「社会的信頼大きく損ねた」京都教育大の学長が辞意
2009年7月7日21時41分配信 読売新聞

 京都教育大(京都市)は7日、寺田光世学長が、学生6人が集団準強姦(ごうかん)容疑で逮捕(いずれも不起訴)された事件の責任を取り、辞意を表明したことを明らかにした。

 同大学の発表によると、寺田学長は6日の大学の経営協議会で、「教員養成を目的とする大学の教育の社会的信頼を大きく損ねた責任は自分にある」とし、事件を受けて設置した学内の特別対策委員会の報告に基づき、対応の道筋が付いた時点で退任すると述べたという。

 寺田学長を巡っては、逮捕当日の記者会見で、「教育的配慮」として学生らをかばうかのような対応をしたなどとして批判を招いた。