舞台を終えて

2017年01月27日

お礼の夕食会◆組しいものは強い!〜

〜2017.1月 blog お礼の夕食会,茲蠡海〜
 
連絡係、進行係、衣装総括、受付、会場整理、楽屋責任者、保護者の会役員、、、。

立脇バレエの長い歴史の中で、会をよりよくするために、作られてきた係です。
こういった係のお母様は、自分の子供以外の生徒達のために働いていただいています。
このご好意が、立脇バレエの強さです。

毎年この夕食会には、40人以上の方々が出席くださいますが、中心になって働いて頂いたにもかかわらず、お仕事やお家の所用で都合がつかず、欠席される方も多々いらっしゃいました。そこで、僭越ですが、私がこの夕食会で述べさせていただいたspeech原稿をこのblogに掲載いたします。(個人名など、一部割愛)

〜(始めの挨拶省略)〜
今回の発表会も、のべ1400人余りのお客様に入場いただき、子供達も、私もまた一つ楽しくかけがえのない思い出が増えました。みなさまのおかげで、幸せな時間を過ごすことができました。
本当に有難うございました。
 係のお仕事を勤めてくださったお母様方、そして、何ヶ月も前から、段取り、準備をしていただいたリーダーの方々、そして、保護者の役員の皆様、本当にお疲れ様でした。有難うございました。

子供達との舞台作りと同じように、いつも完璧を目指して精魂込めて、お仕事を進めてくださり、ほんとうにありがたいことと感謝の気持ちで一杯です。

また、お怪我で、お嬢様が出演できなかったAさんは、親子で進行係を務めていただきました。

3年前に卒業されたC.Tさんのお母様は、親子とも愛媛にはいらっしゃらないのに、頭飾り作りを手伝っていただいたりしました。

また、多くの卒業生のお母様方が「自分のお子さんの舞台を少しでもゆっくり見られるように」と、ご配慮くださり、当日駆けつけてお手伝いいただきました。

社会人となった卒業生たちも遠方から、仕事のスケジュールを工面して、実家に帰らず直接会館に駆けつけてくれました。
いつものことながら大変有り難い事と感謝しております。

また、卒業生の和田瞬くん、竹本玲奈さん、福井望海さんが舞台に花を添えてくれ、一層舞台に厚みが出ましたし、後輩たちも喜んでおりました。有難うございました。
会の数日前に、急に休みが取れて、ロシアから帰国した上村悠さんも第2部を見てくれたようです。
客席からゆっくり座って立脇紘子バレエ研究所の発表会を見たのは初めてだったけれど、後輩たちの裏での頑張りが伝わってとても感動し、立脇バレエの卒業生だということを改めて誇りに感じた。とメッセージをくれました。

それから、今回が卒業の舞台となった、Tさん、Fさん、Mさん、3人とも幼稚園の頃から、今日まで、いろいろなことがありましたが、すべてを乗り越え、一度始めたことを最後まで、やり遂げてくれました。心から敬意を表します。
こういう目に見えない経験は、失ったり、奪われたりするものではないので、これからもそれを大切に頑張って行って欲しいと思います。

本当に信じられないほど、皆さんの好意と愛に包まれた発表会でした。

毎年、私の沢山の友人達も、舞台を観に来てくれるのですが、感想をメールや電話でいつも知らせてくれます。
それが私にはとても励みになり、また頑張ろうという気持ちにさせてくれます。
 
その中の感想の一つはこうでした。

立脇バレエの舞台を見て一番強く感じたことは
「美しいものは強い」ということ。

私はその言葉がとても嬉しかったです。

見えるものにあてがっても、見えない心の問題にあてがっても、本当に(「美しいものは強い」というの)それは言えるな〜と思って、、。これからもこの言葉、使わせてもらおうと思いました、、。(笑)

これからも美しく強く子供達と学んで行きたいと思います。

ささやかな夕食会ではありますが、今日はこの集まりを楽しんでください。ありがとうございました。

2017.1.22
立脇紘子バレエ研究所 
河野自由美


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発表会 お礼の夕食会

 新年2017年、もう1ヶ月が過ぎようとしています。
1月8日に行われた立脇紘子バレエ研究所発表会も感動のうちに終了しました。お客様をはじめ、携わって頂いた全ての皆様に、遅ればせながら、お礼申し上げます。ありがとうございました。

 毎年発表会が終了すると、ご好意で係の仕事をお手伝い頂いたお母様方にお礼の気持ちを表する機会を設けさせていただき、ささやかなお礼の夕食会を開いています。
 立脇バレエのお稽古場を会場に、各テーブルのお花のアレンジメントも、お料理も司会進行もすべて手作りの会です。
 
 お食事の合間には、毎年レベルの高い声楽、楽器の演奏などが披露されます。今年は、卒業生のお母様のピアノ演奏と、そのお弟子さんで、特別支援学校の教師をしながら音楽活動も続けていらっしゃる女性のサクソフォン演奏でした。
 ピアノ伴奏によるサクソフォン演奏は、「ホールニューワールド」、ピアノ独奏は、リストの「愛の夢」でした。「「愛の夢」の「愛」とは、人間愛の「愛」だと思います。」とおっしゃってから、演奏を始められました。
 2曲が演奏されている間、亡くなった父のこと、発表会のこと、子供達の事、卒業生のこと、これまでの喜びや悲しみ全てが昇華され、ご支援の皆様の愛情に抱かれたような何とも言えない幸せを感じ、涙がこぼれました。

 幼稚園から今日までバレエを続けてきた卒業生のお母様方も、それぞれの思いを、涙あり笑いありでspeechされました。
 「お友達とのトラブルもあり、バレエ熱が下がる時期もあったけれど、『バレエが好きだ』という気持ちだけを大切にして、誇りを持って最後までバレエを続けられました。」
 「発表会が終わった日、『お母さん、私に最後までバレエを続けさせてくれて本当にありがとう。』という言葉が。こんなことが言えるような娘に成長させてもらった立脇バレエに感謝いたします。」(涙)(〜それは、ご家庭が素晴らしいからです!!〜)
 姉妹二人を卒業まで応援されたお母様は、「もう今回は寂しくありません。なぜなら、自分が生徒になったからです!」(笑)(〜二人のお嬢様が卒業されましたが、大人クラスにお母様が在籍!そうです。みんなこのコースで行きましょう!!!子供卒業後=お母様入所(笑))

人の善意は、こんなにも生きる力をくれるんですね。
〜2017.1月 blog お礼の夕食会 △愨海〜

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2016年08月04日

ふるさとの愛〜第23回ヴァリエーションの会を終えて〜

 前回のblogに続きno.◆―弍蕕梁感叛牽蛙佑悄
今回のヴァリエーションの会は、特別プログラムとして、卒業生によるエキシビションがありました。
 この催しを始めてからの23年間で、卒業生が踊った事は2回程ありましたが、海外在住の3人のスケジュールが合ったのは今回初めて。
 3人とも、お互い競争するでなく、でも自己顕示がはっきりして、個性ある見応えある舞台でした。
 出演者3人と同年代で活躍されたお子様を持つお母様方が、我が子の事のように懐かしんで 惜しみない拍手をくださいました。
 立脇バレエを離れて、もう10年以上経つというのに、驚くほど沢山の支援者の方々が、足を運んでくださいました。
 在籍の生徒達は、憧れと尊敬の目で舞台を観ていたのがわかりました。
 3人の卒業生が、日頃それぞれの国で味わっている厳しさに比べれば、リラックスして舞台に臨めるのかと思いましたが、周りの期待の大きさに、かなり緊張もしていたようです。
 が、本番は皆、魂を込めて、本当に「いい踊り」をプレゼントしてくれました。これまでの、人生への態度が見えるような舞台でした。
 忙しいスケジュールの中、本当にありがとう。あなた達は立脇バレエの誇りです!
「ふるさと」の愛情、家族の愛情を胸に、これからも精進し、真の幸せな人生を送ってください。
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2016年08月02日

自分で創る楽しみ〜第23回ヴァリエーションの会を終えて〜

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23年目のヴァリエーションの会、感動のうちに無事終了。子供達の小さな会に、お忙しい時間を割いて観に来てくださった方々、暖かなメッセージをいただいた方々、ふっとこの会のことを思い出してくださった方々、、、。皆様に心からお礼申し上げます。
 
 一人で踊るということは、文字どおり、舞台の上で一人ぼっちになること。
 先生も、大好きな家族や友人も誰一人として、助けてくれないところで、どんな結果になっても、自分のしたことに責任を持って、舞台袖に戻ってこなければなりません。
 何百人の目にさらされて、頭の先から脚の先まで全身を見られるということ。今までの自分の努力も甘えも緊張も、焦りも喜びも、『心の中までも、多くの人の目線にさらされる』ということ。
 
 そんな経験、誰もができることではありません。
 
 10歳、11歳の子供達にとって、それはとても怖いことかもしれないし、興奮するワクワクする出来事かもしれません。
 感じ方はそれぞれですが、例外なく子供達は こういう行事を通して、とてつもなく成長します。
 この会は、「プロローグで皆で踊り、その後、一人で踊った後、またエピローグで皆で踊る。」という構成ですが、「最後の演目時には、そのたった30分くらいの間に成長した新しい子供達を見た、まさに“生きている子供たち”を見て感動した。」というご感想もいただきました。

 子供達は「バレエの具体的なテクニックがどうだこうだ、、」ということではなく、将来、強い人間になるため、幸せに生きて行くヒントを体験するのです。
 人から与えられた楽しさだけでなく、どんな状況でも『自分の努力』という方法で、自分の中で創っていける充実感や楽しさがある。ということを経験するのです。
 出演者の中には、「来年は受験だから、出ないので今回最後です。」と言って臨んだ子もいました。でも会が終わった後は、「チャンスがあるなら、来年も出たい!」と思ったようです。苦労して自分で創った喜びというものは、人の心に残り、やる気にもつながるのでしょう。

 そう考えると、周りの期待に応えるためにただ苦しむこと、人と競争をしたり、結果だけにこだわったりすることが、とても弱く、範囲の狭いやり方のように思えてきます。
 確かに結果ありきの世界はあります。特に社会に出るとそればかりかもしれません。
 それはそれで経験することも大切かと思いますが、私の教室では、そんな世界で打ちのめされた時、ふっと幼い頃のこういった経験を思い出してくれたら。そして自信を持って人生を楽しみ、前向きに生きていってくれたら。と願いを込めて、子供たちと共にこれからも学んでいきたいと思っています。

熱く語ってしまい、文章硬いです、、、、(笑)


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2016年01月26日

Show must go on. 一度始めたことを続けるということ。

  今年も 早、26日が過ぎました。皆様お忙しく過ごされていることと思います。

「発表会」の周りの年は、新年明けの公演なので、お正月休みは無しなのですが、昨年末は「おさらい会」の周りの年だったので、私共にもお正月休みがあり、母と二人でゆっくり過ごさせていただきました。
 と言っても、結局、趣味のアンティーク食器の置き場所替えや、銀食器磨き、私や弟の昔の靴や洋服を出してきて懐しんだり、、とバタバタはしましたが、日頃にない時間を過ごせました。(手は銀食器磨きで腱鞘炎になりましたが、、、)

 時は前後いたしますが、年末12月27日のおさらい会、ひめぎんホール/サブホール満席のお客様に応援していただき、子供達と共に楽しい舞台を作ることができました。心から感謝申し上げます。
 
舞台装置や音楽、照明の業者スタッフの方は除き、他のすべての裏方は、お母様達がすべて進行してくださるのが立脇バレエの伝統です。

頻繁な楽屋と舞台の出入りをお世話してくださる係、(楽屋から舞台袖への誘導、舞台袖から舞台への誘導)約400着の衣装や小物の管理する係、そして1000人近いお客様の受付、会場整理の係、スタッフへのお弁当の係、何か突発的に問題が起こった時対処する係、長い歴史の中で、お母様方が作り、守ってきていただいた素晴らしいシステムです。

「どれ1つ滞っても、会の進行がスムーズに行かない」と云うこのお仕事を、ほぼ完璧にお手伝いくださった係りのお母様方に、今回もまた、言葉にできないほど 感謝の気持でいっぱいです。
 子供達の為に、心を込めて進めてくださり、ほんとうにありがとうございました。

 また、卒業生を始め、立脇バレエを大切に思ってくれる皆さんが、どこからともなく、次々と声をかけてくれ、集まってくれて、自分で仕事を探して積極的に手伝いをしてくれました。
 
 他にもスタッフとして、振付家として、出演の子供の保護者として、そしてダンサーとして、今回の舞台を作ってくれました。ほんとうにありがとうございます。
 
 客席のお客様も含め、立脇バレエを愛する多くの皆さんが、あの1日の数時間の間に集まって、大きなエネルギーと楽しい時間を共有できたことは、いつもながら本当に幸せです。

 立脇バレエ、54年目、(私は25年目にして)、その過程で失敗を繰り返しながら学んできた事が、やっと頭で整理できて、子供たちに伝える事ができ始めた気がします。
そして私と母と、これまで関わったすべての皆さんの喜びや苦しみの歴史が、ここ最近の舞台に実っているような気がして、喜びこの上ない気持です。

 一度始めたことを続けるということ、特に、予測がつかないものに向かって、進み続けるということは、誰もができることではないと思います。とても大変なことですが、人の人生を幸せにする何かがそこにあると信じて、これからも子供たちとともに頑張って行きたいと思います。



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2015年08月08日

子供達を輝かせるもの〜第22回ヴァリエーションの会を終えて〜

 皆様の応援のおかげで、無事22回目のヴァリエーションの会を終え、もう1週間が過ぎようとしています。
 この15名の子供達の為に、わざわざ時間をつくってお越し下さった皆様、この日を思い出し、応援メッセージをくださった皆様、本当にありがとうございました。
 全員参加の発表会と違い、規模が小さいので、時間や心の余裕が子供側にもこちら側にもあり、準備から本番終了まで、しみじみと感慨を味わえるとても楽しい会。
 メーキャップも一人ずつお世話できるので、メイクしながら、私も普段よりゆっくり子供に言葉をかけることができます。
 困難な状況の中、今日まで頑張ってきた事情を知ったり、今回の経験についてどう思っているのかとか、学校ではどんな様子なのかとか、日頃はお話できないような事を一人ずつ情報交換できるのも、お互い良い経験で、とても感動します。
 また、大きな会では、お客様に感謝の気持ちを述べたり、懐かしいお話をしたりする時間がほとんど取れず、いつも失礼しておりますが、この会ではお客様も楽屋に寄っていただき、少しはお話をさせていただけます。
 かつてこの会で踊った卒業生が、子供を連れて見に来てくれたり、親子揃って惜しみない拍手をしてくださったり、そして、その卒業生本人は不在でも、そのお母様方が、次々と笑顔で訪ねてくださる。
 この会を迎えるにあたって、ロシアのバレエ学校から帰省中の卒業生は、毎日大洲から通って、後輩たちの練習を手伝ってくれ、ドイツのバレエ団からたった1日帰省できたという卒業生は、「何か手伝います」と言って、1時間ほど稽古中の音楽を担当してくれ、(かっこいいお兄ちゃんなので、子供達は大変喜んでいました!)助教師のM先生は一人で全ての衣装の飾付を完璧にやりきり、、、、。当日は、在校生の先輩達が、早替えや片付けの手伝いなど、部活を休んで来てくれた子もいて、、、。
 この心のバトンタッチが、これからも続きますようにと願うことは、あまりにも贅沢でしょうか?
 「人を意地悪な目で見る」ということに傷つけられる子供達や大人達の話をよく聞きます。この会は、子供達が一人ずつ踊る会ですが、最近は特に、この会でそういう雰囲気を強く感じません。
 舞台の子供達が、あんなにキラキラ輝いて美しいのは、それを輝かせる周りの光があるからだと思います。その光が曇っていないから、子供達は輝けるのだと思います。


(写真は子供達がくれた寄せ書き。)
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2015年01月08日

Part 4  〜不可抗力編〜 その2

Part 4  〜不可抗力編〜 その2
母は50数年、私も母と23年、この行事を続けて来て、Part3の件は、初めての出来事だったから、びっくり不運は 「これで当然終わり!」と思っていました。

 でも嘘のような本当の出来事が!「白鳥の湖」主役の高校生が、会の1週間前に入院。手術したら出演は無理、手術しないことになっても、踊れる体力が残っているか分からない。と云う話。

 彼女に限らず卒業生は皆そうですが、幼い頃から10数年、魂を傾けて来たバレエの最後の舞台に出演出来ないなんて、「こんな仕打ちある?」と何処に怒りを持って行っていいか分かりませんでした。
 何より本人がどんなに悔しいだろう。その気持ちも痛い程分かります。本人は入院が決まった日に「トウシューズを持って来て!!まだ慣らしてないから、(新しいトゥシューズは固いので、柔らかくならしておく必要があります。)」と言ったそうで、それを聞くと涙が止まりませんでした。
 でも涙を流している暇はありません。彼女がいないと、発表会自体開催出来ません。私には会を楽しみにして、練習して来た多くの子供達がいます。
 
 すぐに、ロシアのバレエ団にいる卒業生に「戻って来て踊ってくれないか」と、連絡しました。彼女なら、今回レペティトゥール(振付助手/稽古代行者)として参加してくれていたし,子供達が憧れる存在なので、皆の「意気」も落ちず、適任だと思いました。
 しかしながら、本番舞台が25、26日にあり、無理でした。彼女も事の重大さが分かるので、非常識な私のお願いをディレクターに相談してくれ、後輩達の為に最善を尽くしてくれました。
 
 バレエ界にお顔の広い振付の先生にプロフェッショナルの女性ダンサーを中央で探してもらって、踊ってもらおうかとも考えましたが、もしかして奇跡が起きて、彼女が少しでも踊る可能性が出た場合、多くの不都合が起ります。
 そこで、「もしかして本人が踊れたら、キャンセルになるかもしれないけど、6日間で全ての振付を覚えて,常時お稽古や舞台袖に待機して欲しい」という失礼でわがままな願いを聞いてくれたのは、某バレエ教室を主宰する友人の女性。私達の為に、自分の教室のお稽古のスケジュールを調整して,ずっとついてくれる事に。本当に有り難かったです。

 なんとか準備が整った本番4日前の24日夜、本人が退院するとの朗報。腰が抜けそうでした。
振付の先生は、わざわざロシアから、本人の病室にまで、お電話いただき、励まし安心させてくださいました。無理な振付はすべて変えて、本番まであまり練習しないで体力を温存させ、本人に少しでも舞台にださせてあげたいと言っていただきました。仲間も教師も周りの全てが1つになりました。
 
 朗報が、、と思った同じ日。インフルエンザの猛威が、、。3人の生徒がダウン。皆重要なお役回りで,もし出れなければ、代役が必要な踊りです。。
 
 ここまで来ると、なんだか夢を見ているような気持ちになりました。いい夢と悪い夢を同時に、、、。
 
 インフルエンザになってしまった中学生の女の子の親御さんは、本番だけ出れた時の為に、舞台リハーサルの注意を本人に伝えようとビデオを持って来られ、撮影されていました。
 
 どの子供達も保護者も皆がこの不可抗力の出来事を前に、自分の出来る最善を尽くしていました。そして、直接子供達とは関係ない方々まで、惜しみない協力と思いやりをくださいました。

 そして、本番の日、何と、誰も欠席者なく、全員が舞台に参加!!!!!
 初舞台の4歳の幼児から、卒業生まで、それぞれの役目を立派に果たし、舞台を終える事が出来ました。
 
 皆が参加し、皆が魂を傾けた舞台、「目には見えないもの」に支えられたこの貴い経験が、「これからの今を創っていく」のだと、確信しています。
 


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Part 3  不可抗力編〜その1〜

Part 3  〜不可抗力編〜その1
  人生には「不運」としか、言いようのない事が、起ります。
それは、どんなに努力していても、どうすることもできないことだから、それをどう受け入れ、その時、そしてその後どうするか、が大切ですが、実際自分の身に降り掛かってくると、「言うは易し」ですよね。

 今回の会でエトワールを踊った生徒達は、皆幼い頃から、バレエを続けて来た子供達で、今回が最後の舞台か、しめくくりの大きな舞台か、になります。
 殆どの子供達は受験生となる為、高2、高1で卒業公演となり、地元の大学に進学しない限りは、立脇バレエからまた新たな世界へ巣立って行く生徒達です。
 学校、部活,塾との両立、家庭の事情、友人関係等、様々な困難を乗り越え、3歳、4歳の幼い頃から今まで続けて来た子供達は、とても立派です。その努力に敬意を表し、立脇バレエでは、この学年全員に主要なお役があてがわれます。自分の能力以上のものになりますが、この舞台に向かい、みんな強い意志と集中力を持って、取りくみます。準備期間の半年は、試験中も休まず殆ど毎日お稽古をする子もいます。
 
 そんななか、二人の卒業回生のパートナーになっていた男性ダンサーが12月にはいって骨折をされ、出演不可能に。

 振付の先生が、速やかに対処していただき、代わりの男性ダンサーをご用意くださいました。しかし、スケジュールの関係で、来られるのは本番2日前。ダンサーの方は、プロフェッショナルなので大丈夫ですが、子供達はそうではないので、どんなに不安だった事でしょう。
 でも私に心配させない様にと気を遣ったのか、笑顔で「大丈夫です。がんばります」といってくれ、「お大事に。よろしくお伝えください」と。お怪我をされたダンサーの方にも気遣いの言葉がありました。これは不可抗力とはいえ、子供達に申し訳ない気持ちで一杯でしたが、彼女らに救われました。
 
 本番の舞台も立派に自分たちの役目を果たしてくれました。彼女達は、アマチュアの学生ですが、こういう事は、1年や2年の努力や、「ちょこっと頑張ったからと美味しい思いをする」というものではありません。今までバレエで培った集中力や心の態度や経験がここに実を結ぶのでしょう。

長くなったので、Part4に続く、、、。


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2015年01月07日

Part 2 不運な出来事が新しい今に。〜衣裳編〜

 Part 1で起った「不運な出来事」は 全て「新しい今」に繋がったというお話。その1。

〜衣裳編〜
 
 私事ですが、母や助教師達と違い、私はお裁縫が大の苦手。でも今回はそんな事言ってられない事態でした。
 12月にはいると、いよいよ切羽詰まり、母も助教師も私も、殆ど毎日朝4時頃までがんばりました。最後のとどめは、本番3日前。会館でのリハーサル中、白鳥の衣裳15枚に不備が見つかり、リハーサルを22:00に終えた後、私と母でやり直す事に。
 私は5枚、母は10枚担当。私は1枚に1時間半かかり、4枚しか完成出来ませんでしたが、母は10枚やっていました。針を通すのにも時間がかかる75歳の母ですが、この時ばかりは、母の凄さを思い知りました。
 
 今回は他にも、卒業生が、ピンチヒッターの縫子さんを捜して来てくれたり、自分のお子さんは舞台に出演しないのに、衣裳のお手伝いを快く引き受けてくださったり、、、。と皆さんが助けてくださいました。助教師も、子供の指導や、必要不可欠な雑用をこなしながらも、完璧を目指してぎりぎりまで、頭飾りを制作してくれました。

 「もう駄目かも」と思っても、みなの心が1つになれば、乗り越えられるのかもしれません。苦しい辛い状況の中、一人孤独にお部屋でこつこつと衣裳を縫ってくださり、責任を果たしてくださったお衣装担当の方、そして、子供達の為に心を尽くしてくださった全ての方に感謝いたします。

Part 3 に 続く。
 

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2015年01月06日

不運な出来事が「今を創る」Part 1

新年、あけましておめでとうございます。
 年が変わっても、いつもの「今日」が「明日」になる時間には変わりないのですが、「気持ちの切り替え」と云うのは大切なんだなあ。と思います。新年や、記念日やを区切りとして考え、気持ちの整理や気分転換をするのは、人がよく生きて行く上の知恵の1つなんでしょうか。
 
 もう「去年」のことになってしまいましたが、1週間前に開かれました、立脇紘子バレエ研究所発表会には、多くのお客様にご来場いただき心よりお礼申し上げます。
 芸事の世界にとって大変厳しい時代に入り、子供の数も減っているこのご時世に,あの3千人収容の会館舞台で発表会が出来ます幸せを噛み締めております。

 今回は、準備期間より、様々な不運と思われる事が重なり、信じられないドラマが次々とおこりました。
 
 6月に「初期癌だから安心してよい」と云われ、1年前に手術も無事終了していた父が 突然亡くなりました。私の人生で最も深い悲しみでした。そんな中、夏のヴァリエーションの会や、今回の発表会の振り付け準備を、子供達の生きるエネルギーに助けられ何とか進めておりました。
 
 やがて、衣裳の準備を進めている段階で、いつも手早く何十着と衣裳制作のお仕事をしてくださっている方が、健康を害され、思う様にミシンが使えなくなり、かつ、お母様の看護等も重なり,、と云う状況に、、。
 
 12月、会の3週間前、夏から秋にかけて、熱心にご指導いただいていた男性ダンサーが、骨折のため舞台に出演出来なくなり、本番2日前に代わりのダンサーが来ていただく事態に。 

 そして本番約1週間前、「白鳥の湖」主役の高校生が、入院と云う事態発生。

 これでもまだ終わりません、、。いつもなら、1月頃から流行ってくるインフルエンザの猛威が今回は12月に、、、。3名の子供が 会の3、4日前に次々発症。その一人は白鳥の湖の中の「4羽の白鳥」のキャスト。(4名で手をつないで足や手の動きをピッタリ合わせて踊る、有名な演目)

 これが、去年起った「不運な出来事」。映画の筋書きでも、しつこくて面白くないから、どれか省かれるシナリオです。

 それでも、これは全て 子供達と周囲の方々との心の絆や応援により,心にいつまでも残る かけがえのない財産として、「新しい今」になりました。

 Part 2  に続く。



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