の試合は通常週末に行われる。著者はそのペースに合わせて発刊曜日を以下のように想定。
金曜日:試合観戦への高揚感を高める
月曜日:試合の余韻を楽しむ
水曜日:雑誌のような読み物として
つまり、サッカーを中心としたライフスタイルのペースメーカーとしての役割を「エルゴラ」にもたせてある。著者の言葉で言うと、「『エル・ゴラッソ』は新聞と一緒にこうしたサッカーのある生活サイクルを販売しているのです。」
■最後の新聞か未来の新聞か
新聞への新規参入を果たし、経営的にも軌道に乗せたはずの「エルゴラ」だが、著者は以下の様に言い切る。「いつか遠くない未来に、紙に印刷された新聞が店頭から消える日が来る事は確かです。」
ipadに代表されるタブレットメディアの出現など、雑誌、新聞といった活字メディアを取り巻く環境が日々変化する中で、現在の成功にあぐらをかかず、先を見越して臨機応変にビジネスモデルを軌道修正していく事が重要だと著者は言う。
【今日の一冊】
「最後」の新聞 ~サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」の成功~ (ワニブックスPLUS新書)
著者:山田 泰
ワニブックス(2010-12-08)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
上に内容をまとめました。サッカー関係者ではなくとも、おすすめ。ビジネス書としての価値が非常に高い一冊だと思います。
今日読んだ本を紹介します。
■「まんがと図解でわかるドラッカー」(宝島出版)
「エッセンシャル版 マネジメント 基本と原則」を以前読んだのですが、正直さっぱり頭に入ってこなかったので、全体像を掴むためにさらっと流し読みしました。
■「1分間ドラッカー 最高の成果を生み出す77の原則」 西村克己著 (Softbank Creative)
1時間ほどで全て読み終えるくらいにまとめてあります。上に書いた「まんがと図解で〜」と同時に読む事で、理解度が上がりました。満を持してエッセンシャル版に取り組みたいと思います。
■「『最後』の新聞」 サッカー専門誌『エル・ゴラッソ』の成功」 山田泰著 (ワニ・プラス)
エル・ゴラッソという、サッカー専門の新聞があります。 その立役者が創刊から今までの苦労、今後の活字メディアの行く末を語っています。ネット全盛期において、何故あえて「新聞」というメディアを選んだのか。ドラッカー本に書いてあることが腑に落ちる内容でビジネス書としても価値があると思います。
■「運命の人(3)」 山崎豊子 文春文庫
国家機密か、知る権利か?機密文書のスクープがきっかけで始まる、一記者と政府のどろ沼の法廷劇を描いた山崎豊子の最新作第3巻。
と、4冊読みました。
その中で「最後の『新聞』 サッカー専門誌エル・ゴラッソの成功」の内容が、今後の私のライフワークに通じるものがあったので、まとめます。
■サッカー専門新聞というアイデア
ネット媒体でサッカー関連記事を執筆していた著者。2002年日韓Wカップ以後、サッカー熱が日本高まっている中、ヨーロッパ各国にあるようなサッカー専門新聞が日本にもあっていいのではないかと企画。
■マーケティング
日韓W杯以降乱立したサッカー専門雑誌だが、時間とともに弱気は淘汰されている。その中で敢えて「新聞」という媒体でチャレンジするにあたり、成功の鍵は「新聞」の特性を活かした読者層の絞り込みと判断。「読者の専門性」「速報性」「通勤中の暇つぶし程度」と、新聞としての「エル・ゴラッソ」の方向性を決定。
■売っているのは「新聞」だけではない
サッカー専門誌「エル・ゴラッソ」は月、水、金の週3回駅のキオスクにて販売。では何故週3なのか。サッカー(ここではJリーグと仮定)の試合は通常週末に行われる。著者はそのペースに合わせて発刊曜日を以下のように想定。
金曜日:試合観戦への高揚感を高める
月曜日:試合の余韻を楽しむ
水曜日:雑誌のような読み物として
つまり、サッカーを中心としたライフスタイルのペースメーカーとしての役割を「エルゴラ」にもたせてある。著者の言葉で言うと、「『エル・ゴラッソ』は新聞と一緒にこうしたサッカーのある生活サイクルを販売しているのです。」
■最後の新聞か未来の新聞か
新聞への新規参入を果たし、経営的にも軌道に乗せたはずの「エルゴラ」だが、著者は以下の様に言い切る。「いつか遠くない未来に、紙に印刷された新聞が店頭から消える日が来る事は確かです。」
ipadに代表されるタブレットメディアの出現など、雑誌、新聞といった活字メディアを取り巻く環境が日々変化する中で、現在の成功にあぐらをかかず、先を見越して臨機応変にビジネスモデルを軌道修正していく事が重要だと著者は言う。
【今日の一冊】
「最後」の新聞 ~サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」の成功~ (ワニブックスPLUS新書)
著者:山田 泰
ワニブックス(2010-12-08)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
上に内容をまとめました。サッカー関係者ではなくとも、おすすめ。ビジネス書としての価値が非常に高い一冊だと思います。