生徒の両頬を平手打ち、鼓膜破る…中学教諭処分
読売新聞 2016年12月28日 12時20分

 兵庫県教委は27日、男子生徒を平手打ちして鼓膜を破るけがを負わせた、姫路市立中学校の男性教諭(36)を停職1か月にするなど、計2人を懲戒処分とした。

 発表によると、男性教諭は、前の勤務先の中学校で生活指導担当だった2015年3月20日、友人同士のトラブルを巡り、2年の男子生徒を呼び出して指導。生徒が座っていたイスの背もたれを蹴った後、両頬を複数回、平手打ちし、左耳の鼓膜を破るけがをさせた。県教委の調査に対し、「生徒の態度にカッとなった」と話したという。

 また、10月に担任する高等部3年の男子生徒の頭をつかんで揺さぶり、机に打ち付けたとして、県立のじぎく特別支援学校(神戸市西区)高等部長の男性教諭(57)を戒告とした。