大作家先生のなろう小説指南!

小説家になろう におけるウケる小説の書き方指南です 作家が踏みがちな地雷設定10項、タイトルのつけ方、あらすじの書き方等 身も蓋も無いブッチャケ話ですが、それだけに即戦力になるよう心掛けています

2015年5月3日 2ch書籍サロン板底辺作家スレにおいて
掲示板工作事件で有名になったマヌケなFPS作者の地雷原氏の最新話(82話)が
某やる夫AAサイトのエピソードと丸被りという事実が発覚した

当局は盗作スレに対策本部を設置
なろう運営と連携して事態の収拾に当たる模様
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引用元:http://peace.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1429436704/

205 :この名無しがすごい!:2015/05/03(日) 02:59:26.67 ID:/ErewG5h
 今北産業
  地雷原ってどこかで聞いた名前の人だと思ったら、同日にここに晒していた人だった。

207 :この名無しがすごい!:2015/05/03(日) 05:14:22.08 ID:IwYIE83W
 実際のところ、FPSの人は晒して駆け上がってから
  ずっと日間上位にい続けてるしな、最新話も
  なろうじゃ全然見たことない話し
で笑えたし

  そりゃ嫉妬に身を焦がすキチガイも出るわ

208 :この名無しがすごい!:2015/05/03(日) 05:56:03.65 ID:pngpX0XB
 異世界で演劇になって本人が悶える話か?
 なろうじゃ珍しいかもしれないが
 某やる夫AAサイトでめちゃくちゃ既出なネタだな
 http://yaruoyorozu.sblo.jp/

 少し前になろう作家が合作企画で世紀末系のやる夫作品パクって謝罪してたっけな
 (別に地雷原に謝罪しろと言ってるわけじゃないぞ?)

210 :この名無しがすごい!:2015/05/03(日) 06:11:56.91 ID:pngpX0XB
 >>207
 ドラクエの話の方な
 話は中盤~くらいだったかな
  うろ覚えだけどサマンオサで嫁取りやる話あたりが初出だったと思う
 銀河美商人やる夫!w 

 ちなみにもう通算で3回くらいやってる定番ネタだから初出は何年前だろうかね
  あーFPSこのネタやってるなあとは思ったが新鮮味がないせいか大して笑えなかったよ
  あっちも見てる読者から感想でパクリとかつっこまれないといいね


 ※サマンオサ嫁取り話とはかなりズレていた模様です
  演劇エピソードの作中初出は第81話「あどばいすだれかたのむ」パート(4)
  コメントの日付から発表は2012年10月22日あたり、およそ2年半前ですね
  http://yaruoyorozu.sblo.jp/article/59443441.html

211 :この名無しがすごい!:2015/05/03(日) 06:15:35.35 ID:SFaUx7tO
 >>210
 こういうサイトあるのかーって思ったらまとめサイトか
 AA板は随分と昔は長編とか見て笑ったけど
 今でもやってるんだな

212 :この名無しがすごい!:2015/05/03(日) 07:59:07.31 ID:W17AlvdB
 どんだけ必死なんだw


 ※鼠色猫/長月達平氏がリレー小説企画で書いた作品が
  やる夫作品である「地球最後の男達 ― We are Legend ―」という作品に酷似
  本人も多大な影響を受けていたことを認め謝罪した事件がありました
  http://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/235132/blogkey/976380/

「テンプレがそんなにウケるなら自分もいっちょテンプレ作品を書いてみるか!
 も、もしかしたらランキング駆け上がって書籍化されたりして・・・デュフフフ!」

そんな野望に燃える底辺作家さんもいらっしゃる事と思います
しかし、ウケ要素をがっつり散りばめた筈の作品が何故かウケない!
ブクマもポイントも全然増えない!
同じような異世界テンプレが日間駆け上がってるのに何でじゃあああ!?

はてさて一体どこが悪いのか
今回はそんなテンプレならぬテンプラ作品を分析していきましょう


【駆け出し作家がついつい書いちゃう典型的なテンプラ作品】
例のごとく余分な枝葉はバッサバサ取っ払って判り易くしていきますヨォー

①主人公が死んで異世界へ転生
②チート能力を手に入れる
③実はあんまりチートじゃなかった! 酷い目にあう主人公
④チートで稼げない! ボロボロになって途方にくれる主人公
⑤強いヒロイン登場、主人公を保護
⑥ヒロイン無双! 主人公はヒモ サポートポジション

はい、心当たりのある作家さんは布団を股に挟んで悶絶してくださいねw
この型のテンプラは地雷11項の【主人公差し置いてヒロイン無双】でも挙げましたが
ここではもう少し詳しく腑分けしていきましょう


実はこのテンプラ、典型的なテンプレを男女裏返しただけの物なのです
⑤~⑥に注目してみましょう
------------------テンプラ作品-------------------------------------------

①主人公が死んで異世界へ転生
②チート能力を手に入れる
③実はあんまりチートじゃなかった! 酷い目にあう主人公
④チートで稼げない! ボロボロになって途方にくれる主人公
⑤強いヒロイン登場、主人公を保護
⑥ヒロイン無双! 主人公はサポートポジション
ヒロイン成就

------------------テンプレ作品-------------------------------------------

①主人公が死んで異世界へ転生
②チート能力を手に入れる
③チート無双! 好き放題に活躍する主人公
④チートで稼ぎまくり! イケイケドンドン
⑤奴隷少女登場、主人公が保護
⑥主人公無双! 奴隷少女はサポートポジション

主人公成就
男主人公がチートで無双して美少女を得るのが男の夢ならば
ヒロインがチートで無双して主人公を得るのが女の夢という訳です
いやぁ生き物の欲求ってストレートですね

男性の書き手が本能の欲求のままに活躍して美少女をゲットするテンプレを書くように
女性の書き手がヒロインを大活躍させて婿ゲットを書いたのがテンプラ作品なのです

あれ? でもおかしいですね?
強いヒロインが大活躍してお婿さんをゲットする話が女の夢ならば、
女性読者にもっとウケても良さそうなのに
このテンプラ型、ほとんど票が取れないのは何故なんでしょう?

ここ、多くの駆け出し底辺作家が誤解しちゃうポイントなんです
しっかりメモしてくださいね 試験にも出ますから

主人公が男の場合でも、
女性読者は男主人公に自己投影してしまうのです

考えてみれば当たり前ですよね 
なんたって主人公、視点もかなり独占ですし物語の中心です
ストーリー開闢の時から付き合いの続く老舗です
いくらパワーが強くても脇役ごときでは対抗馬になりません
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このあたりに、累計異世界ハーレム物に
なぜか女性票が相当入っているくさいという分析の答えがありそうです
女性読者はハーレム物であっても
男性主人公に感情移入して話を読んでいるのです

まあ男が女性主人公物を読む時はしっかり女性主人公に感情移入しますから
不思議でもなんでもない話です
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読者が主人公という乗り物に乗って物語をクルージングしていくと
テンプラ作品の読者から見える光景は非常に残念な物ばかりになります

①主人公が死んで異世界へ転生
(とりあえずOKよ)
②チート能力を手に入れる
(いいねいいねw)
③実はあんまりチートじゃなかった! 酷い目にあう主人公
どういうこったよ!?)
④チートで稼げない! ボロボロになって途方にくれる主人公
(なんだこれ もう最悪)
⑤強いヒロイン登場、主人公を保護
(脇役に劣る無力な自分・・・)
⑥ヒロイン無双! 主人公はサポートポジション
(自分は活躍しなくて脇役の奴隷か・・・モウダメポ)

主人公なのに
自分(読者)が活躍できないなんてサービスとして最低です
これではブクマもポイントも入る訳がありません
③~④でテンプラ作者さんが主人公を追い詰めズタボロに叩いてしまうのは、
主人公にはヒロイン以外の味方は居ないと思い知らせる為です
奴隷少女と違って主人公はチート能力や無駄なバイタリティを持っていますから
叩いて捻って弱らせないとヒロインの保護を受け入れ難い、と
作者さんが思っているので容赦ありません
以前に見たある作品などは、
主人公が怪物から子供を助けようとしたらその子供に背中を撃たれて死亡
魂になってチートをくれた神様の前に再出現
しかし神様にまでも見放され分解される寸前にヒロインのチートスキルで蘇生
ヒロインから
「あんたが頼れるのは世界中でアタシだけなんだからね!裏切ったら許さない!」
とやたら物騒な念を押される始末です
神様はもちろん子供にすら心許してはならぬとか
この作者さんはどんだけ浮気性の彼氏に苦しめられた経験があるのか、
それとも結婚詐欺にでも遭ったのかと身震いしてしまいました


少々話が逸れましたが

ポイントは、作者と読者の視点が違っているという点です
作者は脇役の強ヒロインに自己投影していて、
自分にとっては気持ちの良い婿取り話を書いているので疑問に感じませんが
読者にとっては男女どちらであれ読んでいて苦痛の多い展開になっています
主人公なのに主役ではないという捻じれた歪な構成
これが”売れるはずなのに何故か売れない”テンプラ作品の正体です

この辺りを心得てないテンプラ作家さんが、
「悪そうな所は見当たらないけどなあ
 これ異世界転生でチートでテンプレっぽいから売れるはずなんだけどなあ 
 何でブクマ少ないんだろう?」
なんて首捻ってたりしていますが
うーん書き手本人だとピンと来ないものなんでしょうかね?
一般読者ですらアウトと感じてブクマ入れてないのに、と突っ込みたいですが
まぁここで丁寧に説明したのですから、よっく読んで次からは頑張ってください
本当は考えるのではなく、感じなければダメなのですけど

【テンプラ油の処理方法】
え? もう書いちゃったテンプラ作品はどうしたらいいですか?
②の【チートを授かる】ところから後を全面改訂するか、
新しい話を書き始めましょう(バッサリ)
いや③の【実はたいしたことない能力だった】まで行っちゃうと、その後をどう改善しても無駄です
そこがボトルネックになって③以降が壊死しちゃいますから
後半をどう魅力的に改善しても序盤で去った読者は戻ってこないのです
これはテンプラ以外の作品にも言えることですが
改善が有効なのは序盤です
序盤を改善したくないならその作品は諦めましょう

大手術をするよりは適当に完結させるのをお勧めしますね
どんな形であれ完結させることでしか得られない経験値というのがありますし
経験の少ない書き手にとって大改造はエターフラグになりがちですので

女性作家が無理せず書いて尚且つ気分の良いテンプレを書きたいなら
最初から素直に女性主人公にするか、性を感じさせない主人公を起用しましょう

例として3つほど挙げておきます
女性主人公が無双で活躍する『
くまクマ熊ベアー
ご都合な部分も結構ありますが
読者にストレスを感じさせないというサービスは徹底していて
男性が読んでいても楽しさが伝わってくる作品です

2つ目は魂は男だけどエルフの美女に転生した『
ギルドのお助けマン?
ベテラン冒険者な主人公が小さな町の駆け出し冒険者達と交流したりする話で
設定が丁寧で狩りの様子の描写は臨場感たっぷりです

TS成分も入っているっぽいですが、そのあたりをあまり感じさせません
主人公に色恋沙汰が無い反面、サブカプ話はかなり充実していて
ターゲット層の好みを外してないなと頷いてしまいます

3つ目は、なんと巨大芋虫の主人公が活躍する『
むいむいたん
なにせ芋虫ですからもう女の子にモテるモテない以前の問題で、
恋愛という生臭い要素を綺麗にカッ飛ばし、異世界の冒険に没頭させてくれます
甘いチートで読者をガッツリ取り込んでから
一転して主人公の力のみで冒険をさせるというのも
すぐ大味になりがちなテンプレ話を引き締める効果があり
なかなか唸らせられる構成で感心してしまいました

今回はこのあたりで

今や小説家になろうランキングは異世界テンプレ真っ盛り!
上から下まで転生でスキルでチートでハーレム目白押し
異世界にあらずば人にあらずというくらいの勢いです

「じ、自分も思いきって異世界テンプレを書くかなぁ?」
なんて悩んでいる書き手の方もいらっしゃると思います

何でこんなに異世界テンプレがウケてるんでしょう?
何が読者を惹きつけているのか
ものすごく単純でものすごく深遠な異世界テンプレを分析してみましょう


まず標準的な異世界テンプレを思い浮かべてみます


・突然死亡して異世界に転生
・強力なチート能力を得る
・チート能力で無双、ヒロイン①を助けて惚れられる
・チート能力で無双、ヒロイン②を助けて惚れられる
・チート能力で無双、ヒロイン③を助けて以下略

はい、判りやすいように徹底的に枝葉を取っ払うと非常に単純な構成ですね
非テンプレ派の作者が「俺の話はこんなもんに負けてるのか!」
と発狂するのも判る気がします
さて早速、各部分がなぜ読者にウケるのかを解説していきましょう



【突然死亡して異世界に転生】
小説の舞台として異世界が何故ウケるのかというと
読者が現実社会の煩わしさの無い世界を求めているからです

オサル槍持ち
狩猟、採取といった類人猿時代からの原初的本能を満たせる程度には未開で、
封権社会とはいえ現代人の感覚でも許容できる程度には秩序があり、
いざとなれば個人的武力でかなりの部分を決定できる荒っぽい世界です
(このあたりは西部劇や時代劇とも共通していますね)

ましてやステータスやスキル等のゲーム風要素があれば
幾度となく遊んだお馴染みの庭という安心感
ゲームで遊び放題だった気楽な子供時代への回帰も加わって
読者として非常に好ましい舞台になっています


死亡させる意味は、リアルへの帰還を断ち切るのが目的です
地球世界に戻れるとなると、
どうしても残してきたしがらみをチラチラ思い出してしまいますから
読者をより作品世界に没入させる為に死亡というギミックが使われているのです


【強力なチート能力を得る】
異世界の神様等の絶対者が登場する事もありますが
そのあたりを綺麗にすっ飛ばして、
気付いたら異世界で能力を得ていたというテンポ重視型も珍しくありません

努力もせずに力を手に入れるなんて恥ずかしくないのかなんて言われそうですが
そもそも読者は小説を読むことで立派な人格を形成しようなんて考えていません
小説とは嗜好品 楽しみの為に読まれるものなのです

他人より優れている事があるのは気持ちがいいですからね
これもまた原初的な本能がチート要素を好ましく感じさせているのです
優れていなければ肉食動物に狩られてしまったり、
ツガイを獲得できず子孫を残せなかったのですから
ちょっと卑怯だっていいじゃない にんげんだもの

もちろん優れた作家は少し残念な神様を出して主人公を手荒に扱わせたり
チート能力に微かに不便な要素を付け加えたりして
読者の後ろめたさを払拭する事を忘れません
小説家はサービス業なのです


【チート能力で無双、ヒロイン①を助けて惚れられる】
女の子を助ける、これは男の子の永遠のロマンです
当然ウケウケで詳しい説明の必要なんてありませんね

メスに、優れたオスである事をアピールしてツガイになる事を承認してもらう
これもまたおサルの頃から人類が繰り返してきた本能の欲求なのです

オサルアピール

【チート能力で無双、ヒロイン②を助けて惚れられる】
ゴリラは壮年のオスを頂点としたハーレム、チンパンジーは乱婚で、
大型類人猿のツガイ事情は
キリスト教の影響を受けた現代日本人の一夫一婦制とかけ離れています

ホモサピエンスも200万年ほど前から上記のどちらかを選択した可能性が高く
実際アフリカ、アラブ、アジア等、
キリスト教圏以外では強いオスの重婚が普通に行われていました
経済的リソースの都合、社会的な混乱を避ける為に
現在多くの国が一夫一婦制を採用していますが
我々人類の原初的本能はキリスト教の教義と一致していないと見るべきでしょう

ハーレム物が現代人のオスにウケている理由も納得ですね


【チート能力で無双、ヒロイン③を助けて以下略】
ウケる要素は何度でもウケます
しかし嫁キャラが増えすぎると各々の印象が薄れてしまいますし
話の収拾が付かなくなってしまいますので程々にしておきましょう

嫁は増やせないけど無双や救出はしたいという場合は
嫁キャラ以外のサブヒロイン
(居合わせた女性冒険者、ギルドの受付嬢、女騎士、依頼主など)を登場させ
「主人公さんってSUGEEE」をさせれば良いのです
オスは本能に逆らえませんから、メスの賞賛の言葉だけで気持ち良くなってしまいます

ヒロイン一途な一夫一婦作品でもこの手は有効なので、
非テンプレ型の作家さんにもお勧めします


こうして分解、分析してみると
異世界テンプレというジャンルは人間の持つ本能を計算して作られており
ヒトという動物を気持ち良くさせるという一点に徹底して構成されています

今回は取っ払いましたが更に細かい枝葉の部分の分析をすれば、
オス同士の承認欲求や群れへの従属貢献などの要素も含まれており
なかなか馬鹿に出来ません

「異世界テンプレなんてどれも同じで薄っぺら!」
「異世界テンプレを書くと魂が穢れてしまう!」
と考える作家さんも多いですが
強敵の強さの秘密を知り、
それを自らに組み入れる事もまた兵法と心得られたし・・・・・・なんつって

今回はこのあたりで

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