こんにちは、リーヌです。(このブログは毎週水曜定期更新です。)

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今回は家の主要構造(床と柱)にも手を出していますので、木の種類も考えて選ばないといけません。屋内で使う物のちょっとした日曜大工なら、ホームセンターの売り場の中央にあり、何も考えずに手に取るであろう2x4材で正解なのですが、家の構造そのものを作ろうとすると場所によって使い分ける必要があります。
かと言って、ホームセンターでいざ選ぼうとすると、いろいろ種類があって、何を選べば良いのか迷います。SPF、杉、桧、栂、ベイマツ、赤松などなど。
構造部でなくても、キッチンや窓まわりなど湿気が多い場所などに特有の選び方がありますので、初心者が手を出しやすいものから順に紹介しながらまとめていきます。

  • ホワイトウッド:特定の木の種類を表す単語ではありません。「外国産の安い木材」という意味です。大抵は北欧あたりの栂、トウヒであることが多いそうです。サイズも決まっていて、なおかつ柔らかくて加工もしやすいのでDIY向きです。最初はこれで練習してみると良いです。しかし耐久性なんて無きに等しいので、屋外NG、室内でも湿気がこもるところはNG。しかし供給と品質が極めて安定しているので、薬剤で耐久性を高めて建売住宅などで大量使われています。現代の建売住宅は20年でダメになる、という根拠はこれです。
  • SPF材:「S=スプルス、P=パイン、F=ファー」の略だそうです。やっぱり「外国産の安い木材」という意味。松科なのでホワイトウッドより若干耐久性があるかのように思わせておきながら、やっぱりすぐ腐る(自宅の門灯は地面から1mの高さにあるにも関わらず、雨ざらし5年で腐った)。ホワイトウッドもそうですけど、欧米の木を高温多湿のアジアに持ってくるのは無理があると思います。建てる場所で育った木を使うのが一番、という話を聞いたことがあります。
  • 米栂(ベイツガ):単に「栂」とだけ書かれている場合もありますが、大抵の場合はそれも輸入材だそうです。別にアメリカ産という意味ではありません。根田材、垂木材としてよく見ます。3000x45x45や2000x45x35などのサイズ。一般論として、米栂は「耐久性に劣る」かわりに「安い」らしいですけど、ホームセンターではスギの芯材よりも高く、特に2x4材と比較すると3倍もします。サイズがいろいろあって加工と流通のコストが乗りがちだからでしょうか?後述するスギとヒノキの違いもそうですが、ホームセンターで材木を買うと流通コストが大半なので素材そのものの原価なんてどうでも良くなってきます。
  • 赤松(アカマツ):垂木や胴縁として2000x30x40くらいの角材として売っていることが多いです。耐水性が高いそうです。ニオイもアクも強いので塗装推奨。でもアクが浮くので塗装には注意が必要で、濃い目のステインで塗るのがおすすめです。切るときに樹脂成分が揮発して、強烈な臭いがします。一般的に、樹脂成分には防水防虫防腐効果があるので、湿気がある場所や構造部分には、ここより下に書くような、切ると臭いがする木を選ぶ必要があります。
  • 米松(ベイマツ):赤松同様にマツ科なので耐水性良好。「構造用合板」に使われるのはこの木。ベニヤ板はすぐ腐る印象があるけれど、12mm厚の構造用合板は接着剤も耐水性が高いものを使っているので湿気に強いらしいです。だから外壁の補強材に使っているんですね。ちなみに構造用合板にアク止めしないでペンキを塗ると茶色いアクが出てきて、目立ったシミになるので注意してください。薄い色の場合は3度塗りが必要になるので、最初からアク止め塗って、2回仕上げ塗りするほうが良いかもしれません。
  • 杉(スギ):柔らかく、割れ易く、加工しやすい木材です。とは言えホワイトウッドより遥かに硬いので、DIYで入門者がいきなり手を出してはいけません。芯の部分が赤いのですが、ここの耐久性が高いので柱などでも安心して使えます。昔は床にも壁にも何でもスギを使っていたというほどの万能材。ホームセンターでは節ありのB級品で柱材1本2000円~3000円。原価は1000円しないそうなので、ほとんど加工・流通コストということですね。
  • 桧(ヒノキ):切るといいニオイがします。白アリへの耐性は実は杉と変わらないらしいですが、その一方で腐食への耐性は良好だそうです。腐らなければシロアリのリスクも大幅に下がります。見た目の特徴として、芯の部分がスギほど色が濃くない(薄茶色)ので、慣れれば断面で判別可能です。ホームセンターで売っている節ありのB級品は柱材1本で2000円~4000円。前述の通り、個人がバラで買うと流通コストが大半なので、杉と比べても実はそんなに値段が変わらなかったりします。杉に比べて値段にばらつきがあるような気がして、以前コーナンで1本1600円で売っていました(3ヶ月後にもう一度見たら3000円になってました)。ハウスメーカーのイメージ戦略もあって高級感を感じる材料ですが、節ありの□105mmで構わないならば高級建材でも何でもないありふれた材木です。
  • 桧葉(ヒバ):漢字が表すように、植物としてはヒノキの一種です。湿気への耐性が抜群で、主に土台に使うそうです。DIYで土台を作ることはないと思うので、多分使いません。ホームセンターにもまず売っていません。欲しい場合は材木店・製材所へ行ってください。私も使ったことはないです。

上で書いたのは木そのものの種類です。ホームセンターだと「貫」とか「垂木」とか「根田」書かれていることがありますが、これは部材としての名前です。この表記はあくまで目安なので、垂木を根田材に使ったこともありますし、臨機応変にいきましょう。
ただし耐久性が必要な部位に、耐久性がない木材を使わないようにしてください。
ちなみに「2x4材」として売っている木材は、ホワイトウッドかSPF材です。ホワイトウッドとSPFは、そのままではほとんど消耗品と思ってください。「シロアリのケーキ」などと言われることもあるくらいなので、湿気があるところでは使えません。
「パパが作ったウッドデッキが2年で腐った」みたいな話を聞きますが、2x4材を買ってくるからです。あの木材が風雨にさらされるなどもってのほかです。湿気にも摩耗にも弱いので、まともに長持ちするようなものを作ろうと思うなら、せめてステインとニス塗りで防腐&保護してください。塗装により湿気をシャットアウトできるので、だいぶまともになります(たとえ塗装しても地面に直接触れる部分は別の材料を使うべきですが)。

比較的使い勝手が良いのが赤松、米松です。30x40x2000、45x45x2000などの使いやすいサイズで売っており、ホワイトウッドよりずっと強度も高いので主要構造部以外は何にもでも使えます。松に加えて米栂も似たような特性を持っていますが、耐水性の強い松材に軍配が上がります。
一方で意外に使いどころが難しいのが杉で、無垢材の美しさが魅力的なものの、乾燥で歪むし、すぐ傷つくし、何らかのこだわりがある場合を除いて、柱材以外で採用しないほうがいいです。この記事を書いている今、A棟にて無垢の杉板で腰板を作っているのですが、板切って貼るだけで1ヶ月以上かかっています。材料費が格安だった割に、見た目はとても賃貸とは思えないほど豪華になりましたけど、必要な労力がおおき杉ます。

それではまた~。
 
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