社会

中島岳志、『自民党 価値とリスクのマトリクス Kindle版』、2019、スタンド・ブックス

中島岳志、『自民党 価値とリスクのマトリクス Kindle版』、2019、スタンド・ブックス

はじめに
政治家の言葉を読むこと
政治のマトリクス
1 安倍晋三‐アンチ・リベラルと親米
2 石破茂‐自立と持続可能性
3 菅義偉‐忖度政治と大衆迎合
4 野田聖子‐多様性と包摂
5 河野太郎‐徹底した新自由主義者
6 岸田文雄‐敵をつくらない「安定」感
7 加藤勝信‐リスクの社会化を実現するために
8 小渕優子‐財政再建とセーフティネット
9 小泉進次郎‐「自助」の限界
おわりに‐私たちは何を選択すべきか?
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はじめに
政治家の言葉を読むこと
政治のマトリクス
1 安倍晋三‐アンチ・リベラルと親米
1.1 安倍晋三という政治家の「地金」
1.2 議員生活は歴史認識問題からスタート
1.3 「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」事務局長に
1.4 アンチ左翼、アンチ・リベラル
1.5 靖国参拝は国家観の根本
1.6 日米安保強化を一貫して強調
1.7 政治家は結果責任をとることで免罪される
1.8 日本型ネオコン勢力の権力奪取
2 石破茂‐自立と持続可能性
2.1 政界トップクラスの著作数
2.2 「小さな政府」を志向、自立と持続可能性
2.3 アベノミクスへの懐疑
2.4 原発再稼働、米海兵隊は国外へ
2.5 「価値」をめぐるヴィジョン
3 菅義偉‐忖度政治と大衆迎合
3.1 冷徹なポピュリスト
3.2 地元有力者の父親に反発、秋田から上京
3.3 人事を通じて官僚に忖度させる
3.4 メディアの自主規制を誘導し、批判を抑えこむ
3.5 大衆迎合‐値下げ、返礼品、リゾート誘致
3.6 自己責任を基調とする「小さな政府」、橋下徹と呼応
3.7 政策の優先順位は価値よりコストの問題
4 野田聖子‐多様性と包摂
4.1 男性中心社会への憤り
4.2 不妊治療を契機として
4.3 子どもを産み育てやすい環境の整備
4.4 家族形態の多様性を容認する社会
4.5 アベノミクス・新自由主義批判
4.6 選択的夫婦別姓という悲願、LGBT・セクハラ対策
4.7 弱点と課題
5 河野太郎‐徹底した新自由主義者
5.1 自らの主張わ積極的に発信する政治家
5.2 父・河野洋平への敬意と反発
5.3 「小さな政府」論者
5.4 競争原理と規制緩和を推進
5.5 「敗者」と「弱者」を混同してはならない
5.6 新自由主義政策の延長にある脱原発
5.7 外国人労働者受け入れ、外交・安全保障のコスト
5.8 政策の中核はリスクの個人化
6 岸田文雄‐敵をつくらない「安定」感
6.1 ヴィジョンを示さず、敵をつくらない
6.2 安倍首相には従順、福田元首相には共感
6.3 「自己責任」なのか?「セーフティネット強化」なのか?
6.4 一貫して原発推進、ブレる憲法論
6.5 靖国問題に対するあいまいな態度
6.6 核廃絶への思い
6.7 本当にリベラルなのか?
7 加藤勝信‐リスクの社会化を実現するために
7.1 加藤六月の娘婿、安倍家との関係
7.2 安倍内閣で一気に出世
7.3 リスクの社会化を目指す
7.4 一億総活躍社会の実現
7.5 子どもの貧困の解決
7.6 「働き方改革」を主導、賃上げを重視
7.7 一貫して消費税増税
7.8 価値をめぐる政治スタンスを見せず
7.9 安倍的パターナリズムから脱却できるか?
8 小渕優子‐財政再建とセーフティネット
8.1 小渕元首相が溺愛した娘
8.2 セーフティネットの充実による少子化対策
8.3 財政再建を主張、消費税増税もやむなし
8.4 夫婦別姓を推進、リベラルな価値観
9 小泉進次郎‐「自助」の限界
9.1 横須賀育ち、体育会系の気質
9.2 アメリカでジャパンハンドラーから影響を受ける
9.3 民主党政権に対抗し「自助」を強調
9.4 原発へのあいまいな態度、父は「郵政」息子は「農協」
9.5 「アベノミクスは時間稼ぎに過ぎない」‐東京五輪後を見据える
9.6 「人生100年時代の社会保障へ」
9.7 リスクの個人化に軸足を置き格差・貧困を是正
おわりに‐私たちは何を選択すべきか?
10.1 保守本流はIとIIの融合体だった
10.2 「小さな政府」論の登場
10.3 新自由主義(II)から日本型ネオコン(IV)へ
10.4 首相候補者たちのマッピング
10.5 野党の戦略
10.6 政治家にとって言葉とは何か?
*
[20190703]

大澤真幸、『不可能性の時代』、岩波新書、2008

大澤真幸、『不可能性の時代』、岩波新書、2008

序 「現実」への逃避
1 理想の時代
1-1 敗戦という断絶=連続
1-2 理想の時代
1-3 死者の来訪
2 虚構の時代
2-1 二つの少年犯罪
2-2 虚構の時代
2-3 理想から虚構へ、そしてさらに・・・
3 オタクという謎
3-1 オタクという現象
3-2 アイロニカルな没入
3-3 社会性と非社会性
4 リスク社会再論
4-1 二つの「下流」
4-2 リスク社会とは何か
4-3 自由は萎える
5 不可能性の時代
5-1 不可能性の時代
5-2 家族の排除
5-3 反復というモチーフ
6 政治的思想空間の現在
6-1 「物語る権利」と「真理への執着」
6-2 信仰の外部委託
6-3 <破局>の排除
6-4 羞恥心をめぐって
6-5 無神論への突破
結 広がり行く民主主義
あとがき
主要参考文献

序 「現実」への逃避
1) 戦後という時代区分
2) 「現実」への逃避
3) 「われわれ」の社会の「現実」
1 理想の時代
1-1 敗戦という断絶=連続
1) 一九七〇年という転換点
2) 三島自決
3) 柳田國男の場合
4) 折口信夫の場合
5) 敗戦という連続
6) 死者を代補したアメリカ
1-2 理想の時代
1) 魅惑するアメリカ
2) 理想の時代の時期区分
3) マイホーム
4) テレビと力道山
5) 土地神話
1-3 死者の来訪
1) 『砂の器』
2) 過去からの訪問者
3) 果たされなかった約束
2 虚構の時代
2-1 二つの少年犯罪
1) 一九六八年の殺人事件
2) 覗く人
3) 表相性の演技
4) 一九九七年の殺人事件
5) 覗き見られたい人
6) 本名=本命
7) 二事件対照
2-2 虚構の時代
1) 新人類
2) 家族ゲーム
3) 東京ディズニーランド
2-3 理想から虚構へ、そしてさらに・・・
1) 理想の時代の果て
2) 二つの冒険譚
3) フットボールとピンボール
4) コピーライターの階級闘争
5) 超虚構化
3 オタクという謎
3-1 オタクという現象
1) オタク
2) 閉じられた個室
3) オタク前史
4) 何が賭けられているのか
3-2 アイロニカルな没入
1) 物語消費
2) データベース消費
3) 反転
4) 相対主義
5) カザノヴァ男爵の醜態
6) 詐欺にひっかかる詐欺師
3-3 社会性と非社会性
1) 社会性と非社会性
2) ギョーカイからの転態
3) 身体から
4) 身体へ
4 リスク社会再論
4-1 二つの「下流」
1) 格差闘争
2) 二つの「下流」
3) 理想の時代から遠く離れて
4-2 リスク社会とは何か
1) リスク社会論
2) リスクの二つの特徴
3) 倫理の転換、民主主義の危機
4) 「第三者の審級」の撤退
4-3 自由は萎える
1) 自由への命令、快楽の強制
2) インフォームド・コンセントのような
3) 不可解な罪責感
4) 監視社会
5 不可能性の時代
5-1 不可能性の時代
1) 問題の再整理
2) 多重人格
3) 偽記憶
4) 不可能性の時代
5-2 家族の排除
1) 奇妙な心中未遂事件
2) 犯罪における家族否定という主題
3) 日本型近代家族の崩壊
4) 関係の直接性
5) 声が・・・遠い
6) 住まいのモデル
7) <他者>の臭い
8) 他者性抜きの他者
5-3 反復というモチーフ
1) 「反復」の反復
2) 「終わり」の終わり
3) 全知の無能
4) 「九十九十九」
5) 「世界の終り」の後に
6) 「終わり」の回復
6 政治的思想空間の現在
6-1 「物語る権利」と「真理への執着」
1) 破局への衝動
2) 「物語る権利」と「真理への執着」
3) 伝統/モダン/ポストモダン
4) リバタリアン=コミュニタリアン
6-2 信仰の外部委託
1) 多文化主義的イスラム
2) 信仰の外部委託
3) 「一者」の(再)措定
6-3 <破局>の排除
1) <破局>への盲目
2) ムーゼルマン
6-4 羞恥心をめぐって
1) 羞恥
2) 誰かに見られている
3) 反トルーマン的不安
6-5 無神論への突破
1) 王党派一般としての共和派
2) 近代社会と無神論
3) 普遍的な愛の矛盾
4) 憎悪における愛
結 広がり行く民主主義
1) 四つの暴力
2) 神なき暴力
3) 活動的な民主主義は小さい?
4) 同一化の階統
5) ランダムな線
6) 民主主義への希望
あとがき
主要参考文献
 

島地勝彦、『えこひいきされる技術』、講談社α新書、2009

島地勝彦、『えこひいきされる技術』、講談社α新書、2009

はじめに
第1部 わたしはこうして「大物」と仲良くなった
1-1 塩野七生さん(作家)「勇者たれ、楽天家たれ、そしてムキになるな」
1-2 柴田錬三郎さん(作家)「燃えるような情念こそが、人を感動させ、動かせる」
1-3 今東光さん(作家)「素敵な親友をつくるには、自分が素敵な親友になってやれ」
1-4 開高健さん(作家)「右足で一歩一歩歩きつつ、左足で飛べ」
1-5 福原義春さん(資生堂名誉会長)「文通によって、さらに友情は深まっていく」
第2部 こうすれば誰とでも仲良くなれる
2-1 初対面の作法、相手の心を開かせるマスターキーがある
2-2 継続させいる作法、単なる出会いで終わらせないために
2-3 一線を越えない作法、ひとつ距離のとり方を間違えると、大変なことになる
2-4 聞き上手の作法、「九割聞いて一割話す」でちょうどいい
2-5 甘える作法、長蛇の列に並んで待つような生き方は好きじゃない
2-6 手紙の作法、下手な字でも相手の心を動かすことはできる
2-7 じかたいりの作法、こちらから仕掛ける「人生の出会い」が重要だ
2-8 馴染みになる作法、三回で自分の店にしてしまう技術を教えて差しあげよう
 
はじめに
第1部 わたしはこうして「大物」と仲良くなった
1-1 塩野七生さん(作家)「勇者たれ、楽天家たれ、そしてムキになるな」
1) 熱い思いの丈を書いた手紙を送る
2) ミーハーな下準備が大切なのである
3) よく飲み、よく食べ、よく喋る
4) その人がもらったら嬉しいだろうなと思うものを贈る
1-2 柴田錬三郎さん(作家)「燃えるような情念こそが、人を感動させ、動かせる」
1) とにかく先生を尊敬してやまなかった
2) 生まれて初めてのゴルフで二万五〇〇〇円負けた
3) シバレン式口説き方を目撃
4) 連載が終わってからのほうが、先生と交流が深まった
5) 一時間以上待たせても叱られなかった秘訣
6) 疲労困憊の先生からどう原稿をもらったか
1-3 今東光さん(作家)「素敵な親友をつくるには、自分が素敵な親友になってやれ」
1) 縁を大切にするかしないかで、人生は決まる
2) 普段は呼び捨て、無理な頼みのときは、ちゃん付け
3) 一緒に悪戯する「共犯者」になれるか
4) 今東光直伝の「名刺術」とは?
5) いますがごとく、毎日会話を
1-4 開高健さん(作家)「右足で一歩一歩歩きつつ、左足で飛べ」
1) 「まるで双子だね」とよくいわれていた
2) 人生を賭けた強烈な「じかあたり」で文豪を口説く
3) 名物連載を続けてもらうためには、どんな手でもアリ?
4) 一人のときどう過ごすかで、そいつの値打ちが決まる
5) 永遠の宝物「編集者マグナ・カルタ」
1-5 福原義春さん(資生堂名誉会長)「文通によって、さらに友情は深まっていく」
1) 本読み同士は、会って二〜三分話せばわかり合える
2) ゴマをすりたくない気持ちに忠実に
3) しょっちゅう書友に宛てて文をしたためている
4) ご馳走には、自分なりのご馳走でお返しを
第2部 こうすれば誰とでも仲良くなれる
2-1 初対面の作法、相手の心を開かせるマスターキーがある
1) コンプレックスを武器に変える方法
2) 営業の「頭の下げ方」はハンバではない
3) こちらが嫌なヤツだと思うと、相手も嫌なヤツだと思っている
4) 「青木先生」からいつしか「アオちゃん」と呼んでいた
5) 交渉は第一声のぶちかましが必要だ
2-2 継続させいる作法、単なる出会いで終わらせないために
1) 用もないのにしょっちゅう会えるか
2) 人前で時計を見てはいけない
3) 権力を失ったときこそ、相手と仲良くなれるチャンス
4) 男は、顔が怖いほうがいい
2-3 一線を越えない作法、ひとつ距離のとり方を間違えると、大変なことになる
1) どんなに親しくしても狎れ狎れしくしない
2) 身だしなみは、言葉以上にモノを言う
3) 上司に恵まれたら、幸せをかみしめたほうがいい
4) 義理を果たそうかと自然に思ってくれるまで待つ
2-4 聞き上手の作法、「九割聞いて一割話す」でちょうどいい
1) 同じ話を何度でも目を輝かせながら聞く
2) 相手をその気にさせる「呼び方」がある
3) いちばん怖い人からの「説教」
4) 年をとると、叱ってくれる人がいなくなる
2-5 甘える作法、長蛇の列に並んで待つような生き方は好きじゃない
1) いつ、どんなものをおねだりするか?
2) 人を気持ちよくさせて、欲しいものをもらう魔法
3) 死に行く文豪にまで無心してしまった
4) 図々しくもスマートにお願いするコツ
5) 年下の友人こそ終生の友になる
2-6 手紙の作法、下手な字でも相手の心を動かすことはできる
1) 真心を吐露すればレスポンス一〇〇パーセント
2) 読者諸兄のみなさまへ
3) 参考にしたい“紙爆弾”の見本帖
2-7 じかたいりの作法、こちらから仕掛ける「人生の出会い」が重要だ
1) 興味を持った人にはすぐコンタクトしろ
2) じかあたりが向こうからくることもある
3) じかあたりの天才はナポレオン
2-8 馴染みになる作法、三回で自分の店にしてしまう技術を教えて差しあげよう
1) ストレンジャーがえこひいきされるまで
2) こぼれるような笑顔で元気よく
3) えこひいきしなければ、えこひいきさけない
 
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