2009年08月

2009年08月24日

全日本バレエコンクールを終えて

 先日 第20回全日本バレエコンクールに 立脇紘子バレエより男子生徒が出場し、決勝に進むことが出来、チャコット賞をいただきました。このコンクールは 毎年春にこのコンクールの地方予選をかねて行われる「四国バレエコンクール』の上位入賞者が代表として出場権を得られます。今年は13名の四国代表が参加し7名が決勝に進めました。
 日本国内のほとんどのコンクールが、クラシッックバレエの課題曲を1つ又は2つ用意し、数日で終了するのに対して、このコンクールでは 課題曲2曲と、創作1曲を用意せねばならず、約1週間わたって行われるコンクールです。教師にとっても生徒にとってもその保護者にとってもいろいろな意味で大変厳しいコンクールです。

 予選は3日間に渡りますが、1日目は’アンシェヌマン’審査といって 朝振りつけられた振り付けを一人づつ舞台で踊りレオタードで審査されます。アンシェヌマンの内容が漏れないように、かつ公平に審査する為、自分の生徒に指導出来ないよう各教師は立ち入り禁止、生徒は朝10:00ころから夜21:00頃まで 劇場から一歩も出られません。私達教師は ただ客席で心臓をドキドキさせながら祈るのみです。舞台の上で頭が真っ白になり振りがとんでしまって、呆然と立ち尽くし ピアノ伴奏だけが舞台に流れる、、、といった厳しい場面も目にします。心の状態や自信(失敗を恐れず自分を信じる事)がいかに大きく人の身体に影響するかがよくわかります。出場者達の心の機微が広い客席の隅々にまでびんびん伝わってくる緊張とストレスの第一日目です。(でもこの現象をいい風に考えれば、ダンサーが心から魂を込めて喜んで踊っていれば、どんなに広い劇場でも 観ている観客もしっかりそれを感じ取れ、共にいい気持ちになれるということだから、やっぱり踊りは 「心から、、」なのだなあということが証明されるようにも感じました。)
 
 2日目はクラシッック課題曲A 3日目は創作作品の審査です。その合計点で準決勝に進める出場者が決まり、その後、準決勝ではクラシック課題曲Bを踊り、次の決勝への出場者が決まります。決勝では課題曲AかBを自分で選択して踊り、創作作品をもう一度審査されます。この間 連日夜も22:00近くまでのリハーサルや軽く5時間以上を超える待ち時間、、、。自分の舞台審査の出番がくるまで、いかに自分の身体のコンディションと集中力をベストの状態にして舞台にのせるか。4日目5日目と徐々に衰えていく体力と精神力をいかにコントロールするか、、、。そういったことを考えると舞台裏でももうコンクールは始まっていて ダンサーに必要な能力が試され続けます。

 立脇バレエでは今回の彼を含めて過去3名の生徒がこのコンクールで決勝に出場出来ました。今は海外の学校でさらに厳しい世界に挑戦しています。
 このような経験を若いうちにする事は コンクール云々、結果云々ということではなく、人生において貴重な人間鍛錬のチャンスになると思います。そしてこのようなコンクールで決勝までがんばった私の生徒を心から誇りに思います。出番前、生徒に向かって偉そうに叱咤激励している私も 心の中では「私は絶対この子達のようには出来ない!』と尊敬の念で一杯なのです。

 私の不在中、ご不便をおかけしながらも熱心にレッスンをしてくださったルーシー先生ありがとうございました。コンクール創作作品で 敢えて彼のイメージにない難しいテーマを与えて本人の可能性を信じてくださり、素晴らしい振り付けをしてくださった石原完二先生ありがとうございました。
 それから不在中のお手伝いの皆さんありがとう。海外から帰っている卒業生は このバレエコンクールの厳しさを一番わかっている一人で、彼の為に苦労してお守りを工面してくれ、優しい気遣いや応援をくれました。都会から帰省した卒業生がルーシー先生のレッスンをサポートしてくれました。みんながいたから 安心してコンクールに集中出来ました。本当に有難う。
 また、4月に転勤で千葉に引っ越しされたかわいいお二人の姉妹もお母様とわざわざコンクールを見に来ていただきました。(千葉でも楽しくバレエを続けられているようで またお会い出来る日が楽しみです!)先日ブログで紹介したスポーツトレーナーの卒業生もコンクールが始まる前日に彼に治療を施してくれ、アドバイスもくれました。発表会でお世話になった輪島拓也さんは 忙しい仕事の合間を縫って、客席から温かく見守っていただきました。そしていつもながら 卒業生の保護者の皆様他、たくさんの方々からお祝いのメールをいただきました。
 立脇バレエ全体の行事でも、ヴァリエーションの会のような1部のグループの行事でも、そして今回のような個人のコンクールでも 多くの方に応援していただいて、これ以上の幸せがあるのでしょうか?今年もとてもいい気分で涼しい秋が迎えられそうです。
でも残暑厳しいですね、、、、、。皆様お体お大事に!

dancingbutterfly at 16:01|PermalinkComments(2)mixiチェック Clip to Evernote 舞台を終えて | コンクール

2009年08月01日

第16回 ヴァリエーションの会を終えて。 皆様ありがとうございました。

 先日 第16回 ヴァリエーションの会が無事成功のうちに幕をとじました。楽しくて明るくて面白く!?て本当にいい会でした。お越し下さったたくさんの観客の皆様、お手伝いくださった方々、ほんとうにありがとうございました。

 毎回の事ですが、多くの方々が この会を創り応援してくれました。海外のバレエ学校から帰省している生徒も自分が以前からずっと教えている生徒のように愛着を持って子供たちに接してくれました。2、3日だけの帰省滞在期間なのに朝から手伝ってくれた卒業生や、地元の大学に通っている卒業生も楽しい大学生活を返上してわざわざ集まってくれました。助手をしている生徒の数人は この当日や次の日も試験があったり授業があったりするのに 大学の試験会場や教室から 楽屋に走り込んで来て 即お手伝いに徹してくれました。 去年は出演する側だった中一の生徒達や上級クラスの生徒達、また今は受験でレッスンを休んでいるのに駆けつけてくれた生徒も一生懸命お手伝いしてくれました。お子さんが会に出演していない立脇バレエの保護者の方々も 受付に、スタッフのお弁当に、と走り回って下さいました。多くの卒業生の保護者の方もいつものように客席から惜しみない拍手を送っていただきました。また、出演者のメンバーとずっと一緒にバレエを学んで来て、4月からお父様の転勤で岡山に引っ越した生徒の一人も わざわざ応援に駆けつけてくれて、お母様と一緒に客席から応援してくれました。こんな皆の思いが舞台を成功させないはずがありません。
 
 お客様の数についてもほとんど満席の会場だったようです。私共としては この会では ご家族の方々に喜んでいただいたり、また 将来この会に出演出来る年齢になる立脇バレエの年少の子供たちの励みになればという事で ’内輪の会’と考えています。それでも 今回は 本当にたくさんの方々が見に来て下さったようです。心からお礼申し上げます。

 また、出演した子供達の家族の皆様、本当にありがとうございました。他の習い事や行事との両立も大変だったことでしょう。出演の子供達の兄弟姉妹の皆さんに 我慢してもらわなければならなかった事、不便をかけた事もあったでしょう。そして松山教室の方は5月から3ヶ月間の送迎、宇和教室の方は4月から4ヶ月間と夏休みには松山教室までの送迎、、。本当にご苦労様でした。根気強く子供達の成長を見守り支えてくださり、家族皆で励まし、助け合って 子供達をバレエの練習に集中させていただいた保護者の皆様、その家族の皆様に、心から感謝の気持ちを捧げ”congratulations!!"と申し上げたいと思います。

 そして何より 出演してくれた29名の皆さん! ”おめでとう。そして本当にありがとう!!” 熱心にお稽古に通い 私達の教えに丁寧に耳を傾けてくれてありがとう。たくさんのエネルギーをくれてありがとう!
誰にも頼れない 誰もいない舞台に 一人で出て行くには 勇気がいった事でしょう。そこは 胸ときめく場所でもあるけれど、先生も家族の皆も助けてくれず一人がんばらなければならない場所でもあります。エピロローグやプロローグで 独りよがりや自分勝手のわがままは捨てて、他人の事にも心を配りながら皆で踊る素晴らしさも経験しながら、周りの人々に助けられながらも時には一人で自分の責任でやらなければならない事も経験したのですね。
 悩んだり心弾ませたりしながら、この数ヶ月間のレッスンを最後までやり抜き、自分をより良く知るようになったことでしょう。この会までの期間 いろいろ起こった事、舞台で精一杯踊った経験は きっと、、いえいえ、、絶対!これからの自分の人生を幸せにする力、自分の人生を自分で創っていく力となって将来役に立つと思います。これからもバレエをとうして たくさんの事を学んでいって下さいね。そして先生達にもたくさんのことを学ばせて下さい。これからもよろしくね。みんな大好きです!!

dancingbutterfly at 15:36|PermalinkComments(2)mixiチェック Clip to Evernote 舞台を終えて | ヴァリエーションの会