「なぜ僕だけが」 自殺生徒が顧問に手紙
TBS系(JNN) 2013年1月23日(水)18時49分配信

 大阪市立桜宮高校の男子生徒が体罰を受けた後に自殺した問題で、生徒の父親がバスケットボール部の顧問を暴行容疑で告訴しました。

 男子生徒は自殺の前日に練習試合でバスケ部顧問の男性教諭(47)から「30〜40発殴られた」と母親に話していたということですが、警察が父親から事情を聴いていく中で、この日の顧問の行為について「処罰してほしい」という意思が確認できたため、23日、暴行容疑での告訴を受けたということです。警察は、今後は刑事事件として捜査を進める方針です。

 また、男子生徒が顧問の教諭に宛てて書いていた手紙の詳細が明らかになりました。

 「なぜ僕だけがしばき回されなくてはならないのですか。他の部員は言われないのに、自分ばかり責められるのは納得いきません。キャプテンとして一生懸命やったのに先生はわかってくれない。もう僕はこの学校に行きたくありません」

 手紙はルーズリーフ1枚。体罰に対する不満とキャプテンとしての悩みが鉛筆でびっしりとつづられているということです。(23日23:16)