【独立国家共同体】


 「早く独立国家共同体になろう」(司法書士 松井秀也)


今日は、私の元教育係である先輩の松井さんについて書きます。

 松井さんは、理系出身の司法書士です。大手自動車部品メーカーで、エンジニアとして働かれていた経歴があり、文と理のハイブリッドな頭脳を搭載しています。

 配線王子や弁当男子といった異名を持ち、周囲から愛されている、私のよき先輩です。

 
冒頭の言葉は、そんな松井さんが入社して間もない私に掛けてくれた、大切な言葉です。

 「独立国家」とは、私の独り立ちへの激励です。
 企業法務、とりわけ複雑な組織再編案件をひとりで任されるようになるためには、法律知識やスキーム理解だけでは足りません。
お客様への対応、ワンストップサービスとして関わる他のコンサルタントとの連携、並行して進む他の案件の納期管理、未知の問題に直面したときの問題解決能力、そのような能力が不可欠だと日々感じています。


もっとも、この言葉の主眼は、「共同体」の部分にあるのではないかと思います。
 「共同体」とは、独り立ちしても、なおチームなのだということです。

 名南には、新しいコトを為さんとする人材を奨励する風土があります。
 独立国家として、松井さんと建設的・生産的な協定を結び、チームでしか出来ないコトを為すのが、今の私の目標です。

パイナップルケーキ計算式

11月10日より、名南経営は、50周年の節目を記念し、社員旅行で台湾を訪れました。

参加者は、アシスタントさん方を含む全従業員で、総勢300人以上いたのではないでしょうか。

旅行中は、ネットワーク内の法人間や部署の垣根が完全に取り払われました。
それゆえ、普段はなかなかお話しする機会がない他部門の方たちと、円卓を囲んで台湾ビールで乾杯し、大皿の台湾料理をシェアしながら交流を図ることができました。

九份の情景や、「倫理・民主・科学」を掲げる蒋介石像など、旅のハイライトは沢山ありましたが、個人的には台北市内の路地裏の風景に魅了されました。

台北市は雑居ビルが林立し、1本路地裏に入れば空が見えなくなります。
廃墟チックなアパートや謎の香りを漂わせる露店、ひしめき合う飲食店に怪しげなマッサージ店は、SF映画に出てくる少し退廃した近未来のような街並で、私の胸は躍りました。

資本が急速に入ってきたがゆえに、日常の生活風景とのギャップが生じ、それがなんともいえない異国情緒をかもし出している。旅行中はそんな印象を抱きました。

さて、タイトルの「パイナップルケーキ計算式」ですが、これは、台湾からの帰国後に、私の所属する法務チーム内で回ってきたメールの件名です。
パイナップルケーキといえば、台湾の定番のお土産です。
残念ながら、旅行に参加できなかった部署の方へのお土産として購入したパイナップルケーキ代金の清算。それが「パイナップルケーキ計算式」です。

そういった気遣いのできる部署の方たちに囲まれて仕事ができていることお伝えしたいのはもちろん、私の好きなサリンジャーやバリー・ユアグローの短編に出てきそうな語感が気に入ったため、今回のタイトルに引用しました。

【プロ意識と素人意識】


 「みんな何かしらの素人だから。」(司法書士 木村真由美)
 
  商業チームのリーダー木村さんが発したこの言葉に、ハッとさせられました。
  
  私が働く商業チームの業務のひとつに、お客様が作成した法律書類のチェックがあります。
  会社法関係書類には、法で定められた事項を記載する必要があります。
  しかし、会社法は非常に複雑です。したがって、書類作成とチェックには、専門的な法知識のみならず実務経験を要し、そこにプロの法律家の存在意義があります。

  時には多くの修正箇所がみつかるのですが、その報告相談をした際に出たのが冒頭の言葉です。

  法律を扱う仕事をする者が、プロ意識を持つことは必須です。
  翻って、法律に携わる者が、他の業種をはじめ他の専門分野に関して、素人意識を持ち、傲慢と独善に陥らないこともまた大切なことと感じます。

  

   そんな木村さんも、ご自身の言葉どおり、料理とゴルフは素人のようです。
  料理では、名南最強の弁当男子である松井さんを、ゴルフではわたくし猪子(ベストスコア84)を追い抜く3ヵ年計画を先日発表されていました。
  
 「みんな何かしらの素人である」

 刺さる言葉です。

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