留学中に読んだリーダーシップに関する名論文、ハーバードビジネススクールのジョン・コッター教授による "What Leaders Really Do" を読み返してみた。

曰く、マネジメントとリーダーシップは両方とも大切だが、大きく異なるものである。

マネジメントとは計画と予算を立て、人々に仕事を割り振り、成果を測って、問題解決をしていくことである。複雑な状況を統制すること、安定的に商品を生産して届けていくことである。

しかし、これはリーダーシップではない。

リーダーシップとは組織を未来に導くこと。目の前に現れる事業機会を発見し、それを自分のものにしていくことである。

リーダーシップとはビジョンを示し、人々の共感を生むこと。人々に力を託し、変革を起こすこと。

リーダーシップは「カリスマ」などの性格ではない。それは行動規範である。そして変化が激しい時代においては、リーダーシップは一握りの経営上層部だけでなく、あらゆる層において求められるものである。

リーダーとは、変革を導く存在。

留学中に読んだ論文も、置かれた立場によって受け止め方が随分と変わってくるものだ。


第2版 リーダーシップ論
リーダーシップ論


こういうビジネス系の本を読んでいると、社長の出口に怒られそうだ。出口からは北条政子が愛読し、徳川家康、明治天皇も学んだという、「貞観政要」を勧められて、こちらも読んでいます。唐の皇帝、太宗の言行を記録した書。

貞観政要 上 新釈漢文大系 (95)
貞観政要 上 新釈漢文大系 (95) [単行本]