こんにちは、リーヌです。(このブログは毎週水曜定期更新です。)

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この家は築50年を超えており、耐震も何もあったもんじゃありません。基礎の構造が超貧弱なので、今更、耐震基準通りになど出来ないのですが、それでも地震によるねじれ応力に対する強度は増しておきたいところです。
(どうでもいいんですけど、築100年、大正時代の物件ならそれはそれで付加価値出てくると思うんですけど、高度経済成長期の築50年って、総じて安普請で一番何の価値もないゴミだと思うんです。ゴミであるがゆえに市内にも関わらずとにかく安く買えるんですが、いくら物件再生したところで新しさも文化的価値も両方全くないため悲しくなる時もあります。せめて60年超えてればビンテージ住宅と言えるんですけど……。いつかやりたい戦前物件!)
通常、木造家屋や軽量鉄骨家屋には、水平垂直の柱や梁に加えて、斜め方向の部材が入っており、横からの力に対抗できるようになっています。筋交いと呼ばれるものですが、この家にはそういうものが全く入っていません。また水平方向に歪まないようにする部材を「火打ち梁(ひうちばり)」と呼びます。これももちろん入っておりません。
圧縮方向の応力がほとんどかからない平屋だからこそ、こんなので良かったのかもしれませんが、工事していて私自身が不安になります。気持ち程度でいいので追加しておきましょう。筋交いに関しては合板貼り付けで壁材と兼用するため、今回は天井の上に相当する位置に火打ち梁を追加することにします。
足すのはココ。
火打ち梁_1
この写真を取ったのはユニットバス搬入前です。記事と工事日の関係が前後していますが、ユニットバスが入ってしまうと工事しにくくなってしまうので、実際はユニットバス処理先に工事しています。
火打ち梁、と画像検索すると90mm角の木材の部材が出てくると思いますが、今回使うのはそういうものではなく、耐震リフォーム用の金具です。小さく見えますが、これで長さ600mmあります。かなり頑丈です
火打ち梁_2
施工はマニュアル通りで簡単です。突起部が有るのでこれを金槌で打って仮止めし、専用のビスで留めます。
火打ち梁_3
ねじ部を拡大するとこうなります。
火打ち梁_4
この部分は、地震時には1トン以上の引き抜き&せん断力がかかりますので、コーススレッドではダメで、必ず耐震金具用の専用ネジを使います(付属品なので安心)。
もう一箇所にも同様に施工して、完了です。家に隅は4箇所有るので、最低もう2箇所に火打ち梁が必要なのですが、この家は30年位前と思われる時期に5畳分だけ増築されており、増築部分には四隅に鋼鉄製の火打ち梁が入っており、そのまま残すことにしました。
この記事を書いている現在、まだA棟棟の工事は終わっていないのですが、全体的に剛性が家の奥(西側)に寄っているのがとても気になってきました。買った当初よりはだいぶマシにはなりますが、既に強いところをより強化しても逆効果になるため、合板打つ際には簡易構造計算しながらビスの数を調整する必要がありそうです。
簡易構造計算については合板貼る段階になったらまた解説します。

それではまた~。
 
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