2018年09月17日

発表会の準備開始!!

 始まっています。1月の発表会の準備。
 クラシック全幕作品は、6月、8月と振付が始まり、今度の連休にまた通し稽古があります。
 2年に一度の大きな発表会のメインイベント「全幕公演」。
 小学4年生以上のクラスの子供達が参加します。
 
 型やポジション等、それ自体には意味のない動きの組み合わせである「踊り」の部分に、お芝居が加わり、そこに意味を与える物語で完結する全幕公演は、大変やりがいのある一方で、経済的にも、労力的にも、携わる全ての人にとって至難の技です。
 振付家、指導者、舞台装置、音楽、美術、照明、衣装、そしてダンサーなどバレエという総合芸術の総決算。
 そんな大変なものを、子供達をメインに創り、学んでいこうという試みです。

 それでも、リハーサルの最中、自分の出番が来るまで見学する子供達の表情を見ると、毎回毎回、慣れているつもりでも、グッとくるものがあります。
 音楽に合わせて思わず首を振っている姿、キラキラした目で何かに焦がれている姿、主役に感情移入して、赤くなったりびっくりしたり、、、。素直に心を動かされて集中している顔、顔、顔。
 何とも言えないこの表情をみると、「大変だけど、全幕公演を今年もやってよかった。やれる限り、できるだけ続けていこう。」と勇気が出ます。
 
 感動する側と、感動させる側、どちらも人間の素晴らしさを実感できる瞬間です。

 上級クラスのコンテンポラリーダンス作品も、大きな課題です。ロシアから振付家を招待して、猛暑の8月に振付は終わりました。
 この分野に関しては、私は勉強不足なので、振付家の意思を少しでも汲み取りながら、子供達と学んでゆきます。
 クラシックバレエ教室ですので、毎回の舞台で1作品ではありますが、この分野の勉強を15年ほど前から続けてきました。クラシックバレエでは味わえない、体を動かすことの面白さ、心と体の広がりや可能性を感じて欲しいと思います。


 そして、3歳から小学3年生までの、ちびっ子達の振付も9月から始まりました。
 基本レッスンの授業の時は、授業途中にトイレに行ったり、気分が悪くなって見学したり、という子が続出なのに、なぜか発表会の練習が始まると、きれ〜に皆無です。(笑笑)
 子供は正直です。
 ま、私も、授業中はもちろん、いつものようにカフェで振付中さえ、トイレに行く暇はない模様です。病気にならないよう気をつけなければ、、、。(笑)

(写真は、8月のリハーサル風景)

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dancingbutterfly at 13:12|PermalinkComments(0)mixiチェック Clip to Evernote 立脇紘子バレエ発表会 | 生徒達の様子

2018年07月02日

第25回ヴァリエーションの会 のご案内

夏の恒例行事、ヴァリエーションの会の時期になりました。
今回25年目。私が母を引き継ぎ、仕事を始めてから28年目になるので、私の仕事歴と殆ど同い年です。

主に「小学5、6年生希望者」に限定した出演の会で、少人数で3ヶ月間、一人ずつお稽古を見るので対話も日頃よりはでき、絆が深まります。
卒業生が懐かしく訪ねて来てくれて、この会の話になっても、過去25年間分、誰が何を踊ったか、大体覚えているので、驚かれます。(私も我ながら驚きます。)
また、私事ですが、祖父や父が亡くなったのもちょうどこの時期で、悲しみの中、妙に明るい作品が創作できたことなども思い出され、いろいろな意味で印象深い行事です。

子供達は 練習の中で、「周りの期待に応えるためにただ苦しむこと、人と競争をしたり、結果だけにこだわったりすること」がとても弱く、範囲の狭いやり方のようだ、ということを体験します。
将来、強い人間になるため、幸せに生きて行くヒントを体験するのです。
人から与えられた楽しさだけでなく、どんな状況でも『自分の努力』という方法で、自分の中で創っていける充実感や楽しさがある。ということを経験するための会です。
 
確かに結果ありきの世界はあります。特に社会に出るとそればかりかもしれません。
それはそれで経験することも大切かと思いますが、そんな世界で打ちのめされた時、ふっと幼い頃のこういった経験を思い出してくれたら。
そして自信を持って人生を楽しみ、前向きに生きていってくれたら。と願いを込めて今日もお稽古です!! ま、そんなかっこよくは万事行かないのですが、、、。

『第25回 立脇紘子バレエヴァリエーションの会』

開演: 18:00
終演: 19:00
場所:松山市総合コミュニティーセンター キャメリアホール 
入場無料

「プログラム内容」
  
  1。出演者全員によるプロローグ。
  2。10名のヴァリエーション発表。
  3。1名の卒業生エキシビション。
    ロシア国立アストラハンバレエ団: 竹本玲奈
4。出演者全員によるエピローグ。

約50分弱の小さな会ですが、是非のぞいてみてください。
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dancingbutterfly at 14:11|PermalinkComments(0)mixiチェック Clip to Evernote ヴァリエーションの会 | お知らせ

2018年05月24日

信じる道

昨日は、嬉しいことがありました。
 もしかして、25年余りの私の授業時間の中でも、忘れられない感動の瞬間だったのかも。
 でも言葉にしてしまえば、
「ある足の動きに関して、ずっと出来なかった生徒が出来るようになった。」ってこと。
 
 火曜日JBクラス(小学1、2、3年生クラス)での出来事。
 
 その日は、男の子3人、女の子2人(女の子1人病欠)の少人数なクラスではありましたが、全員が揃って(←ココ重要!)とても上手に、「パ・ド・ブレ」を見せてくれました。
 
 すごい技をマスターした訳ではありませんが、バレエを学んでいる私と子供達にとっては、大したことでした。私は本当に泣きそうになってしまって、心から嬉しかった。
 きっと子供の方は、私ほどセンチメンタルに、頭で色々考えておらず、自分達がやった事のそれに気づいていないので、私が大げさに褒め称え、喜んだことに、「これ位で???」と逆にびっくりしたかもしれません。

 「素晴らしい!(と拍手をして)ありがとう。先生泣きそうなくらい嬉しいよ!」と子供達に言いましたが、子供達は、「そうなんだあ〜。」という感じでした。
 でも授業最後のバレエのご挨拶の時は、確実にいつもと違う感じで、とても誇らしげな心が子供達にはあるように見えました。

「長時間かかって何を成し遂げたの?」と聞かれると、映像で見せる以外には、バレエをご存じない方に説明し難いのですが、とにかく、すごい技ができるようになったのではありません。

「バーにつかまった状態で、膝がよく伸びて立ち、曲げたシュルルクドピエという足が「鎌足」にならず、かつ正しいポジションに置かれている。体重移動もうまく行われている。」
ということ等が同時にできて、「パドブレ」というバレエの足の動きが、5人全員できたのです(出来たと言っても、その子達なりなのですが
 
 舞台での踊りの中で、もしこの「パドブレ」を発表するとしたら、気付かないくらいの移動の動きで、時間にしたら1〜2秒位の動きです。
 
 次回、バーにつかまらずやれば、できなくなるかもしれないし、この私の「嬉し泣き」が「悲し泣き」になる程に出来なくなっているかもしれません。(経験済(笑))
「ガックリ」という言葉がぴったりのような状況になるかも。「私はあの時夢を見ていたのかなあ?」という状況になるかも。
 それでも、くじけず頑張ります。それが、教育だし、育ち育てるという事。学ぶという事。
 
 すぐ結果が出ないこと、出来ないことから逃げようとする。見える利点、将来の保険(それはとてもあやふやなのに)にすぐ繋がらないものには興味を示さない。飽きる。そして「この「パドブレ」が出来て将来なんの役に立つの?」というような考え方。
 当然あると理解していますが、そういう考え方と戦わずしても、私は、バレエ教育を通して、信じる道を進みたいです。
 
 結果が見えないものに対して進むことは、勇気がいることですが、そんな決意に勇気を与え、後押しをしてくれるような素晴らしい時間を昨日は子供達がくれたのでした。


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dancingbutterfly at 00:25|PermalinkComments(0)mixiチェック Clip to Evernote 生徒達の様子 | 独り言、創作中の様子。

2018年02月22日

第48回 「えひめバレエ祭」のお誘い

 寒い寒い毎日は、もう終了でしょうか?
 立脇バレエの春の行事、子供達のバレエのお祭りの時期がまた巡ってまいりました。

 日時:3月11日(日)13:00開場 13:30開演 (終了予定15:30)
 場所:ひめぎんホール/メインホール
 入場無料(プログラムあります)

 愛媛バレエ協会所属の10団体が、それぞれのバレエ教室の個性豊かな作品を発表します。

 立脇紘子バレエ研究所は、プログラム4番目、14:00頃の出演予定です。

1。ニューヨーク・ウォーキング ( 小学1、2、3年生出演)

2。フーガ&パルティータ (小学4、5、6年生出演)
                 
                〜 河野自由美振付 〜
 
 約50名の出演です。12月のおさらい会に発表した作品ですが、昨年、会に参加できなかった新しい仲間も加わり、さらにパワーアップです!
「フーガ&パルティータ」は衣装、ティアラを変更し、色世界を変えてみました。
 子供達のバレエのお祭り、是非のぞいてみて下さい!!

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dancingbutterfly at 15:01|PermalinkComments(0)mixiチェック Clip to Evernote 3月バレエ祭 | お知らせ

2018年01月18日

始動しました、、、。

 新しい年、新しい出来事に ワクワクとした新鮮な気持ちで再び前進するエネルギーが満ちているのは、「疲れていない証拠」、「若さの証拠」と考えるようになりました。
 たとえ、その新しい時間が、同じことの繰り返しの日々でも、「今日は違う日」と思えること。それが人生を楽しむこと。と考えるようになりました。
 子供の頃、青春時代(最近なぜか この言葉もあまり聞かなくなりました?!)は、そんな意識すらないまま、進んでおりましたが、人生半分を過ぎた私にとって、それを意識させ、自分に気力を与えてくれるのは、やはり、子供達、そして個人的な友人を含め、周りの皆さんの存在の力だと、心から思うようになりました。やっと、、。

 
 年末の「おさらい会」サブホール満席のお客様に応援していただき、出演者もそれぞれの思いの1年間をおさらいすることができまました。
 多くの関係者がその1日のその限られた時間に一斉に集まって、エネルギーを集結できる場所が、昨年もまた持てたこと。「当たり前のいつもの行事」、とは考え難く、有難いことと、心から思っています。遅ればせながら、本当にありがとうございました。

 いつものように、保護者会の皆様、外部からの卒業生、並びにその保護者の方々までのご協力の強さはもちろん、若い先生達が私の分までよくやってくれました。それぞれの担当以上の仕事をしてくれました。
 今年のおさらい会は、「今までで初めてかも。」と思われるくらい、精神的にも身体的にも「仕事がきつい」と感じませんでした。
 な・の・に、終了後特に、夜も咳が止まらない、声が枯れる、麦粒腫ができる、ヘルペスができる、そして倦怠感、脱力感に悩まされ、折角いただいたお休み期間、ほとんど外出する気力もなく。(お風呂すら入るのも億劫で(笑))
いつもpositive思考で書くこのblogさえ、こんなことを書く始末。

 でも、もう大丈夫。仕事が始まると、シャキッとしました。その原動力は、冒頭に記した通り。
 今は、基本レッスンの地道な日々と、コンクールのお稽古、3月のバレエ祭に向けて、また新学期の準備に向けて始動開始です。
 周りの皆さんの労いの言葉や笑顔、変わらぬご支持、そして子供達、生徒達の新しく来る日々への生きるエネルギーを感じながら、この1年、また丁寧に過ごしてゆきたいです。

 今回は、立脇紘子バレエのblogに甘えを書いてしまいましたが、時には許してもらおうと勝手に思っています。
 立場上、仕事上、こうあるべきという軸は崩すことはできないけれど、いつも正論や綺麗事ばかり並べず、経験と、感謝の気持ちに従って、自分のやれることをゆっくりやって行こうと思います。

 皆様今年もよろしくお願いいたします。


 写真は、お稽古場の靴箱のところから見える風景です。子供が「あ!!綺麗」と教えてくれました。教えてくれてありがとう!「本当だ!」気づきませんでした。

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dancingbutterfly at 15:39|PermalinkComments(0)mixiチェック Clip to Evernote バレエコンサート(年末おさらい会) | 独り言、創作中の様子。

2017年12月19日

年末締めくくりの「おさらい会」〜みんなの気持ちを乗せて〜

立脇バレエの駐車場のケヤキの木(下記2枚写真:12月初旬撮影)からハラハラと紅い葉が落ちてるのをライブで見て、落ち葉の絨毯に感動しながらも、それが「舞台装置に見える、、、、、」(笑)
「あっ、ライトプラン、装置のきっかけ考えなきゃ、、、、、」と自然の美しさにホッと一息、といきたい私に仕事モードが邪魔します。

 「仕事が楽しい」って言える人、どれ位いるだろう。私は、周りの皆さんのおかげで、本当に幸せだと思う。
 
 もちろん、休みがあると前の日から嬉しくてたまらないし、代役のない状況でプレッシャーに潰されそうになることもある。スクールバスの事故もなく今日が無事終わるのか、いつもドキドキして心休まらない日々もある。
 リーダーとして強いふりをしていなければならないこともあるし、他にも苦しいことはたくさんある。「いつかは引退したい。できれば早目に、、。」「自営業だからそれは夢かな?」と思ったりもする。
 
 それでも、毎日とても充実していて、「私は幸せだ。ありがたいことだなあ。」と度々感じ入る瞬間がある。
 
 きっと、子供達を始め、関係するすべての皆様が、興味を持って集い、魂を込めて何かに打ち込む姿がそこにあり、感動したことを表現したり、分かち合ったりする場所があるからだと思う。
 進歩することの喜びや、人の役に立つことの喜びを感じている姿を、毎日見ることのできる仕事だからだと思う。皆でそれぞれの目標を持ちながら、もう一つの大きな目標に向かって進む充実感。それが舞台に乗せられる幸せ。
 
今年もこんな思いを胸に、内輪で盛り上がります!
 
年末締めくくりの「おさらい会」のご案内
教室生徒全員参加の行事。
 日時:2017年12月30日(土) 13:30開演
 場所:ひめぎんホール/サブホール
 入場無料
 
 『 プログラム構成 』
 
 全クラス   : プログラム1番 [プロローグ]
 リトルクラス:  (就学前の子供達)   5作品。
 ジュニアBクラス:(小学1、2、3年生) 7作品。
 ジュニアAクラス:(小学4,5、6年生) 6作品。
 シニアクラス  : (中学生以上)     2作品と
         24名のヴァリエーション(一人の踊り)。
 ビギナーズ/レディークラス:(大人一般)  1作品。
 
 上演時間 約2時間弱です。
 母、立脇紘子デザインの衣装約400着。ゲスト振付家2名の作品も。立脇バレエに関わるの全ての方々の かけがえのない時間を経て仕上がった手作りの会で、子供達は大きな発表会と変わらず一生懸命その瞬間を生きると思います。
 小さな会ですが、慌ただしい年末の気分転換に,子供達と楽しい時間のひととき、、、いかがでしょうか? どうぞご来場ください!

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dancingbutterfly at 16:50|PermalinkComments(0)mixiチェック Clip to Evernote バレエコンサート(年末おさらい会) | 独り言、創作中の様子。

2017年10月09日

へこたれない勢の元

 もう1年終わりますね 
 なんて、気が早い話かもしれないけど、そうでもない感あり。
飛ぶように過ぎた2017年の9ヶ月でした。今年も恐ろしいほど時を短く感じています。
8月からblogも書けずでした。もう秋です。

 夏休みには、ドイツから、ロシアから、アメリカからと卒業生が帰省。
 後輩たちに、講習会を、舞台を、作品の振付を、、と沢山のものを齎してくれました。
 本人の努力、周りの方々の応援、並々ならぬ労力で、何年もかけて培ってきた経験や力を 惜しみなく分けてくれました。ありがとう。

 在籍の子供達にとっては、憧れのお兄さんお姉さん。あっという間に今の状況が得られたと錯覚している子達もいるとは思います。それでも皆、「なんだかすごいぞ〜。」と感じて見ているようです。
 卒業生達は、人に与えられた楽しさや喜びでなく「自分の努力で何かを創り出す事」を経験した者だけが得られる「尊敬」の眼差しを受けているのでしょう。

 子供達には、毎年会えるこの先輩達から、そして日々のお稽古や舞台への姿勢や努力を通して、外から貰う事のできない、自分の中から生まれた充実感や喜びを体験してほしいと思います。
 そうして、これからの素晴らしくも苦しい人生に向かい「へこたれない忍耐力、生きる強さ」の基礎を身につけて卒業してくれる事が、バレエという教材を使った私の教育の軸であり目標です。
それは絶対にブレません。
 
 最近、考える所あり、ひどく力の入ったblogになってしまいました。
 
 今は、年末の「おさらい会」の振付時期。選曲から始まった20曲あまりの小作品を毎日振り付けていくので、気がつくと、同じような題名、構成や振付になっていて、四苦八苦しながら、子供達に助けられ振付中。へこたれないぞ!


写真 ヴァリエーションの会 楽屋にて
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写真 ヴァリエーションの会 卒業生エキシビション リハーサルより

卒業生エキシビションより


写真 卒業生によるクラシックバレエ講習会より
クラシックバレエ講習会


写真 卒業生によるコンテンポラリーダンス講習会より
コンテンポラリーダンス講習会



写真 ヴァリエーションの会 楽屋にて
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dancingbutterfly at 00:59|PermalinkComments(0)mixiチェック Clip to Evernote 卒業生 | 生徒達の様子

2017年07月05日

この子達といつまでも一緒にいたい、、、。

 7月28日金曜日に行われる24年目の「ヴァリエーションの会」のご案内。
 
 バレエの世界では、「ヴァリエーション」は ソロの踊りを表す用語です。一人で踊るという意味でも使われます。
 
 バレエの作品のほとんどは、群舞の踊りの美しさや迫力を表現する場面と、一人一人の個性を輝かせ表現する場面があります。
 
 群舞の場面は、「一人がみんなの為、みんなが一人の為、に努力する気持ち」を持って、一人一人が何度も根気強くお稽古に参加しないと、成り立ちません。
 
 一人で踊る時は、一人ぼっちで舞台に出て行って、失敗しても、転んでも、途中で諦めないで、一人でやりきらなけらばならない恐怖と孤独との戦い、強い精神力や集中力が一層必要です。何があっても誰も助けてくれないのです。

 立脇バレエでは、群舞で魅せる作品を中心に 舞台演目をプログラムしています。子供教育の教材の一つとしてバレエを考える時、とても有効で豊かな課題だからです。      
 でも、時に一人で黙々と自分と戦いながら、自分に負けない個人を作るために悩んだり、妬んだり、焦ったり、葛藤しながらのお稽古も、将来厳しい社会で自立しなければならない子供達にとって貴重な体験でしょう。 

 立脇バレエでは、子供達がそのどちらもお勉強できる環境にあること、保護者の皆様や、周囲の皆様のバレエ教育へのご理解の賜物と感謝しております。
 
 さて、5月から、ヴァリエーションの練習を続けてきた小学5、6年生9名の子供達。
 先日7月の第一日曜日には、みんなで踊るプロローグ、エピローグの振り付けが終わりました。「今年最高の暑さ」とニュースで報道された日でしたが、みんな元気にやり遂げました。(同時期の以前のBlogにもヴァリエーションの会振付の日は猛暑。と記載があったので、この会はそういう運命らしいです!)
 
 今年は参加人数も少なかったのですが、それはそれでいいことも一杯ありました。子供達といろいろな対話をしながら、練習を進めることができました。
 「あ〜、このまま みんなで遠足に行きたいね〜。」とかいう余裕の言葉が、鬼指導の私の口から出てきたのも驚きです。涙もあったけど、笑いもたくさんありました。

 「この子たちといつまでも一緒にいたい。」と思わせる時間がたくさんありました。みんな本当にありがとう。
 あともう少し、このかけがえのない時間を一緒に過ごして、輝く舞台にいたしましょう!!

 『第24回 立脇紘子バレエヴァリエーションの会』

開演: 18:00
終演: 19:00
場所:松山市総合コミュニティーセンター キャメリアホール
入場無料

「プログラム内容」
  
  1。出演者全員によるプロローグ。
  2。9名のヴァリエーション発表。
  3。2名の卒業生エキシビション。
     ロシア国立アストラハンバレエ団入団予定 : 竹本玲奈
     ドイツ・ギーセン州立劇場所属 : 井上雄介
  4。出演者全員によるエピローグ。

約45分ほどの小さな会ですが、是非お越しください。

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dancingbutterfly at 23:36|PermalinkComments(0)mixiチェック Clip to Evernote お知らせ | ヴァリエーションの会

2017年05月31日

想いが繋がって PART 2  〜幸せとは「感じる」もの〜

 その後、その少年はどうなったか、前回のお話の続きです。想いが繋がってPART1〜ひたむきであること〜
 偶然読んだその方のSNSの投稿から広がり、個人的にメッセージを頂いた時、証拠写真(笑)も添付されていました。(写真説明は末尾にあります。)何せ40数年前のこと、当時、私も5歳から11歳の間だったので、「僕のことを忘れているかもしれないから」ということで。
 
その写真を見た瞬間、次々と当時の思い出が蘇ってきました。私も一緒にバレエのお稽古をしていた事。私より1学年、年上だった事。すごく体が柔らかかった事。ジャンプが高く軽かった事。紫のレオタードを(多分)着られていた事。母の振り付けで一緒に踊った踊りも思い出してきました。
 
 小学6年生までバレエを続けられたそうですが、中学生になると学校で全員坊主を強制され、「坊主頭でバレエをする(舞台に出る)」というのが、どうしても本人の美意識に合わず、泣く泣く断念されたそうです。今では考えられません。
 
 その後、踊りたい気持ちをずっと持ち続けながら約20年間、その情熱を封印していたそうです。
教師となって26年目の私の経験から、記憶にある当時の彼を照らし合わせても、相当優秀なダンサーになられていたと確信します。

 でもそこで終わらない素敵なお話は続きます。
 東京の大学を卒業後、就職をされましたが、夢を叶えたい!と何かが弾けた30歳の時!仕事を辞め 1年間ミュージカルの養成所に通われたそうです。夜はコンビニ、昼はドラマのエキストラ、ほとんど睡眠も取れずの毎日。
 そしてまた、バレエを始めた頃に似た周囲の反応。
『馬鹿なことして!30過ぎて無理だよ〜』

 
 以下、彼のメッセージを紹介します。(本人の了承を得ています。)

〜オーディションに一発合格、夢が叶いました!32歳の時です。審査員のジャズの大御所、名倉加代子先生にジャンプ力を気に入って頂いたことが、合格の要因でした。憧れの鳳さんとご一緒できたこと一生の宝物です。歌い、踊り、お芝居、大澄賢也さんとのダンスシーンも楽しみました!全国ツアーもあり、夢のような3ヶ月でした。
 その後数年、CMの仕事、少しテレビの仕事、レビューの仕事を経験しましたが、なかなか生活が安定せず、困窮していきました。
 15年前、バッグ店で働かないか?とのお誘いがあり、まだまだ、ステージに未練タラタラながら勤めることになりました。それから現在に至ります!
 今はお店が僕のステージと思っています。いつの日か、ひとりミュージカルをやってみようと企てます!また、周りから、いろいろ言われるでしょうか⁈ 〜


 現在、立脇紘子バレエには7人のちびっこ男子がバレエを習っています。『バレエを習っている』というと「カッコえ〜!」と言われる子もいるようです。少ない男子卒業生の中でも2名がプロのバレエ団に所属するチャンスを得ています。
 このお話の彼のような「純粋な魂」「踊りに対する想い」が繋がって今の子供達がいる。私がいる。立脇バレエがある。のだと思います。

今回の不思議な奇跡を経験して感じたこと。

今この瞬間を生きる事の大切さ。
幸せとは、「なる」ものでなく「感じるもの」であること。

好きな事がある。情熱を傾けるものがある。心が喜ぶ事を持っている。
それは、現実の世界とは結びつかないかもしれない。でもそれが現実。
そのバランスで、人は生きていくのでしょう。
どちらに重きを置くかという事こそが、その人の個性であり生き方だと思います。

写真1: 彼と私が映った集合写真。当時の発表会は学校の体育館だった。(この私の化粧、今なら、助手の先生に怒られて直される(笑))
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写真2: 第8回「愛媛バレエ祭」の看板の前で。この3月で47回目を終えた「愛媛バレエ祭」。今でも子供達が出演している。
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写真3:彼が踊ったトレパック(ロシアの踊り)振り付けを今でも覚えているそうです。(母:涙)
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写真4: 彼が32歳でオーディションに受かった時の公演のチラシ。
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dancingbutterfly at 16:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)mixiチェック Clip to Evernote 卒業生 | 雑記

2017年05月30日

想いが繋がって PART 1 〜ひたむきであること〜

「昔につながっていたご縁が、何十年の時を経て、再び繋がる」という奇跡。
経験されたことのある皆さんも多いのではないでしょうか。
お互い、最初の出会いの時には 思いもよらなかった現在の環境や心境。
それぞれの人生を重ねた後、再びふっと繋がった不思議。

時に、「一期一会」の精神が、「一期二会!?」を導いてくれるような、一人一人の人生の営みの尊さを改めて感じさせるような、そんな出来事がありました。

一つのことを長く続けていたり、何かを愛する気持ちを心の奥に持ち続けていると、時々起こる奇跡があるのですね。

 先日私が、あるSNSの投稿を何気なくチェックしていると、偶然下記のような投稿を見つけました。(本人の了承を経て、その投稿の一部と写真を紹介します。)


手の平に乗る小さなバレエシューズ。
僕は5歳の頃バレエを習い始めました。
女の子達はピンク、僕だけが男の子で…白い革のバレエシューズ、ホントはピンクがよかった
でも今では特別な物。
「あの子がバレエやってる子!」
いろいろと残念な言葉、浴びせられました…
まず、
「男女」
そして、ある日
「おかま」
なんか嫌ーな響き!だな〜と幼いながらにも気づきました。
母は職場の人に
「息子さん、変態⁉︎」と悪気もなく?
自然に⁇言われたと…
「あの悔しさは一生忘れん…」と
大人になってから教えてくれました。
ずっと僕を応援してくれた母
40年以上も前、男の子がバレエを続けるという事は、純粋にバレエを好きと言うことよりも、差別、偏見との闘いでした…
それでもバレエを続けた自分の強さが
僕の原点!
(以下省略)


「へえ〜」と他人事のようにこの投稿を読んでいると、個人的なメッセージが入りました。
 その方は、何と“立脇紘子バレエ研究所 初の男性生徒”さんでした。現在75歳の母が30代の頃の生徒さんです。懐かしいのと驚いたので、それはそれは心が震えました。

 50数年前、母は近永(北宇和郡鬼北町)という場所にある実家に、現在のバレエ教室を創立したのですが、その頃の方です。こんな田舎(近永の皆さん、ごめんなさい)で「バレエ」なんて、知っている人も少なかった時代です。
 
 投稿の様な状況は容易に想像できます。バレエ、踊り、舞台に対する気持ちが、彼を強くしたのだと思います。
 
 何か打ち込める事を持つこと。自分の価値観にないものを認めることが出来る誰かが居る事。自分を信じてくれる誰かがいる事(彼のお母様のように)。そういった状況は 幼少期には特に大切ですね。
 
 今日も、子供たちのレッスンを前に 私は改めて考えさせられました。
 大切な事を思い出させてくださってありがとうございます。

PART 2 に続く。
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dancingbutterfly at 15:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)mixiチェック Clip to Evernote 卒業生 | 雑記