2009年10月

2009年10月17日

ひとりごと

 おさらい会の作品で 私が振り付ける松山教室の作品は リトルクラスが6作品,JBクラスが8作品、JAクラスが7作品です。宇和教室は若い先生達が永年のバレエ教育の成果と訓練を駆使して 私をずいぶん助けてくれ、こちらのいくつかのアドバイスだけでスムースに振り付けをこなし、振り付けは終了しましたが、松山教室はまだ進行中です。

 私が振り付ける多くの作品がどれも同じような感じにならないよう努力はしているつもりですし、踊るメンバーや音楽が違えば当然振り付けや雰囲気は変わってくるはずです。そして踊る空間が稽古場から舞台へと変わり、衣装や照明が加わればさらにそれなりになるはずです。が、9月から今日まで毎日次々と振り付けをしているので頭がこんがらがってついつい同じような振りになったり、、と大変です。
 ”私の作品だ’とわかるように毎回何か共通の物が見え隠れするように、自分の表現のオリジナリティーは保つこともしたいし、でも「またこんな感じか、もうわかったわかった』とマンネリにならないようにも振り付けしたい。と欲はありますが その作品がその人独特の個性に表現されていく事とマンネリ的に表現されていく事との違いは なんなのだろう。といつも考えます。

 例えば モーツアルトの曲を聴くと 題名も知らず聞いた事が無い曲でも、’あっ、モーツアルトの曲だ” とたいていわかります。同じような音階の組み合わせやフレーズがあちこちに出てくるけれど決してどれも同じでないし、何より 何百年の間、”これほどまでにあのモーツアルト的音の配列”なのに飽きられず聞き継がれ愛されて来ているのですから、、。

 とここまで書いて、すごく恥ずかしい事をしてしまった。わたしは凡人。モーツアルトは数ある芸術家の天才の中の天才でした。彼を例に出すなんて、、、。

 とにかく、私にとって頭の中をクリエーティブに保つ事は楽しい事でもありストレスがたまる事でもあり、、。カフェで気分転換をしたり、休みの日に自転車で自然を愛でに行って心の置き場所を変えてみたり、、。場所を変え時間をかえ 頭の中を日常生活から切り離して「現実と違う世界へ!!』,,,と思っても20種類以上の踊りを一度に創作するのは(毎年の事、仕事とはいえ)なかなか大変な作業です。実際に完全に現実ではない創造の世界へ飛び込んでしまえば、本当に脳が”どっかにいってしまう!!”し、、。 
 ’仕事’だけど’仕事’にならず創作活動になるように、創作活動だけど’仕事’としても考えるように(衣装の予算のこともありますから,それによって 創作したい構成をかえねばばらないこともあるし、等など、、)しなければなりません。
 
 私がよく助けてもらうのは、使用する音楽についてよく調べる事、作曲者の簡単な伝記や曲が作られた背景,いろいろな評論家の批評や何百年も前からその曲にまつわる伝承。そういうのを読んでいき、子供達のイメージや技術と合わせて考えたり、昨今の社会的ニュースや 日頃自分が考えている事、等を合わせたりして,一見創作活動とは反対の論理的な現実的作業をしてみると 逆に少しずつイメージが膨らんでゆきます。(今はインターネットで どんどん詳しく勉強ができるので本当に楽ですね。)そうやってなんとか毎年子供達と協力して作品を創っています。

 モーツアルトやピカソ、モジリアーニ(私が一番好きなアーティスト!)などなど 天才と言われるアーティストの伝記を読むのが大好きな私ですが、彼らはやっぱり 創造の世界と現実の世界との狭間でさまよう ちょっと変な人達、、。全くのステレオタイプ的な考え方ではあるけれど、凡人からみれば 天才的アーテイストってちょっと”変人”であると言われるのは何となくわかる気がします。

dancingbutterfly at 15:43|PermalinkComments(0)mixiチェック Clip to Evernote 雑記 | 独り言、創作中の様子。

2009年10月07日

宇和教室の子供たち

 先日、宇和教室のレッスンを久しぶりに担当しました。松山教室とお稽古が同時進行で、今まで宇和教室に向かう機会をなかなかつかめないでいましたが、担当の教師や松山教室の生徒の協力で 毎月宇和教室へも行けるようになり嬉しく思っています。
 
 松山教室の生徒と宇和教室の生徒の雰囲気は(いい意味で)ちょっと違っていて、とても興味深く思います。まずは ご挨拶のとき等の言葉のアクセント、、。「こんにちわ」や「さようなら」、「お願いします」、「先生!」という呼びかけの言葉、、、にいたるまで、イントネーションが違っていてとっても新鮮、、、。凄くかわいくて思わず笑みがこぼれます。と言っても何を隠そう 私の両親ともに南予出身で 私も幼い頃は南予で育ったので、懐かしい響きと言った方が正解でしょうか。
 
 それから これは以前から感じていたのですが、集中力がとてもある事。10数年ほど前には 南予の子供たちは 自然の中でのびのび育ち,塾や習い事など毎日何かは入っている、ということもなく、あれやこれやと全てにおいてこなす事が多い。ということがあまりないから、情緒が落ち着いて一つの習い事に集中する事が出来るのかなあ。などと想像していましたが、今は人口の多いこちら方面と南予方面の違いはなく,子供たちは習い事もたくさんしているようで、特に学校の部活などは 松山の学校に通っている生徒よりむしろ多忙のようで、バレエとの両立に皆さん苦労されている様子、、。
 そこで、きっと教室のスペースの理由もあるのかとも考えています。松山教室は 空間が大きく(特に幼い子供達にとっては、)見学室など至る所に穴!?が空いています。また、過去の公演の写真やバレエの絵画などが飾ってあったり、春夏秋は 窓を開けてレッスンしているので、時々トンボやカエルやチョウチョや生徒が怖がる虫たちが稽古中に入って来たりして、、、。それはそれでいい面もあるのでしょうが、宇和教室は シンプルな白い壁と鏡のみで冷暖房完備。戸も閉め切って稽古中も来訪者がほとんどなく,保護者の方も入ってこられないので,幼い生徒もよく集中出来るのでしょうか?

 とにかく、宇和の子供達は 時々のびのびしすぎて羽目を外す事もあるけれど、いったん集中すれば、振り付けを覚えるのが早く、理解力に優れていて、一人ずつの子供の能力は大変高いと感じます。
 昔々、母がレッスンをしていた頃は、松山から教えに通うのに片道3時間弱はかかっていました。 今では高速道路が出来、南予、中予の環境の差もなくなりつつありますが、やはり、「その土地、その土地の風土は変わらず、そこで育った人々の独特の雰囲気というものは はっきり残っていくのだなあ。」と宇和教室の子供達をとうして感じています。そしてこれからもずっと残ってほしいなあと思います。

 今年の12月の宇和のおさらい会では、ルーシー・フランソワ先生が宇和教室生徒の為だけに作品を振り付けて下さり発表します。彼らのキャラクターにぴったりの明るく楽しい作品です。松山の生徒は まだ4割ほど振り付けが残っているのですが、宇和生徒は既に9割方作品の振り付けが終了し今はそのお稽古に熱を入れています。私も宇和の生徒との時間に感謝し、情熱を持って指導させていただきます。(先日は久しぶりのレッスンにあまりにも興奮して時間を忘れ、30分以上も稽古時間をオーバーしてしまい,外で待っていただいていた保護者の方々にご迷惑をおかけしました。本当に申し訳ありませんでした。)
 これからも子供たちと素晴らしい舞台や思い出を創ってゆきたいと思っています。


dancingbutterfly at 15:13|PermalinkComments(0)mixiチェック Clip to Evernote 雑記 | 生徒達の様子