2010年04月

2010年04月08日

難しいは面白い!?


 4月より立脇バレエの新学期が始まりました。以前にも何度かご紹介しましたが、JAクラス、JBクラス、リトルクラス、各クラスで最も年長だった 6年生、3年生、年長さんは学年があがり 各クラスの最年少の学年になります。クラスのメンバーや雰囲気が変化し、年少の学年の子供達は新しい課題の習得、年長の学年の子供達は先輩としてのプレッシャーやプライド、いずれにしても 期待と不安一杯の今の時期です。

 学校での環境の変化もともなって、以前は何でもこなせていたのに、新しく習った事がすぐ理解出来ずに戸惑う子供もいますし、”「難しい」、「出来ない」と思っても 学校はなかなか辞められないけど 御稽古ごとなら辞められるから” という事で 御稽古を続ける事をあきらめようとする子が多いのもこの時期です。

 でも,永年子供達を観て来て感じるのは、「基本的に 子供達は新しく環境が変わる事、難しい事に挑戦する事が大好き」だという事です。

 それを苦痛だと感じるのは、「ちゃんとやらなければだめだ。優秀でなければだめだ。失敗をしたらだめだ。」等、周りからの見えない圧力を感じ「楽しむ」という事、出来ない事や困難に挑戦する事への「希望やわくわく感」を忘れているのが 理由の一つかもしれません。
 
 やってみる前に 出来ないと決めつけて 先を怖がる子供もいます。私達大人が「受験にしても何にしてもそんなに甘くないから,とか この子は器用ではないから、とか、、」 乗り越えようとする困難に ”いつまでに乗り越えなければならない” と まるで期限があるかのように怖がらせ、無意識にではあるにしても 子供を「脅す」ような促し方をするのは 上手いやり方ではないかも知れません。先の事が心配だらこそ その前に守ってやりたいと思うのは 親心なのですが、例えばバレエのような習い事にしても 実際やるのは子供で親ではないので また違った結果がでるかもしれません。

 (( 余談ですが、私は 仕事柄、環境柄、日本人でない友人とお話しする機会があり、気付いたことがあるのですが、日本人が 困難な場面に出会った時「難しい難しい」といっているのを頻繁に聞きますが、(それはすなわち「出来ない出来ない」と言っているのに等しい場合が多い。)海外の方とお話しする時 彼らが難題を前にして 日本人ほど「difficult」系の単語を連発しているのを聞きません。彼らはそう言う場合「interesting」系の単語を使います。「難しい」でなく「ふ〜ん面白い」なのです。))

 偉そうにこう言う私も以前は子供達に教える時,もちろん 脅すつもりはなくても 無意識によく子供に脅し文句を言っていました。
 やる前から「これは難しいよ!」とか お姉さんの学年になったら そんな甘えっ子ちゃんでは 大変だよ。とか、、、。(反省)

 でも最近は遅ればせながら、「新しいお姉さんのクラスは 楽しいよ。いよいよピルエット(回転の動き)も習うよ」とか「今は出来ないけど難しい方がいいね。簡単ですぐ出来たらつまらんよね。」とか「自信がある人というのは 失敗を怖がらない人。”上手な人=自信ある人”ではないのよ」とか「私だけなぜ出来ないの?、と思うより、「自分だけは出来るかもしれない!と思える人、勇気あってかっこいいよね〜〜。」とか「だめ」を「もう少し、、、」に変えたり、、とか。。。小さな努力をしています。
 
 そしてそれは 確実に子供達の目の色を変え、やる気や上達に影響します。だってもともと子供達は新しい事、難しい事に挑戦する事が大好きなのだから。なぜ今まで気がつかなかったのか 本当に私は愚かでした。
 これからも 時々は「脅し文句!?」を言うかもしれませんが 子供達に教え、教えられながら共に成長してゆきたいと思います。

dancingbutterfly at 21:24|PermalinkComments(0)mixiチェック Clip to Evernote 独り言、創作中の様子。 | 生徒達の様子