このところ、図書館で借りた本を読んでいた。
海外の精神療法士が書いた本で、患者に催眠術をかけて過去の話を聞くうちに
どんどん昔を昔をと記憶をさかのぼらせると、
ついには生まれる前の、つまりあの世にいた時の
光景を聞き出せることを発見して、何人もの患者の話を聞いて
死後の世界や生まれ変わりのしくみをまとめた一冊である。
(死後の世界が教える「人生はなんのためにあるのか」マイケル・ニュートン博士)

読んだらなんだかまず、憂鬱な気分になった。
他のスピリチュアル系の本でも同じだけど、
だいたい人がこの世に生まれてくるのは
魂を磨く修行のためだということになっていて、この本も同じ主張であった。
つらい厳しい思いをすることで魂が磨かれ進歩するとか、
それじゃ人生嫌なことばっかり起こるってことじゃないか。
作者が言うことには、死後むこうの世界に帰ると
先生みたいな人がいていちいち聞かれるそうだ。
君の人生はもっと頑張れたんじゃないかね?みたいなことを言ってくる。
もうほんとうに大きなお世話。
そんなこと言ってきたらこめかみに肘打ち炸裂である。
もう警察はないんだぞ?お互い体もないけど。
反対にこっちが人生はRPGじゃないんだよと教えてやろう。
ゲームは誰がやっても村人に話しかければ返事が返って来るけども、
現実はちゃんと村人が会話してくれるプレイヤーと、
村人が無視するプレイヤーと二種類ある現実を偏屈な彼に教えてやろう。
頭の出来だってさまざまにあるじゃないか。
勉強したら理解できる人と僕みたいなさっぱりわからない人と。

そういえばこの前図書館で初歩の小学生からのプログラムみたいな本があった。
子供のレベルからいかないと僕は絶対ムリだと思って、
とりあえず立ったまま中を見てみた。
LEDを点滅させるプログラムを作ってみようという一連が説明されていた。

LEDを点灯させる指示を出す

0.5秒間一時停止する指示を出す

消灯する指示を出す

繰り返すと完成だという。
??わからない。
そうそう数学や算数の教科書も読むとこうだった。
こうやるのだ、と書かれてもなんで?となるのが僕の初反応である。
もはや様式美だ。教科書はなんで?と思う人間など
この世に存在しない前提で、勝手に進んで自己完結していく。
大抵の人は読めばああそうだねとわかるものなんだろうか?
これは頭のいい人にはわからない苦しみだろうなあ。
飛んできたボールをキャッチする方法なんて
口で説明しようがない感じなのだろうか。
ちなみに僕は飛んできたボールなんかキャッチできない。
勉強はもちろん運動もダメである。そもそも飛んできたボールが、
あと数秒たつとどの位置に落ちてくるのかが全く見ててもわからない。
手を右上に出せばいいのか、腹の前に置いておけばいいのかも
わからないのだ。小学校の時ボールをよく見てと言われて
両手を構えて待ち、ボールの軌道が判断できるギリギリまで
全神経を集中していたが、顔に当たっただけだった。
ソフトボールとか呼んでるくせにあたると痛いじゃないか。
漫画なんかだと、勉強はダメだけど運動は出来る。
あるいは足が速いとか、そんなのが駄目な子だ。
あれが駄目ならこっちが得意、というのが当たり前らしい。
僕は勉強はからきしダメだし前述とおり運動神経も限りなくゼロである。足も遅い。
じゃあ音楽はというと、鍵盤の音聴いても何の音かなんて全くわからない。笛も吹けなかったし。
じゃあ美術はどうだ?絵を描きなさいって言われて画用紙配られて、何にも描けなかった。
粘土で湯呑を作らされたけど、何度何度も、上が広がって汚い物しか作れなかった。
いや、じゃあ・・・友達が多いんじゃない?みんなの人気者とか。
ない。たまに漫画目当てでうちに来て、うつむいてだまって漫画読んで、
帰る子が3人くらいたけど。
高校はずっと休み時間、毎日音楽プレイヤーで曲を聴いていた。
修学旅行は一人で散策。東大出てひきこもりになる人だっているご時世に、
こんな僕がニートしてても致し方なしである。
だからだろうか?自分の身の程を知ってるせいか、恵んでもらって
「俺は人の施しなんかうけねぇ!」って言う人の気持ちは理解ができない。
僕なら見知らぬ人に「かわいそうに、これで美味しいものでも食べなさい」
と3000円もらったらびっくり無表情で受け取って、
その人がいなくなってから
うわあ、やったーって気持ちになるであろう。
なので。
もしいらない漫画なんかあったら、ぜひ僕にゆずってください。
すごい昔の少女漫画とか好きです。
よろしくお願いします。