だいきちボンバーの銀塩写真ブログ

フィルムとフィルムカメラが好き。 銀塩写真を愛するだいきちボンバーの奮闘日記

先週末は大阪、京都に出張だった。

日曜の午前中に京都で仕事だったので、京都でホテルを探していると、京都市内の狭いビジネスホテルが1泊なんと23000円~35000円!

さすがにぼったくりでしょ。

しょうがない新大阪に泊まるか……、と思っていたら、13000円の嵐山の旅館にキャンセルが出たので即予約した。



期せずして嵐山に泊まることになった。

滞在時間は夕方から翌日の9時くらいだけど、嵐山に来るのは高校の修学旅行以来なので、なるべく観光したい。

渡月橋、竹林の小径、天龍寺、トロッコ列車と保津川下り……。そんな時間はないか。


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OLYMPUS OM2000  ZUIKO AUTO-W 35mm f2.8  Kodak UltraMax400




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OLYMPUS OM2000  ZUIKO AUTO-W 35mm f2.8  Kodak UltraMax400

夕方、嵐山に着くと、あいにくの雨(涙)。

さすがに心が折れる。




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OLYMPUS OM2000  ZUIKO AUTO-W 35mm f2.8  Kodak UltraMax400

タイトル【自撮り百景】

雨だったけど、桜は満開だったんですよ。


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OLYMPUS OM2000  ZUIKO AUTO-W 35mm f2.8  Kodak UltraMax400




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OLYMPUS OM2000  ZUIKO AUTO-W 35mm f2.8  Kodak UltraMax400

この日の機材は、OM2000と35mm f2.8、KLASSEでモノクロ、おさえでX-Pro2、夜景が撮れればと三脚(GITZO GT1545T)を持っていった。




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OLYMPUS OM2000  ZUIKO AUTO-W 35mm f2.8  Kodak UltraMax400

ズイコー35mm の f2.8 は1万円以下だけど、なかなかのキレとボケ味を見せてくれる。



雨が強くなってきたので、宿に退散。

だけど、せっかく三脚を持ってきたことだし、夜桜や夜景を撮りたいなぁ。




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OLYMPUS OM2000  ZUIKO AUTO-W 35mm f2.8  FUJIFILM NATURA1600

というわけで、雨の中、渡月橋付近へ向かう。




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OLYMPUS OM2000  ZUIKO AUTO-W 35mm f2.8  FUJIFILM NATURA1600




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OLYMPUS OM2000  ZUIKO AUTO-W 35mm f2.8  FUJIFILM NATURA1600

大堰川(おおいがわ)の水面に映る渡月橋の影がきれいだった。


翌日は早朝に竹林の径へ行くことにした。



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OLYMPUS OM2000  ZUIKO AUTO-W 35mm f2.8  FUJIFILM NATURA1600

朝7時30分くらい。

時折、小雨がぱらつく天気だったが、外国人観光客が多い!

中には、この道にストロボやらライティング機材を持ち込んで道を占拠しながらウェディング写真を撮っているアジア系の人たちも。


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OLYMPUS OM2000  ZUIKO AUTO-W 35mm f2.8  FUJIFILM NATURA1600


ナチュラ1600をそのまま感度1600で撮ったので、粒状感が強いけど、これはこれで味があるな。




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OLYMPUS OM2000  ZUIKO AUTO-W 35mm f2.8  FUJIFILM NATURA1600


ちょっとアンダーで撮り、雰囲気を出してみる。



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FUJIFILM X-Pro2  XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS

X-Pro2 でも撮っておく。

フィルムとの仕上がりの違いがおもしろい。



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FUJIFILM X-Pro2  XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS

ベルビアモードで少し明るめに撮ってみる。




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FUJIFILM X-Pro2  XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS

朝8時過ぎ、雨がやんで少し日が差してきた。



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FUJIFILM X-Pro2  XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS

アクロスモードでモノクロで撮っていてもおもしろい。


とまぁ、嵐山にほんの少し触れただけだったけど、短い時間なりに楽しむことができた。


2月あたりからずっと忙しく、なかなか写真を撮る時間もないまま桜の季節に突入してしまった。

なかなか撮りに行く時間もないなぁ、なんて思っていたけど、桜の名所でなくても桜は撮れる! 日常生活の範囲内で桜を撮ろうではないか!



ST801 Pentacon50 Ektar100 000001
FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak Ektar100


お寺の境内に咲く枝垂桜。

冬に入れたEktar100はなかなか撮り切れなかったけど、発色がよく、キレもいいので桜の季節に活躍してくれた。



ST801 Pentacon50 Ektar100 000010
FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak Ektar100


やはり桜と青空は合うな。

格安のペンタコンは本当にいいレンズだ。




FM10 Herios 1600 000036
NIKON FM10  Helios44-2 58mm f2  NATURA1600

妖しいヘリオスとナチュラ1600で夜桜を狙った。



KLASSE C200 000031
KLASSE W  SUPER-EBC FUJINON 28mm f2.8  FUJIFILM C200 


校舎と桜。やっぱクラッセは透明感があってヌケがいい。


下の子の幼稚園の入園式、卒園式、そして小学校の入学式はすべてクラッセで撮ることができた。



FM10 Herios 1600 000027
NIKON FM10  Helios44-2 58mm f2  NATURA1600

雨と夜桜。




OM2000 35 UM400 000040
OLYMPUS OM2000  ZUIKO AUTO-W 35mm f2.8  Kodak UltraMax400

ズイコーの35mm f2.8。

携帯性がよく、格安でよく写る。



OM2000 35 UM400 000041
OLYMPUS OM2000  ZUIKO AUTO-W 35mm f2.8  Kodak UltraMax400



4 1600 000021
NIKON FM10  Ai 50mm f1.4  NATURA1600


50mmを1本選べと言われたら、このレンズかな。




4 1600 000022
NIKON FM10  Ai 50mm f1.4  NATURA1600


昼間は、ナチュラ1600を感度400に設定して使っている。

1600で使うときのざらざら感はなく、滑らかな描写だ。




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NIKON FM10  Ai 50mm f1.4  NATURA1600


桜とは全然関係ありませんが…。





4 1600 000023
NIKON FM10  Ai 50mm f1.4  NATURA1600




FM10 Herios 1600 000032
NIKON FM10  Helios44-2 58mm f2  NATURA1600




OM2000 35 UM400 000034
OLYMPUS OM2000  ZUIKO AUTO-W 35mm f2.8  Kodak UltraMax400



OM2000 35 UM400 000033
OLYMPUS OM2000  ZUIKO AUTO-W 35mm f2.8  Kodak UltraMax400


電車の中から目黒川の桜。

日常の中で見る桜はきれいだ。


ペトリカラー35は、1968年に発売された沈胴式のレンズシャッター機で、非常にコンパクトなカメラだ。


和製ローライ35とも称されるように、限られたスペースの中にシャッタースピード、絞り、距離ダイヤルが巧みに配置されており、その操作性はローライ35を凌ぐとも言われている。




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▲①がシャッタースピードダイヤル、②が露出計のバッテリー確認ボタン、③が絞りダイヤル、④が距離ダイヤル、⑤が巻き上げレバー



ピント合わせは目測式。ファインダー内に、「山の絵、5m、3人並んだ絵、2m、1.5m、1.2m、顔の絵」が記されているので、被写体までの距離を推定して、④の距離ダイヤルを回転させて距離を合わせる。


またファインダー右側には指針式の露出計が備わっており、レンズ鏡胴部にあるISO感度、シャッタースピード、絞り値によって露出を合わせる。


このように、ファインダー内の情報を見ながら右手でシャッタースピード、絞り値を変えられるので、被写体を見ながら感覚的に操作ができる。




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▲レンズを伸ばした状態。鏡胴部でISO感度の設定を行う。
露出計の電池は、H-C(MR44)型の水銀電池1個だが、現在は入手できないのでLR44で代用する。

LR44の方が電圧が高いので、そのままの使用では露出がアンダーになってしまう。
露出計の個体差もあるが、だいたい1/3~2/3くらいISO感度を下げると適正値になる気がする。


今回はISO200のフィルムを使用したので、ISO感度を125に設定して撮影した。



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▲レンズは、距離ダイヤルを回転させることで伸縮できる。レンズが沈胴した状態ではシャッターは切れないようになっている。




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▲KLASSE もコンパクトだが、それよりも小さい。



ペトリカラー35 の機能を追求した結果として滲み出てくる審美性はバウハウスのデザインを彷彿とさせ、「形態は機能に従う」(ルイス・サリヴァン)という言葉を想い起こさせる。



とはいえ、カメラは使ってなんぼ。出てくる絵がよくなければ意味がない、というわけで試し撮りをした。


使用したフィルムは期限切れのTudorcolor200、カメラの指示する露出通りに撮影した。




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PETRI Color35  C.C petri 40mm f2.8  Tudorcolor200

なんとなく、下町の風景が似合いそうだったので立石へ。




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PETRI Color35  C.C petri 40mm f2.8  Tudorcolor200

暗い路地だったけど、なかなかよく写っているなぁ。




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PETRI Color35  C.C petri 40mm f2.8  Tudorcolor200

このあたりの飲み屋街も再開発で取り壊される予定のようだ。




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PETRI Color35  C.C petri 40mm f2.8  Tudorcolor200


露出と距離をだいたい合わせておけば、さっと撮れるので、ブラブラ散歩するときのお供としては最高だ。




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PETRI Color35  C.C petri 40mm f2.8  Tudorcolor200

京成立石駅前。

なんだか、昭和に撮った写真のようだ。



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PETRI Color35  C.C petri 40mm f2.8  Tudorcolor200


暗いところだと露出計があてにならないこともあるけど、特に問題なさそうだ。



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PETRI Color35  C.C petri 40mm f2.8  Tudorcolor200




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PETRI Color35  C.C petri 40mm f2.8  Tudorcolor200

京成立石から曳舟にやってきた。

逆光気味だったけど、飛ばずに写っている。



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PETRI Color35  C.C petri 40mm f2.8  Tudorcolor200

曳舟の京島にある商店街。ここもかなりの昭和感を醸し出していた。


屋外の絞れるところだと距離を3m~5mくらいに合わせておけば、まぁなんとなく被写界深度内に入るので、目測式も慣れれば使いやすいのだろう。




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PETRI Color35  C.C petri 40mm f2.8  Tudorcolor200

曳舟から浅草で途中下車。

浅草寺に久しぶりに行ってみたけど、ここはすごいことになっていた。

平日だったけど観光客で溢れかえっていて、仲見世通りまで行かずに退散しました。




というわけで、ペトリカラー35を見てきたが、使い勝手の良さ、携帯性の良さはもちろんのこと、ピントのキレ、描写の厚み、適度な柔らかさ、発色もまずまず、と写りに関しても魅力的で、非常に完成度の高いカメラだと感じた。

またシャッターは機械式で電池がなくてもシャッターは切れるので、旅カメラのサブ機としても活躍してくれるだろう。





ツァイス・イコンのテッサーレンズの描写は繊細かつキレがあり、いつかは使ってみたいと思っていた。

中でもフォールディングカメラ(折り畳み式カメラ)のイコンタシリーズは中判カメラとは思えないほどコンパクトに収納できるので狙っていた。

イコンタシリーズには戦前から戦後まで種類が様々あり、また名称も国によって異なるので注意が必要だ。


大まかな分類としては、フォーマットによる分類(6×9判、6×6判、6×4.5判等)、距離計の有無、二重露光防止機能の有無、赤窓の遮光板の有無、テッサー、ノヴァー、クセナーなどレンズによる違い、といった点が挙げられる。


で、今回だいきちが購入したのが、スーパーセミイコンタ3型(Super Ikonta 531 )と呼ばれているもので、645判、距離計あり、二重露光防止機能あり、赤窓の遮光板あり、テッサー  75mm f3.5、というスペックで1937年製のようだ。



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▲シブイ……。
レンズ向かって左側から上方に測距用のプリズム(通称・招き猫)が出ている。
開けた時にこれを出し忘れると、二重像が現れず、距離計によるピント合わせができない。



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▲畳むとコンパクトに収納できる。



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▲フィルム室を開けたところ。
フィルムは横方向に送られるので、この状態で撮影すると縦位置の写真になる。35mmフィルムのハーフカメラのイメージだ。



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▲フィルムの装填。
「スタート位置」はあまり関係なく、だいたいのところで蓋を閉める。



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▲フィルム送りは「赤窓式」と呼ばれるもの。
蓋を閉じて巻き上げていき、右側の窓に「1」が出てきたところで巻き上げストップ。これで撮影可能だ。

窓は赤色のフィルタで覆われ、またブローニーフィルムに遮光紙があるものの、高感度フィルムや日なたでは感光するおそれがあるため、巻き上げはなるべく日陰で行い、巻き上げ完了後は赤窓を閉める。



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▲レンズ部でシャッタースピード、絞り値を設定し、シャッタチャージを行う。



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▲シャッターチャージ完了。



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▲ここが「赤」だと撮影可能。
その上にあるのがシャッターボタン。
シャッターボタンは、レンズの近くにもう一つある。



DSCF8154
▲シャッターを切るとさきほどの赤が「白」に変わる。
この状態では、シャッターチャージをしても次のシャッターが切れないようになっている。



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▲巻き上げを行うと「赤」になり、次の撮影が可能になる。

この時代に、こんな高性能な二重露光防止機能がついているとは!



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▲さきほどは右の窓が「1」だったが、左の窓に「1」がくるように巻き上げを行う。



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▲巻き上げ後は、中央のボタンをスライドさせて遮光し、次のコマを撮影する。



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▲次のコマ撮影後に巻き上げを行うと、今度は右側に「2」が出てくる。

120フィルムでは16枚撮れる。つまり左側の窓に「8」が現れた時が最後のコマだ。


一見、原始的に思われる赤窓式だが、これがなかなかどうして、コマ間は概ね揃っており精度が高い。
うちにあるミノルタコードやローライコードⅣよりも、よっぽどコマ間は均一だ。



では、写りがどんなもんか、アクロス100を詰めて試し撮りを行った。



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Zeiss Ikon  Super Ikonta 531  Tessar 75mm f3.5  FUJIFILM across100


おぉ、なかなか味がある……、と思ったけど、なにやら右下に謎の白い三角形が。

木の枝は精密な描写だけど。



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Zeiss Ikon  Super Ikonta 531  Tessar 75mm f3.5  FUJIFILM across100

やはり、右下に白い三角形が。

感光してるな、こりゃ。



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Zeiss Ikon  Super Ikonta 531  Tessar 75mm f3.5  FUJIFILM across100


各コマとも、ほぼ同じ位置に感光しているので、レンズの周囲か蛇腹関係に問題がありそうだ。

けど、それ以外の写りは、かなりいいんじゃない?



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Zeiss Ikon  Super Ikonta 531  Tessar 75mm f3.5  FUJIFILM across100


とまぁ、最後の最後まで、同じ位置に感光していました。

試しにもう1本撮ってみたけど、これも同じ位置に感光。

レンズがいいだけに残念だなぁ。


とりあえずお店に持っていったが、その場では原因がわからなかったので、修理に出してもらうことになった。

修理不能なら返品だけど、気に入っているので、なんとか直ってもらいたいところだ。




『月刊 星ナビ』という雑誌で写真家の飯島 裕さんによる 「銀ノ星」という連載がある。

ここではモノクロフィルムを使って星を撮っているのだが、この写真が非常にかっこいい。

で、その連載でよく使用されているフィルムが、ILFORD の DELTA3200だ。

DELTA3200のざらざらっとした粒子感と星空がマッチしていて、こんな写真を撮ってみたいものだとつくづく思う。


先日、RB67の試し撮りで伊豆に行った際に星空を撮ろうと思ったのだが、あいにく満月だったので、このDELTA3200で暗いトンネルや日中の景色を撮ってみようと思った。


現像は、D76(stock) 10.5分 20℃、EPSON GT-X830でスキャン(2,400dpi)している。



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NIKON F3 HP  Carl Zeiss Distagon T* 2/35 ZF.2  ILFORD DELTA3200

まずはちょっと暗い屋内で撮影。

ピント面の感じとボケの粒子感があいまって、立体感が出ている。

あまり絞っていないからだろうか、思ったより滑らかな感じだ。



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NIKON F3 HP  Carl Zeiss Distagon T* 2/35 ZF.2  ILFORD DELTA3200

確かf5.6付近で撮影。

絞るとコントラストが高くなりそうな感じだ。



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NIKON F3 HP  Carl Zeiss Distagon T* 2/35 ZF.2  ILFORD DELTA3200

ISO400のフィルムと比較すると、当然、粒状感があるが、日中に使ってもこれはこれで表現としておもしろそうだ。



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NIKON F3 HP  Carl Zeiss Distagon T* 2/35 ZF.2  ILFORD DELTA3200

トンネルまで来て、三脚を立てて撮影。

なかなかワイルドな感じで狙い通りだ。



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FUJIFILM X-Pro2  XF10-24mm F4 R OIS

ちなみにデジタルカメラで撮るとこんな感じで、これはこれで神秘的でおもしろい。



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NIKON F3 HP  Ai-s 85mm f/2   ILFORD DELTA3200

壁面の表面性状がおもしろかったので、85mmに変えて撮ってみた。



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NIKON F3 HP  Carl Zeiss Distagon T* 2/35 ZF.2  ILFORD DELTA3200

暗いトンネルを車が疾走。



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NIKON F3 HP  Carl Zeiss Distagon T* 2/35 ZF.2  ILFORD DELTA3200

このトンネルは有名なのか、外国から来た旅行者の姿も。



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NIKON F3 HP  Carl Zeiss Distagon T* 2/35 ZF.2  ILFORD DELTA3200

翌日、渓谷に来たので、 DELTA3200で撮ってみた。

なんか意外とパキッとしていて悪くないな。



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NIKON F3 HP  Carl Zeiss Distagon T* 2/35 ZF.2  ILFORD DELTA3200

高感度フィルムというと、夜の街スナップのイメージが強かったが、自然の中で使っても意外と新しい可能性を感じさせる。


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NIKON F3 HP  Carl Zeiss Distagon T* 2/35 ZF.2  ILFORD DELTA3200

とまぁ、高感度フィルムを屋外、トンネルの中と撮ってみた。

フィルムでもデジタルでも、ノイズや粒子感の少ない滑らかな描写が当たり前の昨今、このざらついた粗粒子が逆に新鮮に感じた。


さて、春になるにつれ、今年も物欲がふつふつと湧いてきた。

特に中判カメラだ。

中判はPENTAX645N、RolleicordⅣ、Minoltacord を持っているけど、6×7のフォーマットがない。

中判カメラで6×7フォーマットを持っていない、これは非常にまずい状態と言わざるをえない。


6×7フォーマットに関しては、だいきちは以前Mamiya RZ67 ProⅡを持っていたのだが、約2.5キロという重さが耐えられず手放してしまったのだ。

この選択は、いまでも非常に後悔している。Mamiya セコールレンズの透明感のある描写、そして67フォーマットの懐の広さ。売らなきゃよかったよ。しかも最近、RZ67は人気のようで、結構な高値で売買されている。

同じ機種を買いなおすのは癪だし、しかも値上りしているのならばなおさらだ。


そこで思いついた選択が、Mamiya RB67 である。

RB67は、1970年に発売された機械式の中判カメラで、名前の由来でもあるRB(レボルビングバック)、つまりフィルムホルダーを回転させることで、画面の縦・横が変更できる。

この後、多重露光防止機能がついたプロフェッショナルSやマウント径を変更したプロフェッショナルSDと進化していったが、だいきちが今回購入したのは、初期型のRB67 プロフェッショナルだ。


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重さを測ってみたところ、2.6キロくらい。RZ67 より少し重いはずなんだけど、RB67の方が少し小さく、持ちやすく感じた。



DSCF8109
初期型の機能は単純で、シャッターチャージを行い、レンズ部で絞り、シャッタースピードを選択し、フィルムホルダーの遮光板を外すとシャッターが切れる。

シャッターチャージをしていないと、レンズが外せないようになっているので、故障のリスクも少なそうだ。


この初期型のセコールレンズは、マルチコート化以前のものだ。

この型は、タイム撮影時に戸惑う。普通は2回目のレリーズでシャッターが閉じそうなものだが、この型はシャッターを閉じるときに、「スピードリングを1秒の方に回すか、シャッターセットレバーを約30° セット方向へ押す」という操作を行う(レンズ説明書より)。ぶれないかちょっと心配だけど、レンズシャッターだから大丈夫なのかな。



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フィルムホルダーは、RB67 Pro S用のものが付いていた。

しかし多重露光防止機構は働かないので、撮影後、フィルムを巻かないと多重露光になってしまう。


というわけで、さっそく試し撮りに向かった。



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Mamiya RB67 Pro  SEKOR 127mm f3.8  Kodak PORTRA160

いきなりタイム撮影を試してみた。なかなか幻想的だ。


シャッターを閉じるときに戸惑ったけど、ぶれてはなさそうだ。




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Mamiya RB67 Pro  SEKOR 127mm f3.8  Kodak PORTRA160

陰影や質感がよく出ているし、フォーマットの余裕を感じさせる。




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Mamiya RB67 Pro  SEKOR 127mm f3.8  Kodak PORTRA160

トンネル内で多重露光を試してみた。

「多重露光」といっても、フィルム巻き上げをしないでシャッターチャージして次の撮影を行うだけなので、ある意味簡単だ。



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Mamiya RB67 Pro  SEKOR 127mm f3.8  Kodak PORTRA160

トンネルの出口。

壁面の艶めかしい雰囲気が描写されている。




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Mamiya RB67 Pro  SEKOR 127mm f3.8  Fujifilm PRO400H (PLフィルター使用)

翌日は渓谷にやってきた。

緑の木々や岩肌と苔のウェットな感じがいい。

スローシャッターで川の流れを表現した。



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Mamiya RB67 Pro  SEKOR 127mm f3.8  Fujifilm PRO400H


蛇腹式なので接写に強い。

ディテールと浮き上がるような立体感は中判ならではだろう。



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Mamiya RB67 Pro  SEKOR 127mm f3.8  Fujifilm PRO400H

高さ53m、樹齢約450年の伊豆の太郎杉。なかなか荘厳な感じで撮れた。

レボルビングバックで縦位置に変更して撮影した。



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Mamiya RB67 Pro  SEKOR 127mm f3.8  Fujifilm PRO400H (PLフィルター使用)

春の岩苔の瑞々しい感じとまだ少し冷たい川の水をイメージして撮影した。



というわけで、RB67の試し撮りを行った。

山道はRB67とX-Pro2 と NIKON F3 と三脚(GITZO GT1545)を持ち歩いたけど、VANGUARD の UP-RISE Ⅱ 48 というリュックが背負いやすいのであまり苦ではなかった。

また、RB67 は機械式なので電池を持ち歩かずに済むのが気楽でいい。

レンズの描写は、RZ67時代のマルチコーティングのレンズと比較すると、逆光性能は劣るだろうが、普通に撮る分には違いを感じなかった。


と考えると、「安いから」といった消去法的な選択ではなく、「機械式の中判67カメラ」というポジティブな理由で(重いけど)、RB67を選択するというのもアリではないだろうか。





熱海の海光町から熱海駅に戻り、電車で隣駅の来宮駅へ向かった。


来宮駅から北へ10~15分ほど歩くと、西山町というエリアがあり古民家が残っているというので散策してみたい。

今回のILFORD HP5の現像は、D76(1:1)で20℃ 13分で行っている。



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NIKON S2 W-Nikkor・C 3.5cm f2.5 ILFORD FP4 PLUS


まずは途中の来宮神社に立ち寄る。



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NIKON S2 W-Nikkor・C 3.5cm f2.5 ILFORD FP4 PLUS


樹齢2000年と言われる大楠。パワースポットとして賑わっていた。




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NIKON S2 W-Nikkor・C 3.5cm f2.5 ILFORD FP4 PLUS

竹林の路が美しい。



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Rolleicord  Xenar 75mm F3.5  FUJIFILM PRO400H

ローライコードだとこんな感じ。

緑の発色がいいなぁ。



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NIKON S2 W-Nikkor・C 3.5cm f2.5 ILFORD HP5 PLUS

ここでHP5 にフィルムを交換。

こっちの方が少しコントラストが高い?



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NIKON S2 W-Nikkor・C 3.5cm f2.5 ILFORD HP5 PLUS

線が細く描写が繊細な感じがするけど、どうなんでしょう。

感度125と400なので、絞っている分、HP5の方がシャープなのかな。



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NIKON S2 W-Nikkor・C 3.5cm f2.5 ILFORD HP5 PLUS

逆光気味でふわっとしたイメージで撮ってみた。

このレンズは1950年代だけど意外と逆光に強い。



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NIKON S2 W-Nikkor・C 3.5cm f2.5 ILFORD HP5 PLUS

来宮神社を後にし、西山町にやって来た。

いきなりシブイ建物が現れ、期待が高まる。



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NIKON S2 W-Nikkor・C 3.5cm f2.5 ILFORD HP5 PLUS

いい味を出しているポスト。

開放気味だと背景が暴れだす。




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NIKON S2 W-Nikkor・C 3.5cm f2.5 ILFORD HP5 PLUS

熱海市内は火災が多かったが、このあたりは大火から免れていたので古民家が多く残っているという。



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NIKON S2 W-Nikkor・C 3.5cm f2.5 ILFORD HP5 PLUS

短歌で著名な佐々木綱吉の旧宅。

このほかにも谷崎潤一郎の旧宅や歴史ある温泉旅館などがあり、なにやら文化の薫り漂うエリアだった。



というわけで、今回はHP5 を使ったが、基本的には FP4と同様、若干の粒状感と階調の豊かさ、暗部の粘りを感じることができた。

また、現像時間もそれほどシビアな感じはなく、カールも少なめ、ホコリもつきにくかったので、感度400とあいまって非常に扱いやすいフィルムに思われた。

1000円以上出して買うフィルムではないけど、5.19$ならアリではないだろうか。




モノクロはT-MAX100、400 を使うことが多いけど、ちょっと変化も欲しい。

とはいえ、日本で手に入るフィルムは限られているし、高い。

たとえばヨドバシでイルフォードを見てみると、ILFORD HP5 PLUS、FP4 PLUS がともに 1010円(ポイント10%)なので、900円くらい。


そんなとき、アレモコレモさんの記事を拝見していると、アメリカのB&Hから買うと、だいたい半額くらいだという。

マジか!

というわけで、だいきちもB&Hから買ってみることにした。


1月18日の夜にオーダーして、到着したのが1月28日。送料は7$くらいだった。

気になるお値段は、HP5 PLUSが5.19$/本、FP4 PLUSが5.99$/本 なので、600~700円くらいか。

ほかにも、ケントメアが3.99$、ILFORD DELTA400 が7.49$ など、日本の5~7割の値段に思われた。


こういった値段もさることながら、フィルムの品ぞろえも豊富なので、「あぁ、世界にはフィルムを使っている奴らがまだまだたくさんいるじゃないか」 と勇気をもらった。まだ、フィルムを使っていいんだなと。


というわけで、このフィルムを使って熱海をうろつくことにした。

機材は、NIKON S2 と 35mm f2.5 にした。

FP4 PLUS の現像は、D76(1:1) 20℃ 11分、EPSON GT-X830でスキャン(2,400dpi)している。



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NIKON S2 W-Nikkor・C 3.5cm f2.5 ILFORD FP4 PLUS

まずは感度125のFP4 をつめて、熱海の海光町をぶらつく。

ここは熱海駅から歩いて15分くらい、石畳が美しい別荘地だ。



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NIKON S2 W-Nikkor・C 3.5cm f2.5 ILFORD FP4 PLUS

だいきちがこのエリアでぶらぶらしていると、老紳士がいたので挨拶がてら話しかけると、この地区の歴史をいろいろと聞くことができた。

なんでも、この水光荘はもともとは山本五十六の別邸で、海軍の部下が寝泊まりし、戦後はイギリス軍が住んでいたという。



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NIKON S2 W-Nikkor・C 3.5cm f2.5 ILFORD FP4 PLUS


そしてこの石畳は、戦後、GHQが花崗岩を敷いて造らせたそうだ。

この先には、岩波書店創業者の岩波茂雄の別邸があり、昔はよく作家が缶詰にされていたが、いまは社業が傾いているので、某作家に別荘として売った、などなかなかディープな話をうかがうことができた。



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NIKON S2 W-Nikkor・C 3.5cm f2.5 ILFORD FP4 PLUS

そしてこの建物は野村塵外荘といい、野村證券創業者の野村徳七の別邸だったそうだ。

なんだか、このあたりは本物の熱海の別荘という感じ。


で、ILFORD FP4 だが、これは旧型乳剤のフィルムで、豊かな階調と広いラティチュードが特徴という(ホームページより)。

第一印象としては、「昔ながらのモノクロの美しさ」 を感じた。

超微粒子、というのではなく、ほどよい粒子感とトーンの連続性、グレーの美しさ。あー、モノクロいいよなぁ、とモノクロフィルムの原点を思い出させてくれるフィルムだ。


1本撮り切り、感度400のHP5に交換したのだが、長くなったので続きは次回記したい(イルフォードフィルムと熱海を歩く その2)。


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▲今回の機材。
NIKON S2
W-Nikkor・C 3.5cm f2.5
ズームファインダー





1本あたり700円強。高い。高いんだけど、コダックのPORTRA や Ektar が1本1000円以上することを考えると、高いんだけど、まぁしょうがないかということで久しぶりに購入して、年末~年始にかけて街を徘徊した。




97390009 35mm
NIKON F3 HP  Carl Zeiss Distagon T* 2/35 ZF.2  FUJIFILM NATURA1600

とりあえず、夜にうろちょろするとき、フィルムでも撮れるというのはうれしい。




97390008 35mm
NIKON F3 HP  Carl Zeiss Distagon T* 2/35 ZF.2  FUJIFILM NATURA1600

感度1600の設定では、どうしても粒状感が強くなるけど、まぁそういうもんなのだろう。




000010 F100
NIKON F100  TAMRON SP AF 28-75mm F/2.8(Model A09Ⅱ) FUJIFILM NATURA1600



000017 F100
NIKON F100  TAMRON SP AF 28-75mm F/2.8(Model A09Ⅱ) FUJIFILM NATURA1600

東北を旅するときに、夜+雪 を撮りたかったので、NATURA1600 を持っていった。



000041 F100
NIKON F100  TAMRON SP AF 28-75mm F/2.8(Model A09Ⅱ) FUJIFILM NATURA1600

ここは、角館の武家屋敷。

昼間は感度を400くらいに設定して撮れば、粒状感を抑えて撮ることができる。





97390020 58mm
NIKON F3 HP  Voigtländer NOKTON 58mm f/1.4  FUJIFILM NATURA1600

相当暗かったけど、 NOKTON の開放付近で撮影。



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NIKON F100  TAMRON SP AF 28-75mm F/2.8(Model A09Ⅱ) FUJIFILM NATURA1600

大晦日、12時を回って2017年に変わったころの目黒不動尊。




97390014 35mm
NIKON F3 HP  Carl Zeiss Distagon T* 2/35 ZF.2  FUJIFILM NATURA1600

代々木公園の青の洞窟。




97390021 58mm
NIKON F3 HP  Voigtländer NOKTON 58mm f/1.4  FUJIFILM NATURA1600



97390023 58mm
NIKON F3 HP  Voigtländer NOKTON 58mm f/1.4  FUJIFILM NATURA1600

夜の少ない光で撮ると、NOKTON はなかなか味があるなぁ。



97390025 85mm
NIKON F3 HP  Ai-s 85mm f/2  FUJIFILM NATURA1600

羽田空港のそばにある城南島海浜公園の夕暮れ。




97390030 85mm
NIKON F3 HP  Ai-s 85mm f/2  FUJIFILM NATURA1600

日が暮れたころ、羽田空港を望む。



97390033 50mm
NIKON F3 HP  Ai 50mm f/1.4  FUJIFILM NATURA1600

一度手放した50mm 1.4 だけど、最近また購入した。

なんというか、すべての基準というか、これで撮るのが基本だなとあらためて思う。



97390037 55mm
NIKON F3 HP  Ai Micro-Nikkor 55mm f/2.8S   FUJIFILM NATURA1600

55mmマクロは、「ニッコール千夜一夜物語」でも解説されているように、ガウスタイプのマクロレンズらしいコントラストの高い、高解像力の描写だけど、金属系を撮るときの光沢や花を撮るときの階調など、単にカリカリではない描写が気に入っている。

 
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▲今回のボデイ。NIKON F3 、NIKON F100


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▲今回のレンズ。

(左より)
TAMRON SP AF 28-75mm F/2.8(Model A09Ⅱ)
Ai Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
Ai-s 85mm f/2
Ai 50mm f/1.4
Carl Zeiss Distagon T* 2/35 ZF.2


NIKON のフィルムカメラと言えば、やっぱF一桁機でしょ(NIKON F、F2、F3、F4、F5、F6 )、と言いたいところだけど、唯一の欠点は重いことだ。

Fが685g、F2が700g、F3 HP(ハイアイポイント)が745g、F4が1090g、F5が1210g、F6が975g……。

プロユースのフラッグシップ機に軽さを求めるのはナンセンスだけど、これを素人が毎日の通勤カバンに放り込むのはしんどい。


だいきちが旅や普段使いに求める条件は、「機械式シャッター」、「露出計内蔵」、「軽い」、だが、この条件でニコン機で思い浮かぶのは、FMシリーズだろう。

これは、FM、FM2、NewFM2、FM3A を指し、機械式シャッター、露出計内蔵、軽い(FM2は540g)、と条件は揃っている。

特にFM3Aの露出計はアナログ指針式露出計なので、適正露出からのずれが視覚的に認知しやすく使いやすい。


しかし!

それなりの普通以上の程度のものでFM2は3万円以上、FM3Aは4,5万円以上、といったところか(それでも一時期はプレミアがついてもっと高かったけど)。

F3より楽勝で高いじゃんか……。


そこで目をつけたのが、FM10 だ。

これはコシナのOEM機で、だいきちが持っているOLYMPUS OM2000 とベースが同じ兄弟機だ。

機械式シャッター(最速1/2000)、露出計内蔵(TTL中央部重点測光)、軽い(420g)と条件を満たしており、中古価格も1万~2万円くらいだろうか。

ちなみにまだ現行機なので、新品で買うこともできる。

今日、ヨドバシカメラの店頭で見たら、ズームレンズ付きで67000円(ポイント10%)くらいだったな。




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中古カメラ店で探していると、出物があったので、見に行ってみた。

グリップにべたつきがあるものの露出やシャッター等に問題はなく、1万円以下だったので購入と相成った。

以前、ブログで交流のあるRikkieさんにアドバイスをいただいたとき、「FM10はグリップにべたつきがあるものなら、1万円以下で狙えるでしょう」 とおっしゃっていたが、さすがの相場観、生き馬の目を抜く中古カメラ業界で長年生き抜いてきた歴戦の勇者だけある。


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OM2000 と並べてみる。

ベースは同じだけど、よ~く見ると微妙にボタン類が異なる。

OM2000 には、正面にはセルフタイマーレバーしかない。

これはオリンパスの場合、レンズ側にプレビューボタン(絞り込みボタン)やレンズ取り外しボタンが付いているからだ。

またニコンとオリンパスは、レンズ着脱方向が逆なので混乱する。



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FM10 の場合は、ボディ前面に、①プレビューボタン(絞り込みボタン)が付いている。

②はセルフタイマーレバーだが、OM2000 とはデフォルトの角度が異なる。なんでだろう。



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③が測光ボタン、④がレンズ取り外しボタン。

シャッターボタン半押しでも測光できる。


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軍艦部を比べると、OM2000 には、スポット測光ボタン(黒矢印)が付いている。これは逆光やポートレートなど、特定の場所の明るさを測りたいときに便利だ。

また通常のオリンパスのボディの場合、マウント部分にシャッターダイヤルが付いているので、軍艦部のシャッターダイヤルでシャッタースピードを切り替えるのは多少違和感がある。

さらによくよく見ると、OM2000 と FM10 のシャッタースピードの数字はフォントが異なるな。



で、先日外出する機会があったので、FM10 が正常に使えるのか試してみた。

レンズは Voigtländer NOKTON 58mm f/1.4 を持っていくことにした。

これは一見ニコンの風貌に思わせといて、実は両方ともコシナ製、というトリックだ。



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NIKON FM10  Voigtländer NOKTON 58mm f/1.4 Kodak UltraMax400


NOKTON は、NIKON D610 やDf で使うことが多かったけど、久しぶりにフィルムカメラで撮ってみた。

開放付近ではふんわりとした描写だ。


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NIKON FM10  Voigtländer NOKTON 58mm f/1.4 Kodak UltraMax400


超逆光で撮ったが、さすがに厳しいようだ。



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NIKON FM10  Voigtländer NOKTON 58mm f/1.4 Kodak UltraMax400


夕日で逆光だったが、彩度の低下もなく、雰囲気よく撮れた。




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NIKON FM10  Voigtländer NOKTON 58mm f/1.4 Kodak UltraMax400


雲の質感や暗部もいい感じだ。



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FUJIFILM X-Pro2  XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS


X-Pro2 でも撮ってみたけど(アンダー目)、雰囲気が似ているな。



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NIKON FM10  Voigtländer NOKTON 58mm f/1.4 Kodak UltraMax400


遠景で開放だったけどそれなりに撮れている。




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NIKON FM10  Voigtländer NOKTON 58mm f/1.4 Kodak UltraMax400


とまぁ、ボディと久しぶりのNOKTON のテストだったけど、とりあえず問題なさそうだ。


FM10 と Ai 50mm f1.4 を合わせても 約700g と、F3 HP ボデイ単体より軽い。

これなら負担なく通勤や旅に持っていけそうだ。






ちょうど一年くらい前、amazon で購入したフィルムが期限切れだった、というプチ事件の顛末を記した(香港から逆輸入の刺客 Tudorcolor XLX200)。

その後もちびちび使っていたが、なにせ10本まとめ買いだったので、使い切るのに時間がかかる。

年末、あらためて期限を見てみると、「2014.08」 となっており、2年以上が過ぎていることになる。

そろそろ使い切らないとマズイな、ということで、子どもたちと辻堂海浜公園に遊びに行ったついでに使ってみることにした。


機材は、OLYMPUS OM2000 と ZUIKO 50mm MACRO f3.5 だ。




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OLYMPUS OM2000  ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm f3.5  Tudorcolor XLX 200

この日は風が強かったものの、天気はよく、空も海もきれいだった。

逆光だけど1/2000 を使って開放で撮ってみた。マルチコートの威力か、破綻せずに雰囲気が出ている。




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OLYMPUS OM2000  ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm f3.5

江の島を望む。

青も濃厚に再現されており、彩度が低下しているとか粒状感が強いということもないので、フィルムの期限切れは特に問題なさそうだ(劣化はしていると思うけど)。

遠景の描写は、さすがに解像があまいようだ。



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OLYMPUS OM2000  ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm f3.5

ZUIKO のマクロレンズは定評があり、銘玉と名高い50mm f2や90mm f2 はいまでも高値で取引されている。

この50mm f3.5 は 確か8000円くらいで購入した。相場もそれくらいだろうか、比較的入手しやすい価格帯だが、写りは相当いいと思う。




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OLYMPUS OM2000  ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm f3.5

空のグラデーション、明度差の大きい海の表現など、逆光とは思えない描写だ。

マクロ用途だけでなく、普通に標準レンズとして使える。




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OLYMPUS OM2000  ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm f3.5

この日は空気も澄んでいて、富士山が近く見えた。

この透明感のある青色は、フィルム由来なのか、レンズ由来なのか。



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OLYMPUS OM2000  ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm f3.5

昆虫写真のパイオニアで、OM使いとしても有名な佐々木 崑は、写りは50mm f2マクロの方が繊細だが、50mm f3.5 は軽く、また絞りがf22まであるので(50mm f2 はf16まで)、f3.5 を使う方が多いと語っている。




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OLYMPUS OM2000  ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm f3.5

ZUIKO レンズは、銘玉・28mm f3.5 も4000円くらいで購入、35mm f2.8 も6000円くらい。

リーズナブルなレンズでも、立体感、透明感のある描写を見せてくれる。




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OLYMPUS OM2000  ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm f3.5

50mm f3.5 でこれだけ写るとなると、50mm/1.2、35mm/2、50mm/2 マクロ、90mm/2マクロ など、使ってみたいレンズが多いな。高いけど。




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▲Tudorcolor XLX 200。やっと残り3本。amazon で購入する際は気をつけていただきたい。



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▲今回の機材。OLYMPUS OM2000  + ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm f3.5




初日の旅が終わり(フィルムと旅する 角館~秋田内陸縦貫鉄道線 編) 、宿に着いた。

明日は五能線と津軽鉄道に乗りたい。できれば五能線はリゾートしらかみではなく鈍行に乗りたい。
さらに、どこかの駅で途中下車をして、散策してから戻りたい。

しかしどう組み立てても、五能線を途中下車して散策すると、津軽鉄道に乗って、その日に東京に帰るのは難しいようだ。

熟考の末、弘前8:49発のリゾートしらかみ2号に乗り、深浦に10:57着。
そして、深浦駅で反対側のホームに停車中の11:00発リゾートしらかみ1号に乗って、五所川原までとんぼ帰りして津軽鉄道に乗る、というちょっと風情のないスケジュールなら、なんとか2つの路線に乗って東京に戻ることができそうだ。



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX100


川部駅に停車中のリゾートしらかみ2号。海沿いのA席を予約した。



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FUJIFILM X-Pro2  XF 35mm f2 R WR

日本海に出ると、強い風、荒々しい波が待ち受けていた。

宮脇俊三の『最長片道切符の旅』によると、五能線には「風合瀬(かそせ)」:風がぶつかり合うところにある川、「驫木(とどろき)」:瀬の音、波の音がごうごうととどろくところにつけられる地名(国鉄全駅ルーツ大辞典より)、といったように、風にまつわる駅名が多い。


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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX100

千畳敷駅に到着。千畳敷は、地震で海床が隆起してできた岩床の海岸だ。



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX100

千畳敷駅で15分ほど停車したので、電車を降り、千畳敷を観光することができた。



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX100

千畳敷を観光し、電車に戻る。


この先の深浦駅で折り返し、津軽鉄道の発着駅・五所川原駅まで戻る。



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX100

五所川原駅前。



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX100

五所川原駅から津軽鉄道のホームを望む。



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FUJIFILM X-Pro2  XF 35mm f2 R WR

津軽五所川原駅の待合室。




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FUJIFILM X-Pro2  XF 35mm f2 R WR

走れメロス号入線。

途中の金木駅には、この地出身の太宰治記念館「斜陽館」がある。

有名なストーブ列車は、1日3往復なので、事前に調べておきたい。



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX100

所ジョージの番組でも秘境駅として紹介されていた毘沙門駅。

乗降客は津軽鉄道線で最も少ないそうだ。



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX100

40分ほどで、終点の津軽中里駅に到着。

折り返しまでの約1時間、この近辺を散策する。



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX100

いかにも終着駅といった風情で、興味深く散策したが、1時間歩き回っても、一人とも出会わなかったのは残念だった。



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX100




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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX100




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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX100




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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX100

駅の目の前にある路地。

昔は栄えていた通りだったのだろうか。



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX100

折り返しの電車に乗り、芦野公園駅で途中下車。

この駅は、東北の駅百選にも選ばれ、桜の季節は特に美しい駅だ。


また太宰 治の小説『津軽』では、「芦野公園といふ踏切番の小屋くらゐの小さい駅」と表現されている。

旧駅舎を用いた喫茶店「駅舎」が併設されているので、ぜひ立ち寄りたい。


1時間ほどで、次の列車が来た。この列車にはストーブ列車が連結されている。



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FUJIFILM X-Pro2  XF 35mm f2 R WR

ストーブ列車券400円を払って乗り込む。



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FUJIFILM X-Pro2  XF 35mm f2 R WR

ダルマストーブ。

定期的に乗務員さんが石炭をくべる。



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX100

500円払ってスルメを購入し、焼いてもらう。これはうまかった。


そんなこんなで、16時過ぎに五所川原に戻ってきた。

ここから新青森まで出て、新幹線で東京に戻ってきたのが21時半。

前日の始発から始まった1泊2日の旅を終えた。


昨年末、急遽、29日、30日と時間ができた。

家でのんびり、とも思ったけど、これは千載一遇のチャンスなので、旅に出よう。

冬のローカル線の旅なんかいいんじゃないか。



だいきちの敬愛する作家の一人に宮脇俊三がいる。

『時刻表2万キロ』や『最長片道切符の旅』は、何十回読んだことだろう。そして読むたびに、旅に出たいなと思う。





彼の著書の中に、「ローカル線10傑」というくだりがある。

天北線(音威子府-浜頓別-南稚内)
湧網線(中湧別-網走)
五能線(東能代-五所川原-川部)
阿仁合線(鷹ノ巣-比立内)
能登線(穴水-蛸島)
宮津線(西舞鶴-豊岡)
木次線(宍道-備後落合)
松浦線(有田-伊万里-佐世保)
宮原線(恵良-肥後小国)
高千穂線(延岡-高千穂)

が選ばれているが、現在では赤字は廃線、青字は国鉄の手を離れ、第三セクター等により運営されている。

上記10路線の収支係数は、400~1700であり(100円稼ぐのに経費が400円~1700円かかる)、経営的な観点だけで言うと廃線もやむなしだろう。

北海道のローカル線は、この2線以外もほぼ全滅だし、木次線も常に廃止の噂が絶えない。

五能線も廃止寸前だったが、観光列車のリゾートしらかみが年間10万人以上乗車のヒット。復活を遂げた。



今回は、冬のローカル線情緒を味わいたい、1泊2日の強行日程、ということで東北地方に狙いを定めた。

12月29日というと帰省ラッシュのピークだが、運良くインターネットの「えきねっと」で東京駅6時発の秋田新幹線始発を予約することができた。

秋田新幹線で角館まで行き、角館を観光。そして、秋田内陸縦貫鉄道(角館線、阿仁合線を引き継いだ路線)に乗って鷹ノ巣に出て、そこからJR奥羽本線で弘前へ行き1泊、翌日、五能線と津軽鉄道に乗って帰るというプランを立てた。


装備は、悩みに悩んだ末、LEICA M6にSummicron 50mm f2(3rd)、NIKON F100 にTAMRON 28-75mm f2.8、そしてX-Pro2 に 35mm f2 を持っていくことにした。

LEICA でモノクロ、NIKON F100 でカラーネガ、X-Pro2 でデジタルで押さえ、という毎度のことながらふんぎりの悪いセレクトだ。

いつかは、ライカやローライフレックスだけを持って旅をする、なんてことをしてみたいものだ。



6時に東京駅を出発し、9時20分に角館に着いた。角館は武家屋敷エリアが重要伝統的建造物群保存地区となっており、春の枝垂桜で有名だ。


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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX400

武家屋敷の黒と雪の白のコントラストがきれいだった。

黒が多かったり、白が多かったりと露出の設定が難しく、デジカメで撮りながらフィルムの露出を決めていった。



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX400




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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX400




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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX400




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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX400



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX400




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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX400



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX400

2時間ほど散策したが、雪が強くなってきたので急いで角館駅に戻り、秋田内陸縦貫鉄道を待つ。



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FUJIFILM X-Pro2  XF 35mm f2 R WR

秋田内陸縦貫鉄道(この写真は、終点の鷹巣駅で撮影)。



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX400

秋田内陸縦貫鉄道は、国鉄時代の角館線と阿仁合線、そしてその両線を結ぶ鷹角線を引き継いで第三セクターにより運営されている。

角館線と阿仁合線は、宮脇俊三の本の中でもよく言及されていたので、ぜひ乗りたいと思っていた路線だ。



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX400

現在は、角館-鷹巣間を2時間~2時間半で結ぶ。




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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX400



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX400



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FUJIFILM X-Pro2  XF 35mm f2 R WR



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX400

途中、阿仁合駅で20分くらい停車となったので、駅周辺を散策する。



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX400

見ているだけで寒くなる写真だけど、実際に寒かった……。



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX400

阿仁合駅前。

なんでも、この近くにある阿仁合スキー場は、雪質がよいことで
その筋では有名だそう。



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX400

阿仁合は鉱山で栄え、銅の産出は日本一になったこともあるそうだ。



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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX400

またこの近くでは、狩猟を生業とする人々の阿仁マタギが有名だ。



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FUJIFILM X-Pro2  XF 35mm f2 R WR



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FUJIFILM X-Pro2  XF 35mm f2 R WR

ここ前田南駅は、映画 『君の名は』 に登場する駅に似ているそうだ。

会社側も「
前田南駅入場券」を販売したり、聖地巡礼として宣伝している。

この路線も実は赤字で存続の危機に立たされているので、どんな方法であれ、乗客が増えるのは喜ばしいことだ。




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LEICA M6  Summicron f2/50mm(3rd)  Kodak T-MAX400

そんなこんなで、2時間半の秋田内陸縦貫鉄道の旅を終え、鷹ノ巣から弘前へ向かった。

弘前出身の将棋棋士・行方尚史八段に連絡をすると、この季節の弘前はタラ鍋がうまいから食っていけ、というので、
「じゃっぱ汁」(タラのじゃっぱ(アラ)と野菜などを煮込んだ鍋)を食し、長い一日を終えた。

明日は、弘前から五能線と津軽鉄道のストーブ列車に乗りたいのだが、接続が難しそうだ……(
フィルムと旅する 五能線~津軽鉄道 編 に続く)。



「今年はカメラもレンズもあまり買わなかったなー」と思っていたが、台帳を調べてみると、そこそこ買っていたようだ。

どうやら、売却した機材も多かったので、台数自体はそれほど増えていなかったようだ。


そこで備忘録も兼ねて2016年に購入した機材を振り返ってみたい。



PENTAX645N
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まずは、PENTAX645N。

中判はMamiya RZ67 ProⅡとsekor110mm f2.8 を使っていて非常に気に入っていたけど、約2.5kgと重いということと、気軽にさくさく撮りたいので露出計内蔵がいいな、と思い、RZ67を売却してPENTAX645Nを購入した。

レンズは、オートフォーカスのFA 45-85mm F4.5、マニュアルフォーカスの A 80-160mm F4.5、120mm F4 MACRO を購入した。


けど使ってみると、なんだか重い。そこで重量を計ってみたところ、なんとまぁボディが約1.5kg(電池込み)でレンズ(45-85mm)が950g。

合わせて2.45kg……、RZ67 と同じやんけ。


しかもRZ67 は交換レンズを持っていなかったけど、645Nは3本もあるので、持ち歩くのがシンドイ。

なので車で移動のときだけ持っていく、という機動力のなさ。まぁ自分に気合が足りないだけですが。

マニュアルの単焦点は軽いので、一瞬買い増しも考えたけど、これ以上買うのもねぇ。


というわけで、2017年は、このシステムをもっと軽やかに使うのが目標だ。



FUJIFILM X-Pro2
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2015年にFUJIFILM X-T10 を購入して、フジのデジタルカメラの写りはいいなと感じていた。

しかし、デジタルはNIKON D80、D610、Df とニコン一筋だった。


自分の中では、フィルムがメイン、デジタルはサブ機という位置付けなので、サブが2マウントという体制は望ましくない。できれば一本化したい。

そこで、X-Pro2 が出たタイミングで、ニコンはDf、70-200mm f2.8、TAMRON 90mm MACRO、AF-S 50mm 等を売却してFUJIFILM に統一した。


結局、レンズも、18mm f2、35mm f2、10-24mm f4、55-200mm f3.5-4.8、 100-400mm f4 と拡充していった。

特にX-Pro2 は、モノクロのアクロスモードが気に入っている。


年末に東北に旅に出かけたが、そこには35mm f2 を持っていった。このレンズは防塵防滴なので雪の中でも気にせず使うことができた。



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FUJIFILM X-Pro2  XF 35mm f2 R WR




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FUJIFILM X-Pro2  XF 35mm f2 R WR




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FUJIFILM X-Pro2  XF 35mm f2 R WR




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FUJIFILM X-Pro2  XF 35mm f2 R WR




OM2000
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OM-1 の挙動がちょっとあやしかったので、コシナのOEM機であるOM2000を購入。

合わせて、50mm f3.5 マクロも購入した。


このOM2000 は、軽いし、シャッタースピードは1/2000まであるし、機械式シャッターだし、多重露光も簡単だし、露出も問題ないし、と文句がない。


これで35-70mm レンズが付いて約4000円だったので、いまでも小躍りしたくなるほどだ。




LEICA CL  SUMMICRON 40mm f2
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これは正確には先輩からタダで頂いたのだが、レンズにクモリ、カビがあったので山崎光学に修理に出した。

この代金が25000円。散財させやがって(ウソです)。


このLEICA CL は、露出計の指針もわかりやすいし、軽いし、文句がない。

LEICA M6ほど気を使わなくていいので、通勤カバンによく入れている。


気になるのはファインダーのブライトフレームが40mm、50mm、90mmしかないことだが、ファインダー全体の視野が35mmの視野枠とほぼ一致するので、レンジファインダーでよく使う焦点距離はカバーできる。


また有効基線長が短いので、ピントの精度に一抹の不安があるが、ズミクロンの開放(F2)では特に問題は感じられなかった。

セイケトミオさんはminolta CL でズミルックスの開放(F1.4)を使っていたので、有効基線長の短さもそれほどナーバスになる必要はないだろう。





Minoltacord
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このミノルタコードには、chiyoko PROMAR sⅢ 75mm f3.5 というレンズが搭載されており、これがなかなか味わい深い写りを見せる。

振り子式のピントレバーも使いやすいし、気に入っているのだが、時折、コマ間が重なったりする。

大問題ではないんだけど、小骨が刺さったようなストレスを感じるんだよなあ。




Elmar 90mm f4 (Fat Elmar)
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レンジファインダーで中望遠が欲しいと思い購入した。

思いのほかシャープで、解像力も高い。そして、まろやかな優しい階調を描く。


しかし、90mm はなかなか出番が少ないのも否めない。

2017年は、もうちょっと使いこなしてみたいものだ。



FUJINON 135mm f3.5
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M42マウントで望遠レンズを持っていなかったので購入。


過度な期待はしていなかったけど、意外と解像力は高い。

発色は派手な感じではなく、しっとりと落ち着いた色合い。モノクロでも使ってみたいレンズだ。



PENTACON auto 29mm f2.8  50mm f1.8
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PENTACONauto29mmf2.8PENTACONauto50mmf1.8は、2016年のベストバイだ。

29mmが約15000円、50mm が約10000円と相場より少し高めだったが、程度が非常によかった。

写りも個性的で、普通に撮っても味が出る感じ。フィルムでもデジタルでも楽しめた。




さて、2017年の方向性だが、昨年あたりから、中国の爆買いが減少した影響もあるのか、レンズの相場が少し下がってきている気がする(一部のレアものは除く)。

ミラーレスの台頭によるアダプター遊びによって相場が上昇し、中国の爆買いでさらにバブルった中古市場だが、ピークアウトを迎え、やや落ち着きを取り戻しつつある。


2017年は、さらに下がる。そして下がったところで買う。これを狙っていきたい。




PENTACON29mm f2.8 は、カラーで撮るとちょっとほろ苦い感じの描写でなかなか味がある。

ではモノクロフィルムで撮るとどんな感じかと気になっていた。



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FUJICA ST801  PENTACON auto 29mm f2.8 T-MAX100


開放、アンダー目で撮ってみた。

開放とはいえ、f2.8 なので、シャープ、というかちょっと硬い印象だ。

周辺の流れやボケ方はおもしろいけど。



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FUJICA ST801  PENTACON auto 29mm f2.8 T-MAX100


f4とかf5.6くらいだったか。

精密な描写というよりは、やっぱり硬いか。

T-MAX + T-MAX Developer の組み合わせでPENTACON 50mm f1.8 だともっと柔らかかったな。




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FUJICA ST801  PENTACON auto 29mm f2.8 T-MAX100


超逆光で撮った。

ゴーストは出ているけど、極端なコントラストの低下はないようだ。

このあたりは、PENTACON 50mm f1.8 もそうだけど、マルチコーティングの恩恵だろう。



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FUJICA ST801  PENTACON auto 29mm f2.8 T-MAX100





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FUJICA ST801  PENTACON auto 29mm f2.8 T-MAX100





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FUJICA ST801  PENTACON auto 29mm f2.8 T-MAX100


だいたい開放で撮っているけど、もっとアンダーで、ざらざらと粗粒子的に撮った方が合うのかも。




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FUJICA ST801  PENTACON auto 29mm f2.8 T-MAX100


けどまぁ、最大の特徴は、最短撮影距離が25cm と寄れることだろう。





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FUJICA ST801  PENTACON auto 29mm f2.8 T-MAX400


がーっと寄って開放で撮ると、なかなか個性的だ。




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FUJICA ST801  PENTACON auto 29mm f2.8 T-MAX400


ピントを外しているからか、こんなボケも発生した。




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FUJIFILM X-Pro2  PENTACON auto 29mm f2.8


ちなみにデジタルカメラで撮ると、フィルムよりは滑らかな感じがするけど、PENTACON50mm はもっと滑らかだったな。

なかなか使い方が難しい、とまだよく特徴が掴めないレンズだけど、flickr を見ると、海外の人はPENTACON 29mm をかっこよく使ってるんだよねぇ。

もうちょっと使いこんでみるか。



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▲今回の機材




以前、先輩からいただいたSUMMICRON-C 40mmだが、カビ、クモリがあったため、山崎光学で修理してもらった。

修理後、瀬戸内海の旅に持っていったが、正直、そこまで期待していたほどの写りではなかった(瀬戸内を旅する その1)(瀬戸内を旅する その2)(瀬戸内を旅する その3)。

その時はT-MAX100、400を使っていたのだが、もしかしたらこのフィルムとの相性が悪いのかもしれない。
Tri-X やデジタルカメラで写りを試してみるのもいいかもしれない。


昨日は、四谷の荒木町で忘年会だったので、それまでの間、SUMMICRON-C 40mm とデジタルカメラで夜スナップをすることにした。

機材は、FUJIFILM X-T10 にした。


まずは、代々木公園のケヤキ並木で「青の洞窟 イルミネーション」を行っているというので行ってみた。



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FUJIFILM X-T10  SUMMICRON-C 40mm f2


金曜日ということもあり、もっと人出がすごいかと思っていたけど、会場が広いこともあり比較的ゆったりとしていた。

ほとんど開放~f2.8 で撮っている。



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FUJIFILM X-T10  SUMMICRON-C 40mm f2


「青の洞窟」は、以前、中目黒で開催されていたが、目黒川沿いの道路が狭く、大混雑だったので場所を移したようだ。



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FUJIFILM X-T10  SUMMICRON-C 40mm f2


そこまでコントラストは高くないが、それほど滲むわけでも、ゴーストが出るわけでもなく、ほどよい柔らかさに感じた。

カップルと女子グループがほとんどだったので、早々と退散する。




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FUJIFILM X-T10  SUMMICRON-C 40mm f2


代々木公園から原宿を抜けて表参道に来た。

ここもライトアップしているが、歩道橋は立ち入り禁止、横断歩道と交差点は警察と警備員だらけ。

横断歩道で立ち止まって写真を撮ろうとしていた人や車道に1,2歩出たおばさんもスピーカーで注意されていた。


なんかすごい雰囲気がギスギスしていて、ライトアップしていてもあまり楽しくない、ウキウキしないという。



ISOは抑え目で、シャッタースピードは1/30 なので被写体ブレはしているけど、写り自体はしっかりしている。



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FUJIFILM X-T10  SUMMICRON-C 40mm f2


T-MAXで撮った時の、もっさりとした感じは見受けられない。

これがレンズの性能なのか、デジタルカメラの性能なのかはわからないけど。




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FUJIFILM X-T10  SUMMICRON-C 40mm f2


殺伐とした表参道を後にし、四谷三丁目駅から荒木町に来た。

ここではモノクロで撮ってみることにした。




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FUJIFILM X-T10  SUMMICRON-C 40mm f2




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FUJIFILM X-T10  SUMMICRON-C 40mm f2


X-pro2 のアクロスモードもいいけど、X-T10 のモノクロもなかなかいいではないか。

暗部の締まりの雰囲気がいい。



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FUJIFILM X-T10  SUMMICRON-C 40mm f2


とまぁ、今回は夜なのでなんとも言えないが、コントラストが少し高めのフィルムで撮った方が、レンズが生きるかもしれない。




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▲本日の機材。コンパクトな組み合わせだ。




前回(Helios44-2 とフィルムカメラで植物園) 、Helios と一緒に持っていったのが PENTACON auto 50mm f1.8 (M42マウント) だ。

このレンズは、小豆島への旅行にも持っていったが(瀬戸内を旅する その3)、カラーでのちょっと陰鬱な写りがよかったので、これはモノクロとの相性もよさそうだぞ、と今回使ってみることにした。

記載のない限り、開放で撮影している。

現像は、T-MAX Developer (1:4) で、20℃ 7分。EPSON GT-X830でスキャン(2,400dpi) している。



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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak T-MAX400


ピント面からのなだらかなボケ具合、葉っぱの反射の玉ボケなど、カラー同様、好みの描写だ。




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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak T-MAX400


ピント面までの距離によるけど、ボケの暴れ具合が個性的だ。

手前のおじさんのジャンパーのしわなど、よく写っている。




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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak T-MAX400


33cm まで寄れるのがうれしい。




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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak T-MAX400


ここは唯一、F4まで絞っている。

描写は精密だけど、コントラストが上がりすぎないところが気に入っている。




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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak T-MAX400


逆光気味だったけど、崩れずに撮ることができた。

これはマルチコーティングの恩恵だろう。



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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak T-MAX400


ここも開放だけど、Helios ほどの妖しさはないかな。




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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak T-MAX400


基本的には開放でもしっかり写るし、Helios より真面目な印象だ。




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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak T-MAX400


ここも逆光だけど、backlight で被写体がシルエットになるイメージで撮った。




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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak T-MAX400





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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak T-MAX400


描写自体は、Y/CマウントのCarlZeiss Planar 50mm f1.4 に似ている。

ヌケのよさ、発色のよさ、コーティングなどはPlanar の方が上だけど、
PENTACON のこのクセと性能の高さのバランスというのが絶妙だし最短距離も短いので標準レンズでは一番気に入っている。

モノクロとの相性もよさそうだ。




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▲今回の機材



昨日は、午後時間ができたので、国立科学博物館附属自然教育園に行ってきた。


ここは目黒駅や白金台駅そばという都心に位置しながらも、20haの広大な土地に1436種の植物、2130種の昆虫、130種の鳥類が記録されているという都会のオアシス的な植物園だ。

紅葉でも眺めつつ、生命力あふれる植物を撮りたい。


装備は、NIKON F3 +Helios44-2 58mm f2 (NIKON Fマウント改) でカラー、FUJICA ST801 + PENTACON auto 50mm f1.8 でモノクロを使うことにした。

ソ連製のHelios と 東ドイツ製の PENTACON という共産圏コンビだ。


とりあえず今回はHelios44-2 で撮影した写真を載せたい。
 

撮影後、近所の写真屋さんで現像+データ作成をしてもらった。



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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  Kodak UltraMax400

園内は各所で紅葉が楽しめた。

ヘリオスっぽい、妖しいボケだ。




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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  Kodak UltraMax400


これも確か開放だったと思うけど、シャープに写ってるなぁ。




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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  Kodak UltraMax400


確か最短(50cm)で撮影。 なかなか、妖艶な写りだ。

被写体までの距離によって、ボケの出方がだいぶ違うようだ。



この写真は、PENTACON で撮った感じと似てるんだよねえ。ピント面の解像感や玉ボケの感じが。


と思って、自家現像を終えてスキャンしたPENTACON の写真で似た構図を探してみたところ……。





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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8 Kodak T-MAX400


両方とも4群6枚のダブルガウスで、描写も似ている印象があったけど、ちょっと違うか。

シチュエーションが違うので、なんとも言えないけど。



いままで使った感触としては、ヘリオスは逆光でなければコントラストが高め、ペンタコンは中間調が豊か、という印象かな。

まぁどっちも使っていて楽しいレンズには違いない。そして両方とも安い。




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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  Kodak UltraMax400


この写真が、まさに自分のヘリオスのイメージ。

ピントのシャープさと、ボケの浮遊感のギャップが。




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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  Kodak UltraMax400


基本的に枯れた植物が好きなので、この時期、被写体が多くて楽しい。





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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  Kodak UltraMax400


光を入れていくと、コントラストが低下して、またちょっと雰囲気が変わる。




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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  Kodak UltraMax400



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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  Kodak UltraMax400




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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  Kodak UltraMax400

ひょうたん池。

ここは、水面に映る反射がきれいだった。




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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  Kodak UltraMax400

この日、唯一のf4。

ちょっと絞ると、描写が変わる。

この二面性が楽しい。




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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  Kodak UltraMax400

そして最後は豪快にゴースト、フレア祭り。

この左上のピンクっぽいゴーストの色ははじめて見たけど、いい色だなぁ。


これだけの逆光でも、中央は一応ちゃんと写っているのがすごい。




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▲本日の機材。

次回、PENTACON 編に続く……。




最近は暗くなるのが早いので、LOMO800 でも使って仕事帰りにちょっと夜スナップでもしよう。

ちょうど東京駅近辺に行く用事があったので、帰りに丸の内に立ち寄った。

丸の内は、来年の2月まで「丸の内イルミネーション」が開催されている。



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OLYMPUS OM2000  F.ZUIKO 50mm f1.8  LOMO800


装備だが多重露光ができるカメラにしたい。

というのも、先日、ミノルタコードを使った時(Minoltacord がやって来た)、間違えて多重露光してしまったが、そのとき、゛フィルムで多重露光はおもしろい” と感激したので今回試してみたいのだ。


ただ、いままでフィルムカメラで多重露光をしたことがなかったので、そもそもどのカメラが多重露光できるのかわからない。

そこで、だいきちの持っている一眼レフを調べてみた。


NIKON F      △(クランクを自分で一コマ分巻き戻すので難しい)
NIKON F2     〇(巻き戻しの際に裏蓋の巻き戻しボタンを押して巻き上げ)
NIKON F3      ◎(多重露光レバーあり)
NIKON F100  ◎(給送モードセレクトダイヤルあり)
CONTAX 137MA  ×
CONTAX 167MT  ×
OLYMPUS  OM-1  ×(巻き上げの際にレバーをRにして押さえて巻き上げれば可。しかし少しずつずれる)
OLYMPUS  OM2000  ◎(多重露光レバーあり)
FUJIFILM ST-801 ×
MINOLTA SRT101  ×(工夫をすれば可だが難しい)
CANON AE-1 ×(工夫をすれば可だが難しい)


うーん、意外とないもんだ。

基本的には、リバースボタンを押して巻き上げをすれば、フィルムは送られずにシャッターチャージできるのだが、少しずつずれたりするし、正規の使い方ではないカメラもあるので不安。ちゃんと多重露光レバーが付いているカメラがいい、というわけで今回はOM2000 をセレクトした。



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撮影後、赤矢印の多重露光レバーを手前に引いて巻き上げをすれば、フィルムは送られずにシャッターチャージだけされる。

と、機材は決まったのだが、フィルムの場合、その場で確認できないし、露出もよくわからない。


そこで、以下のホームページを参考にさせていただきました。ありがとうございます。

lomography

ネコと夜景とビール

写真と言葉のレシピ帳 雨樹一期ブログ



基本的には、2枚重ねる場合はシャッタースピードを適正より一段早くすればいいようだ。
(適正露出で2回撮ると、オーバーになってしまうので)。

今回はLOMO800 のフィルムを使うので、ISO感度を1600に設定しておけば、後はカメラの示す露出通りに2回撮影すればよいということになる。

ただ、今回は夜景なので、シーンによって変わってきそうなので、少しオーバー目の露出で撮影している。



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OLYMPUS OM2000  F.ZUIKO 50mm f1.8  LOMO800


まずは丸の内でトライ。

一枚目を普通に撮ってから、多重露光レバーを引いて巻き上げ。構図をなるべく変えずに少しだけボディを回転させる。そしてピントを手前にずらして二枚目を撮影した。

おー、なかなかいいよ。



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OLYMPUS OM2000  F.ZUIKO 50mm f1.8  LOMO800


これは普通に撮影。確か開放付近で1/60 くらい。

LOMO800 はなかなか使えるなぁ(LOMO800 で撮ってみる)。


いや、本当はNATURA1600 使いたいけど高いじゃないですか。なのでバシャバシャ撮れるLOMO800はありがたい。



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OLYMPUS OM2000  F.ZUIKO 50mm f1.8  LOMO800


ちょっと絞ると、なかなかキリッとする。

このZUIKO 50/1.8 もいいレンズだな。




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OLYMPUS OM2000  F.ZUIKO 50mm f1.8  LOMO800


うーん、これはやりすぎてしまった。

しかし、画面端のレモン型のボケがねぇ。




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OLYMPUS OM2000  F.ZUIKO 50mm f1.8  LOMO800


場所を変えて、東京駅前のKITTE(日本郵便の商業施設)の屋上庭園にやってきた。

確かレストランの照明とビルを重ねた。




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OLYMPUS OM2000  F.ZUIKO 50mm f1.8  LOMO800


ちなみにこの庭園は三脚使用不可。




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OLYMPUS OM2000  F.ZUIKO 50mm f1.8  LOMO800


東京駅と高層ビル。

ここは結構広いので、人がいても混み合っている感じがしないし、タダだし、アクセスもいいし。

ちょっと立ち寄るには最高だ。




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OLYMPUS OM2000  F.ZUIKO 50mm f1.8  LOMO800


KITTE の室内では、クリスマスツリーのライトアップが行われていた。




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OLYMPUS OM2000  F.ZUIKO 50mm f1.8  LOMO800


色とりどりのライトアップが行われていたので、光源とツリーを重ねた。




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OLYMPUS OM2000  F.ZUIKO 50mm f1.8  LOMO800


とまぁ、1時間ちょっとで1本撮り切ってしまった。

もうね、その場で確認できないので、下手な鉄砲数打ちゃ当たる状態。

通常のフィルムでさえ、ちゃんと写ってるかなと不安になるのに、多重露光なんて上がりが想像できない(一応想像しては撮っていますが)。


けど現像を見てみると、フィルムらしい柔らかな描写と多重露光の光がマッチして、なかなか幻想的な感じで撮ることができた。


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▲今回の機材。











カラーネガの現像の際は、現像とデータのみでプリントはしないのだけど、ある程度ネガがたまると、気に入った写真をピックアップしてプリントしてもらっている。



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やはり最終形はプリントしてモノとして残したい、というのもあるし、プリントした時の色味やペーパーの種類による違いなど、プリントならではの表現もあるもんだ、と感心する。


だいきちの場合は、近所の戸越銀座にフォトカノンというお店があって、ここは特にリクエストしなくてもいい感じに仕上げてくれる。



まぁ欲を言えば、カラーネガも自分で引き伸ばし機でプリントしたいけど(東京カラー工芸社)、なかなか暗室の予約がとれないし、時間的な余裕もない。



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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8 Fujifilm C200


プリントをEPSON GT-X830 でスキャン(1,200dpi) しているので、まぁ実物のモノとはだいぶ違うけど、とりあえず雰囲気ということで。


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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8 Fujifilm C200


PENTACONは夕暮れ時も妖しい感じで気に入っている。




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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak PORTRA160




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FUJICA ST801  FUJINON・T  135mm f3.5  Kodak UltraMax400


データ化のときは、ちょっとしゃっきりしない感じのFUJINON 135mm だったけど、プリントすると、けっこう深みがあって味があるんですよ。



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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak UltraMax400


飛びそうなところが残っていて、ラティチュードが広いのがよくわかる。



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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak PORTRA160




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FUJICA ST801  FUJINON・T  135mm f3.5  Kodak UltraMax400


朝、小豆島のホテルの部屋から見えた、エンジェルロード(写真左端)の朝日。




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PENTAX645N   A 120mm F4 MACRO FUJIFILM PRO400H



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KLASSE W  SUPER-EBC FUJINON 28mm F2.8 Kodak UltraMax400

フィルムに関しては、現像+データ化というのも一つのゴールだけど、
データ化したものよりも、プリントの方がネガのやわらかい雰囲気が出る気がするのだ。

モノクロを印画紙に焼くのと同様に、
カラーもプリントまで行って一味違う表現を楽しんでいきたい。








先日購入したFUJINON 135mm f3.5 は通信販売で購入したのだが(瀬戸内を旅する その1)、「1万円以上は送料無料」というお店だった。

素直に送料を払えばいいのだが、ついつい、1万円を超そうと買ってしまったのが、Minoltacord だ。



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Minoltacord は、1953年に千代田光学から発売された二眼レフで、レンズはロッコールではなく、Chiyoko PROMAR SⅢ 75mm f3.5 が装着されている。

後の Minolta autocord は国産名機として名高いが、その前段階のモデルだ。



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がシャッターチャージ。セルフコッキングではないので、巻き上げとチャージは別々になっている。

がシャッタースピード。最速が1/300秒。

がシャッターボタン


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がセルフタイマー、が絞りレバー、がピントレバー

ピントレバーFlexaret と同じ振り子式で使いやすかった。



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裏蓋を開けてみる。

赤丸のスタートマークに合わせてから蓋を閉じ、側面のカウンターが1になるまで巻き上げる。

後のミノルタコード・オートマットやミノルタオートコードは、フィルムの送りが上から下だが、このミノルタコードは下から上と普通の二眼レフと同じだ。



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ファインダーは、あまり明るくないけど、ピントルーペを使えばまぁまぁピントの山は掴める。


というわけで、とりあえず試し撮りをしてみた。

フィルムは、acros100、D-76で自家現像して、EPSON GT-X830でスキャンしている。




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Minoltacord  Chiyoko PROMAR SⅢ 75mm f3.5  Fujifilm acros100

天気のいい日だったので、f8かf11 に絞っている。フード着用。

思ったよりも、きっちりと写っているぞ。



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Minoltacord  Chiyoko PROMAR SⅢ 75mm f3.5  Fujifilm acros100

あえて二重露光、ではなく、間違えてシャッターを切ってしまい、その後、巻き上げずに次のシャッターを切ってしまった。

セルフコッキングに慣れているとこうしたミスが起こりやすいけど、この写真を見ていると多重露光もおもしろいなと。


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Minoltacord  Chiyoko PROMAR SⅢ 75mm f3.5  Fujifilm acros100


開放付近で撮ると背景が暴れ出すけど、ピントはよさそうだ。




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Minoltacord  Chiyoko PROMAR SⅢ 75mm f3.5  Fujifilm acros100


かなりの逆光で撮ってみたけど、これは大健闘ではないか。




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Minoltacord  Chiyoko PROMAR SⅢ 75mm f3.5  Fujifilm acros100


枚数を気にしていなかったら、フィルムの端まで撮っていたようで、一部切れてしまった。




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Minoltacord  Chiyoko PROMAR SⅢ 75mm f3.5  Fujifilm acros100

この日は天気が悪く曇り空。

ここはf5.6 くらいだったが、これ以降はおおむね f3.5~f4 で撮っている。




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Minoltacord  Chiyoko PROMAR SⅢ 75mm f3.5  Fujifilm acros100


あまり期待していなかったPROMAR レンズだけど、なかなか味がある。





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Minoltacord  Chiyoko PROMAR SⅢ 75mm f3.5  Fujifilm acros100


ボケはきれいではないし、周辺光量落ちも見受けられるけど、まぁこういうレンズだと思って使えば楽しい。




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Minoltacord  Chiyoko PROMAR SⅢ 75mm f3.5  Fujifilm acros100




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Minoltacord  Chiyoko PROMAR SⅢ 75mm f3.5  Fujifilm acros100


とまぁ、まだ2本しか撮っていないけど、好きな描写なので、もうちょっと使いこんでみたい。

あと、カラーだとどんな感じだろうか……。なかなか好奇心をくすぐるカメラだ。






久しぶりに FLEXARETⅥでモノクロを撮り、現像したところ、最初の一枚は撮れていたが、後はすべて未露光だった。いや~、まいった。

ボディを確認したところ、どうやらシャッターが切れていないようだ。

せっかく撮影したフィルムが撮れていなかったというのもガッカリだけど、それ以上にいままで故障もなく、しかも写りが気に入っていた FLEXARET が故障してしまった、ということがショックだ。


う~ん、どうしよう。
修理するとしたら、2~3万といったところか。
ちょっと高いけど、ずっと使い続けたいのならば、修理、オーバーホールをするという手もある。

ただ、最近、ちゃんとしたお店で、よさげなFLEXARETⅥ が2万円以下で売られていたので、そっちを買うという手もある。

いや、このまま修理も買い替えもしない、という選択肢もあるか。


とりあえず、これまでに撮ったFLEXARET の写真を見返してみることにする。



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FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5  Kodak PORTRA160

ここは鶴見線の国道駅。シブイ。

FLEXARETは、この渋さに負けない描写だ。



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FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5  Kodak PORTRA160


鶴見線・浅野駅には猫が多かった。



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FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5  Kodak PORTRA400

福生のアメリカンハウス。



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FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5  Kodak PORTRA400

福生は一時期に比べると閑散としていたけど、やはり独特の雰囲気がある。

田村彰英の写真集 『BASE』 や横木安良夫の写真集 『
あの日の彼、あの日の彼女』 の世界だ。



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FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5  Kodak PORTRA160


何の変哲もない日常を撮った時にその場の雰囲気が伝わるカメラというのは、きっといいカメラなんだろう。




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FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5  Kodak PORTRA160


光が入ってフレアっぽい感じが好きだったなぁ。




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FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5  Kodak PORTRA160


暗い室内に差し込む光の陰影が美しかった。




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FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5  Fuji PRO160NS


夕暮れの江の島。




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FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5  Kodak PORTRA400


古いものはいいなぁ、と思うけど、そのカッコよさは使ってこそ価値がある。


だいきちも現在、1970年代にイタリアで製造された自転車のレストアをしているけど、この写真を見ていたら、やっぱりFLEXARETは修理してもう一度使ってやろう、と決めた。




前回のオリーブ公園(瀬戸内を旅する その2)から30分ほどで、二十四の瞳映画村に着いた。

ここは映画「二十四の瞳」の撮影で使用されたオープンセットが残されており、テーマパークとなっている。



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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak PORTRA160

1987年版の「二十四の瞳」の映画撮影で使用された「岬の分教場」。




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LEICA CL  SUMMICRON-C 40mm F2  T-MAX100



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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak PORTRA160


今回大活躍だった PENTACON auto 50mm f1.8。

最初はPlanar 50mm f1.4に似ているかなと思ったけど、Planar のヌケの良さと比べると、憂いを帯びた感じだ。

こういうレンズは概して、モノクロやX-Pro2のクラシッククロームとの相性もいいので、今度試してみよう。




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LEICA CL  SUMMICRON-C 40mm F2  T-MAX100




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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak PORTRA160




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LEICA CL  SUMMICRON-C 40mm F2  T-MAX100




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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak UltraMax400


PORTRA160を撮り切ったので UltraMax400にチェンジ。

カラーネガのISO400も、これっていうフィルムがないんだよねぇ。

クオリティとしては、PORTRA400かFUJI PRO400H なんだけど、気軽に使える値段じゃないし。

あとはLOMO400 か Superia400 か。




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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak UltraMax400


PENTACON auto 50mmは33cmまで寄れるので、マクロ的にも使える。





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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak UltraMax400

やっと日が出てきた。

ゴーストがいい感じ。


そんなこんなで、4時過ぎになってしまった。

島の西側までは1時間はかかるので、早く行かないとマズイ。



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LEICA CL  SUMMICRON-C 40mm F2  T-MAX100

急いではいたが、マルキン醤油の工場があったので、ちょっと見学。

オリーブのイメージが強い小豆島だけど、醤油生産の歴史は古く、味のある工場が並ぶ。



と、寄り道している暇はない。

5時過ぎ、やっと島の西側まで来た。トンネルを抜け、下りのカーブを曲がると……。








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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak UltraMax400


おおお、ギリギリ間に合った。

いや~、これが見たかったんだよね。


目で見た感じと同じようにネガに写し込まれていた。



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FUJICA ST801  FUJINON・T  135mm f3.5  Kodak UltraMax400


イメージとはちょっと違ったけど、135mm で夕日と船を絡めて撮れたのでよかった。



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FUJICA ST801  PENTACON auto 50mm f1.8  Kodak UltraMax400




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FUJICA ST801  PENTACON auto 29mm f2.8  Kodak UltraMax400


わずか10分くらいの出来事だったけど、色の変化を楽しむことができた。



この日の夜は、居酒屋で地元の人にいろいろと親切にしていただいた。

小豆島の裏話をうかがったり、手作りオリーブ漬けをいただいたり、刺身をご馳走になったり、と旅の醍醐味を味わうことができた。