うん、前回と今回のハヤテのタイトルはアルフィーからに違いない!(ウソつけ)だから作品もアルフィーばりのロングセラーになってくれい、という願いを込めつつ……(これはウソじゃないぜ)。

 どうも、風車です。2日ぶりくらいに教習所に行ってみたら案の定運転が酷かったらしく、教習所のおっちゃんに死ぬほど叱られました(笑)。自転車が目の前に見えるのに平気で発進するおばかです。これで次が卒検だってんだから……日本の車社会は断固としてワタシの免許を阻止すべきだと思います。

 あと、ゆうべは結局実写版の「ネギま!」を見てしまった。
 いろんな意味ですげえ。ガニマタキャッチのタカミチに絶望したりしなかったり……気になったのはそこだけ。

 まあ、近況報告は置いといて、今回はさくっとハヤテの感想に参ります。

「ヒナギクさんちの晩ごはん」のグレパンさんにも記事を取り上げていただきましたが、今回もエッセンスのばら撒きっぷりはすごいですね。凄すぎていちいち考察のしようが無いほどにばら撒いてくれちゃってます。

 え? 咲夜嬢について?

 ワタシは限りなくこちらの方と同意見なので今回は深く触れません。ていうか今週の咲夜嬢の扱いを見る限り、今回の話は先週分と繋げて圧縮して一話にまとめてしまった方が絶対バランスがいいと思った。まあ、畑先生のバックステージを見る限り、それが出来なかったから分割したようですが。
 つまり今週分は咲夜嬢誕生日大感謝祭シリーズ(笑)の「フィナーレ」ではなく、あくまで「先週の追加分」として捉えるべきかと。先週+今週=フィナーレってわけです。その方が絶対収まりがいいもん。
 てことはアレか? 先週あの咲夜嬢フィーバーをたっぷりと描いたゆえに、今週の追加分という形を取ったと? ならばこれはむしろ怪我の功名と考えるべきなのか!?

 ……まあ、いいか。

 さて、今回咲夜嬢とは対照的にあちこちで触れられているであろう、ヒナハムの結末のあっけなさ。この1ヶ月のヒナギクの苦悶は一体なんだったのかという意見もあるでしょうし、ある程度予想の範疇のリアクションだったという見方も出来るでしょう。
 しかしそこはワタクシ風車、人より穿った見方をして自爆するような奴ですからこんな問題提起をしてみよう。

 ヒナギクに対する西沢さんのリアクションは、実はヒナギクにとって最も苛烈な返答だったのではないか。

 西沢さんにしてみると「たったそれだけ」で済ませることのできてしまった今回のヒナギクの告白。実際に書かれていましたが「あんなことやこんなこと」を予想の範疇に入れていた彼女にとっては、大きく予想を下回る告白だったわけです。
 逆に言うと西沢さんにとってはとりたてて大きな変化はないということで。既に目の前の人にそっくりな性格の少女がライバルとして存在しているのを知っているからでしょうか。それを考えるとナギ・ハム・ヒナは見事な3すくみですな。で、一番情報量が多いのが残る2人の心境を両方知っている西沢さんだったり。意外な強さの普通少女(強さってのもアレですが)。

 ……話を戻します。自身の全てを投じた告白をどうということなく流されてしまったヒナギク。この時点だけを見れば西沢さんとのわだかまりもなくなって問題なし、となるでしょうが……
 よーく考えると、今回の告白はヒナギクの視点からも何の変化もなかったわけです。西沢さんは自分の告白とは関係なくハヤテ君に思いを寄せているし、自分との関係も以前と変わりなく続く。一方ヒナギク自身もハヤテ君が告白してくるのを待ち続ける姿勢を崩すわけでもなく、西沢さんについて応援できないという状況も、ハヤテ君を好きになった段階からの継続にすぎません。この打ち明け話から得られたのはお互いの好きな人に対する意識は変化しない、同時に女同士の関係も変化はない、ということの確認のみです。

 もし今回西沢さんが、ヒナギクの想像しうるもっと大きなリアクションを起こしていたら……

 これはヒナギクのみぞ知るところでしょうが「友か好きな人か」という2択を迫られ、そして選択せざるを得ないことまで覚悟していたのではないでしょうか。それでも、そうなってしまっても、西沢さんにウソをつき続けることは耐え難い、だから今こそ打ち明けなくてはならない。そんな心境だったはず。
 こういう結末を迎えたならむしろ話は早いです。自分は友人を裏切った、もしくは友のために好きな人を諦めた。こういうことになったとき、約束を破ったという自身の罪は裁かれ、それ相応の報いを受けたわけで、これでこの件についてはカタが付きます。

 しかし実際にはそうはならなかった。

 お互いの立ち位置に変化をきたさなかった以上、意識の違いはあれ、ヒナギクにとってこの恋路が好転したわけではないのです。むしろ上述のような決裂をしてしまえば、相手に対しても遠慮がなくなるのかもしれませんが、現状どう考えても西沢さんに対してヒナギクは遠慮があるでしょう。
 自分の罪を裁かれる思いで打ち明けた彼女にとって、今回は裁かれるどころか罪を容認されてしまった。その意味では裁かれる以上に厳しい処置なのかもしれません。約束を守れなくなってしまったという行為そのものに対して罪を感じていて、それ相応の罰を受ける覚悟だったのならば特に。今後ヒナギクが西沢さんに対して遠慮なくハヤテ君と接するとはとうてい思えません。
 なぜって裁かれなかった以上、自分がその罪を抱え込んでいくしかないのだから。友人を裏切った罪の意識を、それを許してくれた西沢さんへの恩へと転化して更にしっかり背負い込んだ上でハヤテ君とも関わっていくでしょう。少なくともワタシが知っているヒナギクという少女は、そういうことのできる(できてしまう)少女のはずです。

 西沢さんにとってはどうでもいいことなのかもしれません。しかしヒナギクの視点からヒナギクの思考を追いながら一連の話を捉えていくと、この結末はあっけないように見えて、実は彼女の今後の恋路をよりシビアなものにしているのやもしれません。

 ただ、これをすんでのところで救っているのがヒナギクの方はプロポーズに対して現状受身の姿勢でいるということ。これがなかったらヒナギクの行動は大きく制限されてしまいます。

 ところがこうなると西沢さんではなく、今度はアーたんの存在がこの受身の態度において大きなネックになりえます。ハヤテ君を縛り付けているアーたんによる過去の呪縛があるかぎり、女性が苦手なハヤテ君が告白してくることはまずありえません。西沢さんならば能動的に動いてハヤテ君を振り向かせる可能性もなくはないですが、彼女には現状その意思がない。負けん気の強い彼女にとって真っ先に障害となるのは目の前の西沢さんでもハヤテ君でもなく、ハヤテ君の記憶の中のアーたんなのです。こりゃ相当タチが悪い。誰かが、あるいはハヤテ君自身がその呪縛を打ち破らない限り、ヒナギクにチャンスは巡ってきません。そして打ち破ったとしても大きく遅れを取ることは間違いない。
 まあ、この件についてはヒナギクもまだ知ってはいないはずなので、先に述べたヒナギク視点からはまだ顕在化してこない内容ではありますが。

 アーたんの登場を待つか、あるいはその呪縛がとかれるか……いずれにせよ、ヒナギクの恋路は遠いですね。というか、むしろ自分で困難な選択を取ってしまったようにも思える。人気投票こそダントツトップの彼女ですが、置かれている立場は限りなくシビアという今回の考察でした。

 まあ、こんな深いところまで踏み込んで考えた意味があるかっていうと、ぶっちゃけ今後の展開次第だしそんなヒドイことにはならないんじゃ、と楽観視してたり(笑)。穿った見方しといて自爆する気満々です。

 とりあえず、ヒナハムに関してはこんなことを思った今週のハヤテ。

 ああ、それと最後にちょろんと出て来てたハルさんのコマについて。
 ハルさんがボソっと喋っていたセリフに関して「星の海へ行こう!」の戒斗さん同様に感じていた疑念は「しっぽきり」の美尾さんの記事で納得できました。お見事です。これならしっくりきます。


 さあ、考察もそこそこに、そろそろ卒論のプレゼンのためにワードを立ち上げようか……やべえ、あのまんま全然書いてねえよ。しかもあの内容でどうやってプレゼンすんだろ……

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