函館競輪「G3・開設67周年記念・五稜郭杯争奪戦」はきょう(10日)3日目。9Rで「ケイリンエボリューション」、12Rで決勝戦が行われた。

まず9R「ケイリンエボリューション」は(2)伊勢崎彰大(38)=千葉・81期・S1=が1着。レースは周回中最後方の打鐘前に(6)堀内昇(茨城)が上昇すると、6番手の(4)五十嵐力(神奈川)が切り替えて堀内を追う。打鐘で誘導員が退避。そこで堀内が外を強引に踏み上げ、正攻法の(5)松岡孔明(熊本)をたたいて先行態勢に入る。5番手になった伊勢崎が打鐘4角手前から猛然とスパート。最終ホームで出切ると後続を離してグングンと加速。最終的に2着に1車身半まで迫られたが、押し切って先頭でゴールした。第2先行となった堀内を追って3角からまくった五十嵐が2着に入り、2角5番手から外を踏んだ(1)高橋陽介(青森)は3着だった。

ラストの12R、決勝戦は…。
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(5)新田祐大(31)=福島・90期・SS=が1着。2016年3月の玉野以来となる7回目の記念優勝を飾った。本紙HPに記事が出ている。

地元勢の思いを背負って新田が豪快に踏み上げた。「(前夜は)よく寝られなくて体調はあまり良くなかったが、北日本勢や(菊地)圭尚さんが頑張っている姿を見て『何としても(勝ちたい)』と思った」と北日本地区の選手としての責任を果たし、ホッとした表情を見せた。

レースは新田-(2)守沢太志(秋田)、(3)浅井康太(三重)-(8)阿竹智史(徳島)、(6)大竹歩(大阪)-(9)脇本雄太(福井)-(4)松岡健介(兵庫)-(1)村上義弘(京都)、最後方に単騎の(7)小原太樹(神奈川)で周回を重ねる。赤板前に小原が上昇、その上を大竹がたたいて主導権奪取。6番手まで下げるかに見えた小原が、インで粘って近畿3番手を強奪。位置を奪われた松岡が追い上げたが、小原が競り勝った。新田は「小原君の粘りがいい意味で予想外だったが、それが自分には向いた。ここしかないところで行けた」と振り返る最終ホームからスパート。後続を寄せつけず先頭でゴールした。切り替えて新田を追った脇本が2着に入り、近畿3番手を強奪した小原は3着だった。

新田はこれが今年の初優勝。ナショナルチームの活動もあり多忙を極めるが「次の全プロ記念競輪(27、28日・和歌山)でも気持ちのいいレースをしたい。G1でも活躍を続けられるようにしたい」と語った。

函館記念が終了。次のG3は取手記念(6月3~6日)。