2015年05月

2015年05月11日

卒業生 シリーズ 

今回の卒業生シリーズ3人目は、去年12月の発表会で、後輩たちの為に、Treasuresという作品を振りつけてくれたり、夏のレッスン講習を1ヶ月担当してくれたニューヨーク在住の女性です。
嬉しい夏〜卒業生に感謝して〜その
 3歳で入所の頃から、性格がしっかりし過ぎていたせいか(眉毛がきりりとしていたせいか?)「優等生」のレッテルを貼られ、負けず嫌いのダラダラしたところのない女の子の印象でした。いつも自分で自分を叱咤激励し進んでいけるので、教師の出番はないくらい。
 
 高校になってバレエ留学したいと言ったときも、私たちは「大賛成」というわけではありませんでしたが、本人が「やらずに後悔するよりやって後悔するほうがいい」といってイギリスのバレエ学校に留学しました。学校でもまさに優等生で、学校公演で主役を踊ったりと頑張っていたようでした。
 が、その後の就職活動などで、予想以上の壁に遮られ、失意のうちにバレエから離れる決意をしたようでした。
 やるだけやったバレエの道は諦めましたが、せっかく身につけた英語力を生かして、留学生枠でない一般受験を経たアメリカの大学入学に向けて勉学に励みました。が、そこにまたもや予想外の出会いがあり、結局ニューヨーク州立大学パーチェスカレッジでダンスを専攻することに。
 
 そして今では、クラシックバレエをはじめ、あらゆる分野のダンスを学び、違った文化の人々と出会い、考え、人種差別も自分の事として経験したりしながら、国際人として、人間として、豊かな厚みのある女性に成長しています。
 公演で振付作品を発表したり、(you-tubeでその振付作品の一部をみましたが、心が解き放たれ、自分を取り戻した彼女の心理がうかがわれ嬉しかったです。)衣装製作のクラスでは、自分で衣装製作をしたり!(最近その様子のメールが来ました。写真2、3枚目は彼女製作の衣装。)本当に充実した生活のようです。
 今期で学校を卒業し、希望のバレエ団のオーデションに手応えがあるようですが、どうなっても今度は以前の彼女とは厚みと自信が違うので、また自分の道を切り開いていけると思います。
 
 あらゆる文化の人達と長い時を過ごした彼女は 日本人の勤勉さと、西洋人(とひとくくりには本当は言えないのですが)のhappy-go-lucky的なリラックスした態度が上手く融合して、バランスのとれたcosmopolitanです。

 もちろん、ご両親、家族、多くの人々に助けられて今の彼女があるのですが、私はバレエ教師として進路に関しては何もしてあげられなかったのに、彼女は、何のコネも使わず、自分で自分の道を切り開いて行きました。本当に素晴らしいと思います。これからも更に人生を豊かに創っていってください。
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dancingbutterfly at 16:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0)mixiチェック Clip to Evernote 卒業生 | 雑記