みんななかよし✩DQX

2014年11月から4年間、主にDQXの攻略情報記事をアップしていました。

カテゴリ: DQXにあいをこめて


DQ10のはじまりは職業僧侶

ai6-1

種族にドワーフを選んだ。



僧侶を選んだのは当ブログ通のはずの皆様にはアレとして




snap05925_m
種族にドワーフを選んだ理由




【ドワーフは手先が器用で富を築く】
そんな種族属性が半分自分にぴったりで半分自分に全く欠けていたのでほぼ即決だった。
カビ団子とかいわれるその外見もゲームのキャラクターとしてお茶目さを求めた私にはどストライクだったし、五種族を色としてみたとき、このうす汚い緑色は私の好むところであった。



筋肉モリッモリは重そうで子供染みてて嫌だったし
ペットみたいなのをキャラにするのはイタいと思ってたし
アバターみたいなのはヒレあってキモいし
動く人形は唯一迷ったけど羽根が耐え切れなかった

そんな感覚が当時の私にはあって(今はありませんイズ強調
相思相愛ドラフト1位でドワを選んだのであった。




当時は、東日本大震災から1年半経った頃だった。




【復旧から復興へ】



目まぐるしく変わる日常で仕事も私生活も朝も夕もない環境の中
現在と比べると自分はとてもナーバスになっていて
ジャングルに身を潜める猛獣の如く繊細で強情で
厩舎を離れ優雅に闊歩する種馬の如く、朝も夕もなく頭が硬かった。



























ai6-4















つまり、そんな私はドワのその姿に癒しを求めていたのだろう。






そんな思いを知ってか知らずか
ドキドキハラハラ初めてのオンラインにインして出来た最初のフレンドは


ai6-6


「ちゃんす」という名のドワ娘だった。









ai6-5








彼女はその名の通り私にチャンスをくれた存在だった。







続。



ブログランキングに参加しております。
よろしければ応援クリックお願いいたします↓

ドラゴンクエストXランキングへ



aikome5-5


ビアンカを選びアプールを重宝し



aikome5-4

ただただ、ただただハッサンを冷遇し




aikome5-3

いい勇者はな、石版に好かれるんだ。という名言が生まれ





aikome5-2

ダメージのポップが最後まで気に食わぬまま





aikome5-1

延々と地下に潜りこんだ元天使の物語に至り










あのとき勇者になった少年は、



0479









大人になり





1e7dfa9448564edf584a346965b802cf_15964





おじさんになっていた。





CWlfjGGvNXQ9iHZ_n9r1O_77













そして、2012年8月2日








オフラインに1日費やして

aikome5-7

私が私のプレイゲーム史上最も愛することになるドラクエ10が






aikome5-6




はじまった。







下のバナーをクリックで
とても元気になるなの!よろしく!↓

ドラゴンクエストXランキングへ





「メイン職は何ですか?」と聞かれれば



間髪入れずに「僧侶」と答える。



「このエロ坊主め!w」



親しきフレンドは私に愛いっぱいの気持ちを込めてそう言ってくれる。



私はそれを笑って受け流す。


















「笑って笑って、だいまるはいつだって笑って―」













aikome4-1-1
















--------------------

The way I was的なこのシリーズですが
今日はエイプリルフールということもありますので
本編に前倒しする形で挿話させていただきます。


--------------------












私は1度、離婚をしている。







若かりし頃、私は夜な夜な徒花を咲かすだけの根の無い草だった。

仕事は振れば当たる打出の小槌で順風満帆、トリマキに持て囃されて怖いもんなんてなかった。ただ、一人になった途端に咽吐いて異常なまでに喉が渇いた。冷めた自室の角で一点見つめをして何かを耐えている自分はちっぽけだとわかってはいた。俺はちっぽけだと。



そんな私に毎日肥料を、水をくれた女性がいた。



鼻に何かつまったような声でよく笑う彼女は
画が上手で料理が下手という私の理想そのものであった。

『しめ鯖で味噌煮てなんなん?』

「まぁいいじゃんか、笑って許してよだいまるw」

『いやもうマジきもいわ吐きそう』

「笑って笑ってww笑えば美味く感じるかもよw」

『いやガチっす・・・〇×△◇・・・』

「あ~あ、、、よく吐く人だなだいまるは;」





私のことなどまるで意に介していないような天真爛漫さ
それは意図して演じられた彼女なりのだいまる応援ソング処方箋であることを私は知っていたし、いつきが眉間を指して「私のこと考えてるいっちゃんのココこんななってるよ」と言ったアレに似た涙だってわかっていたけど、その温度が変わらないものだと当たり前のものだと思っていた。







彼女はスーパーで倒れた。




買い物カゴには私の好きな茄子とかぼちゃが入ってたと聞いた。




脳幹出血だった。




病状について医師から説明を受けた翌日
相手の両親に懇願し、すぐに籍を入れた。




命は重くて軽かった。





火に入る間際までザオラルを唱えまくった。






棺が見えなくなる間際




「〇〇〇、さようなら!」と合掌して父が大きな声で言った。




もうダメなんだ、とわかった。







(ちゃんと、さようならしろ)
父のそれはそう言っているように聞こえた。
【男は女を守るもの】が口癖の父は
守れなかったものの数が私とは桁違いだった。




残された者は礼を尽くして過ちがあればそれを正すのみなんだ。




終わりをちゃんと見ること。作法にならって葬ること。
それは不謹慎ではなく愛そのものなのだ。











初めてのオンラインゲームで職を選べるとなって「僧侶」を選んだのは私にとっては一択だった。フィールドで倒れたキャラを生き返らせることが出来るのがその理由で、大袈裟だけどゲームであろうと救えるものなら救いたかったから。※当時はフィールドやボス前で結構倒れている人いましたんですよ。








そんな経緯で私は僧侶をメインとしています。


















aikome4-1-6
笑って笑って、








aikome4-1-8
だいまるはいつだって







aikome4-1-7
笑って






aikome4-1-9
いますよ。





















aikome4-1-3





aikome4-1-4






aikome4-1-5
※例外はあります( -д-)




変化に富んだ面の広い乾いた綿雪が舞いながら落ちてくる。
街灯に照らされたそれは漆喰の壁面の如く陰影が映え
肩や頬で体感している量をはるかに嵩増して不気味なほどであった。




私は近所の馴染みのおもちゃ屋へ向かっていた。




膝下まで積もった雪路を歩くというより長靴で漕ぐように進むことと
明朝の除雪が約束された静寂と亥の刻に外出している背徳感とが絡まって
焦燥し異常に発汗し、道中2度ほど転倒をした。
その度、右手に握りしめたお年玉入れを慌てて確認した。




ドラクエⅣ、発売日前夜のことだった。




aikome4-1







『ヒデちゃんは買うらしいけど、だいちゃんは?』






新年早々、おもちゃ屋のおばさんが私にそう言った。




ヒデは同級生の幼馴染で、身長、徒競走、カセットの本数、学芸会での主役の座などでいつも競い合う間柄だった。この頃は、私が同学年で初めてシャツをパンツにインしないスタイルを確立し、学年内での地位を盤石にしていた時期でもあって、兄のいるヒデは上級生を利用し資金力にモノを言わせてファミコンのカセットを買い漁るという金満球団張りの札束攻勢で私からすればみじめな抵抗を続けていた。



「シャツもパンツにインできないくせにw」



私は彼を完全に見下していた。




そこに【ヒデがドラクエ買うらしい】という文春砲並の衝撃である。





私は




ドラクエが怖かった。(前回参照)






DA・KE・DO





ヒデに劣る訳にはいかなかった。















「おばさん、買うよ俺も」








『そうかい、じゃあ前の日の夜10時頃入るからおいで』


この店は発売日前日にモノが入るという事だった。
個人商店ではよくあることだったらしいが
何だか特別扱いされた気がして胸が弾んだ。








長靴に雪をいっぱいに詰め込み、やっとの思いでおもちゃ屋に着いた。


真ん中のシャッターのみを開けて小さい明かりひとつ点けた店内は、入るといつもとは別世界の夢の国のようだった。化粧品売り場も併設していたそのオトナな香りがそれを演出していたのだろう。今でも母の部屋に入るとあの時の光景が甘く重い香りとともにフラッシュバックする。



おばさんはレジ横の棚から箱を取り出して、それを私に渡した。




だいまる、生まれて初めてカセットを買う。
その瞬間であった。






家に帰るなりすぐにファミコンの電源を入れた。







aikome4-4









aikome4-5






aikome4-7






aikome4-9











夢中でプレイし、気が付いたら朝になっていた。











生まれて初めて買ったゲームで生まれて初めて徹夜したのである。
















空から落ちてきた綿雪が地表を覆い天界然とした空間を創生したあの雪路の体験と
章区切りでありながら連綿と紡がれた物語と描かれた天空・異世界での胸を貫いた体験は
シンクロして私の中に降臨した。





ドラゴンマスターだいまるの生誕だった。







子供の頃、眠る前、その箱を眺めながら空想をした。

自分が勇者となって世界を救う物語。

丸めたカレンダーはイタい名前の剣(つるぎ)となった。

ヒデん家近くのお寺はエルフが住むという祠になった。

学校のそばを流れる川は海となった。

近所の婆はカメレオンマンで、弟はつちわらしで、近所の犬はあばれこまいぬだった。

山はボスの居城になった。





aikome4-2




ドラクエⅣに出会ってボクは勇者になった!



















下のバナーをクリックで
とても元気になるなの!よろしく!↓

ドラゴンクエストXランキングへ


私とDQの出会いはここからはじまった。

ai3_1
それは住人不在の友達の家のリビング向こうの和室の一角で。
確か初めてのアレも友達の家だった。






ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ・・・


無音の友人宅に響く3音は薄気味悪く聞こえた。
無人の友人宅でゲームをしているという罪悪感というか不穏さ
それがFC特有の音をそう聞こえさせていて
何とも言えない緊張感が私の背筋をピンと伸ばした。

動物の臭いと鼻むず痒さ
急にモーター音を鳴らす冷蔵庫
窓外にみえる自分の家のサイズ感
Aボタンの反発の足りなさ
ゴミ箱の小ささ
通い慣れていたはずの友人宅は
誤差ばかりで私を酔わせた。

それから先に覚えているのは
狭い酒場にいた事、どこかの昇り階段だけがある狭い地下室にいた事
島から出られなくて海向こうの怪しい島を眺めていた事
何もかもが「狭い」という印象しか残らずに足の痺れを感じたころ


私のドラクエⅢは終わった。
確か初めてのアレも「狭い」という印象しか残っていない。



私が幼すぎたことだけが原因ではなかったように思う。


無人の友人宅で恋い焦がれたゲームをプレイする状況の異常さ
これに私の精神が耐え切れなかったのだ。

冷や汗をかくように、何かに追い立てられるかのように
瞬間誰かに怒鳴られたかのように委縮しては気だけが逸り
城の壁や陸と海の境で

ドム、ドムドムと音通り心も足踏みばかりしていたのだ。







ai3_2





その後、SFCやスマホ版でもリメイクされていたようだが
ヒロ兄の家でプレイしたあの日以来、ドラクエⅢには一度も触れていない。







「ドラクエって怖いゲーム」

狭い、暗い、進まない

それに重ねて

エゾシカのように風を切って走った兄のいない私の兄
ヒロ兄は入院ばかりするようになって姿が見えなくなった。

夜に救急車が来た翌日に
丸っこい顔をしたヒカルが
何かに耐えるようにひとり壁ぶっけをしていたのを
姉と並んで2階の窓から見ていた。

隣に姉がいることが、すごく頼もしかった。




ドラクエは怖いゲーム


姉ちゃんだから出来るゲーム


ボクは、このゲームが嫌いだ。







ai3_3

















下のバナーをクリックで
とても元気になるなの!よろしく!↓

ドラゴンクエストXランキングへ


実姉、キムにゃんにゃんによる独裁政権の統治下にあっただいまる児童は
当時トロシリーズ最新作であったDQⅢにただひたすら憧れを募らせる日々であった。





aikome2




「はぁ、すき・・・(オリジナル)」




隣の部屋で連日鳴っている三音に思いを募らせた私は
青春時代、夏の合宿にて4人詰めの宿舎に1ヶ月詰め込まれていたあの頃の
「爆発したい何かがモソモソするナニかがギリギリで耐えている」
そんな男らしい惨めで壮絶な内なる妄想王との戦いの死地にいた。

「はぁ、プレイしたい・・・(意味深)」


そこに救世主が現れた。







aikome3










王と神々が支配する森に住んでいた我が家の隣家に、ある兄弟がいた。

私よりも3つ年上でカモシカのように飛ぶが如く走る方がお兄さん。
私が「ヒロ兄」と呼んでいた彼は先天的に髪が薄く
自宅にいるとき以外は必ず帽子を被っていた。
ヒロ兄は色白で華奢で控えめな性格もあって
今となってはとても儚い印象で彼を語る人が多いけど
虫かごの中のクワガタの臭いを嗅がずとも確実にフラッシュバックする。
私にとっては幼少期三大ヒーローの内のひとりでした。

弟のヒカルは私の一つ年下で従順で
よくピンポンダッシュの駒として使っていました。
兄に似てこちらも俊足の持ち主でしたのでね。



そんなヒロ兄とヒカルといつもの坂途中の公園で遊んでいた夕刻
6人くらい乗れる長いブランコ(通称:ドラゴン)に3人でまたがりながら
「女帝のせいでゲームができない;」と嘆く私に
「だいまる、ウチさ何日か旅行に行くからさ、その間、ウチ使っていいぞ」と
ヒロ兄が私に言ったのである。

※注
当時は遠出するにも【じょっぴんからない】家はたくさんあって
留守の間は【近所の〇〇さんに頼んだから~】みたいなのが
当たり前な時代イズ昭和だった。




ヒロ兄もDQⅢ(確かクリア済み)を持っていた。



「明日から内地の婆ちゃん家いくから
その間ウチ来てゲームしていいから、な!」


丸坊主頭にポンと置かれた手の軽さと
八重歯の映えた優しいほほえみと
ヒカルのなんだか曇った目を
覚えてる、インテル、入ってる(出典:出発×泡と羊)


神や。ヒロ兄は神様なんや!(ほっかいどう)



家に帰ると明らかに「夕飯、魚やな」な香りだったが
その日の私の心には一片の曇りももたらさずにただいまを言えた。

「だいまる今日サカナだぞ~wwww」

独裁者が私の表情を曇らせようとする。




【この小物めが・・・】

私は、実姉に心底そう思った。



だが神に触れた私の心は澄み渡っていて
余裕しゃくしゃくに『ふーん』とやって、姉を穢してやった。



「だいまるごときが・・・」

姉の目はそう言っていた。





―明くる日



私はヒロ兄の家のリビング向こうの和室に置かれたファミコンの前にいた。


「ブン」という音が鳴り、TVがついた。

カセットを手に取る。

ふー、ふふー

これがアノDQⅢだキャー。

挿入はいつもドキドキする。

サクッ



ピコーン。




そうして私のドラクエがはじまった。













下のバナーをクリックで
とても元気になるんですよろしく!↓

ドラゴンクエストXランキングへ



桑弧蓬矢の志で壁を穿つ毎日に閑雲を


愛をこめて





私、ことおやすみ粘着ざうるすことだいまるが
ドラゴンクエストというゲームに出会ったのは
30年の歴史があるドラゴンクエスト(略してドラクエ)の
歴代シリーズ中でも、傑作シリーズとの呼び声が高く
その傑作さを称するにマグロの中でもとりわけ脂ののっている部位を冠し
「トロ三部作」と呼ばれているご存じドラクエⅢであった。




ai1





発売当時のキャッチコピーは
「さらば、母なるスリザリン(はイヤ;)」

である。






この時の記憶は虫かごの中のクワガタの臭いを嗅がないと
正確にロードすることがもはやかなわないのだが

まず鮮明に思い起こされるのは
小学生の頃から現金出納帳をつけているような姉が
ファミコンを独占してそれをプレイしていたのを
後ろから覗き見ることすら許されず

「だいまるが部屋入ったらカミソリだかんね!」

とか今だったら親も病院に連れて行くであろう程の
独裁権力者による統治下にあって
「遊びたいのに遊べない><!」と
壁にボールをぶつける遊び(略して壁ぶっけ)を
泣きながらやっていた事がまず思い出される。


私は現在、姉に対してありえない程にとても寛容なのだが
それは独裁政権下で育ったことによる仕様なんだろうと
いま振り返って胸がキュンとなる。



そういう環境下で姉が引きこもってやってる「ドラクエ」ってゲームは
姉が真っ黒なTV画面にテープと紙でなにかをマーキングしていたことが
とても衝撃的で


「大変そうなゲームだ・・・、


で、でも・・・やりたいなぁ・・・」


そんな【憧れのゲーム】だった。





そんな私に救世主が現れる。










つづく







下のバナーをクリックで
とても元気になるんですよろしく!↓

ドラゴンクエストXランキングへ

↑このページのトップヘ