帰りに上州屋に寄ってクリアー塗料を買ってきた。
「サンコー商会」のスーパーウレロン
ちっちゃいが、れっきとした「2液型硬質ポリウレタン塗料」らしい。
釣具屋さんにはロッドやルアーの補修剤がちっちゃいビンでいろいろ置いてある。金属面塗装に向いた「2液型エポキシ塗料 エポライトミニ」もある。
どちらも硬化開始が速めに設定されててエアブラシだと超忙しいけど、専用うすめ液もあるし、業務用缶買うほどのことじゃないから助かるねー。
昨日のニスを剥がしてクラックを掃除。
この付近全面やり直したい誘惑にかられるが、ブリッジからはみ出すクラック部分に限定しよう。
スーパーウレロンをA液:B液=1:1で混合。
B液を気持ち少なめにしたくなるけど少量では難しい。あまり気にしなくても硬化不良にはなりにくいようだ。
10分ぐらいすると粘度が増してくるので、その前に急いで1層目を塗装。
10〜15分ほど経過するとドロッとしてくるので、気泡が入らないように注意しながらスティックで均質にかき混ぜ、筆で置くように厚盛り。
乾燥硬化型の塗料とは比べ物にならないぐらい肉やせが少ないのは確かだけど、流石にこんだけ盛ると、硬化時に表面にシワやクラックができる。研磨&研ぎ出しは必須。
2時間ほどで硬化、4時間もすればカチンカチンだけど、研磨は明日にしよう。
実は、このギターを買ったときから不思議に思っていたことがあった。このギター、やたら重たいのだ。イコライザー・アンプや乾電池が入ってるんだから無理もないかと思ってたけど、それらを外してもまだ重い。
まさか「塗装」の重さだなんてことはないだろうし・・・
まぁ、材料が違うんだろな位に気にしないようにしてきたんだけど、ブリッジを外してみると、さらに不思議なことばかり。
ブリッジはアイロン加熱で意外にあっさり外れた。
だけど接着面に残った熱い接着剤はフニャフニャではなく、カリカリ硬いまんまだった。ネチョ〜じゃなくてペリッと剥がれた感じ。薄っすらと黒く、ペーパーが歯に立たないほど硬い。しかも塗膜との境界がわからないほど馴染んでいる。
これはタイトボンドの類じゃなく化学硬化型の肉痩せしない樹脂に見えるが、エポキシ樹脂とも違う。
リペア待ちの間に、接着面の残った塗装を剥がそうとしてみた。
これがとんでもなく硬く、しかもとんでもなく分厚くて、削っても削っても一向に木肌に近づかない。ラッカーシンナーも剥がし剤も歯が立たない。そうこうしているうちに、塗膜の厚さは1mmを超えるんじゃないか?と思えてきた。
ギターが重いのがまさか「塗装」の重さだったとは!?
しまったぁ・・・これポリウレタン塗装ってヤツだ。まるでエレキや家具じゃないか!?
分厚いポリウレタン塗装で生音を殺し、ハウリングを防止してる?
これがエレアコの正体だったのかぁ。
なんだか楽器の方向性が間違ってないだろうか???
昔からのアコースティックギターを想定してたのが間違いだった。
無理しても怪我するのが落ちなので、塗装はがしはリューター使ってほどほどに荒らすだけでやめておこう。
ニス塗りリペアも間違いで、コンパウンド仕上げ段階で剥がれそうな気もする・・・クリアキャストやフロントガラス補修剤が頭をよぎるが・・・あ、釣具用の2液ウレタン塗料が残ってたかな。
となるとタイトボンド接着も無理なので、急遽接着剤を見直すことに。
30年前のこと。ブリッジが剥がれたガットギターを拾ってきてエポキシ系接着剤で直して弾いていたけど、スチール弦ではちょっと不安。エポキシは強力に接着されたようでも、気温の高いところに負荷をかけたまま長期間放置すると位置がずれてくることがある。今回は避けたい。
エポキシより強力にポリウレタン塗装面に接着するとなると、残るは「ビニールウレタン接着剤」しかない。安価に少量入手できるところはないかと探すと、なんと、意外なところで扱っていた。
「WOODY・JOE」
「ビニールウレタン接着剤 オーシカ ピーアイボンド」
頼もしい! この会社、プラモデル世代の永遠の友達「イマイ科学」の残滓である。
下がりかけたモチベーションが「WOODY・JOE」の名を聞いて再び上昇。
40年もの時を超えて、再び出会えるとは思わなかったぞ。
この部分だけリペアすれば・・・
いや、よく見ると、以前のブリッジ前端位置にうっすらと段差ができてしまってる。
やっぱり、ブリッジ前端部分だけは全域をリペアしなきゃダメね。ここは色塗装からやる覚悟だったから、クリア層だけなら模型と同じ方法でやってみよう。
広めにリペア領域を残してマスキング。
木部用ニスを薄めないで塗装。
塗装剥がれ部分に5〜6層塗り、その後全体に3層ほど。
いや〜、ニス塗りなんて学生時代以来。
随分厚塗りできるんだね!
厚塗りするだけなら模型用より手間がかからない。
半硬化状態でマスキングテープを剥がす。
このタイミングは人それぞれだよね。私は硬化後に剥がすのが苦手。
このまま放置して、完全硬化したら研磨開始だ。
ニスって硬化までどれぐらい待つんだろ?
これが車模型だと平気で「1週間待て」なんて言われるけど、私は待てないなぁ。
ピン穴を塞ぐ。
φ5mmよりちょっと太い丸棒を調達してきて様子見。
ブリッジ移設後は、この穴から4.2mm後退した位置にピン穴を開け直す。ってことは、塞いだ穴でストリングのボールエンドを保持するわけで、強度どころか音色も心配になる。できるだけ硬そうな材質の棒を選んだけど、どうかなぁ。
丸棒は、ちょっと長めに切ってあとで平らに削ろう。
強度が怪しそうなときは、ボールエンドが普通と逆方向になる特殊なブリッジピンを使う予定。
タイトボンドをたっぷりつけて丸棒を接着。
このまま1日ぐらい放置して
飛び出た頭をミニカンナとペーパーで平らに削る。
ありゃあ、キズが増えちまったかな。
どうせ塗装を剥がすときにもっと削るので、今はほどほどにしとこ。
このギターとっても薄いので、中が狭くて手を動かせない(ーー;)
結局、刃物じゃ力が入らないんでペーパーで根気よく削った。
それにしてもタイトボンドは痩せるなぁ。
後で隙間に木粉入りのタイトボンドを盛ろう。
次はブリッジを位置決めして、ブリッジに隠れない部分の塗装をリペアしなきゃ。
どうするかな、めんどくさいけどテンプレート(型紙)を作ったほうがいいかなぁ。
オヤジ博士から送られてきた俺アタック5画像。
なんと俺メカリベンジ作品の1位を頂いたそうで、賑やかし作戦のつもりが恐縮するやら嬉しいやら。
懐かしい・・・6年経っても健在な顔ぶれに、ちょっと感動。
左が助手さんの「小鹿丸」
真ん中がオヤジ博士の「青龍」
改めて見ると、どれも凄いディテールと重量感で呆れてしまう。
「小鹿丸」に乗ってる人間は3mmぐらいか? うーん、呆れる。
「青龍」のガトリング砲は真鍮パイプの束。やっぱり呆れる。
そう言えば 「俺山田コンテスト」目指して中断したままの「ブリュンヒルト号」が作りかけだったなぁ。
まだ作れるかなぁ・・・
- カテゴリ
- プラモデル
昨夜の会話
息子 「おとーちゃん!明日皆既日食だってさ!」
オレ 「おう!」
息子 「月のほう見てればいいの?」
オレ 「へっ? 月? 月ねぇ・・・月でも良いけど見えねーよ。」
息子 「何時ごろ?」
オレ 「10時過ぎ」
息子 「えー、そんなに遅いんだ?」
オレ 「(・・・まさかとは思うが) あのさ、朝の10時だぞ」
息子 「・・・朝?」
カミさん 「キャハハハハ! 夜に太陽見えるわけないじゃん!」
息子が何と勘違いしていたのか・・・もし勘違いじゃなかったらと思うと怖いので突っ込めなかった。
今朝の会話
カミさん 「雨で見えないわね、残念ねー」
オレ 「残念だねー、でも、辺りがちょっとだけ暗くなるかもな」
カミさん 「雲で見えないのに?」
微妙に怖くて突っ込めなかった。
オレ、科学・天文大好きなんだけど
オレの子育て間違いだった?
家族との対話が足りてない?
それとも父の存在が希薄?
・・・まぁいいさ(泣
それにしても圧巻はNHKの硫黄島ライブ中継。
月の山谷が判別できる映像は素晴らしかったが、それにも増して感動したのは赤い「プロミネンス」がくっきり見えたこと。観測カメラの録画じゃなくてライブで見せるって流石だな〜。
惜しかったのはダイヤモンドリング直後のフィルター交換にちょいと手間取ったこと。それでも十分お見事でした。
日食の記憶
1963年7月21日(日) 4歳
兄や姉にひっついてドタバタしてた。二階から空を見ていた記憶があるが、何を見ていたかの記憶はない。多分、日食の記憶だと思うんだが。
1969年3月18日(火) 小4
プレパラートにローソクのススを付けたりしたがうまくいかず、母に頼み込んで黒い下敷きを買ってもらった。でも下敷きが厚過ぎるのかよくわからず、片っ端から色んなものを使って研究した記憶がある。見えたときには終わってたんじゃないかな。
1972年7月11日(火) 中2
科学部で望遠鏡投影のスケッチ観測。この日は暑かった。
望遠鏡を太陽に向けると、望遠鏡の影が真ん丸になることを発見して感動?
一生懸命「黒点」をスケッチしてたことは覚えているが、日食の太陽の姿は覚えていない。
日食にはあんまり縁がないなぁ。
- カテゴリ
- 宇宙から
怖いけど、もう覚悟するっきゃない。
一応マスキングテープで表面を保護し、現在のブリッジ位置をマーキング。
チューナー測定を繰り返したり検討の結果、ブリッジの後退量は4.2mmに決めた。もしかしたら僅かにフラット気味になるかもしれない量で、後でサドルでシャープ方向に調整可能な位置だ。
最大の難関はブリッジをどうやって剥がすかだよなぁ。剥がれちまえばこっちの勝ち。
コツコツと集めた道具やら実験で使った接着剤やら。この他にカミさんのスチームアイロンも借りる。
どれも目的外使用だけど、こうやって並べるとプランがバレバレですね。
多分ニカワ接着じゃなくって、タイトボンド接着。とすれば「熱」以外には頼りようがないんだなぁ。 接着剤の仕様からすると目標温度は200度5分・・・難しいけど、恐らくそこまで行かなくても軟化すると期待して強行!
両手の指のうち4本ほどに発生していた関節炎がほぼ治ったみたい。
まともに拳も握れなかったんだけど、もう全力で握り締めてもなんともない。
指を変な方向にまげると多少痛みはあるけど、多分そのうち忘れるだろう。
ギターをいじってるうちは一向に良くならず、指を酷使しないように注意して6ヶ月以上・・・長かったなぁ。嬉しくてさっそくギターダコの再生開始です。
服用したのは粉末状の「ゼラチン」と「コラーゲンペプチド」。
温かい飲み物や料理には「粉末ゼラチン」、冷たい飲み物には「コラーゲンペプチド」。
こんなものが体に吸収されて巡り巡って関節のコラーゲンになるものか?
いまさら「お肌プルプル」になってもしょうもな。
当の本人がはなはだ疑問に思っていたけど、業務用の爆安大袋を買いこんで6ヶ月飲み続けたら見事に治った。
実は、関節炎が治ったのがコラーゲンの効果だと確信したのは2週間ほど前の「健康診断成績表」をみてから。
なんと、いい歳こいて身長が・・・2.2cm 伸びてた!?
いくらなんでも、30年間止まっていた身長が突然2cm以上も伸びるはずがない。
結果を見た時は「朝に計測したから」だと思ってたんだけど、その後何回か自分で確認しても、やはり間違いなく伸びてる。
調べてみると、「お肌プルプル」のような評価しにくい効果と違って、身長が伸びるというのはコラーゲンの確実な効果のひとつらしい。しかも若い人には効果がなく、割と高齢の人に顕著な効果が現れると言う。
そう言えば2年前に首や背中を痛めたときは治るまでに何ヶ月もかかった。どんなに痛めてもせいぜい1週間で治ってのに、あの頃から異常に気がつくべきだったんだなぁ。
今はあまり腰痛にもならない。寝違えても回復が早い。
ただし、コラーゲンの過剰摂取はいちおう注意しておかなくちゃ。
あまりにも多すぎると脂肪で蓄積される可能性が高い。
関節炎は治ったけど・・・「健康診断成績表」によると「中性脂肪」が異常値だと。
今度はダイエット中です(爆)
老化が始まるとメンテナンスで忙しいっすね。