教授道

2008年02月28日

初日、めでたく開きました。

大成功!前半、苦虫を噛んだようなマルブォーリオがラブレターひろっての長台詞でしっかり客をつかんで、後半は、笑いの連続。フィナーレで「拍手求めて汗だくなのさ」という歌に、お客は敏感に反応して、すばらしいタイミングで拍手喝采。涙、出ました。つい、泣きました。カーテンコールも、二度もいただき、大感動。
神戸、大阪の皆さん!3月2日までですよ。お見のがしなきよう。
関係者の皆さん!
本当にありかとう。
皆さんのお陰です。

28日13時、18時半
29日14時
3月1日13時、18時半3月2日14時

西宮北口・兵庫県営芸術文化センターにて
大二郎


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2007年08月11日

山口大学教育学部

車で山口に帰って

山口大学教育学部で朗読の集中授業。
9時半から4時半までブットーシの授業を、3日連続。

昔の寺子屋は音読で授業が始まった。サウンドブートキャンプだ。
目から直接脳に入るだけじゃなくて、
口から音になって情報が出て、耳を通して脳に入る。
このプロセスが立体的な理解力を作る。

大きな声で朗読すると、それだけで健康になる。
自分の中に入りこんでいく感性が、若さを作る。

いいことずくめの朗読が、最近なかなか授業に使われないらしい。
まず
「先生になる人」に、朗読のすばらしさに気がついてもらうことだ。
これが今回の動機。

緑に囲まれた山口県湯田の地で、信じられない太陽熱の中で
20人ほどの学生と山大の先生4人が
熱心に受講してくれる。

◎内容が他人に届かなければ意味がない。
◎朗読がうまくできる必要はない。
◎感じたことを素直に表現すればいい。
◎言葉を知ることがとても大事。
◎詩の作者を知ることが、まず第一歩。

そんなことを、いつのまにかチャンと飲み込んでくれる。
優秀な学生たち。
声がしっかりしてくるにつれて、目がキラキラと輝きはじめる。
まさに至福のとき。

教育学部をお持ちの大学の皆様、
ご一報いただければ、いつでも集中授業に参ります。

螢蹈咼鵐侫奪・アーチスツ
03−5494−6488   Fax 03−5494−6133






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2006年08月01日

ウインザーの陽気な女房たち

7月31日、杉並区和泉の明治大学校舎に行く。
ようやく灼熱の夏が始まる。

明治大学、シェイクスピア講座による
シェイクスピア劇上演の今年は3年目。
演目は
『ウインザーの陽気な女房たち』。須崎ちひろ演出。
前期試験も終って、夏休み。

先日、試験にはいる前に
須崎ディレクターによる配役も終って、
今日が正式な稽古の初日。
みんなの顔が輝いている。


真っ白なキャンバスといっても、
何日も稽古してるから、みんな、かなりレベルが高い。
ノンストップで正味2時間34分。
本読みを終わったところで
例年のように、まずは「気をつけ」の姿勢を
みんなに体感して貰う。

「正しい姿勢」に興味のある人は「お便り」して
質問してくださいね

初年度は松本修一君(現在明治大学院)の演出で
『ヴェニスの商人』

できあがりも秀逸だったが
観客も2日で2000人。
大変な評判だった。

去年は谷賢一君、『マクベス』
「これまで見たマクベス中、アマ、プロ通して最高の出来」との評価を
くださった先生方もいらっしゃる。

今年は『ウインザーの陽気な女房たち』
はじめての喜劇らしい喜劇。
シェイクスピア作品中唯一の当時の現代劇。
須崎、がんばれよ!!!!

まだ荒けづりだが、
若い人たちが、いったん風穴を見つけたら、ものすごい表現者に変貌する。
今年も、予想を超える仕上がりを見せてくれるだろう。
いい気持ちになって足取りも軽く、家に帰る。

     

大二郎


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2006年07月13日

かみなりかみなり

おーい、うれしいね。今日は、カミナリ、なってるじゃねえか。

ご隠居さん、何いってるんです?カミナリなんて、なっていませんよ。

なってるよう。ほら、うすくドロドロ、遠くで、なってるじゃねえか。

えー?なってます?あれ?飛行機でしょう。あんなの、カミナリなんかじゃないでしょう。

カミナリだよう。梅雨がはれんのっ。やだろう?おまいだって、雨っぽいのはさぁ。

そりゃ晴れたほうが、いいやね。雨じゃ仕事になんないもん。

だろう?だから、カミナリが鳴ってるってあたしが言ったら、それで納得してりゃいいんだよ。

ご隠居さん。明日は明治の『シェイクスピア講座』

おっと、そうだった。
こないだの授業はシェイクスピアの生きてた時代のあらましを話したんだ。

1564年から1616年まで、ね。イタリアじゃルネッサンスの時代だ。
つまり大航海時代のまっただなかよ。スペイン、ポルトガルで始まった大航海に、
負けてはならじと参入したイングランド、オランダそしてフランス、イタリアの商船隊だ。
血湧き肉躍る大冒険の始まった時代にシェイクスピアは生きていたのよ。
しかもロンドンはそこら中でネズミが横行しペストがはやっていた。
英語なんてね、シェイクスピアの時代に、やっと形作られてきたわけだからね。

ほら1066年,征服王ウイリアムが
イングランドを乗っ取ってノルマン人の王朝作って、
それがずっと続いてたから
上流階級は、ほとんどフランス語っぽい言葉,話してたわけだから。

ノルマンってのは、もとはバイキングの一族だ。
それがフランスの海岸に国を作って、フランス国王なんかともタメを張ってる。
フランスはイングランドと仲の悪いスコットランドを何かというと応援する。
この野郎ってんで、
エドワードが始めた百年戦争なんて、まぁ隣ンチとの喧嘩みたいなもんさ。

えっ?もっと聞きたい?
だめだよ明日の準備にはいんなきゃ。
もう、きょうはこれまで。


あしたはね。『ウインザーの陽気な女房たち』お話しするんだよ。
そいじゃ、またねー。


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2006年06月25日

ウインザーの陽気な女房たち

6月24日 土曜日

映画『初恋』に堪能したあと、明治大学和泉校舎へ。
今年のシェイクスピアは『ウインザーの陽気な女房たち』上演。

このプロジェクト。明治大学に立ち上げた「シェイクスピアの現代的楽しみ方」講座。
くわしくは→この記事を参照のこと。

今回は女流演出家、S嬢。
まだ配役は決まっていないが
授業やアルバイトのあいまをぬって
月曜、水曜、木曜、金曜、土曜日の放課後に学生たちが集まって、
肉体訓練や発声、台本読み合わせなどをやっている。
水曜日は、もっぱらスタッフミーティングをやっているらしい。

これでみんなの稽古につきあうのも4日目。
だんだん、みんな声が出るようになっている。

S君は文学部演劇学専攻、4年生。
クラスメイトと上演した『改訂版・テンペスト』で
しゃべりっぱなしのプロスペローを好演した。元々女優志望。
毎日、お茶の水から和泉まで通ってくれる。
最初の稽古につきあったけど、誰も声が出ていなかった。
1ヶ月半ほどでみんな声が出るようになった。指導力、たいしたものだ。

本読みになって
気になるところは勝手に止めてアドバイスしていく。
一同をまとめていくS君にしたら、途中で遮られるのは迷惑な話だが、よく耐えてくれる。
ま、半分はS君にアドバイスしているみたいなものだから・・・。
で、みんな、ちょっとアドバイスすると、見違えるようによくなっていく。これも驚きだ。
若いから、純粋に、いい芝居したいと思っているのだろう。
きっかけの与え方一つで、ものすごい変貌を見せる。

みんな何度も爆発する。
シェイクスピアって本当に面白い。
なにか考えるより、一生懸命演じるということがその面白さを伝える何よりのコツのようだ。
これは、すごい面白い喜劇になりそうな予感がする。

そろそろ小道具も作り始めなければ。

          原田大二郎

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2006年06月07日

映画『長州ファイブ』完成披露試写会&明治大学での講座のこと

6/6(火)。

930
6月下旬の徳島での映画の衣裳合わせで、
調布日活撮影所へ。
漁師の役で、出してある衣裳つけるとイヤになるほど似合う。

1300から1430
明治大学で社会人講座。『生と死を考える』
「俳優が舞台で生きるとき」見事に死をのりこえているように思う。
思いっきり生を生きることが、
思い残すことのない死を迎えることにつながるのじゃないか。

吉田松陰、高杉晋作の例も持ち出しながら
そんなことを話した。

先日の伊藤紫虹先生(日本画)のように、見事にはいかなかったが
なんとか師というものへの考え方なども話した。

え?死のこと?師じゃなかったか!

終わって、羽田から山口宇部へ。


山口にて、映画『長州ファイブ』の完成披露試写会。

五十嵐匠監督、遠藤謹助役の前田倫良くんと一緒に舞台挨拶。

故郷での試写会。感極まって、なんか、いい挨拶ができたと見え、
終了後のパーティでは沢山の人と名刺交換ができた。
みなさんとても喜んでくれた。
湯田は温泉もいい。中原中也のふるさと。

映画は、
幕末、国禁を犯して英国へ渡った伊藤博文、井上馨ら5人の若者と
英国で彼らを受け入れてくれた英国人たちとの心温まる話。
ボクは彼らに渡航費を都合する大村益次郎役で1シーンだけ出ている。
撮影中、ボクのシーンが始まると
40人からのスタッフが息を詰めて見学してくれた。
自分の役に関しては、出場の少ない割にかなりの自信作だが、
まだ完成試写は見ていない。


6/7(水)。

明治大学での朗読の授業のため、
朝早い便で東京へ戻る。

1230から1800
明治大学社会人講座の朗読レッスン。
最初の1500まで、詩人の会といって、詩の朗読。
今回は最後の授業なので、「生命」でくくった数編の長編詩を読む。
1530から1800まで散文の会といって、
今回は藤原ていさんの『流れる星は生きている』。
この人、新田次郎さんの奥さん。
そして、話題の本『国家の品格』藤原正彦さんの母堂。
7回ほどの授業で、
みなさん非常にいい読み手に育ってくれる。

daijirou_harada at 23:55|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2006年05月28日

原田大二郎的教授道のはじまり。そして、現在。

2001年、母校明治大学で教鞭を執る佐藤教授から電話をもらった。
大学の演劇学専攻の学生に「朗読」を教えてやってくれないか。人にもの教えるのは大好きだったから、二つ返事で引き受けた。

最初の授業は役者とも思えぬほど、とてもあがったが、学生たちは見る見るうちに朗読がうまくなった。
勇気つけられて、私は、そのまま大学に居座った。

2年目に大学中枢と話すチャンスがあって、佐藤先生と二人で、シェイクスピア講座を立ち上げてもらうよう直訴した。
大学に入ったら、シェイクスピアくらい知っておきたい。若者は、そう思っているでしょう。
学部を越えて学生を集めて、複数の教師にそれぞれの研究したシェイクスピアを話してもらって
彼らが社会人になったとき、英米の人とシェイクスピアについて、話題豊富に語り合えたら
どんなに楽しいでしょう。
できれば、この講座を聴いた学生の中から、新しいシェイクスピアの翻訳者を育てたいんです。

理事会に了承され、講座は立ち上がり250人を越える受講生が集まった。


次の年、アカデミーコモンがたてられ、
そのホールのこけら落とし記念に『ヴェニスの商人』をやらせてもらえることになった。
今、大学院に行っている松本修一が演出して、裏方はプロに頼んだ。
私は監修という立場で、付きっきりだった。
松本君の懐の深さと克己心で、この芝居はつくられた。
理事長にお願いした。
一年一作で、十年続けさせて下さい。十年やれば「シェイクスピアの明治」「明治のシェイクスピア」と
いわれるようになります。シェイクスピアには39作ありますから、そのあと29本続ける原動力になります。
ロンドンのNT(ナショナル・シアター)のように、明治に行けば、シェイクスピアに関して欲しいものはなんでもそろう
といわれるようにしたいんです。

『ヴェニスの商人』は、作品的にも観客動員からも大成功だった。
次の年、イギリス留学から帰ってきた谷賢一が『マクベス』を、やりたいといってきた。
これも素晴らしい出来で、「明治の奇跡だ」と言い切って下さった教授もいた。
「去年『ヴェニス』を見て、絶対このプロジェクトに参加したかったんです」という学生もいた。

アカデミーコモンの明治大学社会人講座でも「朗読」を教えた。
言葉に力がついて、発言力がます。一日が楽しくなる。笑顔が増える。若返る。
「朗読」に禁じ手はない。
心を解放する、その習慣さえつけば朗読はうまくなる。
人生は楽しいものになる。


今年シェイクスピア・プロジェクト3年目。
在学中に行政書士をとったという
須崎ちひろがはじめての女流演出家として『ウインザーの陽気な女房たち』を上演する。
抱腹絶倒喜劇だ。
学生たちは夏休み返上で、この芝居に取り組む。
失う時間は多大だが、それを凌駕する歓びを掴んでくれるだろう。
一所懸命になる人間は、解放され、自分を見つける。
何物にもかえ難い歓びである。

上演の期日は未定だが11月11日、12日。あたりになるだろう。
アカデミーコモン・ホールで無料上演。乞うご期待。

その頃には、またプロパガンダしますので。

daijirou_harada at 21:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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