もう2月も終わりだというのに、今年はなかなかヌクくなってきませんね〜
それでも天気のいい日は、ちょっと外を散歩したい春の明るさを呈しています。

そんな中、先週は地下水の採取をして回りました。
ご近所の酒蔵や一般家庭の井戸から水を汲ませてもらい、
水温と深さ(地面から水面まで)を測り…
宮水地区と神戸地区とで毎月おこなうこの採水は、地味だけど欠かせない仕事です。
採取した水は、酒造組合に集められ、後日灘の酒造会社が分担して成分を分析します。
灘の酒造りにかかせない、宮水や専用水道(市水とは別で、酒造会社が出資しあって
住吉川上流から引いている、現在は神戸市が管理)を守っていくために行われている
様々な調査・研究の一部分です

寒かったけど、気持ちの良い晴れだったので、自転車で回りました
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よく使われている井戸はこの日のような寒い日でも水温18℃くらいあります。
フタを外すと上がってくる空気がモワ〜ンとあたたかい
ほとんど使われていない井戸との温度差はなんと7℃

現在、ウチが割り当てられている井戸は6つ
前杜氏曰く、昔は井戸が大変多く、採水だけでも1日仕事だったとか。
しかし、先の震災で井戸が潰れてしまったり、水脈が変わって渇水してしまったり、
私が入社後もマンションが建つなどして埋められたりして、
少しずつ減ってきてしまいました


回らせていただいている一般のご家庭では、
いつもご老体に鞭打って採水を手伝ってくれたおじいちゃんも
訪ねる度におやつをくださった(←これ目当てで採水行ってた)おばあちゃんも
採取ビンを井戸底に付けると水が濁るからといつも不機嫌だったおっちゃんも
亡くなられたり、ご入院されたり…
(すごく重たい井戸のフタを開けるために、おじいちゃんが作ってくださった自在鉤が
まだ残っててそれを見る度になんだか切ない気分になるのです

…という具合に井戸を取り巻く状況は変わってきています。
確実に時間は流れているんですね〜
でも、水質だけはいつまでも変わらずに、
ず〜っと灘の酒を支え続けるものであって欲しいとおもいます