もうとっくにご存知の方も多いと思うがやはり紹介しておこう。


東証、第一生命の上場を承認 NTT以来の超大型案件


東京証券取引所は22日、相互会社から株式会社に転換する第一生命保険の上場を承認したと発表した。所属部は3月の株の売り出し価格決定後に正式に決まるが、1部上場になる見込み。上場予定日は4月1日。NTT以来と注目される超大型の上場案件が決まった。

 第一生命の発行株数は約1000万株で、約700万人の保険契約者に株式か現金で割り当てられた。210万株分を契約者が保有し、日本最大級のマンモス株式会社となる。残り710万株のうち、210万株をみずほフィナンシャルグループなどの安定株主が引き受け、500万株を市場で売り出す。売り出し価格は、1株16万円程度で調整している。

 東証は上場初日は、売りと買いの注文を1度だけ付き合わせて、初値を決め、取引を終える方針だ。株式会社化に伴って、株取引の経験の乏しい多数の契約者が株主になり、大量の売り注文が出される可能性があるためで、システムダウンを避けると同時に、投資家保護を目的に、異例の対応を取る。」

以上産経新聞から抜粋

リンクはこちらhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100222-00000562-san-bus_all


上場日は4月1日、公募価格(BB価格)は16万円前後ということのようだ。

この記事によれば大量の売り注文が出ることが予想されるとのことなので、公募価格からの上昇は見込めないということだろうか。

これだけ大きなIPOなので市場の活性化に繋がることは間違いないだろう。また今年はあの大塚ホールディングスも年末には控えているということで、IPO市場は去年や昨年よりは期待が出来るかもしれない。株式市場の活性化が景気の回復に直結するとは一概には言えないだろうが(本来であれば筆者は逆だと考えている)、下がっているよりは上がったほうがいいに決まっている。この2社を含めIPO市場そして株式市場には期待したい。


さて、株式市場やIPO市場が活性化するとどうしてもまた未後悔株が流行るという発想になってしまう。と言っても第一生命や大塚HDが上場するからと言って、未後悔株が上場するわけでは決してない。またIPO市場が活性化したからと言って未後悔株が上場するわけでもない。

単純に言えば上場審査基準が低くなったわけでもなければ、上場コストが安くなったわけでもない。そして何よりも未後悔株発行会社自体が上場出来る体制になったわけでもないのだ。


それともう一つ。YKK社や日本自動車ターミナル社、関西国際空港社などはおそらく今すぐにでも上場出来る企業である。しかし、当ブログでも一度紹介したが、新規に保有した株主は1年間は市場で売れないという決まりがある。逆を考えれば、どんなに大型銘柄であれ、または売上がよかろうとも、今現在売り出されている未公開株は1年間は絶対に上場しないということになる(但し、株券があるもしくはきちんと名義書換が出来る銘柄に限る。株券がないのはただの振込詐欺なので論外)。


JALが撤退して、第一生命が上場とうまくバランスが取れているのか、それとも狙いなのか、はたまた偶然なのかは分からないが東証に取ってはおいしい上場である。