2017年07月21日

【泉佐野いまむかし】レンタルビデオ店

少しむかしの生活情報も、書き残しておけば10年後、20年後には立派な郷土史料となります。

今回は泉佐野にあったレンタルビデオ店を紹介します。
2
・フォーカス8(エイト)
国道26号線「泉佐野警察東」交差点ほとりにあるテナントビル、いまは鍼灸院さんの場所が、90年代、界隈でもっとも流行っていた「フォーカス8」さんでした。
一年フリーパスいうのがあり、「おとな借り」ができました。2万だったか、3万だったか。。


1
・B♭(ビーフラット)
泉佐野駅下がり、りそな銀行となり。テナントビル一階左がわ(現在は整骨院)。
バブル期でした。レンズ研磨をしていた社長さんが転業され、当時めずらしいビジネスモデルということで、テレビにも取り上げられました。
「一泊とか二泊て 誰が言いだしたんか知らんけど 面白い呼び方でんなぁ」
ビデオを貸出ケースに詰めてくれながらオーナーさんが言ったことばを覚えています。




4
・ピープル
駅上商店街の一角。ロン毛でひげもじゃ、接客トークの上手なオーナーさんが経営されていました。
古い日本映画など、マニアックな品揃えで重宝しました。
体調をくずされ閉店されたと聞きました。



3
南海泉佐野駅高架下あたりに不二家がありました。そこのオーナーさんが なんば側に隣接する店舗を開きました。
記憶ではここがいちばん初期の店だったかと。競合店が無いため、当時はビデオについている定価の1割から2割をレンタル料としていました。
テニスの教則ビデオを一本1800円(!)で借りたのを覚えています。


※画像の一部をグーグルストリートビューから引用しました





daikumakoto at 22:40 
昔の泉佐野 | 郷土史

【さの町場にあった店々】町別さくいん

273 あさひ履物店 あさひはきものてん 旭町
269 東マッサージ あずままっさーじ 旭町
57 アズマ薬局 あずまやっきょく 旭町
86 池側産婦人科 いけがわさんふじんか 旭町
63 和泉模型 いずみもけい 旭町
55 いろは菓子舗 いろはかしほ 旭町
272 エミー美容室 えみーびようしつ 旭町
80 春日湯 かすがゆ 旭町
58 木原ふとん店 きはらふとんてん 旭町
83 鯉重 こいじゅ 旭町
71 古金谷結納店 こがねやゆいのうてん 旭町
59 寿司善 すしぜん 旭町
64 千成寿司 せんなりずし 旭町
56 タケモトカメラ たけもとかめら 旭町
72 中庄谷食堂 なかしょうやしょくどう 旭町
65 日光堂(辻)文具店 にっこうどう 旭町
61 日幸堂書店 にっこうどうしょてん 旭町
62 ビクトリア びくとりあ 旭町
73 日乃出食堂 ひのでしょくどう 旭町
70 平松呉服店 ひらまつごふくてん 旭町
69 ビリヤード びりやーど 旭町
68 本田精肉店 ほんだせいにくてん 旭町
60 ムラタ理容店 むらたりようてん 旭町
66 毛利歯科 もうりしか 旭町
270 桃木美容室 ももきびようしつ 旭町
67 矢倉食堂 やぐらしょくどう 旭町
53 山本薬局 やまもとやっきょく 旭町
54 吉田理容店 よしだりようしつ 旭町
259 重やん しげやん 大西町
257 浅羽自転車店 あさばじてんしゃてん 大西町
258 浅羽陶悦堂 あさばとうえつどう 大西町
260 喫茶銀座 きっさぎんざ 大西町
169 京橘 きょうたちばな 大西町
255 佐野東映 さのとうえい 大西町
256 繁の家食堂 しげのやしょくどう 大西町
94 上仁小児科 じょうにんしょうにか 大西町
261 竹田酒店 たけださけてん 大西町
263 巴タイヤ店 ともえたいやみせ 大西町
254 中村ミシン商会 なかむらみしんしょうかい 大西町
264 二中のパン屋 にちゅうのぱんや 大西町
262 宮永たばこ店 みやながたばこてん 大西町
85 小川胃腸病院 おがわいちょうびょういん 大宮町
76 春日座 かすがざ 大宮町
75 春日餅 かすがもち 大宮町
98 きしろ布団店 きしろふとんてん 大宮町
105 キノシタ文具 きのしたぶんぐ 大宮町
100 商人宿 しょうにんやど 大宮町
110 しらじ(喫茶) しらじ 大宮町
102 西出玩具店 にしでがんぐてん 大宮町
101 梅月 ばいげつ 大宮町
74 八田青果店 はったせいかてん 大宮町
99 番匠谷燃料店 ばんじょうや 大宮町
97 焼肉ぼたん ぼたん 大宮町
77 ます田精肉店 ますだせいにくてん 大宮町
276 まつふじクリーニング まつふじくりーにんぐ 大宮町
186 丸井青果 まるいせいか 大宮町
104 南出電器 みなみででんき 大宮町
185 明吉 みょうきち 大宮町
84 和田医院 わだいいん 大宮町
50 上野薬局 うえのやっきょく 春日町
49 かーよ かーよ 春日町
45 北川文具店 きたがわぶんぐてn 春日町
106 古金谷駄菓子店 こがねやだがしてん 春日町
109 才新カスガ薬局 さいしんかすがやっきょく 春日町
81 栄湯 さかえゆ 春日町
38 更科食堂 さらしなしょくどう 春日町
42 主婦の店春日店 しゅふのみせ 春日町
108 鈴屋 すずや 春日町
41 武井駄菓子店 たけいだがしてん 春日町
52 つるや つるや 春日町
43 中村ガス なかむらがす 春日町
103 西出せともの店 にしでせとものてん 春日町
266 ハリマヤ酒店 はりまやさけてん 春日町
37 ひきち食堂 ひきちしょくどう 春日町
275 ひすけ ひすけ 春日町
47 日根長酒店 ひねちょうさけてん 春日町
93 廣田歯科 ひろたしか 春日町
44 冨士青果店 ふじせいかてん 春日町
39 プリンススポーツ ぷりんすすぽーつ 春日町
107 帽子屋(屋号不明) ぼうしや 春日町
46 松浪駄菓子店 まつなみだがしてん 春日町
48 三木寿司店 みきすしてん 春日町
40 水久(お茶屋) みずひさ 春日町
111 食保精肉店 めしやすせいにくてん 春日町
137 上田化粧品店 うえだけしょうひんてん 栄町
135 魚松 うおまつ 栄町
184 オオサカ家 おおさかや 栄町
158 大野自転車店 おおのじてんしゃてん 栄町
205 岡友商店 おかともしょうてん 栄町
87 小川眼科 おがわがんか 栄町
139 オクカツ おくかつ 栄町
192 お多福 おたふく 栄町
213 香山サイクル かやまさいくる 栄町
128 川瀬呉服店 かわせごふくてん 栄町
216 河内電化ストア かわちでんかすとあ 栄町
160 靴修理店(屋号不明) くつしゅうり 栄町
212 郷田理容店 ごうだりようてん 栄町
138 コツ十 こつじゅう 栄町
153 ササイ眼科 ささいがんか 栄町
156 サロンドボニータ さろんどぼにーた 栄町
161 サンヨー電器店 さんよーでんきてん 栄町
210 シマダ靴店 しまだくつてん 栄町
189 シモデヤ しもでや 栄町
214 ジョージ二世 じょーじにせい 栄町
154 住友銀行 すみともぎんこう 栄町
195 第一寿司 だいいちずし 栄町
90 武内外科 たけうちげか 栄町
208 武内外科 たけうちげか 栄町
140 ツダ靴店 つだ 栄町
152 トップセンター とっぷせんたー 栄町
203 ドムドムバーガー どむどむばーがー 栄町
141 巴寿司 ともえずし 栄町
142 トモエ洋傘店 ともえようがさてん 栄町
204 道喜たばこ店 どんきたばこてん 栄町
197 ナカタニ なかたに 栄町
196 中谷衣料店 なかたにいりょうてん 栄町
122 なが忠 ながちゅう 栄町
199 ナマヅヤ靴店 なまづやくつてん 栄町
207 南風 なんぷう 栄町
126 はしもと衣料店 はしもといりょう 栄町
113 ひねのや呉服店 ひねのやごふくてん 栄町
206 福田時計店 ふくだとけいてん 栄町
144 フルヤシャンタン ふるやしゃんたん 栄町
143 フルヤ帽子店 ふるやぼうしてん 栄町
188 ブローニュ ぶろーにゅ 栄町
193 ベラオタフク べらおたふく 栄町
155 ベルベリー べるべりー 栄町
198 ホワイト美容室 ほわいとびようしつ 栄町
209 松鶴 まつづる 栄町
191 マルキ菓子店 まるきかしてん 栄町
202 ミズキレコード店 みずきれこーどてん 栄町
151 溝端書店 みぞばたしょてん 栄町
201 ミドリヤ毛糸店 みどりやけいとてん 栄町
124 峯漬物店 みねつけものてん 栄町
187 みやこクリーニング店 みやこくりーにんぐ 栄町
159 むか新 むかしん 栄町
112 森青果店 もりせいかてん 栄町
194 森田鮮魚店 もりたせんぎょてん 栄町
136 森田洋服店 もりたようふくてん 栄町
211 モン もん 栄町
127 安田商店 やすだしょうてん 栄町
215 矢田歯科医院 やたしかいいん 栄町
190 横田菓子店 よこたかしてん 栄町
121 林パ生花店 りんぱせいかてん 栄町
21 和泉谷酒店 いずみやさけてん 新町
20 板原酒店 いたはらさけてん 新町
4 入船商店 いりふねしょうてん 新町
29 兎田谷 うさいだや 新町
7 おいやん おいやん 新町
13 おおや おおや 新町
19 桶久米穀店 おけきゅべいこくてん 新町
10 おけや おけや 新町
2 おせいさん おせいさん 新町
27 おとみ おとみ 新町
14 おみきもと おみきもと 新町
82 かあげん かあげん 新町
30 春日サイクル かすがさいくる 新町
23 河安てんぷら店 かわやすてんぷらてん 新町
25 冠たばこ店 かんむりたばこてん 新町
271 岸本漬物店 きしもとつけものてん 新町
12 こじ平 こじへい 新町
267 佐津喜 さつき 新町
24 じゅあみ じゅあみ 新町
26 主婦の店 しゅふのみせ 新町
8 庄やん しょうやん 新町
11 しんたく しんたく 新町
5 寿司憲 すしけん 新町
18 千友 せんとも 新町
1 大工食堂 だいくしょくどう 新町
265 たかはし食料品店 たかはししょくりょうひん 新町
277 高松割烹 たかまつかっぽう 新町
6 田七 たしち 新町
31 田中釣具店 たなかつりぐてん 新町
35 たばた(岡)呉服店 たばたおかごふくてん 新町
268 辻本理容店 つじもとりようてん 新町
9 道りき どうりき 新町
17 なべや なべや 新町
36 日本劇場 にほんげきじょう 新町
15 パイソン ぱいそん 新町
3 はま食堂 はましょくどう 新町
28 袋谷タイヤ店 ふくろやたいやてん 新町
51 三浦食料品店 みうらしょくりょうひんてん 新町
16 溝上麻雀 みぞがみ 新町
32 ムネタ理容室 むねたりようしつ 新町
22 モリタ理容店 もりたりようしつ 新町
34 やしたつタバコ やしたつたばこてん 新町
33 山本酒店 やまもとさけてん 新町
170 岡本時計店 おかもととけいてん 西本町
168 生賀骨董 しょうがこっとうてん 西本町
79 長作湯 ながさくゆ 野出町
123 イテヤ建具店 いてやたてぐてん 本町
133 喜三寿司 きさんずし 本町
125 北浦家具店 きたうらかぐてん 本町
117 京橘 きょうたちばな 本町
120 クック学習塾 くっくがくしゅうじゅく 本町
130 熊取谷駄菓子店 くまとりやだがしてん 本町
132 クラブ龍也 くらぶたつや 本町
129 坂井精肉店 さかいせいにくてん 本町
131 書道教室(屋号不明) しょどう 本町
89 田端医院 たばたいいん 本町
115 津かさ寿司 つかさずし 本町
119 テツノ子供服 てつのこどもふく 本町
118 デトロイト でとろいと 本町
163 ばんよね ばんよね 本町
134 福徳軒 ふくとくけん 本町
116 フジヤ袋物店 ふじやふくろものてん 本町
114 ゆり屋履物店 ゆりやはきものてん 本町
78 朝日湯 あさひゆ 元町
164 ウマノ酒店 うまのさけてん 元町
167 岡本時計店 おかもととけいてん 元町
162 かぎの酒店 かぎのさけてん 元町
166 久掘商店 くぼりしょうてん 元町
165 西口酒店 にしぐちしょうてん 元町
247 一圓たばこ店 いちえんたばこてん 若宮町
147 いはら玩具 いはらがんぐ 若宮町
221 大引酒店 おおびきさけてん 若宮町
217 大引自転車預かり おおびきじてんしゃ 若宮町
235 一見屋食堂 かずみやしょくどう 若宮町
176 亀仙人 かめせんにん 若宮町
248 喜久丸 きくまる 若宮町
145 北川呉服店 きたがわごふくてん 若宮町
178 串本商店 くしもとしょうてん 若宮町
243 幸月 こうげつ 若宮町
249 神志那荒物店 こうじなあらものてん 若宮町
174 小林種苗店 こばやししゅびょうてん 若宮町
245 サカイ理容店 さかいりようてん 若宮町
172 サワサ金物店 さわさかなものてん 若宮町
219 三晃薬局 さんこうやっきょく 若宮町
225 サンドラ さんどら 若宮町
157 三和銀行 さんわぎんこう 若宮町
91 信貴耳鼻咽喉科 しぎじびいんこうか 若宮町
238 繁乃家 しげのや 若宮町
231 嶋崎モスリン店 しまざきもすりんてん 若宮町
175 島田和菓子店 しまだわがしてん 若宮町
251 寿司千鳥 すしちどり 若宮町
95 ダイワ(アメリカ屋) だいわ 若宮町
232 大和銀行 だいわぎんこう 若宮町
173 たきの精肉店 たきのせいにくてん 若宮町
226 蛸茶屋食堂 たこちゃやしょくどう 若宮町
227 蛸茶屋パチンコ たこちゃやぱちんこ 若宮町
171 田中珠算道場 たなかしゅざんどうじょう 若宮町
237 田中電機 たなかでんき 若宮町
179 力石 ちからいし 若宮町
250 千鳥 ちどり 若宮町
181 辻戸はり つじとはり 若宮町
252 つぼみ旅館 つぼみりょかん 若宮町
246 鶴寿司 つるずし 若宮町
242 天勝堂 てんしょうどう 若宮町
274 東宝荘麻雀 とうほうそう 若宮町
149 トミヤ洋装店 とみやそうそうてん 若宮町
244 永谷ガラス店 ながたにがらすてん 若宮町
92 中谷歯科 なかたにしか 若宮町
220 ナルセ美容室 なるせびようしつ 若宮町
150 ので衣料品店 のでいりょうひんてん 若宮町
236 花柳パチンコ はなやぎぱちんこ 若宮町
240 ハヤカワレコード はやかわれこーど 若宮町
183 平谷洋服店 ひらたにようふくてん 若宮町
223 富士屋(喫茶) ふじやふくろものてん 若宮町
230 フタバかばん ふたばかばん 若宮町
180 峯楽 ほうらく 若宮町
96 VANショップマツモト まつもと 若宮町
148 松屋乾物店 まつやかんぶつてん 若宮町
177 丸玄食堂 まるげんしょくどう 若宮町
218 三方自転車預かり みかたじてんしゃ 若宮町
182 溝平 みぞへい 若宮町
253 みやた みやた 若宮町
239 明治屋 めいじや 若宮町
241 やぐら寿司 やぐらずし 若宮町
146 山本整形病院 やまもとせいけいびょういん 若宮町
222 洋裁富士 ようさいふじ 若宮町
233 吉野玩具店 よしのがんぐてん 若宮町
229 ヨシノメガネ よしのめがね 若宮町
228 吉野屋書店 よしのやしょてん 若宮町
88 吉年病院 よどしびょういん 若宮町
224 和蘭豆 らんず 若宮町
200 若宮中央市場 わかみやちゅうおういちば 若宮町
234 和光(喫茶) わこう 若宮町


daikumakoto at 15:17 
さの町場にあった店々 | 郷土史

【さの町場にあった店々】屋号50音順さくいん

257 浅羽自転車店 あさばじてんしゃてん 大西町
258 浅羽陶悦堂 あさばとうえつどう 大西町
273 あさひ履物店 あさひはきものてん 旭町
78 朝日湯 あさひゆ 元町
269 東マッサージ あずままっさーじ 旭町
57 アズマ薬局 あずまやっきょく 旭町
86 池側産婦人科 いけがわさんふじんか 旭町
63 和泉模型 いずみもけい 旭町
21 和泉谷酒店 いずみやさけてん 新町
20 板原酒店 いたはらさけてん 新町
247 一圓たばこ店 いちえんたばこてん 若宮町
123 イテヤ建具店 いてやたてぐてん 本町
147 いはら玩具 いはらがんぐ 若宮町
4 入船商店 いりふねしょうてん 新町
55 いろは菓子舗 いろはかしほ 旭町
137 上田化粧品店 うえだけしょうひんてん 栄町
50 上野薬局 うえのやっきょく 春日町
135 魚松 うおまつ 栄町
29 兎田谷 うさいだや 新町
164 ウマノ酒店 うまのさけてん 元町
272 エミー美容室 えみーびようしつ 旭町
7 おいやん おいやん 新町
184 オオサカ家 おおさかや 栄町
158 大野自転車店 おおのじてんしゃてん 栄町
221 大引酒店 おおびきさけてん 若宮町
217 大引自転車預かり おおびきじてんしゃ 若宮町
13 おおや おおや 新町
205 岡友商店 おかともしょうてん 栄町
170 岡本時計店 おかもととけいてん 西本町
167 岡本時計店 おかもととけいてん 元町
85 小川胃腸病院 おがわいちょうびょういん 大宮町
87 小川眼科 おがわがんか 栄町
139 オクカツ おくかつ 栄町
19 桶久米穀店 おけきゅべいこくてん 新町
10 おけや おけや 新町
2 おせいさん おせいさん 新町
192 お多福 おたふく 栄町
27 おとみ おとみ 新町
14 おみきもと おみきもと 新町
82 かあげん かあげん 新町
49 かーよ かーよ 春日町
162 かぎの酒店 かぎのさけてん 元町
76 春日座 かすがざ 大宮町
30 春日サイクル かすがさいくる 新町
75 春日餅 かすがもち 大宮町
80 春日湯 かすがゆ 旭町
235 一見屋食堂 かずみやしょくどう 若宮町
176 亀仙人 かめせんにん 若宮町
213 香山サイクル かやまさいくる 栄町
128 川瀬呉服店 かわせごふくてん 栄町
216 河内電化ストア かわちでんかすとあ 栄町
23 河安てんぷら店 かわやすてんぷらてん 新町
25 冠たばこ店 かんむりたばこてん 新町
248 喜久丸 きくまる 若宮町
133 喜三寿司 きさんずし 本町
271 岸本漬物店 きしもとつけものてん 新町
98 きしろ布団店 きしろふとんてん 大宮町
125 北浦家具店 きたうらかぐてん 本町
145 北川呉服店 きたがわごふくてん 若宮町
45 北川文具店 きたがわぶんぐてn 春日町
260 喫茶銀座 きっさぎんざ 大西町
105 キノシタ文具 きのしたぶんぐ 大宮町
58 木原ふとん店 きはらふとんてん 旭町
169 京橘 きょうたちばな 大西町
117 京橘 きょうたちばな 本町
178 串本商店 くしもとしょうてん 若宮町
120 クック学習塾 くっくがくしゅうじゅく 本町
160 靴修理店(屋号不明) くつしゅうり 栄町
166 久掘商店 くぼりしょうてん 元町
130 熊取谷駄菓子店 くまとりやだがしてん 本町
132 クラブ龍也 くらぶたつや 本町
83 鯉重 こいじゅ 旭町
243 幸月 こうげつ 若宮町
249 神志那荒物店 こうじなあらものてん 若宮町
212 郷田理容店 ごうだりようてん 栄町
106 古金谷駄菓子店 こがねやだがしてん 春日町
71 古金谷結納店 こがねやゆいのうてん 旭町
12 こじ平 こじへい 新町
138 コツ十 こつじゅう 栄町
174 小林種苗店 こばやししゅびょうてん 若宮町
109 才新カスガ薬局 さいしんかすがやっきょく 春日町
129 坂井精肉店 さかいせいにくてん 本町
245 サカイ理容店 さかいりようてん 若宮町
81 栄湯 さかえゆ 春日町
153 ササイ眼科 ささいがんか 栄町
267 佐津喜 さつき 新町
255 佐野東映 さのとうえい 大西町
38 更科食堂 さらしなしょくどう 春日町
156 サロンドボニータ さろんどぼにーた 栄町
172 サワサ金物店 さわさかなものてん 若宮町
219 三晃薬局 さんこうやっきょく 若宮町
225 サンドラ さんどら 若宮町
161 サンヨー電器店 さんよーでんきてん 栄町
157 三和銀行 さんわぎんこう 若宮町
91 信貴耳鼻咽喉科 しぎじびいんこうか 若宮町
238 繁乃家 しげのや 若宮町
256 繁の家食堂 しげのやしょくどう 大西町
259 重やん しげやん 大西まち
231 嶋崎モスリン店 しまざきもすりんてん 若宮町
210 シマダ靴店 しまだくつてん 栄町
175 島田和菓子店 しまだわがしてん 若宮町
189 シモデヤ しもでや 栄町
24 じゅあみ じゅあみ 新町
42 主婦の店春日店 しゅふのみせ 春日町
26 主婦の店 しゅふのみせ 新町
168 生賀骨董 しょうがこっとうてん 西本町
94 上仁小児科 じょうにんしょうにか 大西町
100 商人宿 しょうにんやど 大宮町
8 庄やん しょうやん 新町
214 ジョージ二世 じょーじにせい 栄町
131 書道教室(屋号不明) しょどう 本町
110 しらじ(喫茶) しらじ 大宮町
11 しんたく しんたく 新町
5 寿司憲 すしけん 新町
59 寿司善 すしぜん 旭町
251 寿司千鳥 すしちどり 若宮町
108 鈴屋 すずや 春日町
154 住友銀行 すみともぎんこう 栄町
18 千友 せんとも 新町
64 千成寿司 せんなりずし 旭町
195 第一寿司 だいいちずし 栄町
1 大工食堂 だいくしょくどう 新町
95 ダイワ(アメリカ屋) だいわ 若宮町
232 大和銀行 だいわぎんこう 若宮町
265 たかはし食料品店 たかはししょくりょうひん 新町
277 高松割烹 たかまつかっぽう 新町
173 たきの精肉店 たきのせいにくてん 若宮町
41 武井駄菓子店 たけいだがしてん 春日町
90 武内外科 たけうちげか 栄町
208 武内外科 たけうちげか 栄町
261 竹田酒店 たけださけてん 大西町
56 タケモトカメラ たけもとかめら 旭町
226 蛸茶屋食堂 たこちゃやしょくどう 若宮町
227 蛸茶屋パチンコ たこちゃやぱちんこ 若宮町
6 田七 たしち 新町
171 田中珠算道場 たなかしゅざんどうじょう 若宮町
31 田中釣具店 たなかつりぐてん 新町
237 田中電機 たなかでんき 若宮町
89 田端医院 たばたいいん 本町
35 たばた(岡)呉服店 たばたおかごふくてん 新町
179 力石 ちからいし 若宮町
250 千鳥 ちどり 若宮町
115 津かさ寿司 つかさずし 本町
181 辻戸はり つじとはり 若宮町
268 辻本理容店 つじもとりようてん 新町
140 ツダ靴店 つだ 栄町
252 つぼみ旅館 つぼみりょかん 若宮町
246 鶴寿司 つるずし 若宮町
52 つるや つるや 春日町
119 テツノ子供服 てつのこどもふく 本町
118 デトロイト でとろいと 本町
242 天勝堂 てんしょうどう 若宮町
274 東宝荘麻雀 とうほうそう 若宮町
9 道りき どうりき 新町
152 トップセンター とっぷせんたー 栄町
149 トミヤ洋装店 とみやそうそうてん 若宮町
203 ドムドムバーガー どむどむばーがー 栄町
141 巴寿司 ともえずし 栄町
263 巴タイヤ店 ともえたいやみせ 大西町
142 トモエ洋傘店 ともえようがさてん 栄町
204 道喜たばこ店 どんきたばこてん 栄町
79 長作湯 ながさくゆ 野出町
72 中庄谷食堂 なかしょうやしょくどう 旭町
197 ナカタニ なかたに 栄町
196 中谷衣料店 なかたにいりょうてん 栄町
244 永谷ガラス店 ながたにがらすてん 若宮町
92 中谷歯科 なかたにしか 若宮町
122 なが忠 ながちゅう 栄町
43 中村ガス なかむらがす 春日町
254 中村ミシン商会 なかむらみしんしょうかい 大西町
17 なべや なべや 新町
199 ナマヅヤ靴店 なまづやくつてん 栄町
220 ナルセ美容室 なるせびようしつ 若宮町
207 南風 なんぷう 栄町
165 西口酒店 にしぐちしょうてん 元町
102 西出玩具店 にしでがんぐてん 大宮町
103 西出せともの店 にしでせとものてん 春日町
264 二中のパン屋 にちゅうのぱんや 大西町
65 日光堂(辻)文具店 にっこうどう 旭町
61 日幸堂書店 にっこうどうしょてん 旭町
36 日本劇場 にほんげきじょう 新町
150 ので衣料品店 のでいりょうひんてん 若宮町
101 梅月 ばいげつ 大宮町
15 パイソン ぱいそん 新町
126 はしもと衣料店 はしもといりょう 栄町
74 八田青果店 はったせいかてん 大宮町
236 花柳パチンコ はなやぎぱちんこ 若宮町
3 はま食堂 はましょくどう 新町
240 ハヤカワレコード はやかわれこーど 若宮町
266 ハリマヤ酒店 はりまやさけてん 春日町
99 番匠谷燃料店 ばんじょうや 大宮町
163 ばんよね ばんよね 本町
37 ひきち食堂 ひきちしょくどう 春日町
62 ビクトリア びくとりあ 旭町
275 ひすけ ひすけ 春日町
47 日根長酒店 ひねちょうさけてん 春日町
113 ひねのや呉服店 ひねのやごふくてん 栄町
73 日乃出食堂 ひのでしょくどう 旭町
183 平谷洋服店 ひらたにようふくてん 若宮町
70 平松呉服店 ひらまつごふくてん 旭町
69 ビリヤード びりやーど 旭町
93 廣田歯科 ひろたしか 春日町
206 福田時計店 ふくだとけいてん 栄町
134 福徳軒 ふくとくけん 本町
28 袋谷タイヤ店 ふくろやたいやてん 新町
44 冨士青果店 ふじせいかてん 春日町
116 フジヤ袋物店 ふじやふくろものてん 本町
223 富士屋(喫茶) ふじやふくろものてん 若宮町
230 フタバかばん ふたばかばん 若宮町
39 プリンススポーツ ぷりんすすぽーつ 春日町
144 フルヤシャンタン ふるやしゃんたん 栄町
143 フルヤ帽子店 ふるやぼうしてん 栄町
188 ブローニュ ぶろーにゅ 栄町
193 ベラオタフク べらおたふく 栄町
155 ベルベリー べるべりー 栄町
107 帽子屋(屋号不明) ぼうしや 春日町
180 峯楽 ほうらく 若宮町
97 焼肉ぼたん ぼたん 大宮町
198 ホワイト美容室 ほわいとびようしつ 栄町
68 本田精肉店 ほんだせいにくてん 旭町
77 ます田精肉店 ますだせいにくてん 大宮町
209 松鶴 まつづる 栄町
46 松浪駄菓子店 まつなみだがしてん 春日町
276 まつふじクリーニング まつふじくりーにんぐ 大宮町
96 VANショップマツモト まつもと 若宮町
148 松屋乾物店 まつやかんぶつてん 若宮町
186 丸井青果 まるいせいか 大宮町
191 マルキ菓子店 まるきかしてん 栄町
177 丸玄食堂 まるげんしょくどう 若宮町
51 三浦食料品店 みうらしょくりょうひんてん 新町
218 三方自転車預かり みかたじてんしゃ 若宮町
48 三木寿司店 みきすしてん 春日町
202 ミズキレコード店 みずきれこーどてん 栄町
40 水久(お茶屋) みずひさ 春日町
16 溝上麻雀 みぞがみ 新町
151 溝端書店 みぞばたしょてん 栄町
182 溝平 みぞへい 若宮町
201 ミドリヤ毛糸店 みどりやけいとてん 栄町
104 南出電器 みなみででんき 大宮町
124 峯漬物店 みねつけものてん 栄町
187 みやこクリーニング店 みやこくりーにんぐ 栄町
253 みやた みやた 若宮町
262 宮永たばこ店 みやながたばこてん 大西町
185 明吉 みょうきち 大宮町
159 むか新 むかしん 栄町
32 ムネタ理容室 むねたりようしつ 新町
60 ムラタ理容店 むらたりようてん 旭町
239 明治屋 めいじや 若宮町
111 食保精肉店 めしやすせいにくてん 春日町
66 毛利歯科 もうりしか 旭町
270 桃木美容室 ももきびようしつ 旭町
112 森青果店 もりせいかてん 栄町
194 森田鮮魚店 もりたせんぎょてん 栄町
136 森田洋服店 もりたようふくてん 栄町
22 モリタ理容店 もりたりようしつ 新町
211 モン もん 栄町
67 矢倉食堂 やぐらしょくどう 旭町
241 やぐら寿司 やぐらずし 若宮町
34 やしたつタバコ やしたつたばこてん 新町
127 安田商店 やすだしょうてん 栄町
215 矢田歯科医院 やたしかいいん 栄町
33 山本酒店 やまもとさけてん 新町
146 山本整形病院 やまもとせいけいびょういん 若宮町
53 山本薬局 やまもとやっきょく 旭町
114 ゆり屋履物店 ゆりやはきものてん 本町
222 洋裁富士 ようさいふじ 若宮町
190 横田菓子店 よこたかしてん 栄町
54 吉田理容店 よしだりようしつ 旭町
233 吉野玩具店 よしのがんぐてん 若宮町
229 ヨシノメガネ よしのめがね 若宮町
228 吉野屋書店 よしのやしょてん 若宮町
88 吉年病院 よどしびょういん 若宮町
224 和蘭豆 らんず 若宮町
121 林パ生花店 りんぱせいかてん 栄町
200 若宮中央市場 わかみやちゅうおういちば 若宮町
234 和光(喫茶) わこう 若宮町
84 和田医院 わだいいん 大宮町


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さの町場にあった店々 | 郷土史

【さの町場にあった店々】掲載番号順さくいん

1 大工食堂 だいくしょくどう 新町
2 おせいさん おせいさん 新町
3 はま食堂 はましょくどう 新町
4 入船商店 いりふねしょうてん 新町
5 寿司憲 すしけん 新町
6 田七 たしち 新町
7 おいやん おいやん 新町
8 庄やん しょうやん 新町
9 道りき どうりき 新町
10 おけや おけや 新町
11 しんたく しんたく 新町
12 こじ平 こじへい 新町
13 おおや おおや 新町
14 おみきもと おみきもと 新町
15 パイソン ぱいそん 新町
16 溝上麻雀 みぞがみ 新町
17 なべや なべや 新町
18 千友 せんとも 新町
19 桶久米穀店 おけきゅべいこくてん 新町
20 板原酒店 いたはらさけてん 新町
21 和泉谷酒店 いずみやさけてん 新町
22 モリタ理容店 もりたりようしつ 新町
23 河安てんぷら店 かわやすてんぷらてん 新町
24 じゅあみ じゅあみ 新町
25 冠たばこ店 かんむりたばこてん 新町
26 主婦の店 しゅふのみせ 新町
27 おとみ おとみ 新町
28 袋谷タイヤ店 ふくろやたいやてん 新町
29 兎田谷 うさいだや 新町
30 春日サイクル かすがさいくる 新町
31 田中釣具店 たなかつりぐてん 新町
32 ムネタ理容室 むねたりようしつ 新町
33 山本酒店 やまもとさけてん 新町
34 やしたつタバコ やしたつたばこてん 新町
35 たばた(岡)呉服店 たばたおかごふくてん 新町
36 日本劇場 にほんげきじょう 新町
37 ひきち食堂 ひきちしょくどう 春日町
38 更科食堂 さらしなしょくどう 春日町
39 プリンススポーツ ぷりんすすぽーつ 春日町
40 水久(お茶屋) みずひさ 春日町
41 武井駄菓子店 たけいだがしてん 春日町
42 主婦の店春日店 しゅふのみせ 春日町
43 中村ガス なかむらがす 春日町
44 冨士青果店 ふじせいかてん 春日町
45 北川文具店 きたがわぶんぐてn 春日町
46 松浪駄菓子店 まつなみだがしてん 春日町
47 日根長酒店 ひねちょうさけてん 春日町
48 三木寿司店 みきすしてん 春日町
49 かーよ かーよ 春日町
50 上野薬局 うえのやっきょく 春日町
51 三浦食料品店 みうらしょくりょうひんてん 新町
52 つるや つるや 春日町
53 山本薬局 やまもとやっきょく 旭町
54 吉田理容店 よしだりようしつ 旭町
55 いろは菓子舗 いろはかしほ 旭町
56 タケモトカメラ たけもとかめら 旭町
57 アズマ薬局 あずまやっきょく 旭町
58 木原ふとん店 きはらふとんてん 旭町
59 寿司善 すしぜん 旭町
60 ムラタ理容店 むらたりようてん 旭町
61 日幸堂書店 にっこうどうしょてん 旭町
62 ビクトリア びくとりあ 旭町
63 和泉模型 いずみもけい 旭町
64 千成寿司 せんなりずし 旭町
65 日光堂(辻)文具店 にっこうどう 旭町
66 毛利歯科 もうりしか 旭町
67 矢倉食堂 やぐらしょくどう 旭町
68 本田精肉店 ほんだせいにくてん 旭町
69 ビリヤード びりやーど 旭町
70 平松呉服店 ひらまつごふくてん 旭町
71 古金谷結納店 こがねやゆいのうてん 旭町
72 中庄谷食堂 なかしょうやしょくどう 旭町
73 日乃出食堂 ひのでしょくどう 旭町
74 八田青果店 はったせいかてん 大宮町
75 春日餅 かすがもち 大宮町
76 春日座 かすがざ 大宮町
77 ます田精肉店 ますだせいにくてん 大宮町
78 朝日湯 あさひゆ 元町
79 長作湯 ながさくゆ 野出町
80 春日湯 かすがゆ 旭町
81 栄湯 さかえゆ 春日町
82 かあげん かあげん 新町
83 鯉重 こいじゅ 旭町
84 和田医院 わだいいん 大宮町
85 小川胃腸病院 おがわいちょうびょういん 大宮町
86 池側産婦人科 いけがわさんふじんか 旭町
87 小川眼科 おがわがんか 栄町
88 吉年病院 よどしびょういん 若宮町
89 田端医院 たばたいいん 本町
90 武内外科 たけうちげか 栄町
91 信貴耳鼻咽喉科 しぎじびいんこうか 若宮町
92 中谷歯科 なかたにしか 若宮町
93 廣田歯科 ひろたしか 春日町
94 上仁小児科 じょうにんしょうにか 大西町
95 ダイワ(アメリカ屋) だいわ 若宮町
96 VANショップマツモト まつもと 若宮町
97 焼肉ぼたん ぼたん 大宮町
98 きしろ布団店 きしろふとんてん 大宮町
99 番匠谷燃料店 ばんじょうや 大宮町
100 商人宿 しょうにんやど 大宮町
101 梅月 ばいげつ 大宮町
102 西出玩具店 にしでがんぐてん 大宮町
103 西出せともの店 にしでせとものてん 春日町
104 南出電器 みなみででんき 大宮町
105 キノシタ文具 きのしたぶんぐ 大宮町
106 古金谷駄菓子店 こがねやだがしてん 春日町
107 帽子屋(屋号不明) ぼうしや 春日町
108 鈴屋 すずや 春日町
109 才新カスガ薬局 さいしんかすがやっきょく 春日町
110 しらじ(喫茶) しらじ 大宮町
111 食保精肉店 めしやすせいにくてん 春日町
112 森青果店 もりせいかてん 栄町
113 ひねのや呉服店 ひねのやごふくてん 栄町
114 ゆり屋履物店 ゆりやはきものてん 本町
115 津かさ寿司 つかさずし 本町
116 フジヤ袋物店 ふじやふくろものてん 本町
117 京橘 きょうたちばな 本町
118 デトロイト でとろいと 本町
119 テツノ子供服 てつのこどもふく 本町
120 クック学習塾 くっくがくしゅうじゅく 本町
121 林パ生花店 りんぱせいかてん 栄町
122 なが忠 ながちゅう 栄町
123 イテヤ建具店 いてやたてぐてん 本町
124 峯漬物店 みねつけものてん 栄町
125 北浦家具店 きたうらかぐてん 本町
126 はしもと衣料店 はしもといりょう 栄町
127 安田商店 やすだしょうてん 栄町
128 川瀬呉服店 かわせごふくてん 栄町
129 坂井精肉店 さかいせいにくてん 本町
130 熊取谷駄菓子店 くまとりやだがしてん 本町
131 書道教室(屋号不明) しょどう 本町
132 クラブ龍也 くらぶたつや 本町
133 喜三寿司 きさんずし 本町
134 福徳軒 ふくとくけん 本町
135 魚松 うおまつ 栄町
136 森田洋服店 もりたようふくてん 栄町
137 上田化粧品店 うえだけしょうひんてん 栄町
138 コツ十 こつじゅう 栄町
139 オクカツ おくかつ 栄町
140 ツダ靴店 つだ 栄町
141 巴寿司 ともえずし 栄町
142 トモエ洋傘店 ともえようがさてん 栄町
143 フルヤ帽子店 ふるやぼうしてん 栄町
144 フルヤシャンタン ふるやしゃんたん 栄町
145 北川呉服店 きたがわごふくてん 若宮町
146 山本整形病院 やまもとせいけいびょういん 若宮町
147 いはら玩具 いはらがんぐ 若宮町
148 松屋乾物店 まつやかんぶつてん 若宮町
149 トミヤ洋装店 とみやそうそうてん 若宮町
150 ので衣料品店 のでいりょうひんてん 若宮町
151 溝端書店 みぞばたしょてん 栄町
152 トップセンター とっぷせんたー 栄町
153 ササイ眼科 ささいがんか 栄町
154 住友銀行 すみともぎんこう 栄町
155 ベルベリー べるべりー 栄町
156 サロンドボニータ さろんどぼにーた 栄町
157 三和銀行 さんわぎんこう 若宮町
158 大野自転車店 おおのじてんしゃてん 栄町
159 むか新 むかしん 栄町
160 靴修理店(屋号不明) くつしゅうり 栄町
161 サンヨー電器店 さんよーでんきてん 栄町
162 かぎの酒店 かぎのさけてん 元町
163 ばんよね ばんよね 本町
164 ウマノ酒店 うまのさけてん 元町
165 西口酒店 にしぐちしょうてん 元町
166 久掘商店 くぼりしょうてん 元町
167 岡本時計店 おかもととけいてん 元町
168 生賀骨董 しょうがこっとうてん 西本町
169 京橘 きょうたちばな 大西町
170 岡本時計店 おかもととけいてん 西本町
171 田中珠算道場 たなかしゅざんどうじょう 若宮町
172 サワサ金物店 さわさかなものてん 若宮町
173 たきの精肉店 たきのせいにくてん 若宮町
174 小林種苗店 こばやししゅびょうてん 若宮町
175 島田和菓子店 しまだわがしてん 若宮町
176 亀仙人 かめせんにん 若宮町
177 丸玄食堂 まるげんしょくどう 若宮町
178 串本商店 くしもとしょうてん 若宮町
179 力石 ちからいし 若宮町
180 峯楽 ほうらく 若宮町
181 辻戸はり つじとはり 若宮町
182 溝平 みぞへい 若宮町
183 平谷洋服店 ひらたにようふくてん 若宮町
184 オオサカ家 おおさかや 栄町
185 明吉 みょうきち 大宮町
186 丸井青果 まるいせいか 大宮町
187 みやこクリーニング店 みやこくりーにんぐ 栄町
188 ブローニュ ぶろーにゅ 栄町
189 シモデヤ しもでや 栄町
190 横田菓子店 よこたかしてん 栄町
191 マルキ菓子店 まるきかしてん 栄町
192 お多福 おたふく 栄町
193 ベラオタフク べらおたふく 栄町
194 森田鮮魚店 もりたせんぎょてん 栄町
195 第一寿司 だいいちずし 栄町
196 中谷衣料店 なかたにいりょうてん 栄町
197 ナカタニ なかたに 栄町
198 ホワイト美容室 ほわいとびようしつ 栄町
199 ナマヅヤ靴店 なまづやくつてん 栄町
200 若宮中央市場 わかみやちゅうおういちば 若宮町
201 ミドリヤ毛糸店 みどりやけいとてん 栄町
202 ミズキレコード店 みずきれこーどてん 栄町
203 ドムドムバーガー どむどむばーがー 栄町
204 道喜たばこ店 どんきたばこてん 栄町
205 岡友商店 おかともしょうてん 栄町
206 福田時計店 ふくだとけいてん 栄町
207 南風 なんぷう 栄町
208 武内外科 たけうちげか 栄町
209 松鶴 まつづる 栄町
210 シマダ靴店 しまだくつてん 栄町
211 モン もん 栄町
212 郷田理容店 ごうだりようてん 栄町
213 香山サイクル かやまさいくる 栄町
214 ジョージ二世 じょーじにせい 栄町
215 矢田歯科医院 やたしかいいん 栄町
216 河内電化ストア かわちでんかすとあ 栄町
217 大引自転車預かり おおびきじてんしゃ 若宮町
218 三方自転車預かり みかたじてんしゃ 若宮町
219 三晃薬局 さんこうやっきょく 若宮町
220 ナルセ美容室 なるせびようしつ 若宮町
221 大引酒店 おおびきさけてん 若宮町
222 洋裁富士 ようさいふじ 若宮町
223 富士屋(喫茶) ふじやふくろものてん 若宮町
224 和蘭豆 らんず 若宮町
225 サンドラ さんどら 若宮町
226 蛸茶屋食堂 たこちゃやしょくどう 若宮町
227 蛸茶屋パチンコ たこちゃやぱちんこ 若宮町
228 吉野屋書店 よしのやしょてん 若宮町
229 ヨシノメガネ よしのめがね 若宮町
230 フタバかばん ふたばかばん 若宮町
231 嶋崎モスリン店 しまざきもすりんてん 若宮町
232 大和銀行 だいわぎんこう 若宮町
233 吉野玩具店 よしのがんぐてん 若宮町
234 和光(喫茶) わこう 若宮町
235 一見屋食堂 かずみやしょくどう 若宮町
236 花柳パチンコ はなやぎぱちんこ 若宮町
237 田中電機 たなかでんき 若宮町
238 繁乃家 しげのや 若宮町
239 明治屋 めいじや 若宮町
240 ハヤカワレコード はやかわれこーど 若宮町
241 やぐら寿司 やぐらずし 若宮町
242 天勝堂 てんしょうどう 若宮町
243 幸月 こうげつ 若宮町
244 永谷ガラス店 ながたにがらすてん 若宮町
245 サカイ理容店 さかいりようてん 若宮町
246 鶴寿司 つるずし 若宮町
247 一圓たばこ店 いちえんたばこてん 若宮町
248 喜久丸 きくまる 若宮町
249 神志那荒物店 こうじなあらものてん 若宮町
250 千鳥 ちどり 若宮町
251 寿司千鳥 すしちどり 若宮町
252 つぼみ旅館 つぼみりょかん 若宮町
253 みやた みやた 若宮町
254 中村ミシン商会 なかむらみしんしょうかい 大西町
255 佐野東映 さのとうえい 大西町
256 繁の家食堂 しげのやしょくどう 大西町
257 浅羽自転車店 あさばじてんしゃてん 大西町
258 浅羽陶悦堂 あさばとうえつどう 大西町
259 重やん しげやん 大西まち
260 喫茶銀座 きっさぎんざ 大西町
261 竹田酒店 たけださけてん 大西町
262 宮永たばこ店 みやながたばこてん 大西町
263 巴タイヤ店 ともえたいやみせ 大西町
264 二中のパン屋 にちゅうのぱんや 大西町
265 たかはし食料品店 たかはししょくりょうひん 新町
266 ハリマヤ酒店 はりまやさけてん 春日町
267 佐津喜 さつき 新町
268 辻本理容店 つじもとりようてん 新町
269 東マッサージ あずままっさーじ 旭町
270 桃木美容室 ももきびようしつ 旭町
271 岸本漬物店 きしもとつけものてん 新町
272 エミー美容室 えみーびようしつ 旭町
273 あさひ履物店 あさひはきものてん 旭町
274 東宝荘麻雀 とうほうそう 若宮町
275 ひすけ ひすけ 春日町
276 まつふじクリーニング まつふじくりーにんぐ 大宮町
277 高松割烹 たかまつかっぽう 新町


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昔の泉佐野 | さの町場にあった店々

2017年07月20日

泉州弁(泉佐野区域で使われていた言葉)一覧

泉州弁(泉佐野区域で使われていた言葉)一覧 
                                          
注意

1 泉州弁と名づけたものの、実態は古い「大阪ことば」の生き残りや、近隣地区でも使われている表現が含まれます。厳密な分類は出来かねますのであらかじめご了承ください。文中「佐野弁」は勝手に名付けましたが、泉佐野市旧市街地で盛んに使われた古語で、かつて地元長者の開運業はなやかなころ、四国中国九州の方言が感染し、地元に根付いたものと思われるためこのネーミングを使いました。

2 各語の後ろにアクセントを示す横棒をつけました。( - )高音 ( _ )低音。
例)(標準語アクセント) すみれ ( _ - - )   のぎく ( - _ _ )
               ニューヨーク ( _ - - - _ _ )





あい ( - _ ) 日ごろ。
「間(あい)」と書く。「間の日(あいのひ)」で「平日、日常」の意味。
例)「間(あい)にゃ、始末(節約)しても、旅行へ行(い)たときぐらい、ゼイタクせなえ(しなくちゃね)」


あいことといこと ( - - - - - - - - ) 家どうしのつきあい。
「あいこと」は「会う事」、「といこと」は「問う事」と思われる。親族どうしても近所どうしでもよいが、仲がわるくなって、家どうしが交流はおろか、口もきき合わないときは、「あいことといこと無し」と、表現される。
例)親の遺産相続をめぐって兄弟どうしがもめにもめたあげく・・・
「このごろはあの人ら(たち)、あいことといこと無しやて」「へぇー、もめたんやなぁ」


あいさに ( _ _ _ - )  たまに、ときどき。
例)「あの店、よう行くんけ(よく行くのですか)?」「あいさに行くよ」


あが ( _ - ) 自分(が、で、の)。
「我が」が「あが」に進化したもの。
例) 「あが えー」→「自分の家」。 「あが失敗しといて・・・」→「自分が失敗しておきながら・・・」等。
 

あかにち ( _ - _ _ ) (顔が)真っ赤。
語源不明。赤ちゃんが泣いてもいいし、お年寄りが熱い風呂に入りすぎてもいい。
「あかにちの顔になってるで!」 
ちなみに、姉妹語に「ちんちんまっか( - - - - - - _ )」がある。火鉢の鉄瓶がちんちん沸きたって熱く赤くなっている様から「ちんちん」が来ていると思われる。

あかん( - - - )  だめ。
佐野弁ではなく、代表的な大阪ことばだが、佐野弁ではこれに反語の「か」がついて「あかん」+「か」=「あっかー (---_) (だめだよ)」、さらに調子を強めて「あくかー(だめに決まってるじゃないか)」がある。
(例)「新しいゲーム機買うてよ」「あっかー(だめだよ)」「買うて買うて買うて買うて!」「あくかー!(ダメに決まってるじゃないか)」


あがら ( _-_ ) 私たち。 
「あが(わが、私)」+複数をあらわす「ら」。英語のweに同じ。
例)「あがら、行くけー(私たち(は)、行きましょうか)」
なお、類語として「わがら( _ _ _ )」がある。意味は「自分たちで(他のグループに交わらず、自分たちの都合で)」に変わる。英語のourselvesに同じ。
例)「わがらで、行こよ( _ _ _ _ -- _ )」(自分たちの都合に合わせて、行きましょうよ)


あぬけだまうたす ( - - - - - - - ) 故意にドタキャンかまして相手を困らせる。
あぬけだまとは「仰向けにされた様(さま)」で、柔道でいうところの、背中が完全に一回転した一本負け体勢。その状態にうちのめされたわけだ。語意には「不意をつかれた」感がただよう。あらかじめ注意していたのではなく全くの想定外だという感じ。しかも故意なのでタチが悪い。
例)AさんはBさんに「あげだまうたされた」と怒っている。なにかをドタキャンされてAさんは他者への面目まるつぶれらしい。

あけてのひぃ ( - - - - - _ ) あくる日。 
「明けて次の日」がビミョーに略されている。
例)「子どもちゅうもん(というもの)は、ケンカしちゃーっても(していても)、あけての日ぃ(あくる日)になったら、ころっと、忘れちゃーら(忘れてしまっているわ)」


あくどもくど ( - - - - - - ) 罵詈雑言(ばりぞうごん)。
辞書に記載ないが、大阪ことばと思われる。「あくど」は「悪態」の変形か。
相手をボロクソにののしるとき、「あくどもくど言う」という。


あけどんど ( - - - - - )  (扉などが)開けっぱなしである。
例)夏、網戸を開けっぱなしたままにしていると、
「こらー、あけどんどやしなー(開けっぱなしじゃないか)」と、叱られる。


あっし ( _ _ - ) 私。
おもに女子中・高生がつかう一人称代名詞。新しいタイプの泉州弁といえる。
「わたし」という発音がまじめすぎて照れくさいため、「わっし」に縮まり、さらに「あっし」に進化した。泉州には「くの一忍者」がたくさんいる!


あった ( - - - ) 八つ当たり。
「やつあたり」の「あた」が独立した。2音では収まりがわるいので3音化したようだ。「あったする(- - - - -)」という動詞形がよく使われる。
例)親に叱られた兄(子)が、「弟に あった する(腹いせに弟へ八つ当たりする)」


あぬけ ( - - - ) あおむけ。
例)「あおむけに倒れる」→「あぬけに倒れる」


あばすく ( _ _ - - ) 仕事がとぎれて、ひといきつく余裕がある。 
「あば」が「空(す)く」と思われるが語源不明。「あば」がわからない。たぶん「はば(幅?羽場?)」か?
内勤の事務職などは、上司の目もあり、勤務中はつねに拘束された状態(あば、すけへん)だが、
これが外まわりの営業になると、ちょいと喫茶店でお茶をのんだり、手を休めてひといきつく余裕がある。これは、「あばすく仕事」。


あばらばっちゃ ( _ _ _ - - _ _ ) 罵詈雑言(ばりぞうごん)をあびせる。
大阪弁でいうと、「ボロクソ」。
例)(標準語)AさんはBさんに罵詈雑言をあびせられた。
          ↓
(佐野弁)AさんはBさんに あばらばっちゃに おがられた。


あらしなー ( _ - _ _ ) あるじゃない。
語尾の「・・・しなー」を使えばいろんなバリエーションを作れる。
「あら」は「ある」、「し」は「〜ます」の「す」の変化形。「なー」は「〜じゃないか」の「な」部分。
「○○がない」と探し物をしている人にむかって「ここに あらしな(ここにあるじゃないか)」しっかりしろよ、どこに目をつけてるんだという
非難の気持ちがこめられる。
逆の意味合いをもたせることばに「なぁしなー( _ - _ _ ) 」がある。「ないじゃないか」。
「たしかにここへ置いたんだ」と、探し物をする人を非難する。「どこにも見当たらないじゃないか。しっかりしろよ。ボケがはじまったんじゃないのか」という意味合い。


あれー ( _ - -) おまえさん。
英会話でひんぱんに使われるYou know...におなじ。泉州弁は米語のノリも合わせもつ。
「おまえ」→「まえー」→「あれー」に変化した。河内弁の「われー」からの派生では断じてない。
往年の吉本新喜劇スター 室谷信雄氏(泉佐野出身)の鉄板ネタに「・・・んなもん おまぇー、やっとったら おまぇー、しまいにゃ おまぇー」と
べらんめえでたたみかける「おまえづくし」のギャグがあった。ちょっと聞いただけでは河内弁の「われー」と変わらないが、氏の口調はあきらかに
泉州弁の「あれー」に近い「おまえ」であった。氏は山の手育ちだったので「お」「ま」「え」と、各音がきれいに聞き取れるが、これが海の手にさがると
「あれー」まで崩れる。余談になるが体調をくずされて新喜劇を去った氏の運命はいまも悔やまれてならない。オール阪神さんがたまに披露してくれる
ものまねに室谷氏の才能をしのぶばかりだ。
例)Bさんから相談を受けたAさん(標準語の話者)は、「・・・そんなの、あなた、ガツンと言ってやらなきゃ!」。 これを佐野弁に翻訳すると、「ほんなもん、あれー、ズッケリゆうてこましちゃらなえ!」


あろう ( _ - _ ) 〜でさぁ。
文のとちゅうで、つなぎクッションとして使う。語尾上げ言葉で上がる部分を「あろう」にかえて話すとハマる。
例)「・・・それを猟師が鉄砲でうってさ、煮てさ、焼いてさ、食ってさ」の一節を泉州バージョンにかえてみると、
「・・・それを猟師は鉄砲でうってあろう、煮てあろう、焼いてあろう、食てあろう・・・」


あんたいなぁ ( - - - _ - _ ) あのね、〜でね、それでね。 
前述「あれー」の丁寧版。英語を話す人が会話中にさしはさむ ...you know , とまったく同じ。もとの意味は「・・・それでねぇ、あなた」。
リズムを取るために使われるが、親しい人どうしの会話にはあまり使われず、お年寄りが、公的な場で話すときなど、敬語的に挿入される。
例)交通事故の現場を目撃したお年寄りが警察に事情聴取されている。
「・・・あっちから車は来たわ。ほたら、あんたいなぁ(そうしたら、あなた)・・・単車の子ぉはな・・・」


あんばいする ( _ _ - _ - - ) 修繕する、整とんする。 
「按配(あんばい)」には、「ほどよく調整する」という意味があるが、佐野弁では「修理」まで含む。
例)自転車屋さんにて「ブレーキ切れたわ。あんばいしちょう(修繕してちょうだいな)」
なお、姉妹語に「えぇにする」があるが、こちらは「改善・リフォーム」の意味で、「修繕・リペア」の意味はうすい。


いーやーよ ( _ _ - _ _ ) どういたしまして。
You're welcomeに近い。感謝してくれる相手に返す言葉だが、「こちらこそ日ごろお世話になってばかりなのに、なんのあれしきのこと・・・」という気がこもる。
例)お孫さんが小学校入学。お祝いを届けた後日、おばあちゃんが丁寧にお礼をのべてくれる。「・・・すまなんだなぁ。えらい気ぃつこてもろて・・・」「い〜や〜よ、こっちの方こそ、いっつも・・・」


いかけ ( - - - ) 男女ペア。
むかし、「いかけ(鍋釜修理)屋」さんは夫婦で外回り。だんなが路上で作業するあいだに、おくさんが近所で鍋釜を集めてまわったので、男女ペアの隠語として「いかけ(で)」がうまれた。
例)子供をつれず、夫婦だけで歩いていると、「あれゃ? 「いかけ」で どこ行くん?」とひやかされたそうだ。


いかなこと ( - _ _ - _ ) ほんとにまったくもぉ。
古語にあり、歌舞伎・文楽にも登場するが、語意は「とんでもない」「意外なこと」「心外だ」。これが佐野弁では少し意味をかえ、怒りあきれることばのうしろにつけられて、「・・・まったくもぉ・・・」と、余韻をもたせた「なげき節」をつくる。
例)不良息子をもった母ちゃんがなげいている。
「昨日は学校からよび出されて、今日は警察から電話やで。いかなこと、いやになら(なるわ)・・・。


いこる ( - - - )  (炭火)がおこる。 
大阪ことば。炭火がよくおこり、調理OKの状態になると「炭、いこった」になる。動詞形に「いこす(炭火をおこす)」もある。


いっしゅく ( - - - - - )   しょっちゅう。 
例)「こんな遠いとこまで自転車で来てるんけ(来ているのですか)?」
「いっしゅく、来るよ(しょっちゅう来ているよ)」


いなん ( - - - )  いらない。 
「いらない」→「いらん」→「いなん」に進化。泉州人は「ラ」音の発音を面倒くさがる。
例)食べ残した食事。「これ、どうするん?」 「・・・もう いなん(もう いらないわ)」


いぬ  ( - - )  帰る。 
広辞苑に「往(い)ぬ」あり。泉州佐野弁というより、西日本に広く分布している(らしい)。例)「往(い)ぬけー(帰ろうか)?」「いの、いの(帰ろう、帰ろう)」
上方落語「くっしゃみ講釈」のエンディング付近に出てくる。

いわす( - - - ) (体を)痛める。ひとやま当てる。
大阪ことば(か?)。
例)体をかがめて歩いているAさんを見たBさんが、
「どないしたん?」「腰、いわしてよー(痛めちゃってさー)」
パチンコ屋で別れた友人どうしが後日再会。「・・・あれから連チャンでいわしてよー(ひとやま当てたよ)」「そーけ(そーなんだ)。よかったなぁ」


うえのほう ( - - - _ _ ) 南海泉佐野駅前下るつばさ通り商店街一帯。
現つばさ通り商店街はかつて栄華をほこったショッピングエリア。海の手のご婦人がたはここでの休日ショッピングがなによりの楽しみだったそうだ。で、海の手から見て山の手に広がるこのエリアは、「上の方(うえのほう)」とよばれ、「うえのほうへ行く」は、「商店街へ買い物に行く」の代名詞だった。なお、旧上善寺前商店街あたりはエリア的にちょうどまん中あたりだったため、「中の方」という別称ももっていた。


うたう ( - - - ) 音(ね)をあげる。
例)猛暑の1日がおわった。終日戸外での作業はきびしかった。「今日はあっつてうとたわ(今日は暑くて音(ね)を上げちゃったよ)」 「うとた」は「うたった」の大阪なまり。「うたう」の過去形。


うたばれる ( - - - - - ) 顔がむくんでいる。
語源不明。病気で顔がむくんでいる状態。
例)Aさんと久しぶりであったBさん。
「ありゃ? どないしたんで? 顔、えらい うたばれてんちゃうん?(顔がひどくむくんでいるようですね)」 「おいぇ(そうなんです)。持病の腎臓でな・・・」


うたてい ( - - - _ )  うるさい。 
広辞苑に「うたてし」あり。本来の意味は「わずらわしく、厄介」。佐野弁でも、子供がギャーギャー騒ぐ場合や、結論の出ない堂堂めぐりのやりとりにしびれを切らせたときに使われる。
例)法事で集まった親類の子供たちが狭い室内で大声で騒いでいる。「・・・ほんまに、うたていのー、お前らは!」


うら ( - - )  私。 
おもに成人男子が使う一人称の代名詞。「おれ」→「おら」→「うら」に進化。この言葉の面白いところは、あたかも猫のツメのごとく、日頃は手の中に閉ざされているが、いざ戦いになると飛び出すように、「使いどき」があるところ。
「うら(私)」は、最も汚い自称代名詞のため、日常で使用されることはない。地元のあらくれ男たちが相手とケンカごしの会話になったとき、相手に対しては「おのれ」「おんどれ」等、河内弁を源流とする、スゴみのある代名詞をくり出すが、自分を称する場合、「おれ」「おら」では今ひとつ生彩に欠ける。そこで「うら」が登場する。これは地元では「キレた状態」の男が使う自称代名詞だから、「うら」が口をついて出た男は「戦闘態勢」に入ったと、相手は身構える。さらに「ら」の発音で、口の開きを小さくして、「だ」に近い発音をすると(「うら」→「うだ」)、スゴみは最高潮に達し、一触即発の状態におちいる。「うだ」は「わたくし」の対極に位置する、泉州佐野弁でも屈指のダーティことば。


うわか ( - - - ) 表面、上面。
辞書には「上側」を、濁らず「うわかわ」と読ませる例があり、最後の「わ」が欠けて「うわか」になったと思われる。
例)高級牛肉のギフトをもらったが、「えぇ肉は うわかだけで、下の方は、ただのバラ肉やのぉ」。
牛乳をカップで温めて放っておいたら、「うわか(表面に)、膜はった・・」


えぇにいく ( _ - _ - - ) (因果はめぐり)幸せになる。
どこの町内にもひとりはいる「猫おばさん」。野良猫に残飯などをあたえて「施し」をする。猫が好きという理由もあるが、小さな命に慈悲の手をさしのべておけば因果がめぐりめぐって、最後は自分が幸せになるという「幸せ保険」の前払いらしい。
例)猫に残飯を与えながら「・・・こうやってな、生きもん大事にしといたらな、えぇにいくんやで(めぐりめぐって幸せが自分におとずれる)」。


えぇにする ( _ - _ - - ) よりよくする。改造する。 
「えぇ」は大阪弁の「よい」。これが形容動詞化し、さらに動詞の意味が強化された。道路が拡幅されたり、公民館が建てかえられたりすると、「えぇになった」。
例)台所をリフォームするらしく、古い流し台が運び出され、システムキッチンの部材が運びこまれている家の前を通りがかった近所の人が、
「えぇにするんやなー(リフォームですね)」「へぇなぁ(そうなんですよ)」


えぇやんばい ( _ _ - - - _ )  いいきもちだ。 
もとは「よい按配」で、標準語に近いが、「あんばい」が「やんばい」と発音されるところが佐野弁の味。お年寄りが「やんばい」と発音してくれると、「あんばい」よりも「えぇやんばい」(笑)。
例)「○○の湯(温泉ランド)、行ってみ。 えぇやんばいでー」

えかげんなもん ( _ _ _ - _ - _ ) ストレスがたまってけっこうたいへん。
「えかげん」は、「いいかげん」がつまったもの。「いいかげん、くたびれちゃうぜ(標準語)」の雰囲気におなじ。
例)鬼のような姑と同居している若嫁さんに皆が同情している。
「あの子(若嫁)ら、あの姑と24時間いっしょに暮らしてるんじゃ、そら、えかげんなもんやでぇ」「ほんまやなぁ・・・」


〜えって( - - - ) 〜して
複合語尾。 「もえって」→「持ってきて(ちょうだいな)」  「こえって」→「買ってきて(ちょうだいな)」


えらい ( -_ _ )  苦しくつらい。くたびれる。
大阪ことば。「しんどい」と同義語。「しんどい」の音節は、やや長すぎて、苦しさが伝わりにくい。そんなとき、「えらい」を使って、「えらー ( _--)」、もっとしんどいときは、「あー、えらー ( --_-- )」を使う。


おいぃ ( _ - _ ) おいでよ。
例)Aさんたち仲良しグループが茶のみ話の真っ最中。そこへBさんから電話。
「・・・みな、集まってるんやで。あんたもおいぃ(あなたもおいでよ)」


おぃぇー ( -_ _ _ )  そうなんだよ。 
大阪弁の「さいな(そうなんだよ)」に同じ。英語の Oh,yeah...と、用法が同じだけでなく、発音まで酷似している。
例)AさんとBさんが町で会った。空模様があやしくなってきたので、Aさんは家路を急ぐが、Bさんはまだ買い物が残っているという。Aさんの帰宅後、どしゃ降りの大雨。さて、後日、再会した二人。
A「・・・あれから、大雨に降られたやろ」
B「おぃぇー。びしょ濡れになったよ」


おいしょ ( - - _ _ ) はい、どうぞ。
英語の Here you are.  使うのはおもに女性。
例)子供と母親の会話。「アイスもうひとつちょうだい」「おいしょ (はい、どうぞ)」


おいや ( - - - )  ほんとうだ。あなたのいうとおりだ。
例)AさんとBさんが同じレシピで漬物を漬けてみたが、「思っていたほどコクが出ていない」というBさんの報告を受け、自分の漬物も味見したAさんが、
「おいや(ほんとうだ)、こら(これは)、あかんなぁ(ダメですねぇ)」。
類語として、「おいや」より、さらに相手に同調の意を強く示す「おいやな(----)(うん、うん、たしかにあなたの言う通りだ)」がある。


おおき、ほーかりさん ( -_ _ - - - - - - ) ありがとう、ご面倒をかけましたね。
大阪ことば「おおきに、憚(はばか)りさん」。ルートセールスが商家に品物を納入したときなどに、店の人がこう言ってねぎらった。


おおよそ ( -_ _ _ )  不注意な。うかつな。 
アクセントは第一音「お」だけが高くあとは低い。「おおよそ(だいたい)」こんなものでよかろう、などと甘く見てミスを犯してしまったとき、相手から次のように非難される。
例)「それ見ぃ(ほら、見てごらん)。おおよそなことしてるさかいじゃ!(甘く見すぎて、注意が足りなかったからだよ)」


おかちゃんのアメ ( _ - _ _ _ _ - - ) 乳母車にアメを積んで売り歩いたおじいさん。
「おかちゃん」は、「おかあちゃん」が紀州弁くさくなまった音。昭和40年代なかごろまで、古びた乳母車に色とりどりのアメを積んで売りにきたおじいさんがいた。名はだれも知らなかったが、えらんだアメを袋に入れてくれるとき、「おかちゃんに(も)やれよ」と、呪文のようにとなえ、それがワンパターンのフレーズだったところから誰いうともなく「おかちゃんのアメ」と呼ばれていた。口調は吉本新喜劇の「たつジイ」こと、井上竜夫氏の「おじゃましまんにゃワッ!」のノリに近く「おかちゃんにやれよ」につづけてなぜか「ブタにやんな(やるな)よ」というのがセットになっていた。子供心になにか返事をせねば心苦しく思い、「おかちゃんに・・・」「ブタに・・・」をあびせられるたび律儀に「うん」「うん」と、返事をしていた筆者はいまも心優しい人間である・・・。


おかへあがる ( - - _ - - - )  漁業以外の仕事に携わる。
典型的な漁師言葉である。海を仕事場にする彼らは、漁業活動を「沖(おき)」と称し、対義語として「陸(おか)」を使用する。肉体上、あるいは業務上の理由から長年親しんだ漁業(第一次産業)から、製造、サービス等の第二、三次産業へ転職することを「おかへあがる」、「おか(を)する」「おか(へ)いく」と言い表す。代々、海(大阪湾)を舞台に生計を立ててきた彼らにとって「沖」への愛着はただならぬものがあり、対義する「おか」には、やや寂しく、敗北的な意味あいがある。


おがる ( - - - )  どなる。叱る。 
厳密に分析すれば「どなる」とはちがう。「どなる」は怒りが芯にある場合が多いが、「おがる」は「どなる」より、ほほえましい。単に大声をあげるときも「おがる」が使われるからだ。だが、受け身で「おがられる」になると、「叱られる、罵倒される」という意味になる。
例)Aさんは町で顔見知りに会うと、あたりはばからずおがる田舎者だ。
例)歩道をふさいで友達と歩いていたら、うしろから自転車のオヤジにおがられた。


おきいく ( - _ - - )  出漁する。
「沖(おき)」=「海」=「漁」。「おき」へ「行く」で、「出漁する」。
名詞形の「おきいき( - - - _ ) 」は「漁師」の意。
例)「○○さんの息子は?」「おき いてらー(漁師さんをしているよ)」


おく ( - - )  仕事を終える。
もとは「置く」。3〜4人チームの仕事現場で使われると、ぴったりハマる。
例)木造船の造船所にて。
「ぼちぼち、おくけー(そろそろ終わりにしますか)?」「そやなぁ(そうですね)」


おくぅ ( _ - _ )  おくれ。ちょうだい。
高知弁で、まったく同じ発音、用法があると聞いたことがある
もしあれば、江戸期佐野漁民の功労にちがいない。
例)そうざい屋さんにて。「何しましょ?」「コロッケ4つ、おくぅ」


おっかし ( - - - _ ) ざまぁみろ。
アクセントは紀州弁の流れをくむ。「おかしい」のプチ進化形で、「痛快だ」の意味をもつ。
例)日ごろ、隣家からなにかといじわるをされるAさん。その隣家で不幸なことがつづいている。Aさんは心の中で、(へへっ、バチじゃ! おっかしわ!)


おっつけこい ( _ _ _ _ - _ ) 図々しい。
「おっつけ」は相撲の攻め手にもあり「ぴたりと密着する」の意。
タダ酒、タダ飯をごちそうしてくれるなら、だれにでもついて行く人間は「おっつけこい奴」。


おぶたい ( _ _ _ - )  おおらかで気が大きい。 
損得なしにふるまえる気心のある人。知らない人まで座敷に上がらせ、宴会をはってくれるスポンサーは「おぶたいな人」。太っ腹。


おぼ ( _ - )  ひも。 
ロープではなく、和服の着付けに使われる腰ひも。むかし、小さな子供は、いたずらをするたび「おぼ」でくくられ、泣きわめき、許しをこうた。


おまんにすわる ( _ - _ _ - - - )  正座する。
「おまん」の語源が不明。「まるく」か「おまんじゅうのように」か。泉州名物に、電車内での「おまん座り」がある。とくに4人がけの対座シートを借りきったおばちゃんたちがよくやる。でも南海ラピート号でやるのだけはやめてほしい・・・


おみ ( _ - )  味噌入り、野菜入りぞうすい。 


おもしゃい ( - - - - _ )  おもしろい。
岸和田以南で通じる。ワハハと笑う「おもしろさ」のほか、世間の常識や地元のしきたりからズレた個人のふるまいに対して「けったい(奇妙)だ、常識はずれだ」という非難をこめて使われることもある。
例)「あのテレビ(番組)、ごっついおもしゃい」
「あの家のお葬式は香典も受け取れへんし、記帳もなしや」「おもしゃいよー」


おろ ( _ - ) 気持ちが動転すること。
パニック状態で「気持ちがおろおろする」の「おろ」。「おろ」が「来る」をつないで、「おろくる ( _ - _ - )」や「おろきた ( _ - - _ )」が定番表現。
例)隣家でボヤ騒ぎ発生。幸い被害はなかったが、「えらいもんなぁ。あんな時ゃ、おろきてしもて、動かれへんよぅになったで。ハハハ・・・」


おんづもり ( - - - - - ) (症状や状態が)煮つまること。
無理がたたって、過労でダウン。これは「おんづもりがきた」。また、業務不振のすえ、不渡りを出した会社なども「おんづもりがきた」が使える。


おんのけそらして ( - _ _ _ - _ _ _ ) 誰はばかることなく。
語源不明。ガミガミ言ったり、監視の目を光らせたりする相手がいなくなり、羽をのばして自分の思い通りふるまえるようなときに使う。
例)パチンコ好きな夫。だが嫁の監視がきびしい日々。その嫁が数日、里帰りすることになり、「・・・これでしばらくは、おんのけそらしてパチンコできるでぇ!」

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がぁたろ ( _ _ - _ ) 海であそぶ子の命をうばう霊。
いまはむかし、「佐野の松原」で知られた海岸は子どもたちにとって格好の遊び場で、夏になるとどの子もほとんど全裸で、終日、泳いで遊んだそうな。しかし、お盆がすぎるころになると、大人たちが「いつまでも泳いでいると『がぁたろ』に足ひっぱられて死ぬぞ」と、おどしをかけた。川太郎(がたろ)は河童のことだが、わが海の手では拡大解釈され、「海坊主」的な、悪霊として語りつがれていたようだ。真相は、お盆をすぎるとクラゲが大繁殖するため、被害をおそれた大人が、子どもを海から引きはなす作戦だったらしい。
ちなみに大阪湾の自然海浜は、地元「円田(えんだ)浜」が、手つかずで残る最後の砦だったが、「りんくうタウン」造成に、有史以来の姿を消したのは、1990年代だった・・・


がい ( -_ )  わがままで粗暴な人間性。
辞書には「我意をとおす」があり、「わがまま」となっているが、佐野弁ではこれが形容動詞化している。「がいな人」は、「人間的なしとやかさやつつましさに欠け、粗暴なオーラが全身から発散されている人」。
例)病院の待合室にて。さきほどから大声で、とりとめのないバカ話を延々と続けているばあさんがいる。少しはなれたところでAさんとBさんのヒソヒソ話。
「あのおば(あさん)、たいがい(とても)やかましなぁ」
「(顔をしかめ)・・・がいなおば(あさん)やろ」


かいけない ( _ - _ _ - ) くらべものにならない(AがBよりずっとよい)。
例)超大型テーマパークのプレオープンに行ってきた人の話。
「(興奮ぎみに)ごっついでぇ! 広い広い! ○○ランドのかいけないで。あれの2倍はあるなぁ・・・」


かいしょ  ( - _ _ _ )  ビジネスで、勝負に出ること。 
「甲斐性」から派生した語。商売で、ここ一番、意気地を出して勝負すること。
個人営業の商店が、ライバルひしめく地域に新店を出したり、大きな利益を得ようと、一発勝負の大量発注などするとき、「かいしょをかける」という。


かいだるい (- - - _ _ ) ばかばかしくて話にならない。 
語源は「かいなだるし」。でも雰囲気的には「かゆく」て「だるい」から、やるせない状態。
例)相手から理不尽なふるまいを受けた、あるいは逆ねじを食わされたというBさんの嘆きを聞いたAさん。「かいだるいえー。なんちゅう人でな」


かいない ( - - - _ )  満腹感がなく、たよりない。 
語源はたぶん「甲斐ない」。
例)「今朝は、にぎりめしひとつだけやったさかい、ちょっと かいないわ」


かう ( _ - ) (食べて体重を増やして)体力をつける。
今でこそ「食べ過ぎ」は、生活習慣病の天敵だが、ついこのあいだまでは、しっかり太っていれば体力があり、病気にならないと信じられていた。そこで、食事をしっかりとって、体を「飼う」、つまり、体重を増やして病気に負けない体力をつけることが健康法だった。これを信じている人はたいてい「ごはん」をドカ食いする糖尿病系で、泉州にはまだ少なからず存在する。


かがる ( - - - ) 炎が強くなり、けむりがかかる。
たき火の最中、強い風にあおられ、火の勢いと煙が強くなってしまったときに「かがる」が使われる。けむりが人や建物に「かかる」からの派生語とも思われるが、ここに余談として、泉佐野には「明松」とかいて「かがり」と読ませる苗字があり、それにまつわる推論をのべたい。江戸時代、海岸沿いで手広く海運業を営んだ食野(めしの)、唐金(からかね)家はその規模からして24時間営業だったと思われ、船着場は松のかがり火で自家製灯台をつくり船を誘導していたにちがいない。照明係だけでも大人数が必要で、専門職として「かがり(火)」さんがいたはずだ。火力の高い明るい松をもやす「かがり」だから、「明松=かがり」。ボッと火柱が上がって黒煙が立ちのぼるのが「かがり」の動詞形「かがる」ではないか?(以上、司馬遼太郎風文体でお送りしました)


かぐ ( _- )  カギをかける。 
「鍵(か)ぐ」は、「かける」より、セーフティな雰囲気。木戸の桟についている落とし錠等は「かける」で、金属のシリンダー錠へキーを差しこみ、ガチャリとやるのが「かぐ」。


かだかす ( - - - - )  (においを)かぐ 
「かぐ」と「すかす」が合体しているように思われる。


かだら ( - - - )  体。
これは河内弁が源流。本来「ら」音は舌の運動量が多く、近畿南部では正確に発音されない傾向がある(あくまで私見)。「からだ」は「ら」で舌を複雑に操作し、直後に続く「だ」の発音が面倒、そこで「ら」を後回しにすると案外おさまりよく、しかも少しスカした「やんちゃ」な感じが受けて、生き残ったのだろう(あくまで私見なり)。


がっこいき ( _ _ _ _ - ) 学生。
Students。「学校へ行く」が名詞化した。佐野弁ではなく、「年寄りことば」とでも言おうか。
最近聞いたところによると、髪をまとめるのが面倒になった老女が後頭部を短く刈ってもらった髪型を、
「がっこいきみたいな頭」と称していた。おかっぱ頭の女学生からきたイメージなのだろう。
(その他の例)
(夏休みが終わって)「がっこいきゃ(学生が)いてへんよになったさかい(いなくなったから)、家も静かになったわ」


がっそかづく ( - - _ - - - ) 髪の毛がのびてボサボサである。
「がっそ」は「がっ僧」で、辞書には「剃らないで伸ばしたままの小児の髪」とあり、「かづく」は「頭にいただく」が語源。髪の毛がのびたままでうっとうしいと、お年寄りから、「がっそかづいでんと、散髪(へ)行き!」と言われた。


かて ( - - ) 周囲、そば(の人)。縁者。
「かての者(もん) ( - - _ - _ )」が定番の使い方。
例)「年寄りがボケて、徘徊でもし始めると、かての者(もん)は苦労する」


がにぼしか ( - - - _ _ ) 痩せ細った小児。
「がにぼしか」→「蟹(かに)」+「干鰯(ほしか)」。泉州は江戸のむかしから、鰯(いわし)を干した肥料「干鰯(ほしか)」の生産がさかんだった。メインは鰯だが、そこに数センチの小さなワタリガニのこどもがまじっており、それもいっしょに天日干しされると、ガリガリに痩せた干物ができた。転じて、痩せ細り、「あばら骨」がうき出ているような子は「がにぼしかみたいな子」と言われた。


〜かの ( _ _ ) 〜かな?。
「動詞・形容詞+ん+かの?」で、「〜なのかなぁ?」と、話者が相手に問いかける。田舎くさいひびきの言いまわしだが、泉州出身者間の会話では、老若男女を問わずもちいられ、とくにヤンママ系が共通の話題でもりあがるとき「〜かの?」が連発されて、(お前ら、歳いくつやねん!?)と、ツッコミを入れたい衝動にかられる。
例)ヤンママ二人の会話(どうやら子供の学校のことについて)
「・・・始業式に、おどうぐ箱、もって行くんかの?」「えっ?知らんで。あれゃ、(もって)行くんかの? 行けへんかの?」 


かまうかー ( - - - - _ )  かまうものか。 
6音が4音にまで削られてある。さらにもう1音落ちて「かむかー (---_ )」もあり。これは血気盛んな若者が使うとよく似合う。
例)路上駐車をしようとしている。「・・・ここ、駐禁ちゃうん?」「かむかー」


かめなし ( - _ - _ ) かまわないじゃない。 
「かめなし」は、「かめへなし」の短縮形で、「かめへなし」は、「かめへんわし」の短縮形で、「かめへんわし」は、「かめへんじゃないですか」の短縮形で、標準語は「かまわないじゃない」。英語のDon't mind.  江戸落語に出てくる「うっちゃっとけよ」に同じ。
例)近所の葬式に、体調を崩している亭主を連れて行こうかどうか迷っているAさんにBさんがアドバイス。
「(列席は)あんた一人でも、かめなし」「そうかの(な)?」「おいえ(そうよ)」



かやる ( - - - ) ひっくり返る、ひっくり返す。
「ひっくり」がはずれて「かえる」が残り、「かやる」と田舎くさくなまった。
例)「コップ(が)かやって(ひっくり返って)、麦茶こぼした」 「ナベかやして(ひっくり返して)、おかず ぶっちゃけた(ぶちまけた)」等。


かんきり ( _ _ - _ ) 小児の「かんむし」治療のため、指を切って血を出す民間療法。
小児が理由もなくむずかり続けたり、逆に気力なくゴロゴロしていたりすると、「かんの虫」という病名がつけられた。その治療として「かんきり」をしてくれる民間の医療所(?)が、かつては泉佐野市内だけでも数カ所あった。
方法は小児の人差し指の付け根あたりをカミソリで軽く傷つけ、血を少々しぼり出すというもので、この血こそは「うっ血した悪い虫」をふくむ毒と考えられていた。「人間の体から悪い血を出す」という治療は、そもそもインド原始仏教にその流れをくみ(私見)、かの地には今もよく似た風習があるという。
当然、医学的にはなんらの根拠もなく、医療行為を無免許の民間人が行うこと、まして刃物で人体に傷つけるなど認められるはずもなく、昭和50年代になって保健所指導のもと、「かんきり」は一気に姿を消した。(これを読んで「おぉ、自分も切られたよ!」っていう人がいたらうれしいなぁ・・・)


かんご( - - - )  籠(かご)。 
2音節はどうもおさまりがわるい。そこで「ん」を入れてリズムをとる。類型に「きんの(昨日)」がある。
例)「きんの、かんご、こうた(昨日、籠を買った)」


かんべん ( _ - _ _ ) ドジをふまない判断力や手際。
例)子どもに、冷茶をポットからコップに注がせてみると、注ぎ口をコップにもたせすぎてコップを倒してしまったり、お茶をあふれさせる子が多い。逆に、まるで大人が注ぐような手際のよさに、思わず見とれてしまう子もいる。この子は「かんべんのええ子」で、みんなにほめられる。


きげんかい ( _ _ -_ _ )  無理せぬ範囲であせらずに。 
広辞苑に「機嫌がえ」があるが、意味は少し異なる。
例)病気から回復し、リハビリをかねて散歩中の知り合いに出会った。
「もう、(病状は)よろしいか?」「へぇ、おおきに」「きげんかいにしなはれや(無理せず、体と相談しながら、あせらずにね)」。


きさんじ ( -_ _ _ ) のんき。気楽な。 
西日本で広く認知されていると思われる。広辞苑にも記載あり。形式ばらず、だれとでもフランクに付き合える人は「きさんじな人」。
例)古びた男子トイレ。小用コーナーは便器どころか、しきりすらなく、足下に大きな溝があるだけ。そんな時って、あとから隣に立たれると、けっこうプレッシャーがかかる。さて、急ぎ足で飛び込んできて自分の隣に立ったおじさん、いちもつを取り出すやいなや、シャーッ!(・・・きさんじなおっさんや・・・)。
その他、ほこりが舞い上がる夏の露店で、いか焼きをほおばっている家族や、厚手のコートを着こんだままスーパーをうろついている人たちも、「きさんじなやつら」。


きてんばこ ( - - - _ _ ) 機転のきかぬ丁稚(でっち)が買いに行かされた「まぼろしの箱」。
「機転箱(きてんばこ)」。いまはむかし、丁稚(でっち)制度がのこっていた商家でのお話。若年の丁稚どんは先輩の手代(てだい)連中からすれば「機転のきかない、どんくさい動き」がしばしば目にあまる。そこで必殺のみせしめとして、「おい、○○商店(近所の荒物屋)へいって、「きてんばこ」買うてこい」と、命じる。丁稚さんは「きてんばこ? へ、へーい」と、とりあえず荒物屋へ走り、「・・・きてんばこ、ひとつ」と、注文すると、店の主人や出入りの客が大爆笑。主人いわく、「おい、丁稚どん、うちには「きてんばこ」てなもん、おまへんで。そらな、あんたお店で「機転」がきけへんさかい、みせしめのいたずらでここまで走らされたんやがな。しっかり商売しなはれや」とからかわれ、半泣きになって逃げ帰るという、大阪の商家では定番の「しつけ」ネタだったそうだ。


きなしに ( - - _ _ ) 遠慮なしに。
例)孫がおおぜい遊びにきた家。おじいちゃんが買って冷やしておいた好物の缶コーヒーが次々に飲み干され・・・。
「あいつら、きなしに飲みくさって・・・」 そう、これはおじいちゃんが週一回の特売をねらってゲットしてきたものなのだ・・・。


きにわけない ( - - _ _ _ - ) 心配で心から離れない。
おもに入院患者や、在宅介護老人をかかえる家族が使う語。それでなくても病人の世話に手がかかるのに、町内会の祭礼準備で連日の出動を要請された。不参加の連絡の最後に、「・・・すんまへんなぁ。病人かかえたら、きにわけのぉてなぁ・・・」「いやぁ、ほんまやよ」


きびしょ ( _ _- - )  急須の別称。
広辞苑にそのまま記載あり。


きんきんばり ( - - - - - _ ) かたく腫れあがった状態。
「きんきん」は硬さを表すことばで、「きんきんに冷えた氷」など使う。「きんきん」に「腫れ」た状態を「きんきんばれ」といわず、「ばり」ということで、熱をもった皮膚が「張った」状態になっていることをうまく形容している。
例)ハチにさされた腕をまくりあげて見せ、「・・だいぶんましになったけどな。昨日はまだきんきんばりに腫れちゃーったで」


くいだち ( - _ _ _ ) 早く食べたくていら立つ。
大人でも子どもでも、夕飯のおかずなどが出おくれると、おはしをもって、まだか? まだか?と、せわしないタイプがいる。これが「食いだち」する人。「食う」+「いらだち」が語源。
大人はとくにみっともないから気をつけましょうね。


くぅする ( _ _ - - )  苦労する。 
「苦ぅ(くぅ)( _- )」が核になり、会話中は自在に姿をかえる。
例)痴呆老人をかかえ、介護疲れに愚痴をこぼすBさんにAさんがあいづち。
「・・・そうか。・・・苦ぅやなぁ」「・・・そうか。・・・苦ぅするなぁ」「・・・そうか。・・・苦ぅじょーなぁ」


くさつくてんてん ( _ _ _ _ - _ _ _ ) 頭に「くさ」のできた子。
むかし、小児の頭皮に「くさ」とよばれる、カビ状の湿疹が広がる病気があった。「くさつくてんてん」とは、「くさ」のつく「てんてん(頭)」をもった子、の意。
 この言葉は、ご飯を炊いたあとの釜に、水を張らないで放置しておくと、表面のデンプン質が乾いてカパカパになって取れなくなり、そのようすが「くさ」に似ていたところから、道楽をきめこんで水を張らないで放置する女性に「そんな手抜きをしていたら、「くさつくてんてん」の子ができるで」といって戒めた、いわば、行儀作法の警句として使われたそうだ。


ぐっすら ( - - _ _ ) たくさん。
種類、量、数をとわず、「多くて驚いた」ときに使う。「ぐっすけ」とも言う。
例)収集マニアの部屋を見せてもらった。「「ガラポン人形」だけでも、ぐっすら、置いちゃ〜っと(置いていたわ)」。


〜くれらいだんない ( - - - _ - - _ - ) 〜してくれなくてもよい。
「だんない(た行参照。大事ない、かまわない)」の応用編。「〜くれらい」は、「してくれなくても」が縮んだもの。DON'T HAVE TO。
例)いて(行って)くれらいだんない→行ってくれなくてもよい。


け( _ )  〜編。 
子供時代の遊びに「べったん(メンコ)」と「たまころ(ビー玉)」があった。同年代の子供間では、各ゲームに見合った数の元手を出し合い、勝負がつくと勝者が総取りした。これが「ほんまけ ( _ _ -_ )」。ある地方ではこれを「ほんこ」と称しているのを聞いたことがある。これに対し、年少者がまじり、ハンデがつきすぎる場合、勝負はシミュレーション化し、対戦後、出し合った元手はそのまま各人の手元へもどされる。これを「うそけ ( _-_ )」と称した。かくして年長者は後輩の成長をやさしく見守り、年少者はのびのびと腕をみがいた。今はこれがないから、いきなり「ほんまけ」にハマる青年がやがてカード破産者になる・・・。


げっとう ( - - - _ )  最下位。
「一等」に対義して「下等」ということか。
例)運動会の徒競走が終わって。
「あんたとこ(の子供)、何番?」
「げっとうー、ハハハ」


げとげと ( _ - _ _ ) ガタガタする。
例)「このごろ入れ歯がげとげとする」「おもての障子のコマ(が)はずれてげとげとしてら(しているわ)」


けんたい ( _ _ _ - )  遠慮なしの。対等の。 
例)「あの人があれだけ奪い取ったんやさかい、私がこれだけ取っても けんたいや」
  はて、何を奪い取ったのか・・・。


〜こい ( - _ )  〜しようぜ。 
語源は「(自分が)〜したいからおまえも来い」の「来い」。相手が「〜しようぜ」と、もちかけ誘ってくるが、自分がそれで迷惑な思いをしたときに使う。「〜しようぜ」は、「しょうこい」、「行こうぜ」は、「行ここい」等。
例)乗り物に興味をもちはじめた孫のお守りをするじいちゃん、ばあちゃん。
「いっぺん踏切で電車見せて遊ばしたら、なんぼでも(踏切へ)「行ここい」ちゅうて、(言うことを)聞けへんでぇ」。


こうこ ( _ - _ )  漬物。
大阪より西にいくと、「こんこ」になる。小えび(じゃこ)とナスの漬物をしょうゆで煮しめた「じゃこごうこ」は、今や泉州のメジャー物産(らしい)!


こうそつ ( _ - _ _ ) ぶっきらぼうで、粗暴な口調
「粗忽(そこつ)」の言いまちがいから生まれたか、またはわざと言いそこねたか。
例)いい人なんだけど、どうも口のききかたが荒くてぶっきらぼうで、みんなから好かれない。「・・・あの人ぁ、こうそつな口のきき方しょー(するでしょう)」


こうちく ( - _ _ _ )  むくんで動きがスムーズでない。 
手足の不調を訴える「症状語」。朝、起きると、手の指がむくみ、スムーズに動かず違和感があるとき、「手がういて(むくんで)、こうちくだ」という。


こうてる ( _ _ _ - )  (ペットを)飼っている。 胃もたれがする。
例)「なんか、こうてるんけ?」「うん」「なに、こうてるん?」「犬」
「ゆんべ(ゆうべ)、油もん食いすぎて、胃ぃこうて(胃もたれして)、ずつない(「さ」行参照)わ・・・」


こぉとり ( - - - _ ) 子どもを誘拐する人。
「子を取る」。もっぱら子どもへの警句だった。親が子どもに常々、「子どもを誘拐する人がいる」話をして恐怖感を植えつけておき、言うことを聞かなかったりしたときの切り札として、「・・・そない言うこと(を)聞けへんかったら、子ぉ取り(が)来るぞ!」と、真顔で言うと、たいていの子どもは震えあがっておとなしくなった。津軽地方の「なまはげ」などは、これの「実写バージョン」で、年に一度、実際に現れて子どもたちを震えあがらせる。しかし長老の話を聞くと、むかしはどこの町でも一人か二人はとつぜん行方不明になる子どもがいたそうで、今でいうストーカー(子ぉ取り)犯罪が実際にあったのではないか・・・。やっぱり、「子ぉ取り」は怖いなぁ。


ごくらくさんや ( - - - _ - - - ) 能天気なことだね。
相手の能天気ぶりにあきれたとき、つぶやくような小声で「…極楽やのぉ(能天気ぶりに呆れちゃうぜ)」。さらに強めの「さんや」がつく。発音は平坦。「あ、山本さんや」の、「さんや」ではない。意味が不明でこれ以上の説明ができないが、very のようなものだ。


ここまでこい ( _ _ _ _ - _ ) 理不尽きわまりない商売や取引の仕方。
日本の元号が「昭和」だったころ、一部の商売は、役所とつるんだ免許制で他者の参入がゆるされず、なかば独占状態だった(とくに電気、水道関係)。料金は取り放題、接客態度は最悪。しかし、そこに頼まなければほかに業者がいない。「仕事や工事をしてほしけりゃ、(ここまで来い)」という、殿様商売だった。
例)・・・そんな思い出を語るAさん。「昔ゃ、○○工務店ら(などは)、「ここまでこい」の商売、しゃーったでなぁ(していたよなぁ)」


ここらわるい( - - - - _ _ )  気持ちわるい。気味がわるい。
感触的に「しっくりこない」と、生理的に「気味がわるい」の両方で使われる。前者は、新しい枕を買ったが、どうもしっくりこないときなど。後者はストーカー犯罪の話を聞いたときなどに使う。


こすい ( - _ _ )  ずるい。
トランプゲームでの小さな不正や、テストでのカンニングなど、「ずるがしこさ」を表し、使うはおもに子供。この言葉は各地に点在している気がする。
ちなみに、今の小学生はこれら全部を、「セコい」と言い表す。


ごっつぉ (- - - -)  ごちそう。
大阪ことばであるが、わが地では、ひとひねりあり。赤ちゃんのお尻がプーンとにおう。おしめをあけてみると、「うぇー、ごっつぉ、どっさり!」(汗)


ごめんやで ( _ _ - _ _ ) お世話になりありがとう。
これが「泉州弁」か、はたまた「大阪弁」なのか定かでない。しかし、泉州人(とくに女性)は、電話会話でのエンディングにこれをよく使う。大阪市内では、「・・・ごめんなぁ、ありがとうなぁ」が標準(?)だが、「ごめんやで」は、もう少し頭をさげて礼をつくす気持ちがよくでる。さらに強烈な姉妹品(?)に、「ありがとうやでぇ( _ _ _ - _ _ _ _ )」がある。


こんじょわる ( _ _ _ _ _ - ) いじわる。
例)新しい職場をみつけ、パートで働きはじめたAさんだが、
「古ダヌキのババアはなぁ、(私に)こんじょわるばっかりするんやで。いやになら(なるわ)」
          

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さくい ( - _ _ ) もろい。
「さくさく」から派生した語(?)。耐久性をうしなった木材やコンクリートなど、すこし力を入れると裂けてしまうようなものをさす。「さくい」より調子がつよいと、「さっくい」。


ざんない ( _ _ - _ )  見栄えがわるい。見苦しい。
大阪ことば。
例)料理の盛りつけが下手で、(もう少しセンスよくできないのかよー?)と、ツッコミを入れたくなるとき、「・・・ざんない盛りつけやのぉ」。
その料理が食いちらかされ、あちこちに散乱し、手のつけようがないとき、
・・・ざんない食い様やのぉ」


しー ( _ _ ) 〜ですよぉ。
いま、若者言葉のうち、目上に自分の身辺紹介をするとき「私、〜なんですよぉ。それから、〜してるんですよぉ」と、「〜ですよぉ」が語尾につけられて敬語の代用となっているが、泉州には古くから、この「代用敬語」があった。それが「〜しー」である。語尾に「しー」を加えることで、自分のセリフにクッションが入り、
(あなたには、つっけんどんな、断定的な話し方はしていません。 私はあなたを敵とは見なしていません)というニュアンスを漂わせつつ、長い会話もストレスなしに続けることができる。
例)「昨日なー、○○君の家へ行ったんやしー。そしたらな、留守やったんやしー。それでな、携帯で呼び出したんやしー・・・」


じぃする ( _ _ - - ) 病原菌が増殖する。
体内に入った病原菌が増殖して発病。「地盤をかためる」といった意味合い。
例)ここ数日、悪寒におそわれ続けたAさんがついにダウン。悪性のインフルエンザときいてBさんがなぐさめている。「そらな、バイキンは「じぃ」しゃーったんで(菌が体内で増殖していたんですね)」


じぃの ( _ - _ )  地元の。
例)「・・・このあたりは家がたてこんでいて、どこがどこだかわかりませんね」
「ハハハ。そら、じぃの者(もん)でないとわかれへんやろな・・・」


しごとし ( _ _ - _ ) はたらき者。
「仕事」+「(よく)する人」=「しごとし」。「身を粉にしてはたらく」という言葉があるが、泉州ではそんな人を「あの人ぁ、しごとしや(りっぱだなぁ)」と、いってほめた。


しこる ( - - - )  あばれる。
源流は河内弁。司馬遼太郎著「街道をゆく 河内みち」に詳しい。すなわち、むかし祭礼の神輿に乗り、沿道の女たちの目をひこうと狂態を演じた男を「醜男(しこお)」といい、その動詞形が「しこる」だそうだ。
狭い室内で子供たちがあばれていると、「こらー、しこるなー」と、怒られる。


しちょーくれ ( - - - _ _ - ) 〜してください。
大分県には「〜しちょくれ」という方言があり、発音、用法とも同じ。これこそかつて佐野漁民が五島、対馬海域をまたにかけて活躍していたことを裏付けるなによりの証拠。短縮版で「〜しちょう(〜してください)」がある。
例)「市長(の仕事)をしてください」を佐野弁に翻訳すると、「しちょうしちょう」。その他「くちょーくれ」(食べてください) 「見ちょーくれ」(見てください)「行っちょーくれ」(行ってください)




しぬ ( - - )  青タンができる。
ドアで指を挟むなどしたあと、内出血をへて、皮下が青黒く染まる状態。これを泉州で「青タン」といい始めたのは最近で、それまではもっぱら「しぬ」が使われていた。ここ二十年で一気に死語となった。
例)「見てみぃ」と、指をみせる。「どないしたん?」「戸ぉではさんでよぉ、しんでるやろ」


しのだ ( - - - ) きつねうどん。
大阪ことば。油あげはきつねの好物(といわれている)だから、あげ入りうどんは「きつねうどん」。この別名が「しのだ」。これは「信太(しのだ)の森」伝説のきつねからつながる。あげを甘く煮ないで、生のままうどんだしと煮込んだものを「炊きしのだ」といい、これは略称「たきし」である。


しまいな ( - - - - ) しまいには。ついには。
佐野弁というか、年寄りことば。
例)椅子にのぼってはしゃいでいる孫におばあちゃんが、
「そんなことしゃーったら(していたら)、しまいな こけら(転ぶぞ)!」 ズデーン!!ウェ〜ン。「それ見ぃ!」


しゃー ( - - - ) 共同で。
「社(しゃ)」という字には、「一定の目的のために人々があつまる」という意味があり、これが大阪風になまって、「しゃー」になったと思われる。
例)「しゃーで商売する」→「共同経営」。 「しゃーで乗る」→「出資金を出しあって儲け話に乗る」等。


しゃーない ( - - - _ _ ) 素行不良の。
大阪ことばの「しゃーない」は、「しかたがない」。泉州へ来ると、これにスパイスが効いて、「素行不良の」という意味がそなわる。
例)「・・・あの家の子ぉは、がっこ(学校)も行てへんみたいやで。遊んでんけ?」
「おいえ(「あ」行参照)、晩おっそ(おそく)に遊びにいて、朝、かえって来て、昼は寝てら」「・・・しゃーない子ぉやなぁ」「おいえ」


しゃーるかれぇ ( - - _ _ _ - _ ) しかたないだろ、バカ。
「しかたがあるか、ワレ」が、縮まった(すさまじいリエゾンだ!)。
例)催眠商法で高価な布団を買わされたことをくどくどと悔やむばあさんに、じいさんが、「・・・そんなもん、(いまさら嘆いたって)しゃーるかれぇ!」。
だれか消費者生活センターへ連絡してあげてください・・・。


しゃこば ( _ _ - _ )  トゲ。
語源不明。「指にトゲが刺さったよ、あ〜痛ぇ」のトゲを「しゃこば」という。地元でも数年に一度しか聞かれない。


しゃごわい ( - - - - _ )  肌ざわりが粗く痛い。
例)安物のアクリルセーターを試着してみて、
「こら、あかな(あかんわ)。しゃごわいわ」
その他、「しゃごしゃご」という擬態語もある。さきほどのセーターを無理に着てみたが「しゃごしゃごして着てられへんわ」



しゃだくはやい ( _ _ _ _ - _ _ ) 仕事がはかどる。
「しゃだく」が「はやい」。「しゃだく」の語源が不明。
例)炊き出しで「みそ汁」をふるまう。以前はナベに作って、おたまで椀に注いでいたが、このごろは大型のヤカンで作っておいてジャーッと注ぐ。
「そのほうがしゃだくはやいんや」


しゃちこばる ( - - - - - - )  体を硬直させる。
例)思い通りにならない赤ちゃんがおんぶの背中で大暴れの大泣き。それを見た近所の人。「うわぁ、しゃちこばって泣いてるなー」


しゃぶる ( - - - - )  おやつがわりにつまむ。
ふつう「しゃぶる」は棒つきアイスをペロペロ・・・という形容などにつかわれるが、
泉州の「しゃぶる」には、ひねりがある。ご近所訪問の手土産に、「たこ焼き」や「コロッケ」や「あげたてのてんぷら」などを持参し、「ほれ、ぬくぬくじょ、しゃぶりやー」といって手渡す。これらの物品のかくれた共通点は「できたて」で、「あたたか」く、「ひょいとつまんで食べられる」ところ。


16号線 ( - - - - - - _ _ _ ) 堺阪南線の古称。
大阪南部を縦断する府道堺阪南線は、20数年前まで、「国道26号線」だったが、そのむかしは数字が「16」号線だった。でも、この言い方をするのは、年齢にして80代以上。もはや絶滅語・・。


しょー( -_ ) 〜をしてちょうだいな
リエゾンの極致。「してちょうだいな」の「し」と「よ」以外が抜け落ちた。


しょいな ( - - _ _ ) 〜を作ってちょうだいな。
食べ物をオーダーするときにハマる。
例)ラーメン屋さんで。「いらっしゃい!」「みそラーメン しょいな」「へーい」


しょう ( _ _ - ) 生き写し。
大阪ことばに「しょううつし」があり、前半の「しょう」だけが残った。
例)ご近所に初孫がうまれ、今日はお披露目の「ご近所デビュー」。集まった年寄り連中が、
「うわぁー。かわいいなぁ。ありゃ! 目元のへんは、亡くなったおばあちゃんに しょう やなぁ」


じょー ( - - - )  〜だよ、うらやましいだろ。 
厳密には、「動詞」+「ん」+「じょー」で、上記の意味が生じる。
例)むかし話。「うちとこ、カラーテレビ、あるんじょー(どうだい、うらやましいだろ)」


しょね ( - - _ )  性根。
「しょうね」の「う」が欠落。その方がスピーディで相手にインパクトがある。
例)同じ失敗ばかりしている見習職人に親方が、「あほんだら。もっと、しょね入れてやらんかー!」


しょね入ってる( - - _ _ _ _ _ - ) みかけが小さいわりに中身が高品質で高価値。 
体格は小さいが、年相応以上にしっかりした子どもには、「あの子ぉは、小っさいけど、おしょね入ってら」と、賛辞があたえられる。
また、「だんなし家(「た」行参照)」から賜る贈答品などで、サイズは小さいが、老舗の銘菓、名品が出てくると、「・・・しょねの入った、ええもん くれた」となる。


じょ ( - _ )  〜だわ。
例)「あっちじょ(あっちだわ)」、「これじょ(これだわ)」、「いやじょ〜(いやだわ)」


ショッパー ( - - - _ _ ) ショッパーズモール泉佐野(ダイエー泉佐野店)の略称。
市内下瓦屋にある大型スーパー。店名はダイエー側がわざと自社名を名乗らず、「低級感」を取りはらおうとしたという、聞くも涙のエピソードがある。店名は予想どおり長すぎて不便なため、後半が削られてしまった。ちなみに、現在地は以前、東京製綱(株)泉佐野工場だった。「浪花の演歌師」こと三門忠司氏のかつての職場として知られている。


じょわ( - - _ ) 〜だ、おぼえとけ!。
年寄りが使う「〜じゃ」の変形「〜じょ」+助詞「わ」が連動している。原型は「〜じょ」で、「こっちじょ(こっちだわ)」、「あの人じょ(あの人ですよ)」と、相手にうながす役割のみだが、「わ」がつくと、機転のきかない相手へ非難の気持ちがこもる。
例)見習の小僧さん。「○○をもってこい!」と言われ、少しちがうものをもって来た。先輩がカチンときて道具の目の前まで歩いて行き、「○○ちゅうたらネ、(指さしながら)こっちじょわ(○○といったら、(おまえがもってきた方のそれでなく)こっちだよ、おぼえとけ!)」


じょらくむ ( _ _ - _ - )  あぐらをかく。
これは標準語で広辞苑にも記載あるが、わが海の手では絶滅品種。
山の手ではまだ健在かも・・・。


しょわない ( - - - _ _ )  しかたがない。
「しかたがない」は大阪で「しゃーない」。泉州のおっちゃん、おばちゃんは、さらにねばって「しょわない」と発音する。「あぁ・・・」と、悔やむ心がよく出る。
例)ひったくり被害にあい、落胆するBさんをAさんがなだめる。
「・・・そんな大事なもん、そら、前のカンゴら、入れちゃーったら、あかんよ。しょわないわし・・・」


しるい( -__ ) ぬかるんでいる とろみが足りない

むかしは未舗装の地道で雨がふるとぬかるんで歩きにくかった。「しるい道」は「ぬかるんだ道」の意。「し「汁」が語源とおもわれ、それが形容詞化したのだろう。「しるい」は食べ物にも使える。水っぽいカレーのルーや ぜんざいなどは「しるい」が使われる。


じんじょうこうとうでいく ( _ _ _ _ - _ _ _ _ _ - - )  正々堂々とおこなう。
正々堂々がなぜ「尋常高等」かは、不明。リズムが同じ8音だからか。そういえばジャンケンのかけごえでも、「じんじょうこうとうジャンケンホーイ!」などと叫んでいるお年寄りがいたなぁ。ますます不可解!


すい ( - _ )  酸っぱい。
これも広く使われていると思われるが、泉州ではお年寄り以外は「酸っぱい」に正常化した。
例)レモンキャンディーを口に入れたおばあちゃん。
「あー、すいよー」


ずいけかます ( - - - - - - ) 眠くて頭がこっくりこっくりする。
標準語で「舟をこぐ」という隠語が同じ意味を表す。「ずいけ」の語源は「睡気(すいけ)」か?
短縮バージョンで「ずいこむ(----)」もあり。
例)午後の営業会議は膠着(こうちゃく)状態。関東出身のAさんのひとりごと。「あー、だめだ。舟こいじゃうよ・・・」  泉州出身のBさんは「・・・あかな。ずいけかましてきと(きたわ)」


すいな ( _ - _ )  常識はずれな、奇妙な。 
京都弁では「粋な、おしゃれな」を意味するが、はじめに使った泉州人が用法を誤ったか、はたまた伝播するうちに意味が歪んだか、とにかく泉州へくるとこれが極めてマイナスイメージな意味になる。
例)ファッションに目ざめた子が古着屋で買ってきた当節流行の服を着ている。それを見て、「・・・すいな服(ふう)じゃよー」と言いながら、顔をしかめる大人たち。
また、それまでの地域の慣習をやぶるようなふるまいをした人も、近所から、
「・・・だいぶ(そうとう)、すいな事、しょー(するでしょう)」と、陰口をたたかれる。


ずーに ( - - - )  てっきり〜だと。 
発音は高音で平坦。「ずーに思ちゃーった(てっきり思いこんでいた)」が定番。思いこんでいたので、その結果、思わず慌てふためいたり、不愉快な思いをしたりと、話の後半はマイナスイメージがつきまとう。
例)親類たちとパック旅行を申し込んだが・・・。
「家まで送迎してくれると、ずーに思ちゃーったら、駅前集合じょー」「・・・安いだけのこと、あるなー」


すえる ( _ _ - ) 頓挫(とんざ)する。
「すえる」は標準語だと「腐る」の意味だが、泉州では加えて「(計画が)頓挫する」という意味に用いることもある。
例)家族ぐるみのつきあいをしているAさんBさんが、旅行を計画していたが、「おばあちゃんが急病で倒れた(Aさん)」り、「急な仕事が舞いこんだ(Bさん)」りして、「・・・けっきょく、(旅行計画は)すえてしもたな。ハハハ・・・」


ずくつく ( - - - - ) (したくて)うずうずする。
父ちゃんはパチンコしたくて「ずくつく」し、むすこはゲーセンいきたくて「ずくつく」し、母ちゃんは浮気相手に会いたくて「ずくつく」・・・。この一家は分解寸前だ。


すっくり ( _ _ - _ ) すべて。
例)家で巻き寿司を作って、みんなで食べた。数本残ったので、そのままテーブルに出しておいたら、「その日のうちに、お父さん、すっくり食(く)てしもたんやで、ハハハ」。
・・・お父さんはきっと、糖尿病だろう。


ずつない ( - - - _ )  せつない。 胃もたれする。
大阪ことばで、広辞苑にも記載あり。「河庄」の紙屋治兵衛は遊女小春に会いたさに、
「あー、ずつなや」と、焦がれる胸をさするが、泉州のおっちゃんは「油もん続いてな、ずつのてやー」と、胃もたれの胸をさする。・・・泉州は田舎だ。


ずぼる ( - - - ) のめりこみ、入りびたる。
むかしは市内にも御茶屋があり、芸者あそびができたそうで、若だんなは月日のたつのも夢のうち。「ずぼって」いる間に家の敷居が高くなり、しまいには婆やが茶屋の払いをもって迎えにきたという、、、あぁ、ええ話でんなぁ。


ずわずわ ( - _ _ _ ) みずみずしく、新鮮だ。
もぎたての野菜。とくに元気な葉のしげった青菜類をさして言う。
例)ご近所が「親戚の農家からいま届いた」というほうれん草をおすそわけしてくれた。
「おおきに。うわぁ、ずわずわしてるなぁ」


すんな ( - _ _ ) 〜するな。
言い切りが「る」で終わる動詞の禁止命令形「〜するな」は「る」が「ん」にリエゾンする。泉州だけの特徴ではないだろうが・・・。
例)「来るな」→くんな  「走るな」→走んな  「止まるな」→とまんな 等


せいてせけへん ( _ _ - _ - _ _ )  急ぐけど急がない、でも急いでくれるとうれしい。
大阪ことばの秀逸。業者に配達や修理等をたのむとき、相手の都合をおもんばかり、やみくもにせかしたりしない。でも本心は早いほうがいいなぁを、相手にそれとなく伝える。「・・・ほな、お願いしますわ」「わかりました。・・・お急ぎですわな?」「いや、・・・急(せ)いて急(せ)けへんにゃけど・・・」「へぇ。・・・ほな、なるべく早よ・・・」 どうです、このやりとり。やっぱり大阪はええなぁ。


せぇすんな ( - _ - _ _ ) 原則禁止だが見て見ぬふり。
「せぇ」は「〜しろ」、「すんな」は「〜するな」。原則通りに禁止したり規制したりすると、ものごとがうまく運ばないことがある。大阪のビジネス街の違法駐車なんて、厳密に取り締まると商売が立ち行かない。かくして警察も見てみぬふりをするところが多い。
例)・・・そんな道路に違法駐車した車内での会話。「ここ、駐禁やろ?」「まぁな。そやけど、このへんは駐車場ないんや。取り締まりもめったにないわ。警察も(違法駐車を)せぇすんなや。ハハハ・・・」


せーだい ( _ _ - _ )  精を出して。
例)仕事中の顔見知りに路上で遭い、声をかける。
「やってるなー」「はーい」「せーだい、やりやー」 ・・・泉州はええなぁ。


せーわんのーでー ( - _ _ _ - _ - _ ) いっせーのーでー。
山の手方面で使われている掛け声。残念ながら海の手では聞いたことがないので、アクセントは予想して掲載しました。悪しからず。
思えば掛け声は「せーのー」の2音節から「せーのーでー」に伸び、さらに「いっせーのーでー」に伸び、ちょっと違和感を感じる今日このごろ。
むかしの2音「せーのー」を使ってる人はもういなくなったかと思っていたら、岸和田まつりの後ろ梃子が力をあわせるとき、使ってくれてるのに気付いて感動しました。(えらい脱線ばなしですんまへん)


せっぱり ( - - _ _ ) 何度もくりかえして。
「せっぱり言うて聞かす」が定番。何度も言い聞かせて相手の悪習慣を改めさせたりする。
例)大病を患ったお父さん。なんとか回復したが、医者からも止められているタバコをやめられそうにない。心配した家族が秘密会議。「・・・タバコだけはな、体に悪いんやさかい、
今度ばっかりはな、せっぱり言うて聞かすよ。やめささなえ(やめさせないとね)」と いきまくのはお母さん。


せどる ( - - - )  少しずつ小分けして運び移す。
広辞苑に「瀬取(せどり)」が載っている。意味は「親船の荷を小船に移しかえること」とあり、これが動詞化したものが「せどる」であろう。
例)荷物を積んだトラックが、路地裏の家までたどりつけない。そこで「荷をせどる」ことになる。数人がかりでバケツリレーよろしく、トラック(親船)から荷を小分けして台車(小船)に運び移すのだ。
この言葉をきくたび、かつて佐野浦にひしめいた食野・唐金の千石船から、膨大な荷を瀬取りした、名もなき人足たちの姿が目にうかぶ。運べど尽きぬ樽や俵の山、山、山・・・。それは栄華をきわめた、大パノラマだったろう。栄光は跡形もなく消えうせ、「せどる」の言葉だけが残った。いまさらながら諸行無常に胸があつくなる。「せどる」こそは泉州佐野弁の至宝だ。


せんど ( - - - )  さんざん。
大阪ことばとして広く使われる。
例)「せんど言うたのに(さんざん注意したのに)・・・」


そーか ( - - - )  それとも。
I see.の「そうか、わかった」ではない。発音は平坦。接続詞で「AそれともB?」の、「それとも」部分を「そーか」に置きかえると、「あんた、泉州人?」と、相手は尊敬のまなざしに変わる(わけない)。
例)レストランでオーダーを決めかねている子どもに、
「○○するか? そーか、△△か? □□もあるで・・・」


そーど ( _ - _ )  大げさ。
大阪ことば。
例)小さな すりキズを負い、泣きわめく子供に手当てしながら、
「たいしたケガちゃう。そーどに泣きな(泣くな)!」


そこよかろ ( _ _ - _ _ )  あなたが思う最良の手で。
数ある日本の方言の中でも、最もすぐれた語(と、勝手に決めている)である。「そこ(のところは)、(あなたが)よかろ(うと思う方法)」で、取り計らってくれと、相手に全権を託す。任された方も、「私があなたの立場だったとして、これが最良だと思う」手段で、仕事を完遂する。互いの間に密なる信頼関係がないと使えない語であるところ、逆に、信頼関係があれば、こんな複雑な心情が、たった五音で表せるところが秀逸。
例)旧知で信頼のおける工務店さんに家のリフォームを頼んだ。窓枠の取り付け、微妙な位置加減で選択をせまられた施主。あれこれ考えるが決定を下せない。そこで、「・・・もう、そこよかろにしといちょーな」と、親方に託せば、「・・・ほたら、任してくれるけ」と、答えてくれる。


ぞれる ( - - - )  あふれる。 
水があふれてもいいし、家財があふれてもいい。形容動詞形「ぞれぞれだ」もよろしく。
例)冷茶をコップいっぱいに注ぎ、もち上げられなくなった子どもに親が、
「アホけー。そんな、ぞれぞれ入れたら、飲まれへんやろー」
急きょ、近所の家の居間へあげてもらうことになり、
「おじゃまします」「すまんなぁ。ぞらしてる(整とんが行き届かず、物があふれてる)やろー」

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だすだす ( _ _ _ - ) ルーズ。
おもに、パンツのゴムや、ひもむすびの力かげんについてつかわれる形容動詞。
例)荷物をしっかりくくりすぎて、ひもがくいこんでいる。「もうちょっと、だすだすにくくったほうがええで」。
おばあちゃんがパンツをはいたが、「うわっ、ゴム、だすだすじょー」


たとみ ( _ - _ ) 縫いあがったタオルをたたむ内職。
泉佐野は知る人ぞ知るタオルの大生産地・・・といっても、これは昭和40年代おわりまでの話。タオル産業はなやかなりしころ、町工場で縫いあがったタオルの端を縫い留める内職が市内の奥さんたちによってさかんにおこなわれていた。ミシンに向かう奥さんの内職名は「タオルがけ」。縫いあがってゆくタオルをたたんで数をかぞえ、ひとくくりにまとめたり袋づめしたりする人が「たとみさん」。「たたむ」のトホホ系「たとむ」が名詞化した言葉。ついこのあいだまで、あるお家の軒先に、「たとみさん募集」の張り紙があった・・・。


たばる ( - - - )  神のお供えものをおしいただく。 
広辞苑にそのままの意味で記載あり。泉州人が使う語にも、まれにこのような
美しい古語がある。
例)お供えものの「おはぎ」が、居間に登場。
「さぁ、みなでおさがり たばりやぁ」


たのんどか( - - - - - )  お願いします。よろしくお取り計らいのほどを。
「頼んでおくよ」が原型。携帯でのビジネス話で、会話の最後を「・・・よっしゃ、ほな、たのんどか〜」で締めくくれば、あなたも今日から泉州人!(これを読んで大爆笑したあなたも泉州人!!)


たまけやす( _ _ _ - _ ) 大馬鹿野郎。
語源不明。「やすべえ」か、「やすじろう」か。とにかく、大むかし、そんな名の、大馬鹿野郎がいたのでしょう。語のもつ雰囲気は「ルーズ」で「うそつき」で「お調子者」で、「あんな奴の相手をすると、かならず被害をこうむるぞ」と、警戒される男をさす。「へっ、あのたまけやすはな・・・!」が定番表現。


だら ( - - ) だれが(〜してやるものか)。
「だれが」が縮まり「だら」。「だれが〜するだろう、だれもしてやるものか」という反語表現である。
例)「だら行きゃ!」(だれが行ってやるものか) 


ダンスもん ( - - - - - ) 派手好きで無計画な浪費家。
「ダンスをする者」の意。戦後の一時期、ダンスが大流行。老いも若きもホールへ通ったそうだが、きらびやかな雰囲気にひかれて入りびたるとふところがすぐに寒くなってしまう。
転じて、無計画な浪費をくりかえす派手好きな人間は、「あのダンスもんは!」と、陰で罵倒されたそうだ。


だんない ( - - _ - )  心配、気づかい無用。
大阪ことば。「大事ない」のリエゾン形で、英語のDon’t mind.
例)「すんまへん。汚いところへ上がってもろて。ざぶとんもおまへんねゃ」
「あー、だんないよー」


だんなし ( _ _ - _ )  お金もちの家。 
「旦那衆」から生まれていると思われる。
例)豪邸から外車が走り出た。
「ええ車やなぁ。うちも買おか?」「だんなし家(や)のマネできるかい!」


ちからいる ( - _ _ - - ) (相手のドジに)こちらの体がこわばるほどあきれる。
普通なら考えられないドジを重ねる相手に、あきれを通りこして緊張を感じ、体に力が入ってしまう状態。「ちからいるのぉ」が定番。
例)工事現場にまちがった部材を2回つづけて持ちこんだ業者。「すんません。取り替えてきます」と去ったトラックを見送りながら、「・・・ちからいるのぉ・・・」。 かくして現場監督は工期が狂いストレスがたまる・・・。


ちみきる ( - - - - ) つねる。つまんで切り取る。
ひにきる(「は行」参照)と双子のような関係。「ひにきる」が指の腹を使って大きな範囲に力をくわえるのに対し、「ちみきる」は、指先だけをつかって、小さな範囲に大きな力をかける。相手から「ちみ」きられると、「ひに」きられるより痛い。また、枝つきの豆などをさやごと収穫するときも、小さなものは「ちみきる」が使われる。


ちゃーし ( - - - _ ) ちがうわ。
「ちがう」のリエゾン「ちゃう」+「〜です」の「す」の変形「し」=「ちゃーし」。話者が相手の注意をひきつつ「ちがっていた」ことを伝える。
例)パソコンソフトをインストールしてやろうと、CD−ROMを挿入したが、「・・・あ、ごめん。このCDとちゃーし。こっちじょ(こっちだわ)」


ちゃーっと ( - - _ _ - ) ・・・だと言っていたわ。
「〜と(た行参照)」の応用編。使い方は「動詞(形容詞)+っ+ちゃーっと」。
例)「あした、行くっちゃーっと(明日、行くといっていたわ)」。「来週、来るっちゃーっと(来週、来るといっていたわ)」。


ちゃーる ( - - _ _ )  〜てある。
動作や状態がすでに完了していることを表す。
例)野球中継を見ようとテレビをつけたが、
「あ、もう終わっちゃーらしや(終わってるじゃないか)」


ちゃうん? ( - - - _ ) なぁ、そう思わないか? 
大阪ことば? 「自分はこう思うんだけど、違っているかい?」の「違って」の部分だけが独立した。酒場で部下を肴(さかな)に、仕事の愚痴をこぼすのが大好きな中間管理職のみなさんはぜひお使いください。。
例)「・・・な。社長のあの考え方では社員はついていかれへんとオレは思うで。・・・ちゃうん?」


〜ちゃっちょーえー ( - - - - - _ - - ) 〜してあげてくださいね。 
字面をみただけで、「佐野のおばちゃん」が目にうかぶ言い回しだ。「〜してあげてちょうだいねー」の、「てあ」→「ちゃっ」、「ちょうだい」→「ちょー」、「ねぇー」→「えー」と、縮まった。
例)孫の友だちが大ぜい遊びにきてくれた。みんなで公園へ行くといい、玄関先で孫を待ってくれている。身じたくがおくれて出おくれた孫。ほっときゃいいのにばあちゃんがノソノソと応対にでて・・・
「・・・ごめんやで。ちょっと、待っちゃっちょーえー」


ちゃる ( - - - )  〜てあげる。
泉州佐野弁が誇る最強語。使用頻度もさることながら、バリエーションの多さに驚愕する。「する」を例にとって変化させてみると、まず
「しちゃら(してあげるよ)」、「しちゃり(してあげなさい)」、「しちゃる(してあげる)」、「しちゃれ(してあげなさい)」、「しちゃろ(してあげよう)」があり、同じ(してあげなさい)でも、「しちゃり」は女性向き、「しちゃれ」は男性向き。
次に「しちゃら」を変化させただけでも、「しちゃらーよ(つべこべ言うなよ、してやるよ)」「しちゃらしやー(うるさいなぁ、今してやるから黙ってろよ)」「しちゃってらしやー(今してあげてる最中だろ!)」など作れる。
さらに依頼の「ちょー」「ちゃっちょー」がわりこむ。「しちょー(してください)」は目前の相手に直接依頼するが、「しちゃっちょー」では第三者的に、「(この人に)してあげてくださいよ」。さらにプリーズの意味合いをくわえて「しちゃっちょーなー(たのむから、してあげてよ)」、さらに礼をつくして相手に頼み込む「しちゃっちょいなー(お願いだから、してあげてくださいよ)」等、「ちゃ」「ちゅ」「ちょ」の組み合わせは、その妖怪的な発音とあいまって、複雑怪奇なねばり腰で相手を圧倒する(笑)!


ちょいちょい ( - - _ _ _ _ )  じゃんけん。
「じゃんけんぽん」は、「ちょいちょいほ〜い」。涙の絶滅語・・・。


ちょー ( - - _ )  ちょっと、もしもし。
まったく同じ発音、用法が四国にあると聞いた。佐野漁民の功労だ。
例)自転車置き場の男子中学生たち。一人が開錠に手間どり、出おくれた。
「ちょー、ちょー、ちょー待って!」


ちょぼいち ( _ _ - _ _ ) (サイコロとばく転じて)自分の思い通り(の目)。
「ちょぼいち」とは簡単なサイコロとばくで、「うまいちょぼいち」といえば「自分の思い通りの目」つまり当たり目だ。会話では、「・・・そんなうまいちょぼいち、ないで」と、もっぱら警句として使われる。


ちょろこい ( - - - - _ )  ひ弱である。
原典不明。四国か九州に同じ方言がありそうな気がする。
例)ちょっとした力仕事でゼーゼーいって座りこんだ人に、
「へッ、ちょろこいのー」


ちょんちょんさん ( - - - - - - - - ) 大師講(のみなさん)。
お通夜のラストをかざる大師講のみなさん。地元老人有志で構成され、「地蔵和讃」などを詠みあげてくださる。そのときに撞木で鐘をうち鳴らすリズムが、「ちょん、ちょん・・・」と哀愁をおびたもので、いつしか「ちょんちょんさん」とよばれるようになった。正式名称はだれに聞いても知らない・・・。


ちょんつくもる ( - - - - - - - ) 尻をつけずにしゃがむ。
「つくもる」は「うずくまる」。頭に「ちょこんと」をあらわす「ちょん」(と思う)がついた。
尻を床につけず、その場にしゃがむ動作。


ちりんちりんのおばちゃん ( - - - - - - - - - - - - ) わらびもちを売り歩いたおばちゃん。
夏になると拡声器から「わ〜らびぃ〜もちぃぃ」の売り声を流してライトバンがゆっくり走っていくのを見かけるが、昭和50年代までわが町では木製屋台をひいてわらびもちを売り歩くおばちゃんがいた。屋台にくくりつけた豆腐屋御用達の鐘を「チリンチリン」と鳴らして歩いたところから、「あ、ちりんちりんのおばちゃん来た!」と、界隈の子どもたちにもてはやされた。
 きなこをまぶしたおなじみのわらびもちにくわえ、米粉に砂糖と青海苔をまぜた(これは「白」と称され、前者は「赤」と称された)わらびもちがいくつか混ぜられ色どりのアクセントになった。しかし「白」はあまりおいしくなかったので、「赤だけ」と注文する子が多かったが、中には妙な子もいて、「白だけ」と注文し、おばちゃんも「ほんまに(白だけで)ええん?」と、何度も聞かれていたのは、幼い日の我が友でありました。どないしてるやろ、あいつ・・・。


ちん ( _ - ) おやつ。
「ちん」または「おちん( _ _ - )」という。原典は「おだちん」だと思われ、むかしはおつかいなどの報酬にお菓子をもらったのだろう。
例)遠足をひかえた孫におばあちゃんが聞いている。
「ちんはなんぼまで?(おやつはいくらまで買えるの?)」 当然、孫は「???」


ちんちんまっか ( - - - - - - _ ) 顔が赤くなった状態。
「ちんちん」は赤く熱せられたようすをいい、「いろりにかけた鉄瓶のお湯がちんちんと煮えたぎる」など使う。高熱が出て顔が赤くなってもいいし、日焼けしてもいい。またひやかされて赤面してもいい。
例)海水浴から帰ってきた孫におばあちゃんが、「あれやぁ! ちんちんまっかになってらしなー。いけんけなー(大丈夫かい)?」


ちんねつ ( - _ _ _ ) 解熱剤。
昭和時代、「富山の置き薬」の定番に「鎮熱(ちんねつ?)」という解熱の特効薬があったそうで、子供の発熱には大活躍したそうな。これと高級飲料(?)の「みかん水」をあわせてのむと、効果は抜群だったそうで、今から考えると「ちんねつ」は抗生物質のアスピリン、みかん水は脱水症をふせぐブドウ糖溶液だから、案外、理にかなった民間療法だったかもしれない。


つーつー (- - - - )  麺類。
幼児語。離乳期の赤ちゃんが短く切った麺類を「つる、つる」と吸い込むところからきた語か。
例)おばあちゃんが孫にうどんを切って食べさせながら、
「つーつー、おいしいなぁ」「バブバブ!」


つもり ( - - - )  借金の工面。
厳密には、すでに借金があり、その「返済の不足分」を工面するという雰囲気。


てっくり ( - - _ _ ) ちょうどよいぐあいに。
グッドタイミングで出会うとき、「てっくり〜」または「てっくりと〜」を使う。
例)留守かもしれないが、Aさんに届け物をしようと、とりあえず家を出たBさん。ほどなく帰宅し、いわく、「そこの角まで出たら、てっくりAさんに会うたんやで」。


てにほばる ( _ _ - - - ) 手にあまる。
例)若手の工務店さんが、大邸宅の新築を依頼されたが、「・・・こら(これは)ちょっと、手にほばるなぁ・・・」。


てんて ( - - - )  手ぬぐい。
幼児語。幼児期の子どもにはそれぞれにお気に入りの小物あり。ガーゼ系の小さな手ぬぐいをもっている子には、「あッ、(お気に入りの)てんて持ってるな!」などとみなが声をかけてくれた。


てんてんぼし ( - - - - - _ ) 炎天下。
大阪ことば(かも?)。
例)夏の炎天下、帽子もかぶらず遊んでいる子どもに、おばあちゃんが、
「そんな てんてんぼしで遊んじゃーったら(遊んでいたら)、日射病になるで!」


てんまる ( - - - _ ) てまり。ボール。
紀州地方の童謡「まりと殿さま」の冒頭、「てんてんてんまり、てんてまり・・」でおなじみの「てんまり」。標準語「てまり」が、紀州弁で「てんまり」。これが佐野へ来るとなぜか「てんまる」。どうして「り」が「る」になったか? 発音してみると「る」のほうがやや楽なことがわかる。悪く言えはどこまでもルーズなんだな、佐野弁って。
例)むかしの地道でボールをついてあそんでいた少女たち。そばを通りかかったおばあちゃんが、
「てんまるついて遊んでん!(遊んでいるのね!)」


てんらい ( - - - - )  ワイロ。
例)「○○工務店の社長は、市会議員にてんらいかまして、役所の仕事を・・・」 これ、架空の話ですよ!


〜と ( _ )  〜だったわ。〜したわ。
ことばをつなぐ「と」ではなく、「〜(だっ)たわ」の、「た」と「わ」がくっついて「と」の発音になった。動詞につないで使われる。「行く」+「と」=「行っと(行ったわ)」、「帰る」+「と」=「帰っと」など。
例)「お父さんの風邪の具合、どう?」「けさ、医者へ行っと」


とうじん ( - - - _ ) 意味の通じない受け答えをすること。またはその人。
「唐人(とうじん)」は外国人。だから言葉が通じない。転じて、まぬけでとんちんかんな受け答えをすること、またはその相手を、「なに(を)とうじんなこと、言うてるんじゃ!」とか、「あいつぁ、ほんまにとうじんやで!」と非難する。相手を罵倒するときの一発名詞形(?)として、「とうじんぱっぱ(---_---)」というのもある。


とぉわい ( - - - _ )  遠いより遠い。
「遠い」より「遠い」は、「とぉわい」。これは大阪のじいちゃん、ばあちゃんがよく使う。同様に、「強い」より「強い」を「つおい」、「古い」より「古い」は「ふうるい」、「プラスチック」より「プラスチック」は「プラッチック」・・・。


ときとんぼ ( - _ - - - )  とつぜん、予告なしに。
例)フーテンの寅さんは、「ときとんぼ」に帰ってくる。


どすくばる ( - - - - - ) すわりこんで梃子でも動かない。
サラ金の取り立て部長はぜひこの言葉を使ってほしい。
例)回収成績がひくい部下に、
「あほんだら。どすくばってでも(カネを)取ってこい!」
重厚なひびきだ。汚いが、存在感は抜群だ。


どすこい ( - - - _ )  ずるい。
はぁ〜どすこいどすこい・・・ではない。「すこい(ずるがしこい)」に強調の「ど」がついたもの。ゲームでごまかしたり、順番をまもらなかったりしたときに使った。今はこれにかわって「セコい」が使われている。ちょっと違和感がある・・・。


どっしゃげる ( _ _ _ _ _ -)  衝突する。追突する。
自転車やバイクが雑穀店に飛び込むとぴったりハマる。車どうしの単なる追突にも使えるが、もう少し、引きちぎれ、散乱する感じがほしい。今の車が丈夫になったということかな・・・。


とったかみたか ( _ _ _ _ - _ _ ) イチかバチか。
例)巨費を投じて新店を開いたが、採算の見通しはかならずしも楽観できない。これは「とったかみたかの勝負」だ。


とぶ ( - - ) 仰天する。
「ぶっ飛ぶ」くらい驚く。佐野弁では、「とんだでや〜 ( - _ _ _ _ )」で、「(全身が飛びあがるほど)仰天しちゃったよ〜」になる。バラバラ殺人事件現場の第一発見者が佐野弁の話者なら、この言葉を使って説明してくれるよ。


どむならん ( - _ - _ _ ) (子供が)ケンカっ早い。粗暴である。
大阪ことばに「どもならん」があり、「どうもならん(制御不能、ゆえに頭がいたい)」が短縮されている。佐野弁では「粗暴な子供」をさし、幼いころから素行不良が目立つ子供は「どむならん子」と、警戒された。


どよう ( - _ _ ) 経費。
語源不明。「どよう要り」で、「経費がかかる」。ハデ婚などの分不相応な祝宴。


どんどんにし ( - - - - _ _ ) 真冬に吹く強烈な西風。
佐野も海の手は漁師さんが多いので、日々の天候を表す特殊な語が多い。「にし」とあるが、いわゆる「北西の季節風」である。「どんどん」は戸を「どんどん」とたたきつけるような勢いをしめす(と、思う)。冬も「どんどんにし」が吹きあれると、漁は数日お休みだ。

                                           
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ない ( - _ ) 内臓。
「内(ない)」。「ないは達者」、「ないはどっこもええ(これといった内臓疾患なし)」が定番表現。体はピンピンしているが、痴呆だけがすすみ、なかなか「お迎え」がこない老人をかかえる家族の愚痴には必ずこの言葉が登場する。
例)「うちらなぁ(うちの老人はねぇ)、ないは達者やさかい、なかなか弱るけぇ(弱らないわ)」 あ〜ぁ。


なすくる ( - - - - ) ぬりつける。
床やテーブル、衣服にべチャッと落としてしまったもの(ケチャップやマヨネーズなどの粘着性液体)があり、ふき取るのを面倒くさがる子どもが、手などで塗りひろげて汚れを隠そうとするとき、「こらー! なすくるなー!」と、怒られる。「なす」は「なすりつける」の一部。
もっと強い粘着感を出したいときのために「ぬすくる」という語もある。


〜なな ( - _ ) 〜はね、〜してね。
田舎のじいちゃん、ばあちゃんの話し口調。文節のおわりごとに、「〜はなぁ、〜でなぁ」というのを思い出してほしい。あの「なぁ」に、いっそうの親近感をもたせたのが「なな」である。話者が聞き手に親愛の情をしめしながら話を続けようとする点において、最近はやっている「語尾あげ」のルーツといえるかもしれない。使い手はもっぱらおばあちゃん。なぜかおじいちゃんはほとんど使わない。
例)「・・・それで、あの家の娘がね、・・・」→「・・・ほて、あの家(え)の娘はなな、・・・」


なり ( - _ ) 世間体。
用法により、さまざまな意味をもつ。「なり わるい」で「世間体がわるい」。「なり おさまらん」で、「世間に通じる形をなしていない」。「なり 割った」で「世間での信用を失った」等。


なんかなしに ( _ _ _ - _ _ ) 機会があるとすぐに。
冷蔵庫を開けて「何かない?」とたずねる、あの語ではない。
相手に対して「してほしくない」行動があり、それをさせないように注意をはらうが、ちょっと隙をみせると、相手はすぐにその行動をとる、それで自分(話者)は腹がたつ、というとき、相手を非難するために使う(あぁ、ややこしい)。
例)「うちのジジィは、自分が片付けたものの場所がわからなくなると、「お前、かくしたやろ?」って、なんかなしに私のせいにするんやで!」と、若嫁はご立腹。


なんどくさい ( _ _ _ _ - _ )  何事にも気をわるくしない(人)。
例)Cさんに気をわるくさせた(と思いこんでいる)Bさんが、Aさんに相談。Aさんいわく、
「Cさんは、なんどくさい人やさかい、そんなこと気にせーへんよ」


なんどごと ( _ _ _ _ - ) 冠婚葬祭等の取り込み事。
「なんぞ(なにか平常とはかわった)」+「こと」が原典。
例)日ごろ使わない食器を処分しようと思ったが、「また、なんどごとのときに間にあうさかい、置いとこか・・・」


なんねんがんねん ( _ _ _ _ - - - - ) 長年にわたって。
「何年も」+強調のくり返し。標準語の「年々再々」みたいな作り。
例)地蔵尊へお参りの帰り、交通事故にあったおばあさんの話題で近所がもりあがっている。「・・・そら、もう、あのおばあさんら、なんねんがんねん(お地蔵さまへ)お参りして、
ほて(それで)、交通事故やて・・・」「ほんまに、神も仏もあったもん、ちゃうなー(あったもんじゃないね)」


にくそい ( - - - _ )  外見がぶざま。性格がわるい。
例)隣家の犬は「にくそい顔」のうえ、前を通ると私にだけ吠える「にくそい」ヤツだ。


にしのくち ( - - - - - )  泉佐野市大西町あたり。
じつにローカルな言葉。以下は私見だが、佐野の中心を上町と考えると、紀州街道の西の入り口が大西町あたりだろうから、「西の口」・・・かな。


にやす (- - - ) なぐりつけて叱る。
「煮やす」とは、子供の頭をげんこつでたたくなどして叱ること。聞きわけのない子供は平手で頭をたたかれ、しつけられたが、「煮やす」は攻撃力アップの「げんこつ」。で、痛さが熱さに変わり、「煮える」のだ。


にゃんにゃ ( - - - - - ) 行い全般がルーズなこと(またはその人)。
「あの人って、表向きはしっかりしてるように見えるけど、やることはけっこうルーズなのよね」っていわれる人がいる。いざ実行する段になると、てきぱき動きもせず、あれこれと不平を言う口調が猫の「ニャーゴ、ニャーゴ」という口調に似ているから、「にゃんにゃん」→「にゃんにゃ」という隠語でもって非難されるようになった(と、思われる)。
例)「・・・あいつぁ、何さしても、にゃんにゃでのぉ(あいつは、何をやらせてもルーズな奴でね)」


にんぎゃこい ( - - - - - _ ) にぎやかだ。
例)お盆休み。孫が大勢あつまった家。近所の人が通りがかって、
「にんぎゃこいなー(にぎやかですね)」「にんぎゃこかろー(にぎやかでしょう)」


にんに ( - - - )  おにぎり。
幼児語。「にぎにぎ」から進化。


ぬーする ( - - - - ) 子どもの目をくらませて外出する。
「ぬー」は、「抜けだす」の略語。まだ親離れしていない幼児をかかえるお母さん。ひとりで外出せねばならない用があるが子どもが離してくれない。そこでジジ・ババの力をかりて「ぬーする」ことになる。子どもの好きな場所や好物をあたえて気をそらすあいだに、お母さんが姿をくらます。「ぬける」、「ぬけだす」と、子の前で言うと、さすがに意味をさとられるので、「ぬーする」という隠語になった。


ぬくぬく ( _ - _ _ )  できたてで湯気があがっている状態。
例)「ぬくぬく食いやぁ!(できたてをおあがり)」
  「ぬくまま(たきたてのごはん)」


ねる ( _ - ) 人が押し合いへし合いする。
原典は「練る」。人間が大勢いたほうがいいが、ときには一人でもよい。
例)大型ショッピングセンターが開店。混雑を覚悟で出かけ、帰ってきたAさんの話。
「そらぁ、ごっつかったで(すごかったよ)。入り口から、人でねっちゃーっと(練るように押し合っていたわ)」。
また、酒場の前で、すっかり出来上がった数人が、クネクネしながら立ち往生しているときも、「うわぁ〜、(あいつら)ええ機嫌で、ねってるのぉ〜」という。
さらに、今では見なくなったが、おもちゃ屋の前でお目当ての品をねだってへたりこみ、全身をクネクネさせている子どもも、「あれゃ〜、ねってるなぁ」といわれた。


ねんがらがったい ( _ _ _ _ _ _ - _ ) ていねいすぎて堅苦しい。
原典は「懇(ねんご)ろ堅い」、つまり「ていねいすぎて堅苦しい」。融通をきかせず、常にマニュアル通りものごとをすすめる人は、「あの人ぁ、ねんがらがったい人や」と、嫌われたりする。


のうらん ( - - - - ) モノが散乱し、雑然とした状態。
例)部屋じゅう、モノであふれかえり、足の踏み場もない。
「わっしょー(うわぁ)、のうらんやのぉ。ちょっと片づけいやぁ(片づけろよ)!」


のじ ( _ - )  中心部にある生命力の強さ。
はじめて聞いたとき、(こんなすばらしい言葉があるのか)と、シビレた。むかしはもっぱら炭の品質を形容するために使われたとか。ブランドの一等品はいつまでも火力がおとろえず、長時間の使用に耐える(「のじがある」)が、安物の三等品はすぐに火力が落ちて灰になってしまう(「のじがない」)。
例)病状かんばしくない病人の様子を「あの人ぁ、もう「のじゃぁない」わ」と、言い表すと、死期が近い。


のつこつ ( _ - _ _ ) 食べ物の分量が多すぎて往生する。
例)間食をとりすぎて三度の食事を食べない子どもに親が心配して、ともかくご飯類だけでもしっかり摂らせようとするが、さきほどからお箸はとまったままだ。「こら、しっかり食べんかいな」と、注意するが、はじめ怒っていたのがついに半ベソ状態になり往生しているとき、「ごはん一杯でのつこつしてるのぉ」。語源不明。


のぼす( - - - ) 漁船を陸にあげる。
海の手では当たり前に使われる「漁師さん用語」。漁船は定期的に陸揚げ(ドック)し、メンテナンスされる。この「陸にあげる」を「のぼす」という。原典は「上せる(高いところにあげる)」だろう。


                                            
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は 
はお ( _ - ) 阿呆。ばかやろう。
大阪弁の「あほ」は、すっかりメジャーになり、関東人が「バカ」より調子がきついと嫌うらしいが、泉州の「はお」はさらに調子が厳しい。「はおよ!」と、罵倒されたが最後、「当分、死んでろ!」ぐらいの強さが含まれている。
例)関東人が部下の怠慢に、「ばかやろう!どうしてくれるんだ!おまえって奴はどうして毎回同じミスを繰り返すんだよ!いいかげんにしろよ!なに考えてるんだよ!?」・・・と、いくら言葉をつくしても収まりきらない怒りも、泉州人にかかると、
「はおよ!」のひとことで言い表せる。
・・・かと思うと、仲間うちの色恋話でひやかされた兄ちゃんが、顔を赤らめながら、
「はおかー」と言えば、「冗談いうなよ〜」という甘い響きもふくむ不思議な言葉だ。


はおかっちゃれ ( _ - _ _ - - _ ) ばかやろう、いいかげんにしろと、言ってやれ。
もとは、「アホか、と、言ってやれ」。地元の人に発音してもらうと、フランス語でいう、「リエゾン」しまくる。しかも憤った感情とともに発せられるため、高速で、地元以外の人はおそらく聞き取れない。
例)悪敵Cさんによって被害をこうむったBさんが、Aさんに一部始終を話す。聞いているだけでAさんは頭に血がのぼってきた。
Bさん「・・・(Cさんったら)こんなこと、言うんや」 Aさん「はおか、っちゃれやー!!」
女性が使うと、さらに複雑。「はおかっちゃりやいなー」←ほんとに日本語?レベルだ。


はおわ ( _ - _ ) あの野郎め(ばかやろう)!。
アメリカ映画を見ていると、相手が消えたところで(相手に腹をたてている)主人公が、「BITCH !」などと小声でののしり、(ばかやろう!)などと字幕のつくことがあるが、あのタイミングで「はおわ!」を使うとハマる。「わ」は「は」だが、発音は「わ」。
例)たまに現場へ現れ、無理難題の言いたい放題のあと、さっさと遊びに出かけた社長。車を見送った管理職。「・・・へっ、・・・はおわ!」(汗)。


はしかい ( - - - _ ) すばしこい。
敏捷さをあらわす形容詞。子どもをさして、「はしかい子」といえば「ちょこまかと動きのはやい子」。夜店の金魚すくいで元気いっぱい泳ぐのは、「はしかい金魚」。
例外として、セーターの首がチクチクするときも「はしかい」が使われる。


はしゃるく ( - - - - - ) あちこち出歩く。
例)「おやじが、晩おっそ(夜おそく)に、はしゃるいちゃーったら、オヤジ狩りに会うでぇ」。


はちかます ( _ - _ _ _ ) 手をぬく。
「はち」を「かます」のだが、「はち」の語源不明。
例)旅行代理店の若手社員。電話一本で済んだ飛行機搭乗券の手配確認を、つい面倒がり
怠ったため、ご一行の旅行が台無しに。標準語を話す上司なら、
「手ぬきしやがって、バカヤロウ!」。 泉州出身の上司なら、「はちかましくさって。はおよ!」


はつ ( _ - ) きる。
「断つ」の進化形。佐野弁では「爪をはつ」と、タオル内職さかんだった土地柄から、連なって織りあがってきたタオルを切りわけていく作業「タオルをはつ」の2語が残っている。


はっしゅくっしゅ ( _ _ _ _ - - - - ) 四苦八苦。
「ひじょうな苦しみ」の「四苦八苦」と同義語。「四苦」がぬけ、「八苦」の「は」と「く」のあいだに「しゅ」がわりこんでできている。使い方も「四苦八苦」とまったく同じ。


ぱっぱ ( _ _ - )   おんぶ。
幼児語。


はつわり ( - - - - ) 散髪したての頭。
「初刈り」がなまった言葉か? 昭和40年代まで、少年のヘアスタイルといえば、「ぼっちゃん刈り」がメジャー。きれいに刈り上げた後頭部をさらして町を歩くと、「おっ、はつわりやなぁ」といって、知り合いのおっちゃんに頭をポンとたたかれた。


はなしやしな ( - - _ _ _ _ ) 理屈のとおった話(言い分)だよ。
「話やしな」と書く。自分が理不尽な目にあうなどして、やや気分を害し、釈然としない。どう考えても自分の言い分のほうが、理屈がとおっていて正当で自然だと思う。そんな思いを聞き手にわかってもらいたいとき、自論をのべた最後に、「・・・な(自分はこう思うのです)。…話やしな」と、つけ加える。


ばばうく ( - _ - - ) 年寄りがうかれてハイになる。
「婆ぁ(年寄り)」が「浮かれる」状態。
例)年に一度の町内盆おどり。観覧席の最前列にはむかしの若人たちがオールスターで顔をそろえた。このときばかりは年齢をわすれて、じじもばばも心ウキウキ。
「いやぁ、こない(こんなに)盛大にやってくれたら「ばばうく」なぁ」「ほんまやなぁ、ハハハ」


はばしい ( - - - _ ) すばしこい。
敏捷をあらわす「すばしこい」という言葉は、発音がやや面倒だ。その点、「はばしい」は、すっきりしていて、敏捷さがよく出ている(なんのこっちゃ?)。(後に和歌山県で使われていることが判明。紀州弁)


はりし ( _ - _ ) 歯ぐき。
これは何弁? 大阪ことばでもなさそうだし、とりあえず佐野では使われてるということで。


はりまわす ( - - - - - ) 平手でたたく。
むかしの子育ては体罰主義。強くしつけねばならないときはもっぱら「はりまわす」。同じ「たたく」でも、「どつく」はゲンコツ系でヘビーで、仲間どうしのケンカで使われる。対して「はりまわす」は、親が子の頭や頬を平手でビシバシ!


ばんげしな ( - - - - - ) 夕方ごろ。
「ばん」は「晩」、「げ」は「〜の様子」、「しな」は「〜の途中」。夜の、まだ早い時間帯をさす。


はんだいこ ( _ _ _ _ - ) 食費をおさめて親と同居する未婚者。
標準語かと思いきや、辞書にはのっていない。大阪ことばか? 「はんだい」は「飯代」とかき、月々の食費に充当する金。収入のある社会人だが未婚で、親と同居している子は「飯代を入れる(納入する)子」で「飯代子(はんだいこ)」。


びしゃぐ ( - - - - )  たたいておしつぶす。
標準語の「ひしゃぐ」に濁点がついた。金づちをもった手元が狂って指を「びしゃぐ」は普通の用法だが、力まかせに相手をたたきのめすのも「びしゃぐ」で、泉州のあらくれ男たちのケンカはまず「・・・おのれゃ、びしゃいじゃろかー!」という、すさまじい威嚇で幕をあける!


ひだるい ( - - - _ )  空腹である。
広辞苑にも記載ある立派な古語。歌舞伎ではあの「助六」のセリフにも出る。
例)「朝めしはパン一枚だけやったさかい、ちょっとひだるいわ」


ひっそくなる ( - - - - - - )  落ちぶれる。凋落。
「逼塞(ひっそく)」はもちろん標準語だが、「〜なる」をつけるところが田舎じみていてよい。同じようなパターンに「定年なる」がある。


ひにきる ( - - - - )  つねる。
これもふるさとの香りただよう語。語源は不明。
例)口汚くののしるいたずらをやめない孫に、おばあちゃんが、
「しまいに、ほべた(頬)、ひにきっちゃろか(頬をつねるゾ)」


ひねジャス ( _ _ _ _ - ) ジャスコ日根野店。
JR日根野駅近くにある大型スーパー。フルネームは長すぎるので、もっぱらこの愛称でよばれている。我が家などではもっと短く、「ヒージャー」とよんでいる。


びや ( _ - )   ひ弱な。
カニを茹でたが、思いのほか、身が水っぽく、やわらかくてまずい。これは「びやガニ」。また、少し無理をするとすぐに熱を出す虚弱な孫をさしておばあちゃんは、
「うちの子ぉは、びやでなぁ」


ひょこぞれる ( - - - - - - ) ひっくり返る。
人間が転倒するときだけに使われる。しかし、地面に足をつけている状態からひっくり返るときは使われない。たとえば、脚立などの上に立っていたが、「バランスをくずして」転倒するなどのときに使う。つまり、人間が「宙にいて」「バランスをくずして」ひっくり返るとき、「ひょこぞれた」が使われる。
例)「○○さんとこのおばあさん、脚立にのって神棚へお灯明あげてるとき、ひょこぞれて足の骨折ったんやて」「あれゃー、かわいそうに・・・」


ふぅわるい ( - _ - _ _ ) (世間に対して)みっともない。
「ふぅ」だけだと、外見の「服装」をさすが、「ふぅわるい」になると、「世間さまに対して面目なく恥ずかしい」の意味になる。
例)今でこそ「できちゃった婚」で入籍だけ済ませ、結婚式、披露宴は省略・・・はよくある話だが、ひと昔まえは、「・・・そんなふぅわるいことできるかいな!」と、親は激怒したものだ。


ふっつらまつら ( - - - - - _ _ ) 二度と〜しないだろう。
英語のnever。語源不明。後悔の念がたいへん強くにじむ。
例)長年、なにかと面倒をみてやったBさんに、とんだ仕打ちを受けたAさん。
「・・・あんな者(もん)らに、ふっつらまつら目ぇかけちゃるかれ!(目をかけてやるものか!)」と、ひどくご立腹のご様子。


へぇぬかれる ( - _ - - - - ) 自分のおかぶをうばわれておとなしくなる。
「へぇ」は、「おなら」ではない。語源は不明。
例)なじみのスナックに来ると、ネチネチとみんなにからみ、きらわれ者のAさん。今夜は見知らぬ先客が数人いて、ほどなく内輪ゲンカがはじまり(Aさんは入っていない)、ついにはパトカーまで出動する大さわぎ。その迫力にいつものペースをうばわれたAさん、今夜はそそくさと退散。ママさんのコメント「さすがのAも、今夜は「へぇぬかれた」な。ハハハ」


へげたれ ( - - - - ) クソ野郎。
語源まったく不明。「くそったれ」の進化形か? 怒りをむける相手が目の前から消えたところで、「チェッ、へげたれゃ!」と吐きすてて、怒りのガス抜きをする。


べそべそ ( - _ - _ ) (長い衣服を)だらだらとまとう。
むかしは長いスカートやパンツを引きずるようにはいていると、「・・・そんなもん、べそべそとはくな!」と怒られた。いまは町じゅう「べそべそ」な人だらけだ。


へとろくそ( - - - - - )  あきれるほど多くの。
「へとくそ」を使う地域は広いが、正式には一音多く、「へとろくそ」なのである。
例)みそ汁にいれるわかめをザル一杯もどしてしまった新米ママ。
(こんな、へとろくそもどしてや。アホちゃうんけ・・・)と、姑さん。


べら ( - - )  〜の方。
こっちのほうは「こっちべら」、あっちのほうは「あっちべら」。
例)部屋の模様がえ。食器棚を「こっちべらへ移すけ? そーか(それとも)、あっちべらの壁へへんばりつける(くっつける)け?」。


へらこい ( - - - _ ) ずうずうしく、ずるがしこい。
例)上司の前では仕事熱心だが、その目がないと態度をガラリとかえて手を休める奴。
(・・・あいつ、たいがい へらこい奴っちゃのぉ)
会社でこっそりこの項を読んでいるあなたのそばにも、ほうら、いるでしょ、へらこい奴が!(笑)


へんし ( _ - _ )  他人をそねむこと。
標準語の「へんねし」が縮まった。佐野弁では「へんし」を「こく」という。
例)家を建てかえてから、それまで仲のよかった隣人が、「・・・なんか、へんしこいて、あいさつもしてくれへんわ」


ぼいやり ( - - - - ) ドジでまぬけな奴。
「ぼんやり」より「ぼんやり」しているのが「ぼいやり」。名詞形でつかわれる。相手をののしる最もきびしい口調のことば。
「ハオ(あほ)よ! ぼいやりよ!」(バカ! この間抜け野郎め!)


ほかす ( - - - )  捨てる。 
大阪ことば。よく使われるが、語源は不明確。「他へうつす」がつまったか、「放る」+「する」か。
例)大そうじ。「・・・これ、どうする?」「ほかしといて」


ぼじゃぼじゃ ( - - - - - - ) 行いがルーズな奴。口ほどの実行力もない奴。
「ぼじゃぼじゃ」は2種類の意味が使いわけられる。カーナビをつけたとたん、子どもにリモコンを触られた親が、「こらぁ〜。ぼじゃぼじゃさわるな〜!」というのが定番だが、ここでは平坦な発音で、名詞化された「ぼじゃぼじゃ」を取り上げる。
口ではえらくしっかりしたことを言っていたくせに、いざ実践となると、平均点以下の人間。「あいつぁ、口ではえらそうなこと言うけど、いざ(仕事を)やってもろうたら『ぼじゃぼじゃ』でなぁ」。


ぼっかぶり ( - - _ _ _ ) ゴキブリ。
ゴキブリの語源は「御器かぶり」だそうで、「ぼっかぶり」はこれの変形かと思われる。話はそれるが、海難事故にあう船は、事前にそれを察知したネズミたちが海ににげる、という言い伝えがある。そして泉州佐野にはこのお話の「陸上版」があったそうだ。すなわち、水難、火難のきざしがある家からは、ぼっかぶり(ゴキブリ)が逃げ出すという。だから、台所でぼっかぶりが出て「キャー」とでも叫ぼうものなら長老クラスから、「こら。ぼっかぶりが出る家は安泰のあかしじゃ」と、たしなめられたそうだ。


ほっこりせぇへん ( - - _ _ - _ _ _ ) かんばしくない。目に見える効果が出てこない。
「ほっこり」という言葉は、「心やすらぐ」という意味の京都弁で、最近では「癒しブーム」にのり、すっかりメジャーになったが、、佐野弁では否定形の「ほっこりせぇへん」がむかしから使われており、意味も大きく異なる。
例)授業料の高い塾へ子どもを通わせているが、成績はいっこうに「ほっこりせぇへんなぁ・・・」。
肝臓病に効くという高価な漢方薬をのみつづけてはいるものの、病状はいっこうに「ほっこりせぇへんのぉ・・・」等。


ほなけら ( - _ _ _ ) そうでなければ。
紀州弁の流れをくむ(と思われる)佐野弁。
例)浮気相手に金品をみつがせている・・・らしいAさんのうわさで皆がもりあがっている。
「(Aさんは)相当みつがせてるで。ほなけらあんな派手なもん(高級装飾品)、持たれへんで・・・)


ほなちゅや ( - _ _ _ _ ) それというのは。
上記「ほなけら」の姉妹編。「ほな」は「それでは」、「ちゅや」は「・・と言うのは」が語源。
例)○○家のおじいちゃんのインスリン注射は若嫁がしているという話。
「・・・ほなちゅや、あの嫁さん看護婦しゃーった(していた)やろ」「あー、そうか」


ほどらい ( - - - - )  だいたい。目分量で。 
広辞苑には「程度」とあるが・・・。
例)お葬式。隣組婦人部の炊きだし現場にて。
「しょうゆ、どれくらい? これくらい?」「ほどらいでええよ」


ぼぼける ( - - - -) ほつれて醜くなる。
冬になるとフリースがよく売れるユ○○ロの泉佐野店で、私のとなりに立った30代の女性が、ご主人とおぼしき男性と話していたことばが耳に入った。
「去年のやつな、ここらへん ぼぼけてしもて・・・」 ぼぼける・・・。おぉ! これ、いただきだ・・。「ぼぼける」は、ほつれやケバだちが激しいときにもちいられ、見た目も悪いという症状表現語。


ほらくる ( - - - - ) 放置する。
「放りっぱなしにしておく」という表現は長くて会話には使いにくい。こんなときは「ほらくる」は便利。
例)ランドセルをリビングに放置したままゲームをしている子にお母さんが、
「こらーっ! またランドセルほらくっちゃーるやろー!」「はい、はい・・・」


ほりこむ ( - - - - ) 配達品をとどける。
語源は「放りこむ」。米や店屋物の出前など、自分が直接店へ出むき注文し、自分はそのあとも他用があるので家にもどらないが、留守番がいて話は通じているので、そこへとどけてやってくれ、というときに「ほりこんどいて」あるいは「ほりこんどいちゃっちょー」が使われる。
例)お米屋さんの店頭でいつもの米の注文をすませ、
「・・・私、まだこれから買い物へ行くんで(家には戻らないのです)。留守番いてるさかいな、すまんけど、ほりこんどいてよ」「はい、わかりました。まいどおおきに」


ほりゃん ( _ _ _ - ) へぇ、お前さん、粋だねぇ。
発音はみじかく「ほ」と「りゃん」の2音節ですませる。小さな子が大人びた仕草をしたとき、まわりの大人がからかって声をかけるときに用いる。
例)小さな子どもが大人の仕草をまねて「つまようじ」をくわえている。
「ほりゃん? えぇ格好やなぁ」等。
                                           
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まーさら ( - - _ _ ) (数が)たくさん。
英語のmany。
例)となりの家にはサラ金の取り立てが「まーさら 来てる」で。


まいな ( - - - )  (量が)たくさん。
「まーさら」に近いが、「まいな」はmuch→「(量が)たくさん」。
むかし、おとしよりの家で食事をごちそうになった人が、そこのおばあさんから、
「まいな、食べてよ」といわれ、「まいな」という料理を探したそうだ。


まし ( - - ) 魚の水揚げが(比較的)多くて、実入りがよい。
地元の漁師さん用語。大阪湾は日帰りの沿岸漁業だから、日々の水揚げ量がその日の収入に反映する。不漁のときは「あかん」という符丁があるが、よく獲れたとき、「豊漁」「大漁」などという、あからさまな表現は他船への気がねもあり使いにくい。そこで、「不漁時に比べれば今日は まし だ」の、「まし」が使われる。
例)漁師さんと近所の家の人との会話。
「・・・このごろ(水揚げは)どうでぇ?「まし」け〜?」 「あかんよ〜」


まぜ ( - _ ) 南の風。
佐野弁でも、海の手方面でしか使われない語。語源は「市史」で読んだが、忘れた。
例)初夏。南からの熱風がふきこんで、急に蒸し暑くなった。
「今日はあっつい(暑い)なぁ」「まぜ、吹いてきたなぁ」


まんざらえー ( - - - - - _ )  まさかーッ。ウッソー。
ひと昔前のギャルが発していた「ウッソー!?」は、泉州のおばちゃんたちが早くから使っていたのだ。
例)「○○商店、もう、○千万の借金あるんやちゅーてる(あるそうだと皆が言っている)で」「まんざらえー!?」


まんまるこい ( _ _ _ _ - _ ) 丸い。
泉州弁か、はたまた大阪ことばか、はたまた「年寄りことば」か。形状が「丸い」のほか、丸々と「太っている」こともあらわす。

みぃ ( - _ ) (ほら、ごらん)〜だわ。
話者が相手の注意をひきつつ、ひやかすときに使う。
例)冬、こたつに入りながらアイスクリームを食べている子供を見たとしより。
「うわぁ。ひゃっこいもん(冷たいもの)、食てんのみぃ」
「ええのみぃ(いいなぁ)」


みぃする ( - - - - )  魚の身をほぐす。
佐野は魚の宝庫。ここに生まれた名作が「身ぃする」。「名詞+する」には、「チンする」、「お茶する」等、最近生まれたものが多いなか、この「身(み)ぃする」はおそらくチョンマゲの時代からあったと思われる。この語のすばらしさは、「魚の身をほぐす」のが、自分のためではなく、子供のためだというところ。おハシづかいが未熟で、小骨を飲みこむ恐れのあるわが子へ、親が「みぃ」して、「はい、あーん」とうながし、小さな口へ魚の身を放り込んでやった。これこそ何世代にもわたって繰り返されてきた、泉州佐野庶民の、ゆうげの風景だったのだ・・・(涙)。


みちゃってみ ( - - - - - - ) 見ててごらん。
例)(標準語モード)→「いまに見ててごらん。大変なことになるから・・・」
(佐野弁モード)→「みちゃってみ、えらいことなら・・・」


むさんこ ( - - - - )  無謀なほど大量に。
例)焼肉バイキング初体験の子供が、取り皿へ山盛りの肉を運んできた。「そない、むさんこ持ってきたらあかなしー(ダメじゃないか)」


むし ( - - ) 強烈な癖。
病的なほど強烈な癖のもちぬしがいる。ガサつく。体の一部を動かしつづける。不必要な咳ばらいをくり返す等。「あの人ぁ、あら(あれは)、むしやなぁ」


めかいだるい ( - - - - - _ ) 相手の「どんくささ」を見てイライラする。
事務所でも、現場でも、仕事のできる人にとって、「どんくさい後輩」はとかくストレスのもと。(あー、もうあいつの仕事ぶりは見ちゃおれん!)と、まず「目」がイラつきます。これが「めかいだるい」です。ま、しばらく大目にみてやってください(笑)。


めしゃんまい ( - _ _ - _ _ )。食事はおいしい(から健康だ)。
「飯(めし)はうまい」がリエゾン(発音が連続的にとけあう)した。
むかしの人は「食い力(くいりき)」といって、とりあえず食欲があれば、少々の病気ははね返せると考えてきた。が、現代は飽食の時代。ちょっと油断すると生活習慣病につながる食べすぎの心配をしなければ・・・。
例)夏バテでもないのに体重が激減。「・・・そやけど、めしゃんまいさかいな、気遣いないよ・・・」って、これがいちばん怖い。まちがいなく糖尿病がすすんでいるのだ。


めだれ見る ( _ _ - _ - )  人の弱点につけこむ。見くびり高飛車な態度にでる。 
広辞苑に「めだれ顔」あり。長唄「勧進帳」には「めだれ顔のふるまい・・・」という一節もある。
例)野良犬は、こちらが強そうにしていると、すごすごと逃げ出すくせに、いったん弱いそぶりをみせたが最後、「めだれ見」やがって、吠えたてる。


めのこ ( - - _ )  「目の子算」で。
広辞苑「そろばん等を用いず、目で見て計算すること」。
例)病人を見舞った帰り、食事に入った店の座敷で。AさんはBさんに見舞金をたてかえてもらっている。さきほどCさんが払ったタクシー代は割り勘にしよう。そうそう、BさんとCさんは芝居の切符代をAさんにたてかえてもらっていたぞ。・・・「で、トータルだと、誰が誰にいくら?」などと言い出すと計算がややこしい。そこで「めのこ」でいこう、となる。めいめいが現金を取りだし、一ラウンドごとに実際に現金をやりとりし、最終ラウンドをこなすと、決済がすべて終了している、というわけだ。


もっちゃく ( _ _ _ _ - )  限界をこえて困惑する。
食べきれない食事。残すのはもったいない。「・・・もっちゃくするのぉ」。
時々、姿を消しては、警察から電話がかかってくるお年寄りを持つ家族「・・・もっちゃくするのぉ」。大阪ことば。


もの ( _ - )  別の顔や性格をもつキワモノ。
例) 「○○商店のおやっさんは、裏で「ヤミ金融」してるそやな」
「あれ? 知らんかったんけー。裏の顔は高利貸しやで。・・・人当たりはええけど、あれでなかなか、「もの」やで」 「へぇー」


ももない ( - - - _ )  まずい。
広辞苑に「もむない」がある。貝塚以北は「もむない」と発音するが、以南は「ももない」が多い(ほんまか?)。もとは「美味(もみ)なし」だと聞いたことがある。
例)「このオカズ、なんな(何だ)、たいがい(たいそう)ももないのー」

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〜やいな ( - _ _ ) 〜しなさいよ。
「動詞+やいな」。母親が子どもに語気を荒めて使えば命令形。同年輩どうしの会話では「〜すれば?、そうなさいよ」と、英語の Why don't you 〜? に同じ。
例) しぃやいな→しなさいよ。  食べやいな→食べなさいよ。


〜やかれや ( _ _ - _ ) 〜(してる)じゃねぇか、コンチクショー。
「動詞」+「ん」+「やかれや」。佐野弁の中でも最もダーティーなフレーズ。相手と罵り合いになったときのみ使われる。自分が責められるが、「人のことばかり言えるか!? おまえだって・・・」と、その悪行を暴露するときに重宝する。
例)倒産寸前の会社で幹部会議。責任のなすりつけあいで修羅場となっている。社長から責任のほとんどをかぶせられそうになっている専務が逆ギレし、
「社長! てめぇだって、会社の金つかいこんだじゃねぇかよ!」・・・これを佐野弁に翻訳すると、
「おのれかて、会社の金つかいこんだんやかれや!」  ネイティブでないと舌をかみます。危険です。


〜やすよ ( _ - _ ) 〜ですよ。
泉州じじ・ばば御用達の「敬語」である。時代劇を見ていると、江戸っ子の庶民がお奉行さまに、「〜でございます」と言うところを、「〜でごぜぇやす」と言う場面もしばしばある。「やすよ」=「ます」+「よ」。
例)TVのレポーターがタマネギ畑で取材中。
「おばあちゃん、まいにち畑に出られるんですか?」
「へぇなぇ。毎日こないして(作業)してんやすよ(してるんですよ)。


やつ ( - _ ) (きどった)おめかし。(キザなほどの)おしゃれ。
古い大阪ことばと思われる。戦後、ようやく衣食事情がよくなり、町には「やつ」した若者が現れはじめた。また、高級品ばかり身につける人間は、「やつし( _ - _ )」と、名詞形でよばれた。


やらかす ( - - - - ) ごちそうをひろげて食べる。
例)ごちそうをならべて子どもたちだけでにぎやかに食事中。そこへ大人が通りがかると、「おぉ、やらかしてるなぁ!」と、声がかかる。


やらげる ( - - - - ) 接触する。衝突する。
受け身形「やらげられる」が定番表現。こちらが歩いていて(または自転車に乗っていて)、ミニバイクや乗用車に接触あるいは衝突され転倒しケガをおったとき、「やらげられた」。
車どうしでは使わない。つねに交通弱者の側からみて使われる。


やまあがる ( - _ - - - )  露見する。 
例)経営危機が噂されていた会社の負債がついに露見したときは、「やまあがった」。
また、企業の内部告発なども、社員の、「・・・こうなったら、やまあげちゃるんじゃ・・・」という謀反が発端となる。


よー ( - _ ) よく〜してくれましたね、ありがとう。
「よー」は「よく」。「よー来たのぉ、われ」で有名な河内弁が源。
例)スーパーの激安情報を教えてくれたBさんにAさんが電話で、
「ほんまに安かったわ。よー教えて(おせて)」(教えてくれてありがとう)
また、孫の病気見舞いに来てくれた同級生の帰りがけ、家人らが、
「よー来ちゃってな(よく来てくださったわね、ありがとう)」。
使いどころは会話の終わりや別れぎわ。「ありがとう」の感謝だけにとどまらず、「これからもよろしく」まで含んでいるところが、この語のすばらしさだ。


よぉいく ( - _ - - ) 船が波を切ってよく走る。
地元漁師さんの専門用語。このあたりの漁船は、地元造船所でオーダーメイドで造られる。施主(依頼主)の好みがいろいろと取り入れられるので、出来上がった船は水にうかべてみるまでその性能がわからないという。
 さて、新造船の航行チェック。波の切り具合がわるく、思うほどの速力が出ないと、「走れへん」、逆の場合が、「よぉいく(良く行く)」だ。


よーかんべー ( _ _ _ _ - _ )  奴だこ。 
むかし、駄菓子屋の軒先につられていた奴だこ。辞書で調べると、(与勘平)という名の奴さんだそうだ。西洋風カイト登場以来、いつしか涙の死語に・・・。


よーこさり ( - _ - _ _ ) よく言うよ。
言ってることとやってることとが全然ちがう相手を非難するときに使う。
例)パチンコ好きな自営業のおやじさん。負けがこみ、カードローンのこげつきが家族に発覚。なんとか埋め合わせをし、「禁ギャンブル」をかたくかたく誓った。が、ほどなく店の売りあげをちょろまかしてパチンコ通いが復活。奥さんはぼやく。
「へッ、あんなけ(あれだけ)(ギャンブルは)せぇへんて言うといて、よーこさりじゃ。また虫が出てきたんじょ! あのハゲ!」


よーしって ( _ _ - - _ )  わざと。 
海の手の発音は「よーしって」、山の手は短く、「よーして」。
例)保険金を詐取する「当たり屋」は、「よーしって、車に当たる」。


よーわから ( - _ - _ _ ) ご謙遜を。
会話中に、間投詞的に使われる。
例)家を新築した人とご近所との会話。
「立派なもんやなぁ」「おおきに。・・・死ぬまでローンや」「よーわから(ご謙遜を)」


よがい ( - - _ ) 夜食を食べて体力を温存すること。
「夜」に自分の体を「飼う」の意。日付が変わるころ、むくと起きだし、台所のすみでおにぎりなどを食べ、満腹にしたあとふたたび眠りにつくこと。血糖値を調べてください。


よき ( - - )  小型の斧(おの)。 
むかしは、薪でたく五右衛門風呂が主流だったから、各家の縁の下には、かならず古びた「よき」が転がっていた。どれもこれも赤さびた、なんだか古くさい「よき」だった。古きよき時代、なーんちゃって(おやじギャグ)・・・。


〜よけ ( - _ ) 〜ごたえ。
「動詞」+「よけ」=「〜ごたえがある」。
例)ビッグマックは十分なボリュームで「食いよけぁある(食べごたえがある)」。
隣家から、枝つきのシソの葉をもらったが、もぎとり作業がはかどらない。
「あ〜ぁ、こらぁ(これは)、しーよけぁ あら(作業のしごたえがあるねぇ)」。


よこすっぱ ( - - - - _ )  横づら。頬。
広辞苑には「よこずっぽう」「よこぞっぽう」とある。怒った親から頬をぶたれることを、泉州佐野では、「よこすっぱ、煮やされる」という。熱さがつたわります・・・。


よとぎ ( _ - _ ) お通夜。
標準語(古語)で、広辞苑に「夜伽」とあり。


よの ( - - ) 他の。
「余の」と書く。全国に残る古語だと思うが、泉州ではおとしよりに使用頻度が高い。
例)ゲームソフトを買いたいという孫にこづかいをにぎらせたおとしよりが、
「(おまえがお目当ての)それだけにしぃや。余のもん、買(こ)うたらあかんで」。


よばれる ( - - - - )  いただく。 
大阪ことば。おもに、食べ物について使われるが、例外として、「お風呂よばれる」というのがある。内風呂が少なかったころ、独居老人などは、近所の好意で、その家のしまい湯などをつかわせてもらった。これが、「お風呂をよばれる」。

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ら ( - )  〜だわ。 
動詞のうしろについて、「〜しているわ」という意味。
例)「子どもは?」「昼寝してら」   病後のペット犬「・・・エサ、食てら(もう元気だ)」


りき ( - _ )  体力。
大阪ことばか、はたまた標準語か。「力(ちから)」の読みかえである。「りきつける」で、「体力をつける」。「りきゃない」で、「体力がない」等。

〜れや ( - _ ) 〜ものか。
「動詞+れや」の組み合わせ。「いらない+れや」=「いらなれや(いるものか)」、「知る+れや」=「知るかれや(知るものか)」等。佐野弁の中でももっとも汚い語のひとつ。


〜れらんなん ( - - _ _ _ ) (どうして)〜されなくてはいけないの。 
「〜らんなん」は「〜らねばならん」の省略形で大阪ことば(例 がんばって売らんなん(売らねばならない)等)だ。
しかし泉州では、動詞の受け身形が前についてグンと田舎くさくなる。「言う」+「〜れる」+「らんなん」=「言われらんなん(どうして言われなくちゃいけないの)」等。
例)なんであんなもん(あれしきの人間)からあんなこと(悪口を)言われらんなんで!?


れんどう ( _ _ _ - ) 空連道(くうれんどう)の略称。
「空連道」とは、関西国際空港と、対岸内陸部阪和自動車道とをつなぐ新道で、「関西空港連絡道路」の略である。しかし、それでも発音が面倒で、さらに縮まったようだ。
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わえ ( _ - ) おまえ。
これも広い地方に分布していると思われる語。複数の「ら」がつき、「わえら( _ - _ )
」で、「おまえたち」の意味。
例)秋祭りの打ち上げ。青年団が河岸をかえようと立ちあがった。長老「わえら、どこ行くん? 女郎買いけ?」・・・オイオイ(汗)。

わかのよぉ ( - - - _ _ ) 若いころ。
「若の世」とかく。
例)(話者は女性)「(私なぞは)若いころから・・・」→「わたいらえー、わかのよぉから・・・」
・・・もっちゃりしてまっしゃろ、泉州は。


わかや ( - - _ ) 若者たちが集う家。
「若家(わかや)」は、会話に使われる言葉ではない。戦後の一時期まで残っていた地元(だけに限らないと思うが)の風習。すなわち、年寄り夫婦だけの住まいで、使っていない広間などをボランティア精神で開放し、若い男女が集うサロンとして利用させていた(あくまで健全な男女出会いの場)。住宅事情の悪かった当時、今でいえば「合コンパーティー」の会場スポンサーだったわけだ。今ほど娯楽のない時代、仕事を終えた若人らが「わかや」へ、だれとなく集っては、四方山の話に花をさかせ、またそこから男女交際のきっかけが生まれていったという、今はむかしのものがたり・・・。


わしとこな ( - - - - - ) 我が家の。
「わし」の「とこ」までは平凡なことばだが、最後の「な」がよい。うしろに名詞がつくと、「〜の」の音が「な」に変わるあたり、味わいぶかい。
例)「わしとこな死んだおじいさん」→「うちの亡くなったおじいさん」  
「わしとこなデンシンバシラ」→「我が家の前に立っている電柱」等。


わたい ( - - - )  私。
婦人専用の一人称代名詞。「わたし」のマイルド版。まれに男性が使うこともあるが、
これは「自分への親しみやすさ」をねらった手段で、そういう奴は「もの(ま行参照)」である場合が多い。
例)「わたいにも、おくぅー(私にもください)」


わっしょー ( - - - - - ) 驚きを示す感嘆詞。
これぞ泉州弁の代表格。英語の Wow!あるいは、Oh,my god! に通じる。
語源は、「わぁ〜、恐ろしいよぉ」で、縮まり「わっとろしょー」→「わっしょー」に至る。
海の手の老人は今でも律儀に先代の「わっとろしょー」をきれいに発音し、中には「わぁっとろしゃょー」と、先々代タイプの発音をする正統派も残る。さらに若者間では語尾に「ね」を加えた「わっしょねー」が愛されている。驚愕、後悔、呆れ、からかい等、さまざまなシーンに使える。
例)スペースシャトルから地球を見た泉州人「わっしょー!!(うわぁ、なんだこれは(すごい!!))」
特売品をめあてに閉店間際の店に飛び込んだが、「わっしょー、売りきれちゃーらし(わぁ、残念!すでに売りきれだワ)」
時間内に食べれば無料になる特大ラーメンに挑戦した友人。あっというまに成功!
「わっしょー、食てしもたしや(おいおい、食っちゃったヨ)!」


わらう ( - - - ) 筋肉や関節が疲れてブルブル、ガクガクする。
標準語ではないだろうが、かなり広い範囲で使われていると思われる。佐野弁としては、世代をとわず使われている「頻度の高さ」を考慮して採用。
例)運動会の「親子リレー」に、はりきって参加したお父さん。全力疾走はひさしぶり。さて、保護者席へ帰ってきて、「あかな(ダメだ)! 膝、笑(わろ)てら!」 


daikumakoto at 10:37 
昔の泉佐野 | 郷土史

2017年07月15日

E♭呪縛からの解放

(専門ネタ失礼)

ピアノ鍵盤E♭スケールがなぜか苦手。歌声アドリブ伴奏でも使う決心つかず。

それが本日、背中を押されるチャンス到来、なんとか弾き切りました。

流れから
「来たな!」と直感しました。(^^♪
音楽の神が味方してくれたのです。

ありがたやー
あとは一人で切り開きます(^_^)/~




daikumakoto at 22:11 
音楽 | アコーディオン

2017年05月27日

Dマンこれがほんとの最終開眼

芸術の神より天啓を授かりました。


道具立てが骨折りで製作に少し時間がかかりますが、完成次第パフォーマー活動再開します。


これまでの積み上げ集大成をお目にかけます。

お楽しみに(^^)/





daikumakoto at 11:35 

2017年05月14日

夢日記20170514

ドクターは私の胸に聴診器をあてるなり、
「あぁ、胴肺(どうはい)ですね」
「?」
「精密検査しますが、動悸の乱れからして、間違いないです」
「どうはい?」
「うん。 ちょっと やっかいですよ」・・・


目覚めてすぐ調べてみたら、、
よかった。
そんな病名はありませんでした。





daikumakoto at 21:26 
夢日記 

2017年05月04日

【さの町場にあった店々】その277

18301892_622617934610800_774710100472804734_n地図番号277
屋号 割烹 高松(たかまつ)
業態 割烹
所在地 新町
解説
オーナーさまの実家は代々漁業に従事されており、新鮮な海の幸を提供するおまかせ料理の名店として隠れ家的な人気を誇りました。バブル期終わりぐらいに開業された、比較的新しいお店でした。

daikumakoto at 23:53 
昔の泉佐野 | さの町場にあった店々

2017年04月27日

【さの町場にあった店々】その276

まつふじクリーニング2 大宮町地図番号276
屋号 まつふじクリーニング店
業態 クリーニング屋
所在地 大宮町

daikumakoto at 19:27 
昔の泉佐野 | さの町場にあった店々
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