攻撃しないでください。

クラッシュオブクランのクラン 「don't attack me」 のブログです。 (クランタグ #8PJRPR2J) 公式Twitterアカウント @coc_dam [提携クラン] 「Holiday Resort」 (クランタグ #YVJUCR89

by 時の蛇行

気が付いたらブログ更新止まってた(笑)
最近私、リアル都合でなかなかクラクラにインが出来ず、
放置気味となっております。

そろそろ2代目リーダーが必要なのかな。。。
2代目リーダーとブログライターをそれぞれ募集致します。
やりたいと思う方はツイッターかクランチャットで立候補お願い申し上げます。

第651戦目vs不明
(494勝157敗 勝率75.8%)
143-147 敗北


第652戦目vs不明
(495勝157敗 勝率75.9%)
150-114 
勝利 (パーフェクト)


第653戦目vs不明
(495勝158敗 勝率75.9%)
141-146 敗北


第654戦目vs不明
(495勝159敗 勝率75.8%)
107-116 2連敗



第655戦目vsアメリカ
(495勝160敗 勝率75.5%)
144-145 3連敗



第656戦目vsインド
(496勝160敗 勝率75.6%)
149-119 
勝利

by YODA

こんにちは。YODAです
『最近のDAMニュース
サブリのバタツさんがDAMに帰還したよ~。
クランゲームが5日を残して終わっているよ~。

平常運転!

それでは、結果発表~!

第647戦目vs?
(491勝156敗 勝率76.0%)
141-142 
敗北


第648戦目vsAustralia
(492勝156敗 勝率76.0%)
147-138 
勝利

by YODA

こんにちは。YODAです
きゃー!始まったね!ウェルプレイドリーグ!
今年は賞金総額105万円!凄い!
前回に続き強豪クランがエントリー。
もう予選ですら配信してほしいくらいワクワクしてます

「クラッシュ・オブ・クラン × ウェルプレイドリーグ Season 2」
詳細はこちら。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000014685.html


本選は9月から東京・大阪・名古屋のイオンシネマで毎週パブリックビューイング!凄くないですか?私はこういうの参加した事ないのだけど、毎週しかも2か月に渡って開催されてるなら行ってみたいな!と思うのであります。

秋が待ち遠しいし、どこのクランが勝ち上がってくるのかも楽しみ過ぎる!!
当分WPLから目が離せませんね!


それでは、結果発表~!

第643戦目vschina
(489勝154敗 勝率76.0%)
143-88 
勝利 

第644戦目vsiran
(490勝154敗 勝率76.0%)
112-110 
勝利 2連勝

by 時の蛇行

クランルールを一部変更致しました。

【変更前】
場合によりクラン戦ボーナスタイム有り。
【変更後】
いかなる場合でもクラン戦ボーナスタイム無し。

変更理由に関しましては、
本来、1回目の攻撃で全員が全壊をとってパーフェクト。
2回目の攻撃で全員ボーナス狙いするというものでしたが、
毎回攻撃権が足りていない。

つまり、初見全壊できるプレイヤーが不足しているため、
ボーナスタイムが今後も出来ないと判断し廃止致します。
以後、いかなる場合でもクラン戦でボーナス狙いの攻撃をされた場合はキックとさせていただきます。

続きましてクラン戦の結果です。

第641戦目vsサウジアラビア
(488勝153敗 勝率76.1%)
146-144 
勝利  10連勝

第642戦目vsウルグアイ
(488勝154敗 勝率76.0%)
145-147 
敗北

by バタツ




大学の親しい仲間内でクランを結成した。
クラン「メトロポリス」。
言い出しっぺの葛西が、好きな曲のタイトルからそう名付けた。
もちろん葛西がリーダーで、僕と須藤と霜木田はサブリーダーとして活動することになった。
四人ではクラン対戦ができないので、まずメンバー集めから始まった。
大学のサークルメンバーや同じ学部の知り合いを誘って、メンバーを十五人ほどかき集めた。
そのうちの半数はクランの城を建てたばかりの初心者だった。
大半はすぐに飽きて放置村になったが、それでも少数はクラクラにはまってくれた。
グローバルチャットで毎日宣伝もした。そこから経由してやってくるメンバーもたくさんいた。
五人対戦から始まったクラン対戦も、半年も経つ頃には三十人対戦が普通になった。

学生食堂で僕と霜木田が昼ご飯を食べていると、須藤がやってきた。
隣には須藤の恋人の島田さんもいた。
「こいつもクラクラ始めたんだよ」
と須藤は言った。
「よろしくね」
と島田さんは言った。
その日の夜、島田さんが須藤の招待でメトロポリスに加入した。

島田さんはクランチャットで活発に発言するタイプの人だった。
彼女は色んなことをクランチャットに書き込んだ。
援軍処理についての質問とかユニット研究の優先順位についての相談とか、色々。
それはもちろん喜ばしいことだったのだけど、クラクラとはかけ離れた日常的な話題も遠慮なく出してきた。
メトロポリスではクラメン同士で日常会話をするような風習がなかった。
同じ大学の友達同士で結成したクランだったから、クランチャットを介する必要がなかったのだ。
だから島田さんが新しい風となってクランチャットの空気を換えた。
発言するメンバーが増えた。
普段書き込まないようなメンバーも発言するようになった。

ある日のこと。
ゼミが終わり、僕は他のゼミ生たちと昼ご飯を食べた。
その後の授業は何も取っていなかったので、僕は授業に向かうゼミ生たちと別れ、一人で喫煙室に向かった。
喫煙室には霜木田がいた。
ぼおっとした顔つきで煙草を吸っていた。
僕は霜木田の隣に座って煙草に火をつけ、二時間ぶりにクラクラを開いた。
クランチャットは七十件ほど溜まっていた。
発言しているのはほとんど島田さんで、彼女の発言に何人かのクラメンが親切に反応している様子だった。
霜木田が僕のクラクラの画面を覗き込んでから、チッと舌打ちをした。
「クソ、あの女」
かなり険のある言い方だったので、僕はびっくりして彼を見た。
「どうしたんだよ」
「そうか、お前はツイッターやってないもんな」
ツイッターみたいなツールは色々と疲れるだけだから僕はやらない。
「島田がクラメンとツイッターで仲良くやってんのは知ってるか?」
「いや、知らない」
「『ひれかつ』さんとか、『らーく』さんとか、あと他にもツイッターやってるメンバーがいるんだよ」
「それはなんとなく知ってる」
「でさ、ツイッターでクラメンたちとイチャイチャしてるのが彼氏さんの癪にさわるわけだ」
「須藤が? あいつはツイッターやってるんだっけ?」
「いや、あいつは今はやってないよ」
「それで?」
「須藤は島田に、ツイッターをやめろと言ったらしい。多分島田がプライベートなことまでべらべらと呟くのが気に食わなかったんだろうな。でも奴は須藤と仲が悪くなったせいで余計にぐちぐちと呟くわけだ。具体的なことはぼやかして、わかる人にはわかるような感じでさ。で、それにウチのクラメンが心配のリプライを飛ばすわけ」
「リプライ?」
「返信って意味」
「なるほど。みんな心配してるんだ」
「上っ面だけだよ、そんなん。だから気持ち悪いんだ」
僕は考えるふりをして、煙草を吸った。
この手の話題は苦手だった。
僕にはよくわからない文化だ。
そして霜木田がそんなことにいらいらとしているわけもよくわからなかった。
気にしなければいいし、なんならツイッターなんて見なければいい。
でもどうやら彼は、僕みたいに単細胞的に呑気に物事をスルーできるほど、つまらない人間ではないようだった。

一週間後、須藤が何も告げずにクランを脱退した。
クランチャットで彼が脱退したことについて触れる者はごく少数だった。
僕は大学の授業が終わったあと、須藤に電話をかけた。
「いきなりクランを出ていってどうしたんだよ?」
「ああ、お前はツイッターやってないから知らないんだったな」
同じことを霜木田も言っていた。
どうやらツイッターをやっていないと時事に取り残されるらしい。
「まあ、簡単に言うと島田と別れたんだ。だからクランを出た」
「どうしてお前が出ていく必要があるんだ?」
「俺だって出ていきたくはなかったさ。でも仕方のないことだったんだ」
僕たちはその夜、二人きりで飲みに出かけた。
須藤は時々涙ぐみながら、酒の力を借りて僕に愚痴をぶつけた。
そして島田さんが今、リーダーの葛西と付き合っているらしいということを彼は語った。
僕はめまいがするような気持ちだった。
どうしてこのようなことになるのだ?

須藤に別れを言って、僕は自分のアパートに戻った。
電話がかかってきた。葛西からだ。
「お前には何の説明もしてなかったな。ごめんな、今までお前だけ蚊帳の外で」
そう葛西は言った。
「実は俺、島田と付き合ってるんだ、今」
「だから須藤はクランを出ていったのか」
僕はあくまで何も知らない風に言った。
「あいつにはすまないと思ってるんだ。でも仕方のないことだったんだ」
「そうか」
「島田とはツイッターでやり取りしているうちに仲良くなってさ」
またツイッターだ。
僕はだんだんと腹が立ってきた。
でも自分が何に腹を立てているのかいまいちよくわからなかった。
自分の預かり知らぬところで、重要な物事が動いていることに対して?
それとも島田さんに対して?
とりあえず僕はツイッターに対して便宜的に怒りをぶつけてみることにした。
こんなツールがあるせいで色んなものがこじれて駄目になっていくんだ、と。
でも、たとえツイッターがこの世に存在しなくても、今回のようなことは起こり得るのだと僕は思った。
そんなのは当たり前の話なのだ。
そしてそのときになって初めて、霜木田の心境を理解することができた。

須藤がクランを脱退した三日後、今度は霜木田が無言で脱退した。
「お前もこんなクランとっとと出ていったほうがいいぜ」
霜木田は喫煙室で僕にそう告げた。
でも僕は、このクランで十分楽しんでいる。
嘘じゃない。
あるいは僕が鈍感に過ぎるせいかもしれない。
でも楽しんでいることだけは事実だ。

学生食堂で葛西が頭を抱えていた。
僕は彼の向かい側に座った。
「なあ、お前だけは俺を裏切らないよな。信じていいんだよな?」
と葛西は僕に向かって言った。
「いきなり何を言い出すんだよ」
「こんなことになるなら、メトロポリスなんて立ち上げなきゃよかったって思ってるよ」
「たかがゲームじゃないか?」
「人と人が関わってるんだぞ」
「それを考えすぎるから窮屈になっていくんだよ。そうだな……」
僕は考えた。
「画面を通して関わっているのが、みんな猫だと思えばいいよ。葛西、君は猫と喋ってる。猫だからみんなワガママで面倒くさがりで」時々発情期を迎える。
すこし上ずったジョークだったかと冷や冷やしたが、猫好きの葛西の表情はほんの少し緩んだように見えた。
「それじゃあ須藤と霜木田も猫か?」
「霜木田はキザなロシアンブルーで、須藤はヒゲの長いキジトラだよ」
「じゃあ俺はヒゲの短いキジトラだな。お前は多分、三毛猫か何かだよ」
「んなーご」

クラン「メトロポリス」は、結成初期の頃と比べて随分と様変わりした。
初期の面子は葛西と僕だけだった。
島田さんは、
「ツイッターで知り合った人のクランに遊びに行ってくる」
と言い残して出ていくことが多くなった。
島田さんのいないクランチャットは沈黙が多くなる。

彼女がクランに戻ってきたとき、葛西から電話がかかってきた。
「なあ、メトロポリスのリーダーをやってくれないか?」
「どうして?」
「そろそろクラクラも辞めようかと思ってな」
葛西と島田さんが別れたことを知ったのは、僕がリーダーを引き継いだ後のことだ。
結局、僕が何をしても何を言おうとも、この結末は変わらなかったのだろうと思う。

それから二年が経った。
大学を卒業した僕たちは、それぞれ独立した道を歩いている。
葛西と須藤は、今はもうすっかり仲直りをした。
さすがはキジトラ同士だ。
ロシアンブルーの霜木田は、アルバイトをしながらパンクバンドをやっている。
僕が「お前のバンドにはブルースが足りない」と言うと、霜木田は「今どきブルースなんて流行らねえよ」と笑った。
その通りだと思った。

僕はというと、道端で偶然出くわしたスーツ姿の島田さんと、今、居酒屋で飲んでいる。

島田さんは左手にビールジョッキを掲げ、右手にスマートフォンを構えて、僕と乾杯をした。
そしてその瞬間をパシャリと撮影した。
「ねえ、これツイッターに上げてもいい?」
「べつにいいよ」
「ありがとう。ええと……仕事帰りに、ホームクランのリーダーの『8bit』さんと偶然遭遇して、今飲んでます、と」
僕は緩んだネクタイをさらに緩めた。
「まさか職場がこんなに近いなんてね」
「ね。ほんとびっくり。懐かしいな」
「懐かしい?」
「普段はクランチャットでいつも一緒なのに、なんだか不思議だよね」
僕と島田さんがこうしてサシで飲むのは初めてのことだ。
僕たちは大学時代の話をした。
主に葛西と須藤についての話題だったが。
島田さんは酔いの回った舌でかつての三角関係について語った。
でも僕はそのことにかんして、本当に興味がなかった。
だからその話の中身は、左耳から入って即座に右耳へ抜けていって、全く記憶に残らなかった。
気がつくと、二件目の居酒屋にいた。
お互い顔を赤くしながらまだ酒を飲んでいた。
「メトロポリスにはもうあなたしか残っていないのよね」
と島田さんは呟くように言った。
「まさか僕がリーダーを継ぐとは夢にも思わなかった」
「クラクラ楽しい?」
「まあまあだな」
「私とクラクラやるの楽しい?」
「クラメンとクラクラやるのは楽しい」
「やっぱり、それが当たり前の感覚だよね」
彼女は酔っ払いながらまた写真を撮った。
そしてツイッターを起動した。
「ねえ、なんでツイッターやらないの?」
と島田さんは言った。
「なんでって言われても」
「ねえ、なんで?」
「そういうの、基本的にやらないんだ」
「クラクラはやってるのに?」
「クラクラとツイッターは違うよ」
「違うよね、うん」
「ああ、違う。クラクラのほうがずっといいよ」
島田さんは笑ってビールを飲んだ。
「ねえ、私たち気があうと思わない?」
「え?」
「あのときのメンバーで、今でもクラクラやってるのって私たちだけだもの。私たち、多分似た者同士なんだよ」
「どういうところが?」
「クラクラに一途なところ。あとお酒が好きなところ」
僕も笑ってビールを飲んだ。
「どうして大学にいたときは気がつかなかったんだろう?」
と彼女は首を傾げた。
「あなたといるとすごく楽しく感じる。ねえ、これからも似た者同士で、うまくやりましょうね」
島田さんは笑った。
僕も笑った。
そして口に含んだビールを彼女の顔面に吐き捨ててやりたくなった。
そういう気分だ。



by 時の蛇行

この度、以下のようなご要望をクランチャットで頂きました。
クランチャットの文章をそのまま転記いたしました。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------
Q氏:攻撃権の数がギリギリになると、
   「攻め残しや全壊のプレッシャー」が厳しいので、
   1回目の攻撃はTHレベルでゾーンを決めるのはどうでしょう?

V氏:ガチクランではないので、強制というのは少し違うような気がしますが、
   推奨としてゾーンを決めてもいいと思いますね。
   なかなかドコを攻めたらよいのかわからない人もいると思うし、
   目安にはなるかと思います。

Q氏:たとえばTH9ヒーローレベル合計30未満はTH8以下。
   ヒーローレベル合計30以上はTH9のクロスボウ無し村。
   TH10はTH9のクロスボウ有り村。
   TH11はイーグルなし、インフェルノタワー有り村。
   TH12はイーグル有り村みたいな感じです。

P氏:大体賛成ですが、個人的にはヒーロー合計30未満でも
   クロスボウ無し村いけると思います。
   ほかの設備がカンストしてたら別ですが。

Q氏:上のゾーンの村を攻撃したい人は、
   自分のゾーンのまだ埋まっていない最上位を全壊が条件みたいな。

P氏:それなら解決しますが、
   問題はチャットやクランメールを見ない人が絶対にいるということですね・・・。

Q氏:クランルールに加えてもらえないと、
   毎回攻撃権がギリギリとかチャットでいくら騒いでも効果なしですね。
   とにかく、1回めの攻撃は中級者・上級者として、
   ほぼ確実に全壊が取れるようになるべきゾーンの
   具体的な指定が欲しいような気がします。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

上記をうけ、過去に書いた記事をTH12まで追加しました。
その記事が「
クラン戦の村選びの基準について」です。

クランルールにも上記リンクを追加致します。
内容は以前に書いたものをそのまま流用しておりますので、
修正の余地はあるかと存じます。
しかしながら、私はすでにTH12の身。
アプデが数回入っているTH11以下の現状の難易度については、
自らプレイしておりませんので、全くわかっておりません。
ですので、修正については都度承ります。
ご意見ございましたら、教えてください。

【今回の改善要望まとめ】
・クラン戦の攻撃権を余らせて、余裕をもって勝ちたい。
・無駄な攻撃権は無くしたい。
・高度な技術は個人に求めず、クラン戦に勝ちたい。

by YODA

こんにちは。YODAです
3連休の真ん中ですね。皆様エンジョイしてますか?
Blogの対戦結果を2戦まとめて書くようになってから、またしても対戦国が消えてしまうと言うミスを犯してしまいましたスクショ取らなきゃダメだな。うんうん。
そして最近のDAMは絶好調!連勝中であります!相手が決まらず、開戦~終戦時間がめちゃくちゃになりながらも、皆凄い!クラン対戦すきよね
まぁ、好きじゃないとうちでは無理ポだけど!連勝がどこまで続くか楽しみ~!

それでは、結果発表~!
第639戦目vs?
(486勝153敗 勝率76.0%)
147-147 
勝利  8連勝
破壊率で勝利!

第640戦目vsPhilippines
(487勝153敗 勝率76.0%)
146-45 
勝利 9連勝

by バタツ




白いシーツは二人の汗で濡れている。
あざみは目を閉じたまま目を覚ました。いつものことだ。三年ほど前からこういう癖がついた。朝の初めに見る景色はいつも自分のまぶたの裏だ。
そのまま目を開けないでいると、すぐ隣に眠っている涼太の気配を濃く感じることができた。彼の少し荒い寝息、数センチ越しの体温、トリートメントとかすかな体臭の混じったにおい。
時々、ずっと目を閉じたまま、物言わぬ彼の気配をそばに感じていたいと思うときがある。でもそのうち彼の目は開く。だから彼女は、すっと息を吸って肺を静かに膨らまして、それから目を開ける。
カーテンの切れ目から差し込む光が、細長く天井を横切っている。まるでこの部屋を真っ二つにしそうなほどくっきりとした光の線だ。
壁掛けの時計を見る。日曜日はすでに七時間ほど過ぎている。
起きて朝ごはんの準備しなくちゃ。あざみはそう思う。彼女は、後頭部をこちらに向けて眠っている彼の背中に、ぴたりと張り付く。しっとりとした首筋に鼻先を近づけて、ごつごつとした肩甲骨に薄く手のひらで触れる。そして目玉焼きとお味噌汁の具のことを考える。また一日が始まるのだと思った。
あざみは静かに起きて下着を着けて、それから台所に向かって二人分の朝食を用意した。

寝室に戻ると、涼太はベッドにうつ伏せになってスマートフォンをいじっていた。
「朝ごはんだよ、『フトシ』くん」
あざみは涼太の背中に覆いかぶさる。
「だからハンドルネームで呼ぶなって」
そう言って涼太は笑う。彼の太い指を見ていると、彼の5インチのスマートフォンがとても小さく見える。彼はその指で知らない誰かの村の資源を奪っている。画面上を人差し指が器用に滑る。あざみはこの指がたまらなく好きだ。
でも彼女は、彼のその指を見ていると何かを思い出してしまいそうになることがある。今も何か、思い出したくないものが後頭部から暗いもやのように湧き上がって来ようとしている。
駄目だよ、あざみ。それはもう私には必要のないものなんだよ。
「『カロナール』ちゃん、そろそろどいてくれないと汗だくになっちゃいそう」
「い、や、だ」
「エアコンのスイッチを入れてくれたら、一生くっついてもらっていいからさあ。頼むよ」
あざみは渋々、涼太の上半身から身を起こしてエアコンを起動した。
「ご飯持ってくるね」そう言って彼女は台所から、二人分の朝食を載せたお盆を持ってきた。資源稼ぎを終えた彼は、ボクサーパンツとTシャツを着けて座卓の前に座った。
「いつも美味しい朝ごはんをありがとう、あざみさま」
「はいはい」
二人は食器を片付けてから一緒にシャワーを浴びた。あざみは涼太にドライヤーを持たせて、長い髪の毛を乾かしてもらった。部屋はすっかり涼しくなっていて、ベッドシーツの汗じみは消えていた。
二人は下着姿でベッドに寝転びながら、スマートフォンをいじった。

「ねえ、この村なんだけど」
そう切り出してあざみは涼太にスマートフォンを見せる。
「なに、対戦?」
涼太は彼女のスマートフォンの画面をしばらく無言で覗き込む。
「この配置、初見でゴレホグするの?」
と涼太が聞く。彼女は頷く。
「そうだな……多分ここらへんにテスラがあると思うよ。ホグが外周に逸れるようになってる」
「じゃあ、こっちからゴレヒーローで削ったほうがいい?」
「そうだね。俺だったらそうするね」
「そうしてみる。ありがと」
「どれどれ。じゃあ『カロナール』ちゃんの初見攻めを、俺が実況中継してあげますか」
涼太はあざみの肩に自分の肩をくっ付ける。
「ええ、やめてよ見ないでよ、緊張しちゃうから」
「緊張するくらいがちょうどいいんだよ。はい『カロナール』選手、舌なめずりをしながら全壊プランを練っています」
「もう」
あざみは涼太のことを気にしないようにして、スマートフォンのほうに意識を集中させた。相手の村をよく観察して、昨日の夜になんとなく考えていた部隊の動きや呪文を落とすタイミングを想定し、それから集中し直して、「攻撃」ボタンをタップした。
「さあ『カロナール』選手、いよいよアタック開始です! 初手はベビドラで3時方向をサイドカット……ああっと、さっそく黒爆弾でベビドラがやられてしまった。ここのサイドカットが甘いとヒーロー部隊が逸れるかもしれません、大丈夫か? 外周の迫撃砲はまだ残っているぞ。ベビドラを2体持っていっていれば安全だったかもしれません。さあゴレを出して後ろにウィズを展開。案の定ゴレが迫撃砲に吊られて微妙に位置がズレてしまいました。『カロナール』選手ちょっとテンパっているか? 援軍ボウラーを出しますが、端っこのアーチャータワーにボウラーが横撃ちされていきます。焦らず焦らず。ここで焦っちゃ駄目だよ。wbはまだ早いって! おい、なに壁開けミスってんだよ。初心者じゃあるまいし。しょうがないから一層目でジャンプ使いなよ。ほら早く! ヒーローも入れてほら! 何やってんだよ。投入タイミングが遅かったせいでキングが中に入らなかっただろうが。ボウラーは中の施設もえぐるからタイミング考えろって前にも言ったよな? おい、防衛援軍が出てきたぞ、早くポイズン打てよ。遅いんだよ。……ほら、ゴレもう溶けちゃったよ、クイーンのクローク発動させろ……おい! なんでクローク発動しないまま死なせちゃうんだよ、本当に集中してんのか! なあ! だからさあ、焦るなって言ってるだろ! どうしてそこでホグをどば出しすんだよ! もっと丁寧にできるだろ! 自暴自棄になるなって何度言えばわかるんだ! この出来損ない! 最後までしっかり攻めろ! 呪文を使うのが遅い! 掃除用のユニットで星2を狙えよ! なあ、おい聞いてるのか! これで済むと思ってるのか? だからいつまでもお前は成長しないんだよ! お前はいつも物事に真剣に取り組んでいるように見せかけているだけだからな! 俺にはぜんぶわかってるんだ! 大勢の目は誤魔化せても俺の目は誤魔化せないぞ! 聞いてるのか! 聞こえない振りをするな! 自分に都合の悪いことはみんな聞かなかった振りをするんだな! だからお前はいつまでたっても駄目な奴なんだ! なあ! あざみ! 俺からは逃げられない。わかってるんだろう、あざみ? あざみ! まあ難しい配置だったからしょうがない、ドンマイ。ナイスファイト! あざみ?」
涼太はあざみの手の甲に自分の手を重ねた。
彼女の手は驚くほど冷たくなっていた。
「どうした、あざみ?」
「なんでもないの。ただアタックが失敗して落ち込んでいるだけ」
「また何か思い出した?」
「ううん、大丈夫」
涼太はあざみの身体を包み込むように抱きしめた。彼女の身体は冷えてはいなかったけれど、その手は氷水に浸けたみたいに冷たいままだった。彼は彼女の両手を自分の両手で温めた。
彼女は一切の震えもないまま、彼の身体の中で丸まっていた。そのまま彼女の身体は時を止めてしまったようだった。涼太は、このまま彼女が手の先から足の先まで凍ってしまうんじゃないかと、本気でそう思った。わかってる、これが馬鹿げた想像だってことは。
でも、日曜日はもう十時間も過ぎている。二人の休日は着実に終わりへと向かっている。








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