2017年09月07日

格安スマホ乗り換え記録(au→mineo)

このたびauからmineo(マイネオ)に乗り換えました。

(※あくまでも個人の覚え書きにすぎません。内容の誤り他、これにより不具合が発生した等トラブルには一切責任をもちません。苦情もご遠慮ください。あくまで参考として、実際の作業はすべて自己責任、自己完結でおねがいします)

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ざっくり言うと

,い淹箸辰討い襯好泪柬楝痢番号そのまま。中のSIM(シム)カード(※後述)を取り換えるだけでした。

現在契約会社にMNP(今の電話番号を引き継ぐ)予約番号を取る、からはじまり、基本手続きや移行操作はすべてセルフ。でも、ふつうにスマホ操作できる人ならPC、スマホガイド見ながら大丈夫かと。
手続きはPC前をおすすめします。

これまで月額6千円ほど払ってたのが、データ3G付きで1600円ほどになりオドロキました(^^)/
しかもキャンペーン900円引き適用あり、むこう一年間毎月値引きで一ヶ月700円。さらに家族割50円引きもついて650円。通信経費はイッキに10分の1へ。面倒な時間を割いた甲斐がありました。

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【きっかけ】
「割高なスマホ代金をズルズル払い続けてるおじさんはバカだ。学習して格安スマホに乗り換えよ」というネット記事を読んで火がつきました。

でも格安スマホの知識はゼロ。「格安スマホとは何ぞや?」「安かろう悪かろう?」という素朴なギモンが。
auユーザーだったので「au 格安スマホ」で検索したらmineoが出てきて(ミネオ?)、いいえ「マイネオ」でしたw。格安だったので、くわしく調べてみることにしました。


【下調べ】
これまで自分はデータ通信(いわゆるネット容量)3Gタイプ契約で月6千円ほど。
おなじサービスが1600円! メチャ安い!やる気マンマン。

スマホ本体もそのまま使えると。そのココロは、中に入ってるSIM(シム)カードなるものを自力で差し替えるだけ。
はぁ? しむカード? 何じゃそりゃ? から始まりました。

ざっくりいうと、スマホって「電話機本体」+「SIMカード」で成り立っていることがわかりました。

電話機本体はイメージとして家電屋さんで売ってるFAX付き固定電話機とおなじ。それ自体買っても通話できません。どこかの通信会社と契約して電話線を家にひっぱりこんでもらってつないではじめて通話できます。

ケータイではその「契約」をつかさどっているのがSIMカード。身分証です。これにより、どこのだれがどこの会社つかって通信してるか、がわかると。 なーるほど。

このあたりから徐々に格安スマホのなんたるかがわかってきました。
つまり会社は独自のSIMカードを発行して契約させ、それで通信させて商売しているのでした。


よ〜し、申し込むぞ。その前に最大デメリットをば。

機材不具合(故障・紛失)については、これまでのような手厚いサービスがありません。
基本すべて自己責任自己解決となります。自前のスマホでは代替機も貸してくれないのでビジネスでしっかり使う人は要注意。

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【申し込みまでの手順】

mineoへ申し込む前に、確認or準備しておかねばならないことがありました。

ー分のスマホが「SIM解除」できるかチェックする。解除できなければ乗り換えられない。
SIM解除とは何ぞや?
大手通信会社はこれまで「スマホ本体」と「SIMカード(前述)」をひとつのものとし、他社のカードに差し替えたとき通話できないよう設定してきました。よその会社へ浮気されないようにです。
しかしこれは事実上の寡占販売で他業者が参入できません。海外ではどのカード(実際には小さなチップ)でも抜き差しして使える「SIMフリー」が標準であることから2015年に総務省が法律をつくり「SIMフリー化」つまり本体とカードをひとつに縛ってはいけないと定めました(たぶん)。それ以降に発売されたスマホ本体はSIMフリー機ですが、法律以前に発売され出回っているものは会社の方針で「SIM解除させない」ものも多くあります。格安スマホへの客離れを防ぎたいからです。(たぶん)

そこで、比較的古い機種をもっている場合、格安スマホのサイトで型番など入力し、自分のスマホがSIM解除できるかを確認する必要があります。できるものは今契約している会社からSIM解除してもらう手続をしなければなりません。(auの場合、店頭だと手数料3000円かかりますが、ネットのサイトから自分で手続きできたのでそれだと無料でした)

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いま使っている携帯番号をそのまま使う場合、手続きが必要となるキーナンバーがMNP予約番号です。今契約しているサポートに電話して「MNP予約番号発行してください」と伝えると、とむこうにとっては事実上の解約手続きとなりますから、電話口で解約手続きがはじまります。解約料の案内、最後の請求は日割り請求、スマホ本体未払いあればその金額の引き落としなど説明され、1分ほど待たされたあと口頭で番号を教えてもらえます。有効期限の月日も聞きもらさず控えてください。(SMSメールも届きます)。
ただ、この電話をもってケータイが使えなくなるわけではなく、SIMカードが入れ替わった日が事実上の解除となり、それまでは電話もネットもそのまま使えます。

IMEI番号を手元に控える
いま使っているスマホの製造番号だと思います。自分の場合「設定」→「端末の情報」→「端末の状態」→「SIMのステータス」と開いていくと表示されました。15ケタの数字を手元にメモします。これは乗り換え申し込み時に必要です。

た畔証になるものを撮影して画像データにする
いまどきは身分証をスマホで撮影してその画像を添付せよという便利な時代になりました。運転免許証、マイナンバーカード、写真付き住基カードなど。申し込み画面で使います。

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自分が加入したmineo(マイネオ)では、ドコモユーザーかauユーザーが乗り換えできます。まずどちらかをえらび、シングルプランかデュアルプランの選択。データ通信のみ(ネット等のみ)はシングル、電話もデータ通信も両方必要な人はデュアル。次はデータ容量。1Gと3Gでは月間100円ほどしか違わないので3ギガをえらびました。A(au)プランデュアル3Gコースで月1510円。新規手数料3000円。SIMカード406円(すべて税別)でした。

申し込みはPC、スマホからできます。

Г垢戮憧偉擦垢襪硲各ほどでSIMカードが送られてきました。同封の案内書みながら移行作業しました。30分ぐらいかかりました。自宅内ですとwi-fi切って4Gでネットにつながるか。家族のケータイや家の固定電話にかけてつながるかなど確かめました。


とまぁ、こんなところです。書き漏れあるかもしれません。お許しください。

利用した感想ですが、とくに不具合もなく通信速度もとくに劣る印象はなく、以前と変わらないです(あくまで個人の感想です)。 以上










daikumakoto at 17:04 

2017年08月22日

コメディアンのズーズー弁

わが国喜劇人のステレオタイプとして、いわゆる東北地方の訛「ズーズー弁で喋る」飛び道具があります。
都会人に対する田舎者のバタ臭さを笑う趣向ですが、たぶん伴淳三郎、由利徹らから加藤茶、志村けんあたり。
古い映画を見ても、脇役のアクセントとして「ズーズー弁、あるいはそれに近い訛を入れる」が必ずといっていいほど使われていますね。
個人的な意見としては面白いと思えないですが、時代の要求でもあったのでしょう。
そんな中、植木等さんだけは別格でした。武器にたよらずキャラだけで勝負した点は再評価されるべきかと。


daikumakoto at 13:55 
お笑い 

2017年08月12日

谷崎潤一郎「西湖の月」「秦淮の夜」抜粋

車は櫨政牌楼の四つ角を左へ折れて、いよいよ暗い淋しい路へ這入って行った。両側に大きく壁の剥げ落ちた煉瓦塀が聳えて居て、それが何遍も何遍もジグザグに折れ曲がって居る中を、車も同じように折れ曲がりつつ走って行く。どうかすると、両側から壁が我々を挟み打ちにしそうに迫って来て、もう少しで壁に突き当たりはしないかと危ぶまれる。こんな所で置き去りにでもされたらば、私は一晩かかっても宿屋へ帰れやしないだろう。壁が尽きてしまうと、今度はぽこりと空地がある。それが四角な壁と壁との間に、歯が抜けたような具合に広がって居る。そうして焼け跡の如く瓦礫がらいらいと積み重なっていたり、沼とも古池とも分からない水溜りになっていたりする。


「此処の町は花牌巷というのだね」
私は車の上で怒鳴りながら案内者に尋ねた。
「そうです、此処は昔此の町が明朝の都であった時分に、宮廷の女官や役人の衣服を拵える職人達が住んでいたのです。その時分此の町へ来ると、どの家でも職人達が美しい衣服をひろげて、いろいろの絹糸で綺麗な花の刺繍をして居ました。それで此の町を花牌巷と云いました」
支那人は前の車から大きな声でそう答えた。そう云われると、何だか此の暗い通りが急になつかしくなって来る。あのひっそりとした板戸の中では、今でもそう云う職人達が、燈火の下にきらびやかな衣裳をひろげて、根気よく精巧な刺繍の針を動かしては居ないだろうか。
私がそんな空想に耽って居る間に、車は既に太平巷、柳糸巷を過ぎて、四象橋を渡った。もう秦准の孔子廟もつい其の辺にあるらしい。此処は昼間も通った筈なのに、何処をどう行くのだか更に分からない。再び路が狭くなって、車は至る所で土塀に行き当たったり空地を突切ったりする。


路はようよう一台の車が通れるくらいの幅で、地面は煉瓦ほどの大きさの石が凸凹に敷きつめてある。そんな処をガタンピシンと激しく揺すぶられながら、あまり度々壁の角を曲がったので、私はもう河がどっちにあるのだか方角さえも分からなくなってしまった。其のうちにいよいよ車の通らない恐ろしく狭い曲がり角へ出たので、車を其処に待たせたまま二人は塀に寄り添って歩いて行った。


「あ、此処です。此処の内へ這入って見ましょう」
こう云って彼が立ち止ったのは、それからほんの五六歩ばかり歩いた時である。見ると、右側の壁に四角な小さな今にも消えそうになった軒燈が、一つぼんやりと瞬いて居る。「姑蘇桂興堂」・・・こんな文字が、ガラスに朱で以って書いてあるのが、大分剥げちょろになっては居るけれど、どうやら読めない事はない。その軒燈の下のところに、辛うじて人が一人這入れるほどの門が附いて居る。門と云っても二三尺の厚みのある壁の一部分をくり抜いて、その向こうにぴったりと板戸を卸してあるのだから、無論家の中の人声や燈火が洩れるはずはなく、よくよく注意しなければ単に土塀の表面が凹んで居るのだとしか思われない。此れでは成る程、先から矢鱈に壁ばかりが続いて入口の見付からなかったのも尤もである。其の戸に手をかけて明けようとすると、意外にも戸の前で動いて居る人間がある。壁の厚みが深い影を作って居る凹みの中に包まれて、板戸に体を寄せつけながら、まるでNicheの彫像のように立ちすくんで居たものと見える。そうして恐らく、見張りの番人か何かであろう。案内者の支那人が二言三言昔話をすると、其の男は直ぐに頷いて後ろの板戸をごそごそと開いた。家の中も非常に薄暗い。南京には電燈の設備があるのに、此れ等の家ではやはり兵隊の乱暴を恐れて、成るべく目立たないようにわざと石油ランプを使って居るのだそうである。  あまり人相の宜しくない五六人の男が、テエブルを囲んで多分賭博をやって居たらしい部屋を通り抜けると、斯う云う家にはお定まりの中庭があって、その突き当たりに二つ三つ幕の垂れ下がった女の部屋の入り口がある。私の案内されたのは左の端の部屋であった。

ちょうど私の席から三側ばかり隔たった前方の椅子に、後ろ向きに腰かけて居る令嬢風の女の横顔は、ひと際目立って美しく感ぜられる。背丈は外の女より少し高いようだが、私の趣味から云えば却って此のくらいの方がすっきりと華奢な姿に見える。そうして服装の好みが馬鹿に気持ちがいい。毒々しく燃え立つような衣裳の中に、その女だけはたった一人瀟洒とした薄い青磁色の上衣を着けて、白繻子の靴を穿いて居るのが、金魚の中に変り色の緋鯉が一尾交じったようなすがすがしい感じを与える。皮膚は手の先でも頬の上でも西洋紙のようにすべすべと目が詰んで居て、やや卵黄色を帯びた冷たい青白い色をして居る。混血児などに屡々あるような肌の色だと私は思った。日本の女の指に比較すると、中国の女の指は一層デリケエトであるけれど、分けても此の女の指は繊細を極めて居る。しかし中指と薬指とに嵌めて居る金の指環は、日本の女に批評させたら或いは太すぎると云うかも知れない。太いばかりでなく、その指環には可愛い可愛い豆粒よりも小さな位な黄金の鈴が五六個も附いて居て、指を動かす度毎にチャラチャラと揺れてぶら下がって居るのである。余計なことを云うようだが一体日本の女の装飾品に対する趣味は、あまりに島国的にコセコセといじけて居るようである。このくらいなデリケエトな指には、寧ろ此の程度の毒々しさを持つ指環の方が配合がいいように考えられる。それからもう一人、彼女と差し向かいに色の浅黒い丸顔の女が腰かけて居る。此れも相当の美人で、背は小さいが前の令嬢よりも二つが三つ年嵩の、髪の結い方から察するに大方好い所の奥様であろう。金の鎖の端にハート形の翡翠の下った耳環を附けて、黒繻子の服を纏って、テエブルに肘をつきながら毛糸の編み物をして居る。して居ると云うよりは、ピカピカと銀色に光る日本の長い針を弄びながら、編み物をいじくって居ると云った方が適当かも知れない。

絶え間なく打ち続く緑の桑畑や、桃の林や、揚柳の並樹や、その間を点綴する水溜りには数十羽のあひるが群がって泳いで居るかと思うと、忽ちにして夥しい芒の穂が日にきらきらと輝いて居る丘陵がある。丘陵の蔭から高い塔が聳えて来たり、町の城壁の古びた煉瓦塀が蜿蜒とうねって現れたりする。此の景色を前にして、停車場ごとに出たり這入ったりする美しい女たちの風俗を眺めて居ると、私の夢はひとりでに揚鉄崖や高青邸や王漁洋の詩の世界に迷い込んで行くような心地になる。

汽車が嘉興を過ぎたのは夕方の五時々分であったろう。食堂車のまずい洋食で飢えを凌いで、しょざいなさに携えて来た石印の西湖佳話を読んで居るうつに、戸外は真っ暗になってしまった。黒い窓ガラスに私の顔がぼんやりと、その向こうには例の婦人たちの赤や青や濃い派手な服装が、ちらちらと映って居る。そのぼやけた輪郭を見るともなしに眺め続けて居たら、何だか斯う遠い昔の夢にでも出遭ったような心地になった。私は急に、一昨年の夏以来帰らずに居る故国のこと、東京の小石川の家庭のことなどを想い出した。知らぬ外国の土地へ来て、たった一人で夜汽車に揺られて居る時ぐらい、物悲しい、うら淋しい気分に襲われることはあるまい。





daikumakoto at 20:26 
谷崎潤一郎 

谷崎潤一郎「熱風に吹かれて」抜粋


眼の前の松風館の二階の様子は、其処から手に取るように窺われて、障子を開け放した部屋々々の、天井板までもハッキリと数えられる。泳ぎを知らぬ斉藤はひとり座敷に残されたまま、あらい弁慶のちぢみの浴衣を着て、テーブルに頬杖を着き、後ろ向きに据わって何か雑誌でも読んで居るらしい。黒い柔らかい髪をまん中から分けた綺麗な頭つきと、真っ白な、女のようなきゃしゃな襟筋が一と際眼に立って居る。其れを見ると輝雄は、病身な友人を憐れむ心よりも自己の健康に対する感謝の念が胸に溢れ、云い知れぬ嬉しさに駆られながら、双手を挙げてうねり来る怒涛を喝采するように七八間抜き手を切った。そうして、やがて今度はぐるりと仰向きになって、波のまにまに浮標の如く浮かんで居た。強烈な真夏の光を溶かし込んで浅黄色に輝く海の水は、ひたひたと喜ばしげな舌舐めずりをして、脂肪に肥満した彼の体を揺り上げ揺り下ろしつつ、軽々と弄んだ。時々、目鼻の上を嬲りかかる飛沫の為めに、睫毛の先は水晶のような細かい玉に結ばれて、その一つ一つが日輪の影を捕らえてぎらぎらと瞳に映った。暫くの間、彼は眠を誘うように眼を細くして、此の儘魚になって了うかと思われる程馴れ馴れしく、水の蓐の上に安臥した。
「玉置さん、何をして居らっしゃるの。--まるで豚の土左衛門のようだわね。」
こう云った女の声は、凛々と海面に響き渡るようであった。輝雄はムックリと体を起こして、二三間離れた波間に泳いで居る英子を見た。房々とした髪の毛と面長な頬の肉とを一緒に壓え付けるようにして、日に背いて被って居る鍔の大きい麦藁帽子が、しっかりと潮水に濡れ、後ろから浴びる日光を網目の隙間々々に洩らして、金の鎖で鏤めたボンネットの如く光って居る。海水着を纏った彼女のなよやかな肩先が、折々波に出没する毎に、ぽちゃり、ぽちゃりと戯れかかる幸福な水の、さながら翡翠の宝石のような色の青さ。たやすく汐風に曝されまいと帽子の庇に包み隠した気高い容貌は、頤の下からまともに水面の反射を受けて、ぼんやりとうす明るい光線が端厳な目鼻立ちから離れることを厭うが如く、まざまざと彼女の顔に漂って居る。


輝雄は独り水中に体を沈めて、目立たぬように女を追った。彼はぱっちりと海の底で眼を開いた。肌が同じ色に染め上げられるかと思う程、鶸(ひわ)色の潮の光が十重二十重に彼を包んで、瞳に泌み入るのを覚えた。急に水温の冷たい所や、暖かい所があった。突然、女の両脚が、蛇体のようにうねうねと彼の鼻先を掠めて消えて行った。彼は間もなく、浅瀬の沙に膝頭を擦られて、すっくりと立ち上った。

沙浜に崩れる波が、とろろ汁のように白くなって、ぶつぶつと泡を立てながら四人の傍まで打ち上げては、又さっと海中へ流れ落とす。流れ落ちたあとの砂地は、硝子を張った如くつやつやと光って、それが見る見るうちにところどころ艶消し色に禿げかかると、又第二のとろろ汁が打ち寄せる。松風館の裏庭にかけて、ゆるやかな勾配を作っている砂山には一面に陽炎が燃えて、浜辺に引き上げられた漁船や、藁屑や、海草の乾したのや、いろいろの物象がゆらゆらと曲線を描いて震動して居る。
「玉置さん、そうやって居ると、眼がきらきらして眩しかなくって?」
こう云って英子は、仰向に倒れている輝雄の顔を庇うように、そっと右の掌を載せた。遠い沖の方から吹き付ける汐風が、彼の耳朶にあたってばたばたと鳴って居た。彼はぼんやりと薄眼を開いて、瞳を蔽うて居る女の手を見た。強い日光が掌の肉を半透明に射徹して、か細い五本の指の股が、丁度海底の水の明るさ程に赤く輝いて居る美しさ。彼は眼瞼の上の優しい重味を得堪えぬ迄に、忙しく乱れた息つかいを女の手の中に吐いた。

七月はもう残り僅かになった。一年中で輝雄の大好きな夏の季節も、あと一と月立てば暮れて了うのである。彼が高等学校の一年生の頃、勉強盛りの二十の歳に初恋の味を知ったのが、やはり今頃の時候であった。恋はそれから二三年も続いたが、当分の間、お互いに純粋な感情で奪い合って居て、切っても切れない縁を結んだのは、余程後の事であった。そのうちに女は肋膜を煩って、此の早川に近い避暑地で死んでしまった。 彼は毎年青葉の時節に遭遇すると、体内に潜在する盲目な意識が、其の昔習い覚えた幸福な状態を習慣的に呼び起こす為め、今も猶歓楽の境に在るかのような夢心地に居て、其の季候にさえなれば彼は恋人の再来を疑った。爽やかな緑蔭の風の薫り、縁日の町の夜の灯、大空にただよう白雲の影、・・・凡ての現象が過去の生活の痕跡を留めて、見る物聞く物に、彼は恋人の脈拍の響きを感じた。
 一般の女の容貌や姿態の美も、夏が一番鮮明に正直に発揮されると、輝雄は思った。 粉飾の力を借りぬ皮膚の潤沢と、服装の調節を許さぬ体格の整頓とが、沢山の女の中から本当の美女を淘汰して見せてくれるのは夏であった。彼は海岸を逍遥する婦人の顔を見、手を見、足を見た。そうして、一つ一つの細かい点に立ち優った所はあっても、全体として英子に及ぶ女のない事を知った。潮風に曝され、海水に打たれても、彼女の美しさは金剛石のようにシッカリして居た。其の目鼻立ちを毎日眺めて居るうちに、輝雄は彼女の顔の肌理まで覚えてしまった。湯から上がった時、運動する時、笑う時、睨める時、一日の間に幾度となく変化する彼女の容貌の、あらゆる場合の血色と表情とを、彼は自分の顔より詳しく諳んじて了った。

二人はそれから 稍長い間、互いに別々の胸を抱いて、黙って浜を歩き始めた。彼等の生涯・・少なくとも彼等の青年時代の、最も重大な、最も興奮的な出来事が、此の沈黙の数分の間に何等の形を現わす事もなく推移して、永遠に葬られて行くように感ぜられた。事に依ったら、今の数分間が、一生忘れられない後悔の種となって、頭の底に彫り付けられはしないであろうか。・・・そう思って、輝雄はジッと足元の地面を視詰めると、さながら覚えて居なければならない物のように、細かい沙が一と粒一と粒明らかに彼の眼に映った。ところどころの干潟に開いて居る無数の蟹の穴から五六匹の小さな蟹が這い上って、二人のつま先に追い立てられながら、頻りと彼方此方へ逃げ廻って居る。崩れた波が、五六間ばかりさッと直走りに打ち上げ、又さッと海中へ引き落とすのが、地面も諸共に辷り込むように眺められる。沙は空気布団を踏み付ける程に堅く湿って、一歩一歩に体の重味で下駄の周囲へ潮がにじみ出す。千代田草履を穿いて居る英子の素足は、水に光った砂の色との対照から、一と際神々しく色白に見えて、今更此れ程に美しい人を路傍に擦れ違う旅人の如く遇する事が、輝雄には堪え難い口惜しさであった。

居留地を川一つ隔てた閑静な一郭に、英子の父の家はあった。宏壮な門構えの、太田原と記した邸の煉瓦塀を見ると、彼はふと十三四の少年の頃、月島へしじみを捕りに行く度毎に、屡々此処を通り過ぎた事を想い出した。子供心にも立派な住居だと羨んで、玉川砂礫を敷き詰めた門内のけはいを、折々覗き込んで見たが、玄関の様子はいつもひっそりとして、ついぞ人影を認めた事はなかった。あの自分、ちょうど十一二歳の英子は可愛い令嬢の姿をして、此の家の奥に住んで居たのであろう。十年の後、二人が斯うして結び着こうとは、運命の神より外に知らなかったのである。

輝雄は書生の後に附いて、長い廊下を案内されて行った。今迄戸外の明るみに馴れて居たせいか、家の中は伽藍の如く薄暗かった。遥か向うの、こんもりした庭の植え込みが、丁度写真の暗箱を覗くように青く青く光って、拭き込んだ柱や板の間などにぼんやりと映っている。廊下の一方には、萩戸を開け放した座敷が幾間となく続いて居たが、やがて縁側を右へ折れて、突きあたりの扉を押すと、其処は意外にも西洋館であった。西の窓を塞いだ肉色のカーテンに、カッと日があたって、室内は燃えるように明るかった。

「停車場から、直ぐと此方へ入らしったの。」
こう云いながら、彼女はいかにも勝手を知った自分の家だと云う風に、つかつかと輝雄の背面に廻って、ピアノの傍のソーファへ、したたか強く腰を投げた。
「今着いたばかりです。荷物や何か、みんな停車場へ置いてきました。」


英子は彼と差し向かいの椅子に凭りながら、扇風器のスウィッチへ手を掛けて更に速力を早めた。其れは羽車の唸りを利用して、二人の会話を室外に洩らすまいとの手段であった。
「さぁ、早く。」
と、もう一度女は促した、そうして、男の顔から一尺程の距離に、わざと側方を向いて頬杖を衝いた。
男はしばらく決心して女の耳元へ口を寄せた。鋭い風が横鬢の毛を毟るように吹きつけて、長い睫毛の先の、揚羽の蝶の翅の如く帯びえて顫えて居るのが眼に映ると、彼はさすがに胸の轟くのを覚えた。
風音に妨げられまいと、少し高い調子で話し終ると、男は突き退けられたように自分の体を椅子に引いた。
急に恥ずかしそうな面を伏せて、テーブルの縁を撫でて居る英子の様子は、始めて輝雄に女らしいと云う感を与えた。





daikumakoto at 20:24 
谷崎潤一郎 

谷崎潤一郎「アヱ゛・マリア」抜粋

お前をはじめズラリと居ならんだ女優たちの紅い唇と白い歯の列とが、きゃっきゃっと笑う度毎にガチャガチャ入り乱れて揺めくのを見た。まるで花咲爺が一度に花を咲かせたようにきらびやかだった。みんないろいろに肩から上を揺す振ってバタバタと手を打ったのが、涙に滲んだ私の眼には万華鏡を覗くようにきれいに見えた。

あの金色の、ふっくらとちぢれてふくらんだ髪の毛の中にあるお前の顔は無類だった。まるで柔らかい綿に包まれた白珊瑚の珠のように。・・・出来ることなら私はいつまでもあの珠をあの綿の中に包んで、可愛い桐の箱にでもしまって置きたい!

お前は笑う時よりも意地の悪い表情や、苦々しい表情をする時の方が十倍も二十倍も美しい女なのだ。少なくとも私に取ってはそうだったのだ。私はお前の死に顔が見たい。・・・お前が苦しい病気で死ぬか、誰かに首をしめられて殺されでもしたなら、その死に顔はきっと美しいに違いない。

私は此の女たちの顔や、手足や、髪の色つやや、五本の指の一つ一つの格好や、踵の肉の丸さ加減や、脛の長さや、胴の細さや、襟足のしなやかさや、それらのものをこっそりと一人一人について調べる。そして此の女たちがまだ子供だった時分のことや、彼等が生まれた土地のことを想像し、彼等の可愛い唇に乳首をふくませ、柔らかい臀をそっと両手で抱きかかえてその暖かい懐に入れた母親やばあやのことを想像する。恐らく此の女たちはみんな私より二十年以上は若いであろう、が、矢張私と同じようにそれぞれの母の胎内から生まれて来た人間であり、一度はたしかに赤ん坊だった時代がある。それがこんなに美しく、すんなりとした体に伸びて、真っ白なすべっこい肌と霊妙な魂とを一つずつ持って、そうして此処に斯くの如き生き、傍にしょんぼりと立っている私がどんなにその為めに悩殺されているかも知らずに、平気でべちゃくちゃとしゃべり合ったり、しゃべりながらそのしなしなした姿に波を打たせたり、軽く手を上げて鬢の後れ毛を撫で上げたり・・している。それを想うと、私は彼等の母親やばあやよりももっと熱心に、その不思議さとありがたさとを造化の神に感謝したくなる。
「まあおふくろさん、あなたの生んだお児さんが僅か二十年かそこらの間に、あんな綺麗な生き生きとした娘になったのを見てお上げなさい。あれは人形じゃあないんですよ、あれは生きている一人の女なんですよ」
と、若しも彼女たちの母親が居たなら、私はそう云ってその手を握ることだろう。
「ねえおふくろさん、あのぷよぷよした、薄気味の悪い肉の塊に過ぎなかった赤ん坊が、こんな素敵な生きものになったのは誰のお蔭だと思います? それはあなたの力じゃあない。あの赤ん坊の肉の中にそれだけの芽があったんです。あの塊が自分で自分の伸びる方向を作りながら、一年々々こんなに美しく、こんなに見事な背丈になってくれたのです」
そうして母親が感激のあまり嬉し涙に咽んだら、私も一緒に涙を流すことだろう。仮に私が一つの戯曲を書くとする。私はここにぴちぴちと跳び廻っている群れの中から、自分の好きな女を選り取り、彼等にその劇を演じさせる。その女たちは大正何年の何月何日の初日の夕から、二十日間なり二十五日間なり興行が続けられつつある間、毎晩々々、午後の何時から何時までフット・ライトの前に立って、私の空想が生み出したところの人間になり、私の書いた台詞を云い、私がそこに注ぎ込んだ感情を味わい、私が幻に描きつつある女の通りのしなを作る。・・・その舞台の上にあって、手を挙げ、膝を曲げ、肩を怒らし、身をそばだてつつ泣いたり笑ったりして居る者等は、その女優たちは、もはや一個の独立した、私と対等の位置にある人間ではない。彼等はその塊と肉体とを捧げて、私の作った詩の旋律の中を流れる。そこにあるものは私の空想の世界であり
そこに動いている者等は私の脳髄の周囲をめぐる走馬灯の幻影である。そして一層愉快なことには、その二十日なり二十五日なりの間、私が何処で何をしていようと、一定の時間が来ればいつもそれらの幻影は必ずくるくると此の劇場の舞台の上を廻っている。・・・ちょうど私の頭の中にある妄想が、全く私と関係なく、寝ている時でも起きている時でも常に不思議な夢を描くのと同じように・・・。。

そして私は此れから十年も二十年も過ぎて、此の女たちが恰も今の私のような老いぼれの身になった時分を想像する。彼等は遠い昔の月日を回想し、時分を生んだ母親の事や、自分に乳首をふくませたばあやの事を思うであろう。鏡に向かって眼の周りに寄る皺を数え、髪の毛に置く霜の色を眺めながら、若かった時代の美しい記憶を次から次へと拾い上げて、それらの散った花びらの一つ一つに深いためいきを送るであろう。その時になって大正何年の何月何日から何月何日までの私の劇中の生活が、彼女の為にその美しい記憶の一つであり、散った花びらの一とひらである事を私は望む。そして私は、秋風に落ちる木の葉のように力なく、こっそりと洩らされる微かな彼女のためいきを感じ、彼女と共にその過ぎ去った幻影に涙をそそぐ。いや、事に依ると私はもうその時分には、彼女の母親やばあやと一緒に土の下にいるであろう、そして彼等と手を執り合って彼女の為めに泣いているであろう。
「おふくろさん」と、私はその時に云うのである。
「私もあなたやばあやさんと同じように、あのお児さんとは切っても切れない御縁があった訳なんですね。あなたがたはあのお児さんを膝の上に抱き上げていろいろのおもちゃで遊ばして上げた。私もあのお児さんが若い時分に夢の国土へ連れて行って、矢張面白いおもちゃを持たして遊ばして上げたのです。」
ほんとうに戯曲家の興味はただそこにある。私はただそれだけの理由の故に戯曲が書きたい。それは私と此の女たちとが此の世のみおに跡を曳いて行く幾筋もの命の糸を、その一点で永久に絡み着かせる一つの結び玉ではないか。その仕事自身が一つの運命ではないか。



ああ、舞台の上の芸術の国にもそんなせち辛い浮世の波が寄せるのかと思うと、そしてその為めにお前たちがあの縮緬皺の寄った王女にかしずき、美が醜の前にお辞儀をし、青春が老衰の前に膝を屈め、純真が虚偽に対して項を垂れるのかと思うと、私は虐げられた「若さ」の為に涙がこぼれる。それでは芝居は現実よりも猶汚い。



此の庭の雑草の上に鬱蒼と垂れかかった樹木の間からは、ずっと山の下の方の元町通りの人家の屋根が見え、グランド・ホテルの赤い屋根が見え、波止場や商船やクレーンなどが見えたりする。夜になれば海岸に沿うた港の街に灯が点ぜられる。南京玉を繋いだように無数の灯影がうねうねと波打って、遠く羽田か鶴見の辺かと思われる・・・そんな方までもつづいている。星のようだと云いたいところだが、実は星よりもずっと綺麗だ。空気の加減で絶えずちらちらと動揺する。見ている間に近くなったり遠くなったりする。ヴェランダに立ってじっと視つめると、つい鼻の先の大木の枝葉の間に鏤められているようにも思われ、黒いレースを張った中で数限りもないルビーが縫い込まれ、それがぎらぎらと光ってでもいるよう、・・・そして私の、もう取り返す術もない過去の夜な夜なの美しい思い出のよう、・・・私はその灯のちらちら動くのが、涙のせいではないかと思ってそっと睫毛に手を触れて見る。そして静かにヴェランダを離れて、ためいきをつきながら書斎に這入る。


いつの間にかそのしなやかな手だの足だのにぶくぶくした脂が溜まって、不恰好なお婆さんになって、茶色の国の土の下に、その白い体を埋めなけらばならなくなる。私はそれを見ることが悲しいのだ」
私は覚えずニーナの手を執る、そして私は戦慄する、・・今までついぞ彼女と握手する機会はあっても、此の骨張った醜い指であの真っ白な手の甲に茶色のしみを附けることの恥ずかしさに、まだ一遍も触ったことはなかったのだ。
「ニーナよ! お前は早く旅立つがいい。上海へでも亜米利加へでもお前の故郷の露西亜へでも、お前の仲間の美しい人魚が多勢居る土地へ引き移って、出来るだけ愉快に暮らすがいい。お前は今が幸福なのだ、若い時は長くはないのだ、それはほんとうにあっけないほど早く過ぎ去る! 私は私の経験からよく知っている! そして自分の「若い時」の思い出の為めにでも、お前を幸福にしてやりたい。お前がこの後何処かの遠い国へ行って、何処かの見知らぬ可愛い男と恋を楽しむ時があったら、どうかその時「あの日本人は今頃何処に居るだろう」と、ただそれだけを思ってくれ。ただそれだけでも、お前の記憶の中にある私がほんとうの私だと思ってくれ。私はお前の頭の中に、金色の髪に温められて白い皮膚にくるまって生きているのだ。此処にあるものは既に私の影に過ぎない・・・ 私はそれらの一言一句が、自分が今迄に作ったところの最も美しい詩であるのを感じ、それが齎す情緒に酔わされて涙ぐみつつニーナの膝へうつ伏しになる・・・

そして私はとぼとぼと波止場を出て、さて何処へ帰るつもりなのか? 山手の家には既にきのうまで使って居た寝台も椅子も机もなく、懐にはもう一銭の金もない。私は終日横浜の街をうろつき歩く。たまたま途上で、ニーナのような若い西洋の女に遇えば、私の心は遠く八重の潮路を分けて、彼女の船を追って行く。人はどんなに落ちぶれても生きているうちは恋に似た物が心の底にあるのだと見える。金があるなら私は汽車で神戸へ行って、今一度彼女に会いたいとも思う。そうだ、会おうと思えばまだもう二度は確かに会える。神戸でも追い着けるし、長崎でも・・・私は兎に角停車場まで行って見る。そして急行列車の時間表や賃金表を調べたり、待合室の壁にかかった地図の上にある線路を指でたどったり、そんな事をして日が暮れる迄の数時間が空しく過ぎる。やがてぐったり疲れ切って私はベンチに腰をおろす、・・・そうだ、もう今夜からは宿なしなんだと思いながら・・・



私の記憶の国に於いてはお前もビープ・ダニエルもグロリア・スワンソンも私自身も、みんな一つ映画の中に生きて動いている。お前はカレン・ランディスと腕を組み合って、ハリウッドの町通りの或る並木路を歩いていく。二人はとあるパン屋の横丁を右へ廻る。ああ、あの曲がり角のパン屋の店を何の絵で私は見たのであったか、どうしてそれを覚えているのか?  パン屋の店からひょいと私が顔を出して二人を見送る。  お前と私とがあるホテルの食堂にいる。隣のテーブルへタルマッジの姉妹が三人ぞろぞろ連れ立ってやってくる。
「おお小百合さん、暫くでしたね」
と、ノーマが云う。コンスタンスとナタリーとが私の方を振り返ってニッコリする。 私が映画を見に行くのは美しい夢を買いに行くのだ。そこへ女を連れて行くのは、その女をもその夢の中へ織り込んで見たいからだ。


私はあれらの映画を見ると、つくづく亜米利加と云う国は現代の羅馬帝国だと思う。その国民は今や有頂天になって歓楽の限りを尽くしている。そしてあれらの眼のくらむような絢爛なフィルムは、その帝国の富の力が作り出す偉大な夢だ。


私は何処か、遠い陰府(みよ)の国に来て、死滅の谷をさ迷っているのではないか。自分の周囲にあるものは無数の過去の人影と青白い幽霊ばかりだ。 と、その時一つの明るい生きものが、私の頭の上を掠めて鋭く強く燃えながら走る。そして突き当たりの闇に打つかって人塊のようにうらゆらと炎を上げる。ああ、あの炎だけが生きているのだ。私はそう思って一心にそれを見つめる。炎は次第に光を整えてそこに何尺四方かのカッキリとした「白昼」を作る。白昼の中にパラマウントのマークが出て来る。次いで美しい青年のアナトールが現れる。



が、彼女の影が此処に銀色の光を放って動いている俊寛、影の向こうにある本体の彼女は今何処にいて何をしているだろう? あの眼は何を見ているだろう? あの唇は何を語り、あの足は何処の土の上を踏んでいるだろう? すると、私の空想は此の地つづきの遠い果てにある彼女の許へ飛んで行き、彼女の家の扉を叩き、微風のように彼女の部屋の窓かげを上げる。地球の反対の側にあるその国では、もう今頃は夜が明けている。彼女の住んでいる常住の春の国たる南の地方では、空が青々と晴れ渡り、爽やかな朝の太陽がカッキリと軒にさし込み、庭の緑の樹々の間を小鳥が楽しげに囀っている。寝坊な彼女はその小鳥の声を夢うつつの境に聞きながら、まだすやすやと温かい寝床の中に眠っている。私の心はこっそりと彼女の閨へ忍び込んで、その安らかな寝顔をうかがい、柔らかな胸の息を感じ、長い睫毛のおののきを眺める。
「おお、お前がビーブ・ダニアルだね」
と、その時私は云う。
「お前は今、朝の光につつまれて此処に静かに眠っている。だがたった今お前の影は遠い夜の国へ渡っているのだ。そこでお前のその白いからだが一つの霊魂のように照っているのだ。私はお前の恋人を羨むまい、なざなら私はお前の肌にこそ触れないけれども、その夜の国でお前の肌から放たれる眩い光に接吻する・・・


人は食うや食わずでも生きて行かれないことはないが、心に憧れの的を持たずには生きられない。


そうだ、そう云えばゆうべは不思議な音楽を聞いた。晩の九時ごろに寝台に寝そべってぼんやりしていると、窓の下の方で耳馴れない楽器の音につれて女のうたう声が聞こえる。唄の文句は何処の国のものであるとも分からなかったがそのメロディーには一種の甘い哀調をふくんで、物憂いような、悲しいような、非常に美しい声をもってうたうのである。私は暫くじっと寝そべって聞いていた、が、唄はなかなか止みそうもなく、やがて今度は陽気な速い節に変わって、チョキ、チョキ、チョキ、チョキ、と、誰か男の声らしいのが傍らで拍子を取るのである。同時にガヤガヤと五六人の人々の話し声が聞こえる。私は立ち上がって窓の外へ首を出した、と、おもての空地には鮮やかな月かげがさし、その青白い光の中に群集が黒く輪をえがいている。輪のまん中に、そのチョキ、チョキ、チョキ、チョキ、と云う拍子につれてい、一人の女が腰を振りながら奇妙な踊りをおどっている。唄をうたっている女は傍らの椅子に腰かけた二人のうちの一人であるらしく、うたいながら他の一人の方と一緒に楽器を奏でているのである。踊る女の手つきや足つきが地上にくっきりと影を映して、上から見おろすろ、その影の動く方が踊よりもよく分かった。
「あ、あの布哇の土人じゃないかな」
私は直ぐとそう思った、そして急いで三階から降りて行った。


その唄の節には南国的な、明るく晴れ渡った疲れたような気分の底に、一種のやるせない悲しい心持が酌み取られた。









daikumakoto at 20:23 
谷崎潤一郎 

谷崎潤一郎「金と銀」抜粋

ふと、五六年前、彼がまだ今日のように落ちぶれない時分、フランスから帰朝する際に暫く足をとどめて居た中央インドのガンジス河の流域の風光が、蜃気楼の如く彼の眼の前に浮かんだ。ベナレスや、ラホールや、アムリツァルの町々の、夢の都のような不思議な色彩、宝石の結晶したような殿堂や寺院の建築、其処に住んで居る市民や行者の、お伽噺の人間じみた奇妙な服装、・・・それ等の物が朧ろげになった記憶の底から、嘗て目撃した実在の世界とも、彼自身の空想の産物とも分からない程自由に精密に、燦然と彼の瞳を射るのであった。今もあの大陸のあの地方へ行けば、此の六月の青空の下に、あれ等の光景がまざまざと展開して居ると云う事実が、青野には何だか本当とは信ぜられなかった。

青野は今、はっきりと、現実よりもはっきりと、その幻を自分の眼の前に視詰めて居た。・・・何処の国の、何処の都とも分からないが、兎に角そこは殷賑な、荘厳な市街の中央でなければならない。その市街が慇懃であると云うことは、部屋の右手に引き絞られた、金線銀線が滝のように流れ落ちて居る錦繍の帷の向こうの、露台の彼方に霞んで居る遠景を望めば直ちに頷かれる。其処には、人間の住む地球からは嘗て見ることのできないような、さながら深山の湖にも似た穏やかな瑠璃色の空が、一抹の、金色の鱗雲を微かに浮かべて居る下に、此の都の町々が渺茫と連なって居るのである。何と云う神々しい、何と云う豪華な町の景色であろう、青野はそう思って、うっとりと瞳を凝らさずには居られなかった。
まことに其の市街の立派さと清浄さとは、その上を蔽う手て居る青空の永劫の美しさにも劣らないほどである。青野の眼には遠景のところどころに聳えて居る殿堂の圓い屋根や、突兀たる尖塔や、澎湃として波涛のように打ち続く大理石のColonadeや石階までも、手に取るようにありありと感ぜられる。そうして其れ等の町々の壁や甍が、今しも和やかな夕日を受けて、静かに冷ややかに、螺鈿のように青白く輝いて居るさまは、死に瀕して居る尊い女王の頬の色を想い出させるほど、崇高に森厳に見える。
が、青野の視線は又、それ等の透き徹るような明るさを持つ遠景を後ろに控えた、うす暗い前景の部屋の中に、寧ろより多く頻繁に熱心に注がれる。幽欝な、洞穴の中のような重苦しい空気を湛えて居る室内は、暗くはあるが其れはこんもりとした六月の緑陰のような、或るいは真っ黒なビロードのような、不思議に滑らかな、深い深い底光りを含んでだ玲瓏とした暗さである。いや其の暗さは、まるで人間の瞳のようだと云った方が、却って適切であるかも知れない。闇を漂わせて居る室内の物象が、ちょうど美しい女のぱっちりと見はった涼しいまなざしの裡にある、黒眼の表面に映って居る世界のように、微妙な鮮やかさを持って歴々と迫って居る。たとえば床の上に敷かれた波斯風の毛氈にもせよ、部屋の左手に直立して居る円柱の、乳白色の石に刻まれたBas/reliefの蛇の装飾にもせよ、青貝を鏤めた卓の上の、青銅の水盤に咲きこぼれている睡蓮の花にもせよ、その下に銀色の尾をひろげて漫歩して居る一羽の白孔雀にもせよ、それ等の物が、黒目がちの瞳の中に紅い影や白い影のゆらめく如くちらついて居るのが、青野には明瞭に看取される。どうかすると、部屋の正面の寝台の側に据えてある七宝の香炉から、葡萄の蔓の縫い模様を施した帳を這いつつ舞い昇る淡い煙の匂までも、ほのぼのと彼の嗅覚を襲って来て、・・・それはアラビヤの没薬であろうか、印度の肉桂であろうか、或いはまたスミルナのバラの精でもあろうか、・・・芳しい古酒を湛えた杯のように、青野の魂を物狂わしい陶酔の境へ導かずには措かないのである。
そのなまめかしい怪しい薫香が、やさしい恋のささやきの如く彼の鼻先を嬲ると同時に、青野はふと"Bien loin d'ici"と云うボオドレエルの詩の文句を想い浮かべながら、部屋の中央の寝台のあたりに長い長い凝視を向けた。天井に吊るされてある、水晶、真珠、瑪瑙のようらくの珠に包まれた天蓋から、法衣を纏うた背の高い魔女の立ち姿のように、下へ行くほど段々に巨大な襞をひろげつつどっしりと垂れて居る暗緑色の繻珍のまくが、一層その周囲を暗くしている寝台の置くには、ものうげに四肢を投げ出した一人の女が、仰向きに伏しまどろんで居るのである。もし此の室内全体を人間の瞳にたとえるとすれば、朦朧とした帳の蔭に五体をうねらせて居る其の女の、身辺から放たれる夢のような耀映こそは、藻をくぐる海蛇の閃きのような、黒髪の束に埋もるる宝石のような、はかなくも眩い光彩こそは、まさしく中心の瞳孔でなければならない。此の部屋の四壁を飾って居る彫刻も刺繍も螺鈿も睡蓮も、白孔雀の銀の翼も、露台の向こうにはるばると展開して居る都の町々も、ただ此の女の神秘なる媚態を賛美する為に現れた虹に過ぎないかのようである。
「あぁ、彼女はとうとう此処に居たのか。」
青野は何となく、そう思わずには居られなかった。古い在り難い御厨子の中の黄金佛を拝むように、眼を細くして睫毛の先をふるわせながら、じっと彼女を見守って居る彼の視神経は、彼女の肉体が恰もがんどうの奥にまたたく火影の如き物体から成り立って居て、皮膚の面にサファイア色の光の綾を微動させて居るのを感じた。それ等の光は、蛍の化身かと疑われる迄に数個のエメラルドを嵌め込んだ彼女の頭髪からも、美しい腫物のように彼女の手首に吹き出て居る紅玉の腕環からも、彼女の胸に結ばれて居る、大理石のきざはしに置く夜露のようなダイヤモンドの首飾りからも、彼女の両の踝に龍の蹄の如くかがやいて居る金環からも、そうして最後に、繊細な彼女の胴と腰との周りに絡まって居る、狭霧のように薄い、銀河のように淡い軽羅からも、一面にぎらぎらと放射して、月のうんりんに似た明るさを投げて居るのである。が、それよりも猶不思議なのは、それ等の無数の装飾のしたに生きて蠢いて居る彼女の肉と肌とである。其処には「肉」と呼び「肌」と呼ばれる人間的な賤しさを超越した、幽霊じみた凄まじさと妖精じみた艶かしさとの織り交じった、燐の炎のような冷たい美しさが燃えて居るらしい。

その幻を、青野はいつ迄もいつ迄も視詰めた。彼はもう、モデル台の上に横臥して居る栄子の裸体をさっきから一心に眺めつつある自分の身をも忘れて居た。彼の魂は、遠く深く、栄子の肉体を通り抜けてその奥にひろがって居る縹渺とした空想の世界に分け入って居るのであった。カンヴァスの上に動いて行く彼の絵筆は、栄子を描いて居るのではなく、ただ眼の前に浮かび出た幻の姿を映して行くのみである。
自分が今、描いて居る此の女は、いつの世の何処の都に住んで居た誰であろう。どうして彼女は、こうまでありありと、こうまで屡々自分の魂を訪れるのであろう・・・。

じれったそうに首を揺すぶりながら、栄子は不承々々にもとの姿勢に帰ったが、その眼は猛獣が餌を漁る如く、何故かじいっと陰鬱に青野の態度を窺って居る。
「此れだ、此の顔なんだ。此の顔が彼女の幻を己の心に送るのだ。」

自分には世間の前任どもの数等勝ったいい物がある。彼等の夢にも知らない、とても理解の出来ない、貴い高い境地がある。此の世の中の凡ての物にも換え難いほどの価値を持った、芸術の天地がある。自分には何だか、その天地こそ永遠の存在であって、此の世の中は仮の幻影であるような気がしてならない。そうだとすれば、此の世の中で悪人と呼ばれながらも、芸術の国へ這入って行く事の出来る己は、世間の奴等よりずっと幸福でずっと偉大ではないか。
此の世の中では忌まわしい不具者として継子扱いにされる代わり、芸術と云う優しい母は一層彼を不憫がって、その暖かい懐ろに彼を抱き上げ、彼を慰め、慈悲に溢れた接吻を与えてくれる。「お前は世間からどんなに排斥され、どんなに嘲弄されても、決して失望したり落胆したりしてはならない。お前の素質は私がよく知って居る。そうして、外の人にはめったに見せてやらない美しい国を、お前だけは内証で見せてあげる。だからお前は自分の運命を呪ったり悲しんだりしないがいい。お前はほんとうに可愛い児だ。」こう云って励ましてくれる彼女の囁きが、何処からともなく青野の心に伝わって来る。その慰めと囁きとがあればこそ、自分は此の不愉快な、矛盾だらけ苦悩だらけな世の中に、自殺もしないで生きて行かれるのだというような心地もする。

自分は芸術の神に愛せられた余り、此の世の人間が見てはならない貴い美しい国を見た。そうして其の国の秘密を人間の世にあばこうとしている。自分は其の為めに神罰を蒙って死ぬのではなかろうか。

青野はむしろ、彼女が居なくなってからほんとうによく彼女の美を眺めることが出来た。彼の幻の中に現れてくる栄子は、嘗て青野の眼の前に居た彼女のように賤しいところやあさましいところや汚らしいところが少しもなかった。その時の彼女は「芸術」のように完全であった。・・・自分の頭の中に住んで居る幻の彼女が真実の栄子であって、此の世に生きて居る彼女は、本物の栄子を悪くしたまがい物ではないだろうか。・・そんな風にさえ彼は思った。

大川の木のせいか知らぬが、行く手の森の蔭に立って居る青野のアトリエの真上の天には、それ等の星が一層夥しく無数に群がって居て、チラチラ、キラキラと一斉に輝いて居るかの如く見える。彼はこんなにまで多くの星が、空の一局部にこれ程沢山に厚真手、強く朗らかに光って居るのを、まだ一遍も眺めた事がないように感ぜられた。ちょうど煙突から煙がひろがるように、星が、青野のアトリエの屋根の上へ最も濃密に集まって、そこから四方へ次第にうすく撒き散らされて居るのである。それは殆ど、アトリエが後光を背負って居ると云ってもいいくらいな眩さである。
「どうだ、あれを見ろ。あのアトリエの上の空を見ろ。天才の住む家にはあの通りの奇跡があるのだ。・・・」
こう云う囁きが、ふいと彼の耳元に聞こえて、大川は少し脅かされたようになった。
「あの素晴らしい天才を、お前は今卑怯にも殺しに行こうとして居る。その秘密は誰も知らない積りでも空の星がちゃんと見て居る。あの通りのアトリエの上にキラキラと瞬きをして、夜通し番兵の役を勤めて居る。あれは青野と云う天才の魂が、人間の世の物ではなくて、星の世界から降りて来た証拠なのだ。
・・・だが、それがどうしたと云うんだ、と、大川は思った。彼奴が天才であったにしろ、己が彼奴を殺してしまえば、あの大空の星どもは、今度は己の画室の上で瞬くだろう。己のアトリエからきっと後光がさすだろう。己は必ずそうさせて見せる。いや、事に依るともう今夜あたりは、田端の己の家の上にも、無数の星が寄り集まって己の帰りを待って居るかも知れないのだ。

とたんに彼は「あっつ」と声を立てんばかりに愕然として、突きあたりの闇にただよう女の顔に恐る恐る視線を向けた。それはカンヴァスの面に描かれたマアタンギイの姿であったが、どうした加減か栄子が寝ころんで笑って居るように、或る一刹那の間だけ大川には思われたのである。か弱い蝋燭の灯先がわなわなと震えながら、ぱっと燃え上る油煙のかげに、彼女の容貌はあかあかと虚空に映って、その両頬には生き生きとした血が通い、涼しい眸の睫毛の端がほのかに戦いて居るようにさえ感ぜられる。自分が青野を追い越す迄は、二度と再び其の絵を見まいと胸に誓って居た大川は、奥深い殿堂の神秘の扉が忽然彼の眼の前に開けて、絢爛とした黄金の光が瞳を刺すような心地がした。「この絵こそ真箇の天才の手に成った不死の芸術だ。」こう云う声が何処からともなく、霹靂の如く大川の耳朶を撲った。その一瞬間、彼は大地へ身をひれ伏して、已み難い賛嘆と驚異の情が嵐の如く自分の脳裏を吹き通すのを、眼を塞いで遣り過ごそうかとさえ思った。しかし、其の為めに彼の決心が鈍るような事はなかった。脅かされれば脅かされるほど、彼の覚悟はいよいよ強くなるばかりであった。

「・・・そうです。私は天才です。私の魂は今でも立派に芸術の国土に遊んで居ます。私の魂は未だに活発に働いて居ます。私はただ、内部の魂を外部の肉体へ伝達する神経を絶たれただけなんです。肉体と霊魂との連絡を切られただけなんです。それを此の世の人たちは白痴と名づけて居るのです。あなたは多分、白痴と云う者がどんな幸福な境地であるかもご存知ないでしょう。」
実際、青野の脳髄は決して死んで居なかった。彼の魂は此の世との関係を失ってから、始めて彼があこがれて居た芸術の世界へ高く高く舞い上がって、其処に永遠の美の姿を見た。彼の瞳は、人間の世の色彩が映らない代わりに、その色彩の源泉となる真実の光明に射られた。嘗て此の世に生活して居た時分に、折々彼の頭の中を掠めて過ぎたさまざまの幻は、今こそ美の国土に住んで居るほんとうの実在であった。「己の魂がまだ肉体に結び着いて居た頃に、己は屡々此れ等の実在を空想したり夢みたりした。」・・・彼はそう云う風に思った。彼はたしかに自分の故郷へ帰ったのに違いなかった。
それ等の多くの幻の中でも、最も頻繁に彼の脳裏を訪れたことのある妖艶な彼女、・・・あの美しい栄子の姿は、想像の世界に現れた時よりも更に完全に、更に荘厳に、さながら美の国の女王の如き威儀を作って、マアタンギイの閨よりも遥かに怪奇な、かいれいな宮殿の玉座の椅子に腰かけて居た。彼女は、自分の足下に跪いて白衣の裾に接吻をする青野の項を撫でてやりながら、朝な夕なに優しい慰籍の言葉をかけた。
「お前は定めし、今迄にも度び度び私を見た事があるだろう。お前が浮世に生きて居た時分に、お前を迷わした栄子と云う女も、お前の空想に浮かび出たマアタンギイも、みんな私の影像なのだ。私はお前の美にあこがれる心を賞でて、真実の国から仮そめの国へ、大空の月が其の光を渓川へ落すように、自分の姿を幻にして見せてやったのだ。真実が影像に優って居るだけ、それだけ私も彼の女たちに優って居る。仮りの幻の栄子をさえもあれ程熱心に崇拝したお前は、今こそ安らかに私の宮殿に仕えるがいい。人間の世に付き纏う悔恨も懊悩も、此の国にはとこしえに跡を絶って居るのだ。」
・・・白痴の青野のとげとげしくやつれた頬には、どうかすると、感謝に充ちたような涙が、夜露のようにひっそりと結ぼれて居る事があった。


daikumakoto at 20:21 
谷崎潤一郎 

2017年07月28日

【方言】泉州 泉佐野 佐野漁師語

()はアクセント

あえら(高高低)→彼ら、奴ら(they)

あら(高高)→あいつは(he)(she)

わえ(低高)→おまえは(you)

わえ(高高)→おれ、おいら(I)

わら(低高)→おまえは(you)

わえら(低高低)→お前ら(you)

わえら(高高低)→俺たち(we)


daikumakoto at 22:35 
方言 

2017年07月21日

【泉佐野いまむかし】レンタルビデオ店

少しむかしの生活情報も、書き残しておけば10年後、20年後には立派な郷土史料となります。

今回は泉佐野にあったレンタルビデオ店を紹介します。
2
・フォーカス8(エイト)
国道26号線「泉佐野警察東」交差点ほとりにあるテナントビル、いまは鍼灸院さんの場所が、90年代、界隈でもっとも流行っていた「フォーカス8」さんでした。
一年フリーパスいうのがあり、「おとな借り」ができました。2万だったか、3万だったか。。


1
・B♭(ビーフラット)
泉佐野駅下がり、りそな銀行となり。テナントビル一階左がわ(現在は整骨院)。
バブル期でした。レンズ研磨をしていた社長さんが転業され、当時めずらしいビジネスモデルということで、テレビにも取り上げられました。
「一泊とか二泊て 誰が言いだしたんか知らんけど 面白い呼び方でんなぁ」
ビデオを貸出ケースに詰めてくれながらオーナーさんが言ったことばを覚えています。




4
・ピープル
駅上商店街の一角。ロン毛でひげもじゃ、接客トークの上手なオーナーさんが経営されていました。
古い日本映画など、マニアックな品揃えで重宝しました。
体調をくずされ閉店されたと聞きました。



3
南海泉佐野駅高架下あたりに不二家がありました。そこのオーナーさんが なんば側に隣接する店舗を開きました。
記憶ではここがいちばん初期の店だったかと。競合店が無いため、当時はビデオについている定価の1割から2割をレンタル料としていました。
テニスの教則ビデオを一本1800円(!)で借りたのを覚えています。


※画像の一部をグーグルストリートビューから引用しました





daikumakoto at 22:40 
昔の泉佐野 | 郷土史

【さの町場にあった店々】町別さくいん

273 あさひ履物店 あさひはきものてん 旭町
269 東マッサージ あずままっさーじ 旭町
57 アズマ薬局 あずまやっきょく 旭町
86 池側産婦人科 いけがわさんふじんか 旭町
63 和泉模型 いずみもけい 旭町
55 いろは菓子舗 いろはかしほ 旭町
272 エミー美容室 えみーびようしつ 旭町
80 春日湯 かすがゆ 旭町
58 木原ふとん店 きはらふとんてん 旭町
83 鯉重 こいじゅ 旭町
71 古金谷結納店 こがねやゆいのうてん 旭町
59 寿司善 すしぜん 旭町
64 千成寿司 せんなりずし 旭町
56 タケモトカメラ たけもとかめら 旭町
72 中庄谷食堂 なかしょうやしょくどう 旭町
65 日光堂(辻)文具店 にっこうどう 旭町
61 日幸堂書店 にっこうどうしょてん 旭町
62 ビクトリア びくとりあ 旭町
73 日乃出食堂 ひのでしょくどう 旭町
70 平松呉服店 ひらまつごふくてん 旭町
69 ビリヤード びりやーど 旭町
68 本田精肉店 ほんだせいにくてん 旭町
60 ムラタ理容店 むらたりようてん 旭町
66 毛利歯科 もうりしか 旭町
270 桃木美容室 ももきびようしつ 旭町
67 矢倉食堂 やぐらしょくどう 旭町
53 山本薬局 やまもとやっきょく 旭町
54 吉田理容店 よしだりようしつ 旭町
259 重やん しげやん 大西町
257 浅羽自転車店 あさばじてんしゃてん 大西町
258 浅羽陶悦堂 あさばとうえつどう 大西町
260 喫茶銀座 きっさぎんざ 大西町
169 京橘 きょうたちばな 大西町
255 佐野東映 さのとうえい 大西町
256 繁の家食堂 しげのやしょくどう 大西町
94 上仁小児科 じょうにんしょうにか 大西町
261 竹田酒店 たけださけてん 大西町
263 巴タイヤ店 ともえたいやみせ 大西町
254 中村ミシン商会 なかむらみしんしょうかい 大西町
264 二中のパン屋 にちゅうのぱんや 大西町
262 宮永たばこ店 みやながたばこてん 大西町
85 小川胃腸病院 おがわいちょうびょういん 大宮町
76 春日座 かすがざ 大宮町
75 春日餅 かすがもち 大宮町
98 きしろ布団店 きしろふとんてん 大宮町
105 キノシタ文具 きのしたぶんぐ 大宮町
100 商人宿 しょうにんやど 大宮町
110 しらじ(喫茶) しらじ 大宮町
102 西出玩具店 にしでがんぐてん 大宮町
101 梅月 ばいげつ 大宮町
74 八田青果店 はったせいかてん 大宮町
99 番匠谷燃料店 ばんじょうや 大宮町
97 焼肉ぼたん ぼたん 大宮町
77 ます田精肉店 ますだせいにくてん 大宮町
276 まつふじクリーニング まつふじくりーにんぐ 大宮町
186 丸井青果 まるいせいか 大宮町
104 南出電器 みなみででんき 大宮町
185 明吉 みょうきち 大宮町
84 和田医院 わだいいん 大宮町
50 上野薬局 うえのやっきょく 春日町
49 かーよ かーよ 春日町
45 北川文具店 きたがわぶんぐてn 春日町
106 古金谷駄菓子店 こがねやだがしてん 春日町
109 才新カスガ薬局 さいしんかすがやっきょく 春日町
81 栄湯 さかえゆ 春日町
38 更科食堂 さらしなしょくどう 春日町
42 主婦の店春日店 しゅふのみせ 春日町
108 鈴屋 すずや 春日町
41 武井駄菓子店 たけいだがしてん 春日町
52 つるや つるや 春日町
43 中村ガス なかむらがす 春日町
103 西出せともの店 にしでせとものてん 春日町
266 ハリマヤ酒店 はりまやさけてん 春日町
37 ひきち食堂 ひきちしょくどう 春日町
275 ひすけ ひすけ 春日町
47 日根長酒店 ひねちょうさけてん 春日町
93 廣田歯科 ひろたしか 春日町
44 冨士青果店 ふじせいかてん 春日町
39 プリンススポーツ ぷりんすすぽーつ 春日町
107 帽子屋(屋号不明) ぼうしや 春日町
46 松浪駄菓子店 まつなみだがしてん 春日町
48 三木寿司店 みきすしてん 春日町
40 水久(お茶屋) みずひさ 春日町
111 食保精肉店 めしやすせいにくてん 春日町
137 上田化粧品店 うえだけしょうひんてん 栄町
135 魚松 うおまつ 栄町
184 オオサカ家 おおさかや 栄町
158 大野自転車店 おおのじてんしゃてん 栄町
205 岡友商店 おかともしょうてん 栄町
87 小川眼科 おがわがんか 栄町
139 オクカツ おくかつ 栄町
192 お多福 おたふく 栄町
213 香山サイクル かやまさいくる 栄町
128 川瀬呉服店 かわせごふくてん 栄町
216 河内電化ストア かわちでんかすとあ 栄町
160 靴修理店(屋号不明) くつしゅうり 栄町
212 郷田理容店 ごうだりようてん 栄町
138 コツ十 こつじゅう 栄町
153 ササイ眼科 ささいがんか 栄町
156 サロンドボニータ さろんどぼにーた 栄町
161 サンヨー電器店 さんよーでんきてん 栄町
210 シマダ靴店 しまだくつてん 栄町
189 シモデヤ しもでや 栄町
214 ジョージ二世 じょーじにせい 栄町
154 住友銀行 すみともぎんこう 栄町
195 第一寿司 だいいちずし 栄町
90 武内外科 たけうちげか 栄町
208 武内外科 たけうちげか 栄町
140 ツダ靴店 つだ 栄町
152 トップセンター とっぷせんたー 栄町
203 ドムドムバーガー どむどむばーがー 栄町
141 巴寿司 ともえずし 栄町
142 トモエ洋傘店 ともえようがさてん 栄町
204 道喜たばこ店 どんきたばこてん 栄町
197 ナカタニ なかたに 栄町
196 中谷衣料店 なかたにいりょうてん 栄町
122 なが忠 ながちゅう 栄町
199 ナマヅヤ靴店 なまづやくつてん 栄町
207 南風 なんぷう 栄町
126 はしもと衣料店 はしもといりょう 栄町
113 ひねのや呉服店 ひねのやごふくてん 栄町
206 福田時計店 ふくだとけいてん 栄町
144 フルヤシャンタン ふるやしゃんたん 栄町
143 フルヤ帽子店 ふるやぼうしてん 栄町
188 ブローニュ ぶろーにゅ 栄町
193 ベラオタフク べらおたふく 栄町
155 ベルベリー べるべりー 栄町
198 ホワイト美容室 ほわいとびようしつ 栄町
209 松鶴 まつづる 栄町
191 マルキ菓子店 まるきかしてん 栄町
202 ミズキレコード店 みずきれこーどてん 栄町
151 溝端書店 みぞばたしょてん 栄町
201 ミドリヤ毛糸店 みどりやけいとてん 栄町
124 峯漬物店 みねつけものてん 栄町
187 みやこクリーニング店 みやこくりーにんぐ 栄町
159 むか新 むかしん 栄町
112 森青果店 もりせいかてん 栄町
194 森田鮮魚店 もりたせんぎょてん 栄町
136 森田洋服店 もりたようふくてん 栄町
211 モン もん 栄町
127 安田商店 やすだしょうてん 栄町
215 矢田歯科医院 やたしかいいん 栄町
190 横田菓子店 よこたかしてん 栄町
121 林パ生花店 りんぱせいかてん 栄町
21 和泉谷酒店 いずみやさけてん 新町
20 板原酒店 いたはらさけてん 新町
4 入船商店 いりふねしょうてん 新町
29 兎田谷 うさいだや 新町
7 おいやん おいやん 新町
13 おおや おおや 新町
19 桶久米穀店 おけきゅべいこくてん 新町
10 おけや おけや 新町
2 おせいさん おせいさん 新町
27 おとみ おとみ 新町
14 おみきもと おみきもと 新町
82 かあげん かあげん 新町
30 春日サイクル かすがさいくる 新町
23 河安てんぷら店 かわやすてんぷらてん 新町
25 冠たばこ店 かんむりたばこてん 新町
271 岸本漬物店 きしもとつけものてん 新町
12 こじ平 こじへい 新町
267 佐津喜 さつき 新町
24 じゅあみ じゅあみ 新町
26 主婦の店 しゅふのみせ 新町
8 庄やん しょうやん 新町
11 しんたく しんたく 新町
5 寿司憲 すしけん 新町
18 千友 せんとも 新町
1 大工食堂 だいくしょくどう 新町
265 たかはし食料品店 たかはししょくりょうひん 新町
277 高松割烹 たかまつかっぽう 新町
6 田七 たしち 新町
31 田中釣具店 たなかつりぐてん 新町
35 たばた(岡)呉服店 たばたおかごふくてん 新町
268 辻本理容店 つじもとりようてん 新町
9 道りき どうりき 新町
17 なべや なべや 新町
36 日本劇場 にほんげきじょう 新町
15 パイソン ぱいそん 新町
3 はま食堂 はましょくどう 新町
28 袋谷タイヤ店 ふくろやたいやてん 新町
51 三浦食料品店 みうらしょくりょうひんてん 新町
16 溝上麻雀 みぞがみ 新町
32 ムネタ理容室 むねたりようしつ 新町
22 モリタ理容店 もりたりようしつ 新町
34 やしたつタバコ やしたつたばこてん 新町
33 山本酒店 やまもとさけてん 新町
170 岡本時計店 おかもととけいてん 西本町
168 生賀骨董 しょうがこっとうてん 西本町
79 長作湯 ながさくゆ 野出町
123 イテヤ建具店 いてやたてぐてん 本町
133 喜三寿司 きさんずし 本町
125 北浦家具店 きたうらかぐてん 本町
117 京橘 きょうたちばな 本町
120 クック学習塾 くっくがくしゅうじゅく 本町
130 熊取谷駄菓子店 くまとりやだがしてん 本町
132 クラブ龍也 くらぶたつや 本町
129 坂井精肉店 さかいせいにくてん 本町
131 書道教室(屋号不明) しょどう 本町
89 田端医院 たばたいいん 本町
115 津かさ寿司 つかさずし 本町
119 テツノ子供服 てつのこどもふく 本町
118 デトロイト でとろいと 本町
163 ばんよね ばんよね 本町
134 福徳軒 ふくとくけん 本町
116 フジヤ袋物店 ふじやふくろものてん 本町
114 ゆり屋履物店 ゆりやはきものてん 本町
78 朝日湯 あさひゆ 元町
164 ウマノ酒店 うまのさけてん 元町
167 岡本時計店 おかもととけいてん 元町
162 かぎの酒店 かぎのさけてん 元町
166 久掘商店 くぼりしょうてん 元町
165 西口酒店 にしぐちしょうてん 元町
247 一圓たばこ店 いちえんたばこてん 若宮町
147 いはら玩具 いはらがんぐ 若宮町
221 大引酒店 おおびきさけてん 若宮町
217 大引自転車預かり おおびきじてんしゃ 若宮町
235 一見屋食堂 かずみやしょくどう 若宮町
176 亀仙人 かめせんにん 若宮町
248 喜久丸 きくまる 若宮町
145 北川呉服店 きたがわごふくてん 若宮町
178 串本商店 くしもとしょうてん 若宮町
243 幸月 こうげつ 若宮町
249 神志那荒物店 こうじなあらものてん 若宮町
174 小林種苗店 こばやししゅびょうてん 若宮町
245 サカイ理容店 さかいりようてん 若宮町
172 サワサ金物店 さわさかなものてん 若宮町
219 三晃薬局 さんこうやっきょく 若宮町
225 サンドラ さんどら 若宮町
157 三和銀行 さんわぎんこう 若宮町
91 信貴耳鼻咽喉科 しぎじびいんこうか 若宮町
238 繁乃家 しげのや 若宮町
231 嶋崎モスリン店 しまざきもすりんてん 若宮町
175 島田和菓子店 しまだわがしてん 若宮町
251 寿司千鳥 すしちどり 若宮町
95 ダイワ(アメリカ屋) だいわ 若宮町
232 大和銀行 だいわぎんこう 若宮町
173 たきの精肉店 たきのせいにくてん 若宮町
226 蛸茶屋食堂 たこちゃやしょくどう 若宮町
227 蛸茶屋パチンコ たこちゃやぱちんこ 若宮町
171 田中珠算道場 たなかしゅざんどうじょう 若宮町
237 田中電機 たなかでんき 若宮町
179 力石 ちからいし 若宮町
250 千鳥 ちどり 若宮町
181 辻戸はり つじとはり 若宮町
252 つぼみ旅館 つぼみりょかん 若宮町
246 鶴寿司 つるずし 若宮町
242 天勝堂 てんしょうどう 若宮町
274 東宝荘麻雀 とうほうそう 若宮町
149 トミヤ洋装店 とみやそうそうてん 若宮町
244 永谷ガラス店 ながたにがらすてん 若宮町
92 中谷歯科 なかたにしか 若宮町
220 ナルセ美容室 なるせびようしつ 若宮町
150 ので衣料品店 のでいりょうひんてん 若宮町
236 花柳パチンコ はなやぎぱちんこ 若宮町
240 ハヤカワレコード はやかわれこーど 若宮町
183 平谷洋服店 ひらたにようふくてん 若宮町
223 富士屋(喫茶) ふじやふくろものてん 若宮町
230 フタバかばん ふたばかばん 若宮町
180 峯楽 ほうらく 若宮町
96 VANショップマツモト まつもと 若宮町
148 松屋乾物店 まつやかんぶつてん 若宮町
177 丸玄食堂 まるげんしょくどう 若宮町
218 三方自転車預かり みかたじてんしゃ 若宮町
182 溝平 みぞへい 若宮町
253 みやた みやた 若宮町
239 明治屋 めいじや 若宮町
241 やぐら寿司 やぐらずし 若宮町
146 山本整形病院 やまもとせいけいびょういん 若宮町
222 洋裁富士 ようさいふじ 若宮町
233 吉野玩具店 よしのがんぐてん 若宮町
229 ヨシノメガネ よしのめがね 若宮町
228 吉野屋書店 よしのやしょてん 若宮町
88 吉年病院 よどしびょういん 若宮町
224 和蘭豆 らんず 若宮町
200 若宮中央市場 わかみやちゅうおういちば 若宮町
234 和光(喫茶) わこう 若宮町


daikumakoto at 15:17 
さの町場にあった店々 | 郷土史

【さの町場にあった店々】屋号50音順さくいん

257 浅羽自転車店 あさばじてんしゃてん 大西町
258 浅羽陶悦堂 あさばとうえつどう 大西町
273 あさひ履物店 あさひはきものてん 旭町
78 朝日湯 あさひゆ 元町
269 東マッサージ あずままっさーじ 旭町
57 アズマ薬局 あずまやっきょく 旭町
86 池側産婦人科 いけがわさんふじんか 旭町
63 和泉模型 いずみもけい 旭町
21 和泉谷酒店 いずみやさけてん 新町
20 板原酒店 いたはらさけてん 新町
247 一圓たばこ店 いちえんたばこてん 若宮町
123 イテヤ建具店 いてやたてぐてん 本町
147 いはら玩具 いはらがんぐ 若宮町
4 入船商店 いりふねしょうてん 新町
55 いろは菓子舗 いろはかしほ 旭町
137 上田化粧品店 うえだけしょうひんてん 栄町
50 上野薬局 うえのやっきょく 春日町
135 魚松 うおまつ 栄町
29 兎田谷 うさいだや 新町
164 ウマノ酒店 うまのさけてん 元町
272 エミー美容室 えみーびようしつ 旭町
7 おいやん おいやん 新町
184 オオサカ家 おおさかや 栄町
158 大野自転車店 おおのじてんしゃてん 栄町
221 大引酒店 おおびきさけてん 若宮町
217 大引自転車預かり おおびきじてんしゃ 若宮町
13 おおや おおや 新町
205 岡友商店 おかともしょうてん 栄町
170 岡本時計店 おかもととけいてん 西本町
167 岡本時計店 おかもととけいてん 元町
85 小川胃腸病院 おがわいちょうびょういん 大宮町
87 小川眼科 おがわがんか 栄町
139 オクカツ おくかつ 栄町
19 桶久米穀店 おけきゅべいこくてん 新町
10 おけや おけや 新町
2 おせいさん おせいさん 新町
192 お多福 おたふく 栄町
27 おとみ おとみ 新町
14 おみきもと おみきもと 新町
82 かあげん かあげん 新町
49 かーよ かーよ 春日町
162 かぎの酒店 かぎのさけてん 元町
76 春日座 かすがざ 大宮町
30 春日サイクル かすがさいくる 新町
75 春日餅 かすがもち 大宮町
80 春日湯 かすがゆ 旭町
235 一見屋食堂 かずみやしょくどう 若宮町
176 亀仙人 かめせんにん 若宮町
213 香山サイクル かやまさいくる 栄町
128 川瀬呉服店 かわせごふくてん 栄町
216 河内電化ストア かわちでんかすとあ 栄町
23 河安てんぷら店 かわやすてんぷらてん 新町
25 冠たばこ店 かんむりたばこてん 新町
248 喜久丸 きくまる 若宮町
133 喜三寿司 きさんずし 本町
271 岸本漬物店 きしもとつけものてん 新町
98 きしろ布団店 きしろふとんてん 大宮町
125 北浦家具店 きたうらかぐてん 本町
145 北川呉服店 きたがわごふくてん 若宮町
45 北川文具店 きたがわぶんぐてn 春日町
260 喫茶銀座 きっさぎんざ 大西町
105 キノシタ文具 きのしたぶんぐ 大宮町
58 木原ふとん店 きはらふとんてん 旭町
169 京橘 きょうたちばな 大西町
117 京橘 きょうたちばな 本町
178 串本商店 くしもとしょうてん 若宮町
120 クック学習塾 くっくがくしゅうじゅく 本町
160 靴修理店(屋号不明) くつしゅうり 栄町
166 久掘商店 くぼりしょうてん 元町
130 熊取谷駄菓子店 くまとりやだがしてん 本町
132 クラブ龍也 くらぶたつや 本町
83 鯉重 こいじゅ 旭町
243 幸月 こうげつ 若宮町
249 神志那荒物店 こうじなあらものてん 若宮町
212 郷田理容店 ごうだりようてん 栄町
106 古金谷駄菓子店 こがねやだがしてん 春日町
71 古金谷結納店 こがねやゆいのうてん 旭町
12 こじ平 こじへい 新町
138 コツ十 こつじゅう 栄町
174 小林種苗店 こばやししゅびょうてん 若宮町
109 才新カスガ薬局 さいしんかすがやっきょく 春日町
129 坂井精肉店 さかいせいにくてん 本町
245 サカイ理容店 さかいりようてん 若宮町
81 栄湯 さかえゆ 春日町
153 ササイ眼科 ささいがんか 栄町
267 佐津喜 さつき 新町
255 佐野東映 さのとうえい 大西町
38 更科食堂 さらしなしょくどう 春日町
156 サロンドボニータ さろんどぼにーた 栄町
172 サワサ金物店 さわさかなものてん 若宮町
219 三晃薬局 さんこうやっきょく 若宮町
225 サンドラ さんどら 若宮町
161 サンヨー電器店 さんよーでんきてん 栄町
157 三和銀行 さんわぎんこう 若宮町
91 信貴耳鼻咽喉科 しぎじびいんこうか 若宮町
238 繁乃家 しげのや 若宮町
256 繁の家食堂 しげのやしょくどう 大西町
259 重やん しげやん 大西まち
231 嶋崎モスリン店 しまざきもすりんてん 若宮町
210 シマダ靴店 しまだくつてん 栄町
175 島田和菓子店 しまだわがしてん 若宮町
189 シモデヤ しもでや 栄町
24 じゅあみ じゅあみ 新町
42 主婦の店春日店 しゅふのみせ 春日町
26 主婦の店 しゅふのみせ 新町
168 生賀骨董 しょうがこっとうてん 西本町
94 上仁小児科 じょうにんしょうにか 大西町
100 商人宿 しょうにんやど 大宮町
8 庄やん しょうやん 新町
214 ジョージ二世 じょーじにせい 栄町
131 書道教室(屋号不明) しょどう 本町
110 しらじ(喫茶) しらじ 大宮町
11 しんたく しんたく 新町
5 寿司憲 すしけん 新町
59 寿司善 すしぜん 旭町
251 寿司千鳥 すしちどり 若宮町
108 鈴屋 すずや 春日町
154 住友銀行 すみともぎんこう 栄町
18 千友 せんとも 新町
64 千成寿司 せんなりずし 旭町
195 第一寿司 だいいちずし 栄町
1 大工食堂 だいくしょくどう 新町
95 ダイワ(アメリカ屋) だいわ 若宮町
232 大和銀行 だいわぎんこう 若宮町
265 たかはし食料品店 たかはししょくりょうひん 新町
277 高松割烹 たかまつかっぽう 新町
173 たきの精肉店 たきのせいにくてん 若宮町
41 武井駄菓子店 たけいだがしてん 春日町
90 武内外科 たけうちげか 栄町
208 武内外科 たけうちげか 栄町
261 竹田酒店 たけださけてん 大西町
56 タケモトカメラ たけもとかめら 旭町
226 蛸茶屋食堂 たこちゃやしょくどう 若宮町
227 蛸茶屋パチンコ たこちゃやぱちんこ 若宮町
6 田七 たしち 新町
171 田中珠算道場 たなかしゅざんどうじょう 若宮町
31 田中釣具店 たなかつりぐてん 新町
237 田中電機 たなかでんき 若宮町
89 田端医院 たばたいいん 本町
35 たばた(岡)呉服店 たばたおかごふくてん 新町
179 力石 ちからいし 若宮町
250 千鳥 ちどり 若宮町
115 津かさ寿司 つかさずし 本町
181 辻戸はり つじとはり 若宮町
268 辻本理容店 つじもとりようてん 新町
140 ツダ靴店 つだ 栄町
252 つぼみ旅館 つぼみりょかん 若宮町
246 鶴寿司 つるずし 若宮町
52 つるや つるや 春日町
119 テツノ子供服 てつのこどもふく 本町
118 デトロイト でとろいと 本町
242 天勝堂 てんしょうどう 若宮町
274 東宝荘麻雀 とうほうそう 若宮町
9 道りき どうりき 新町
152 トップセンター とっぷせんたー 栄町
149 トミヤ洋装店 とみやそうそうてん 若宮町
203 ドムドムバーガー どむどむばーがー 栄町
141 巴寿司 ともえずし 栄町
263 巴タイヤ店 ともえたいやみせ 大西町
142 トモエ洋傘店 ともえようがさてん 栄町
204 道喜たばこ店 どんきたばこてん 栄町
79 長作湯 ながさくゆ 野出町
72 中庄谷食堂 なかしょうやしょくどう 旭町
197 ナカタニ なかたに 栄町
196 中谷衣料店 なかたにいりょうてん 栄町
244 永谷ガラス店 ながたにがらすてん 若宮町
92 中谷歯科 なかたにしか 若宮町
122 なが忠 ながちゅう 栄町
43 中村ガス なかむらがす 春日町
254 中村ミシン商会 なかむらみしんしょうかい 大西町
17 なべや なべや 新町
199 ナマヅヤ靴店 なまづやくつてん 栄町
220 ナルセ美容室 なるせびようしつ 若宮町
207 南風 なんぷう 栄町
165 西口酒店 にしぐちしょうてん 元町
102 西出玩具店 にしでがんぐてん 大宮町
103 西出せともの店 にしでせとものてん 春日町
264 二中のパン屋 にちゅうのぱんや 大西町
65 日光堂(辻)文具店 にっこうどう 旭町
61 日幸堂書店 にっこうどうしょてん 旭町
36 日本劇場 にほんげきじょう 新町
150 ので衣料品店 のでいりょうひんてん 若宮町
101 梅月 ばいげつ 大宮町
15 パイソン ぱいそん 新町
126 はしもと衣料店 はしもといりょう 栄町
74 八田青果店 はったせいかてん 大宮町
236 花柳パチンコ はなやぎぱちんこ 若宮町
3 はま食堂 はましょくどう 新町
240 ハヤカワレコード はやかわれこーど 若宮町
266 ハリマヤ酒店 はりまやさけてん 春日町
99 番匠谷燃料店 ばんじょうや 大宮町
163 ばんよね ばんよね 本町
37 ひきち食堂 ひきちしょくどう 春日町
62 ビクトリア びくとりあ 旭町
275 ひすけ ひすけ 春日町
47 日根長酒店 ひねちょうさけてん 春日町
113 ひねのや呉服店 ひねのやごふくてん 栄町
73 日乃出食堂 ひのでしょくどう 旭町
183 平谷洋服店 ひらたにようふくてん 若宮町
70 平松呉服店 ひらまつごふくてん 旭町
69 ビリヤード びりやーど 旭町
93 廣田歯科 ひろたしか 春日町
206 福田時計店 ふくだとけいてん 栄町
134 福徳軒 ふくとくけん 本町
28 袋谷タイヤ店 ふくろやたいやてん 新町
44 冨士青果店 ふじせいかてん 春日町
116 フジヤ袋物店 ふじやふくろものてん 本町
223 富士屋(喫茶) ふじやふくろものてん 若宮町
230 フタバかばん ふたばかばん 若宮町
39 プリンススポーツ ぷりんすすぽーつ 春日町
144 フルヤシャンタン ふるやしゃんたん 栄町
143 フルヤ帽子店 ふるやぼうしてん 栄町
188 ブローニュ ぶろーにゅ 栄町
193 ベラオタフク べらおたふく 栄町
155 ベルベリー べるべりー 栄町
107 帽子屋(屋号不明) ぼうしや 春日町
180 峯楽 ほうらく 若宮町
97 焼肉ぼたん ぼたん 大宮町
198 ホワイト美容室 ほわいとびようしつ 栄町
68 本田精肉店 ほんだせいにくてん 旭町
77 ます田精肉店 ますだせいにくてん 大宮町
209 松鶴 まつづる 栄町
46 松浪駄菓子店 まつなみだがしてん 春日町
276 まつふじクリーニング まつふじくりーにんぐ 大宮町
96 VANショップマツモト まつもと 若宮町
148 松屋乾物店 まつやかんぶつてん 若宮町
186 丸井青果 まるいせいか 大宮町
191 マルキ菓子店 まるきかしてん 栄町
177 丸玄食堂 まるげんしょくどう 若宮町
51 三浦食料品店 みうらしょくりょうひんてん 新町
218 三方自転車預かり みかたじてんしゃ 若宮町
48 三木寿司店 みきすしてん 春日町
202 ミズキレコード店 みずきれこーどてん 栄町
40 水久(お茶屋) みずひさ 春日町
16 溝上麻雀 みぞがみ 新町
151 溝端書店 みぞばたしょてん 栄町
182 溝平 みぞへい 若宮町
201 ミドリヤ毛糸店 みどりやけいとてん 栄町
104 南出電器 みなみででんき 大宮町
124 峯漬物店 みねつけものてん 栄町
187 みやこクリーニング店 みやこくりーにんぐ 栄町
253 みやた みやた 若宮町
262 宮永たばこ店 みやながたばこてん 大西町
185 明吉 みょうきち 大宮町
159 むか新 むかしん 栄町
32 ムネタ理容室 むねたりようしつ 新町
60 ムラタ理容店 むらたりようてん 旭町
239 明治屋 めいじや 若宮町
111 食保精肉店 めしやすせいにくてん 春日町
66 毛利歯科 もうりしか 旭町
270 桃木美容室 ももきびようしつ 旭町
112 森青果店 もりせいかてん 栄町
194 森田鮮魚店 もりたせんぎょてん 栄町
136 森田洋服店 もりたようふくてん 栄町
22 モリタ理容店 もりたりようしつ 新町
211 モン もん 栄町
67 矢倉食堂 やぐらしょくどう 旭町
241 やぐら寿司 やぐらずし 若宮町
34 やしたつタバコ やしたつたばこてん 新町
127 安田商店 やすだしょうてん 栄町
215 矢田歯科医院 やたしかいいん 栄町
33 山本酒店 やまもとさけてん 新町
146 山本整形病院 やまもとせいけいびょういん 若宮町
53 山本薬局 やまもとやっきょく 旭町
114 ゆり屋履物店 ゆりやはきものてん 本町
222 洋裁富士 ようさいふじ 若宮町
190 横田菓子店 よこたかしてん 栄町
54 吉田理容店 よしだりようしつ 旭町
233 吉野玩具店 よしのがんぐてん 若宮町
229 ヨシノメガネ よしのめがね 若宮町
228 吉野屋書店 よしのやしょてん 若宮町
88 吉年病院 よどしびょういん 若宮町
224 和蘭豆 らんず 若宮町
121 林パ生花店 りんぱせいかてん 栄町
200 若宮中央市場 わかみやちゅうおういちば 若宮町
234 和光(喫茶) わこう 若宮町
84 和田医院 わだいいん 大宮町


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さの町場にあった店々 | 郷土史
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