2009年04月

2009年04月27日

新しい関係

 ついこの間、春風に乗って嬉しいお知らせがありました。卒業生の一人が 自分の夢を叶えて アスレチックトレーナーとなり かねてから希望していた主にダンサーの為のトレーナーとして就職が決まりました。Kバレエカンパニーと契約している診療所とKバレエカンパニーのバレエゲートのボディケアルームで働く予定です。
 
 彼女は 立脇バレエに生徒として10年以上在籍し、その後、19歳から5年半の間 アメリカの大学で勉強しました。バレエが、踊る事が、大好きな少女でした。いつも笑顔で 自然なユーモアがあり 接しているだけで癒される感じです。以前から私は この彼女の雰囲気はダンサーの身体を癒すトレーナーとしての大きな才能だと思っていました。勉強では培えないものです。

 アメリカで勉強するうちに 日本のバレエ界がこの分野でいかに遅れているか痛感したようです。日本の殆どの有名なバレエ団も予算の都合などで 専属のトレーナーや施設を持っていなかったり、ダンサーの方にも自分の身体をケアーする知識がなく、またトレーナーからの指導も行き届いておらず、、、という状況のようです。日本の現状では カンパニーの維持費、 毎日のレッスン、リハーサル、 会館の確保、オーケストラへの費用、莫大にかかる舞台装備 衣装、観客の動員、そしてダンサーへのお給料、,(永遠に続きそう、、)と必要な事を全てやって行くと、 身体を駆使して働くダンサーを癒す 最も大事なお医者さんについては 必要な事でも後回しになってしまうのでしょう。だから良いトレーナーも育たないし、、、。一般の整形外科のスポーツドクターでも バレエの専門的な知識や 日本のバレエ界の現状を熟知しているドクターは殆ど見つからず、私達教師の側も本当に苦心しています。

 以前彼女は、立脇バレエの発表会で ゲストダンサーとしておよびした東京バレエ団の高岸直樹さんやKバレエカンパニーの方々に テーピングをして差し上げたり エクスサイズをちらっと教えて差し上げたりしていました。皆さんからいろいろ質問攻めにあっていました。ダンサーはそれだけ 彼女のような存在を必要としているということでしょう。そんな彼女を見て 私はとても誇らしく、自慢に(私がした事ではないのに、、)そして嬉しく思いました。

 前のブログにも ちらっと書きましたが、彼女が 学生、インターンの頃、数ヶ月帰国している時などはよく私達を助けてくれ、私も色々教えてもらいました。彼女とは「生徒と先生の関係」では もはやなく『新しい関係』です!(近くの温泉にも一緒に行ったし、、、)これからも多くの事を学ばせてもらいたいです。
 
 まだまだ次々と目標や、やりたい事はあるらしいですが、これからも 立脇バレエの生徒達をたくさん助けてくれるのだと思います。しっかり経験を積んで 身体の痛みや故障で苦しんでいるダンサーやアスリートをたくさん救ってくれるのだと思います。身体に気をつけて 今までどうり進んでください!

 彼女に限らず 幼かった子供達が 卒業してそれぞれの経験を積み、 私の知らない世界で多くの苦労を乗り越えて人間的にも成長し、また立脇バレエのドアをたたいてくれる事は、教師冥利につきます。 この上ない幸せです。言葉では言い表せません!『生徒と先生』の関係で共に舞台を創って来た私達は、『新しい関係』で 親友や友人として また新しいステージを創って行けたらと思っています。

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2009年04月10日

新学期

 立脇バレエでは、4月6日月曜日から新学期が始まりました。年長さんだった子供達は JBクラス(小学低学年クラス)にはいり、新2、3年生の新しいお友達とレッスン、3年生だった子供達は JAクラスに入り新5,6年生と一緒、6年生だった子供達はシニアクラスにはいり中,高、大学生と同じクラスになります。
 それぞれのクラスで 一番年長だった学年の子供達が 今度は新しいクラスで一番年少の学年になる訳です。ですから,特に,新クラスにあがった子供達は この1週間 どきどき、わくわく、ひやひやの毎日のようです。前期と同じクラスでレッスンしている学年の子供達も、妹達が入って来たので うかうかしていられません。”先輩らしくかっこいい所を見せなければ、、、。” というプライドもあってか 集中していてとてもいい雰囲気です。7、8月頃になると レッスン中に立ったまま、うとうと眠っている子も出現するのですが、さすがに今はそんな子はいません。皆 目をしっかりあけて 生き生きしています。
 
 大人の目から見たり、1年経って振り返ってみれば 大きなものを乗り越えたとは思えないような事でも、小さな子供達にとっては 大きな冒険です。今の彼らの頭の中ではしっかりとは理解出来ないような困難にも好奇心と勇気を持って挑戦して行こうとする彼らの表情やキラキラした目、未知の世界に挑戦して行こうとする子供の姿をみるのは 本当に気持ちのいいもので,感動的です。
 とかく、大人は’責任’や’社会的プレッシャー’を「言い訳」に臆病になり,新しい世界に勇気と元気を持って生きる事を忘れがちです。大袈裟なようですが、、今まで何度この子供達の力に勇気や元気をもらったか分かりません。私の近くには こんなに良い「人生の先生」がいるのですから,使わない手はありませんね。

 昨日木曜日の第一クラスは 今学期最初の新1年生・新入生のクラスでした。バレエのレッスンはどうしてレオタード着て練習するの?どうして髪をお団子に結うの? クラスが始まる前はどうやって待っていたら良いかしら? スクールバスの中ではどうしてお行儀よく乗らなきゃいけないの?運転手のおじさんへご挨拶は出来ましたか?、、、、、、。春の最初のこのクラスの授業は こんなお話から始まります。このクラスで私から最初にこのお話を聞いた子供達はもう成人式を迎えました、、。ん〜〜。こんな事を書くなんて 私も年を重ねたのだなあ〜。

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