生徒達の様子

2018年09月17日

発表会の準備開始!!

 始まっています。1月の発表会の準備。
 クラシック全幕作品は、6月、8月と振付が始まり、今度の連休にまた通し稽古があります。
 2年に一度の大きな発表会のメインイベント「全幕公演」。
 小学4年生以上のクラスの子供達が参加します。
 
 型やポジション等、それ自体には意味のない動きの組み合わせである「踊り」の部分に、お芝居が加わり、そこに意味を与える物語で完結する全幕公演は、大変やりがいのある一方で、経済的にも、労力的にも、携わる全ての人にとって至難の技です。
 振付家、指導者、舞台装置、音楽、美術、照明、衣装、そしてダンサーなどバレエという総合芸術の総決算。
 そんな大変なものを、子供達をメインに創り、学んでいこうという試みです。

 それでも、リハーサルの最中、自分の出番が来るまで見学する子供達の表情を見ると、毎回毎回、慣れているつもりでも、グッとくるものがあります。
 音楽に合わせて思わず首を振っている姿、キラキラした目で何かに焦がれている姿、主役に感情移入して、赤くなったりびっくりしたり、、、。素直に心を動かされて集中している顔、顔、顔。
 何とも言えないこの表情をみると、「大変だけど、全幕公演を今年もやってよかった。やれる限り、できるだけ続けていこう。」と勇気が出ます。
 
 感動する側と、感動させる側、どちらも人間の素晴らしさを実感できる瞬間です。

 上級クラスのコンテンポラリーダンス作品も、大きな課題です。ロシアから振付家を招待して、猛暑の8月に振付は終わりました。
 この分野に関しては、私は勉強不足なので、振付家の意思を少しでも汲み取りながら、子供達と学んでゆきます。
 クラシックバレエ教室ですので、毎回の舞台で1作品ではありますが、この分野の勉強を15年ほど前から続けてきました。クラシックバレエでは味わえない、体を動かすことの面白さ、心と体の広がりや可能性を感じて欲しいと思います。


 そして、3歳から小学3年生までの、ちびっ子達の振付も9月から始まりました。
 基本レッスンの授業の時は、授業途中にトイレに行ったり、気分が悪くなって見学したり、という子が続出なのに、なぜか発表会の練習が始まると、きれ〜に皆無です。(笑笑)
 子供は正直です。
 ま、私も、授業中はもちろん、いつものようにカフェで振付中さえ、トイレに行く暇はない模様です。病気にならないよう気をつけなければ、、、。(笑)

(写真は、8月のリハーサル風景)

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2018年05月24日

信じる道

昨日は、嬉しいことがありました。
 もしかして、25年余りの私の授業時間の中でも、忘れられない感動の瞬間だったのかも。
 でも言葉にしてしまえば、
「ある足の動きに関して、ずっと出来なかった生徒が出来るようになった。」ってこと。
 
 火曜日JBクラス(小学1、2、3年生クラス)での出来事。
 
 その日は、男の子3人、女の子2人(女の子1人病欠)の少人数なクラスではありましたが、全員が揃って(←ココ重要!)とても上手に、「パ・ド・ブレ」を見せてくれました。
 
 すごい技をマスターした訳ではありませんが、バレエを学んでいる私と子供達にとっては、大したことでした。私は本当に泣きそうになってしまって、心から嬉しかった。
 きっと子供の方は、私ほどセンチメンタルに、頭で色々考えておらず、自分達がやった事のそれに気づいていないので、私が大げさに褒め称え、喜んだことに、「これ位で???」と逆にびっくりしたかもしれません。

 「素晴らしい!(と拍手をして)ありがとう。先生泣きそうなくらい嬉しいよ!」と子供達に言いましたが、子供達は、「そうなんだあ〜。」という感じでした。
 でも授業最後のバレエのご挨拶の時は、確実にいつもと違う感じで、とても誇らしげな心が子供達にはあるように見えました。

「長時間かかって何を成し遂げたの?」と聞かれると、映像で見せる以外には、バレエをご存じない方に説明し難いのですが、とにかく、すごい技ができるようになったのではありません。

「バーにつかまった状態で、膝がよく伸びて立ち、曲げたシュルルクドピエという足が「鎌足」にならず、かつ正しいポジションに置かれている。体重移動もうまく行われている。」
ということ等が同時にできて、「パドブレ」というバレエの足の動きが、5人全員できたのです(出来たと言っても、その子達なりなのですが
 
 舞台での踊りの中で、もしこの「パドブレ」を発表するとしたら、気付かないくらいの移動の動きで、時間にしたら1〜2秒位の動きです。
 
 次回、バーにつかまらずやれば、できなくなるかもしれないし、この私の「嬉し泣き」が「悲し泣き」になる程に出来なくなっているかもしれません。(経験済(笑))
「ガックリ」という言葉がぴったりのような状況になるかも。「私はあの時夢を見ていたのかなあ?」という状況になるかも。
 それでも、くじけず頑張ります。それが、教育だし、育ち育てるという事。学ぶという事。
 
 すぐ結果が出ないこと、出来ないことから逃げようとする。見える利点、将来の保険(それはとてもあやふやなのに)にすぐ繋がらないものには興味を示さない。飽きる。そして「この「パドブレ」が出来て将来なんの役に立つの?」というような考え方。
 当然あると理解していますが、そういう考え方と戦わずしても、私は、バレエ教育を通して、信じる道を進みたいです。
 
 結果が見えないものに対して進むことは、勇気がいることですが、そんな決意に勇気を与え、後押しをしてくれるような素晴らしい時間を昨日は子供達がくれたのでした。


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2017年10月09日

へこたれない勢の元

 もう1年終わりますね 
 なんて、気が早い話かもしれないけど、そうでもない感あり。
飛ぶように過ぎた2017年の9ヶ月でした。今年も恐ろしいほど時を短く感じています。
8月からblogも書けずでした。もう秋です。

 夏休みには、ドイツから、ロシアから、アメリカからと卒業生が帰省。
 後輩たちに、講習会を、舞台を、作品の振付を、、と沢山のものを齎してくれました。
 本人の努力、周りの方々の応援、並々ならぬ労力で、何年もかけて培ってきた経験や力を 惜しみなく分けてくれました。ありがとう。

 在籍の子供達にとっては、憧れのお兄さんお姉さん。あっという間に今の状況が得られたと錯覚している子達もいるとは思います。それでも皆、「なんだかすごいぞ〜。」と感じて見ているようです。
 卒業生達は、人に与えられた楽しさや喜びでなく「自分の努力で何かを創り出す事」を経験した者だけが得られる「尊敬」の眼差しを受けているのでしょう。

 子供達には、毎年会えるこの先輩達から、そして日々のお稽古や舞台への姿勢や努力を通して、外から貰う事のできない、自分の中から生まれた充実感や喜びを体験してほしいと思います。
 そうして、これからの素晴らしくも苦しい人生に向かい「へこたれない忍耐力、生きる強さ」の基礎を身につけて卒業してくれる事が、バレエという教材を使った私の教育の軸であり目標です。
それは絶対にブレません。
 
 最近、考える所あり、ひどく力の入ったblogになってしまいました。
 
 今は、年末の「おさらい会」の振付時期。選曲から始まった20曲あまりの小作品を毎日振り付けていくので、気がつくと、同じような題名、構成や振付になっていて、四苦八苦しながら、子供達に助けられ振付中。へこたれないぞ!


写真 ヴァリエーションの会 楽屋にて
楽屋にて1


写真 ヴァリエーションの会 卒業生エキシビション リハーサルより

卒業生エキシビションより


写真 卒業生によるクラシックバレエ講習会より
クラシックバレエ講習会


写真 卒業生によるコンテンポラリーダンス講習会より
コンテンポラリーダンス講習会



写真 ヴァリエーションの会 楽屋にて
楽屋にて2


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2017年05月09日

「変化」を味方につける!

「環境の変化」の大切さ、、。子供達と毎日接していて、4、5月の此の時期になると特に感じます。

 就学前のリトルクラスの子供達(3歳〜6歳)は、ゴールデンウィークのお休み後、たった1週間会わなかっただけで、目で分かるほど背が伸びていたり、顔つきが変わっていたりします。
 急にスクスク伸び始めた部屋の観葉植物や、一斉に咲き始めた桜や藤の花のようです。
 幼い子供達は、春の変化、自然の変化と同調しているかのよう。

 子供達の中でも、一番大きく変化するのは小学1年生のグループ。クラスが始まると、目を大きく見開いているのが、はっきりわかるんです。
 新しいことを学ぶ事、新しいクラスメート、先生の使う新しい言葉遣い、新しい雰囲気、、への好奇心や驚きで一杯。
 目は心を表すというのは本当ですね。
 それで一層集中力が増す子と、それにあまりにも心を奪われてキョロキョロ、、。すっかり授業内容が頭に入らない子とがいますが、それもお愛嬌でしょう。(暫くは、、)

 クラスが変わらない学年の生徒達も、自分より年下のお友達が入ってきた事で、やはり「変化」を感じているようです。
 「自分達は先輩なんだ。」という意識、「甘えてられないぞ、かっこいいとこ見せたい。」などの意識が高まり、新しい変化への反応が必ずあります。
 先輩としてお手本になることを怖がらず、その責任というのも少し感じるようになる、そういう心の変化があります。
 考えてみれば、「学年が上がった」と言っても、周りが3月で区切りを付けただけ。前の学年から今の学年への移行は、新しいクラス編成の1日目に起こっただけなのですが、その日から、「ピピピ」って子供達の脳が動いているのをいつも感じます。

 残念ながら、環境の変化に対応できない「大人子供」のような子供も増えてきていると言います。が、それは、大人が、大人の考え方で、子供にプレッシャーを与えたり、「できなくてはいけない」と脅したりする事も原因の一つではないかと考えます。
 私は、子供達にとって、「環境の変化」はとても大切だと心底思います。
 
「5月病」とかいう言葉もあり、「環境の変化」は、歳をとってくると、それがストレスになったり、鬱になってしまう要因にもなるとも言われています。
 年齢を重ねるごとに環境の変化が怖くなり一歩踏み出すのが億劫になったり、環境を変えてみたものの、対応できなくなったりすることもありますが、私は(無理はしないにしても)こういう勇気と希望に溢れた子供たちにいつも励まされ、人生どう生きるべきかのヒントを学ばせてもらっています。  

 「子供」に関しては、または、「若く強い心」関しては、その変化に驚きと期待と喜びをもって、その時を楽しむ「今を生きる強さ」があるのでしょう。
 それは、シワやシミや、体力の衰えや、という変化にあまり惑わされず、新しいものに感動する心を持ち続けること。
 私も子供たちのように、「環境の変化」を味方につけて成長したいです!!

 写真は立脇紘子バレエ研究所庭、藤の花とバラ。DSC_0097



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2016年10月14日

発表会準備その2 〜コンテンポラリーダンス作品〜

 発表会準備 その2 のお話。
 9月後半には、前回の発表会に続き、ロシアの振付家Konstantin Semenov先生を招いて、1週間、コンテンポラリーダンス作品の振り付けを行いました。
 “振付家は、台風と共に来日、台風と共に去って行かれました。”ので、作品も最初のOvertureは『風(台風)』のイメージとなりました。
 クラシックバレエの古典作品と違い、振り付けや音楽があらかじめ決まっているわけではなく、ルールや動きもすべて振付家の頭の中にあるもの。
 1日目に何時間もかけてやった振り付けは、次の日すっかり変ったり、ダンサーの動きを見ながら、自分とも対話しながら、作品が出来上がって行きます。
 毎年、子供達には大変難しい課題であると共に、いろんな意味で「ドキドキ」する興味深い課題です。
「舞台作品の成功」という以上に、“芸術家と触れ合い、創ることのプロセスを体験する “ 
”踊ることのみならず、自己の考え方や動き方の可能性を知る“ ことこそが目標なので、教育の一環として指導していただくことをお願いしています。(ちょっと固いですが、そうなんです、、。)
 
 コースチャー先生(と呼ばせていただいています。)は、国立モスクワバレエアカデミー卒業後、国立スタニスラフスキ−・ネミロヴィッチ=ダンチェンコ記念音楽劇場に入団の現役ダンサー。国立モスクワバレエアカデミー舞踊振付教師コースでも勉強されました。
 国内外で、自己作品をプレミア発表し、今のっている若手振付家と聞いています。楽しく、厳しく、とてもいい授業をしていただきました。
 本当にありがとうございます。そして、5年ほど前に、先生との素晴らしい出会いをつないでくれた卒業生の上村悠さん!ありがとうございます。

「見えないもの」をまた沢山にいただいた気がします。 
 
 発表会は、2017年1月8日(日)開催。このコンテ作品は15分の上演時間です。ぜひご覧ください!
 
 作品に参加したシニアクラス全員と先生とで撮った、とっても素敵な写真があるのですが、公開しかねるので、私と先生の写真を。本当に悪しからず、、。
 ここは第2レッスン場の勝手口。コースチャー先生のお気に入りの場所です。この田舎の田んぼ風景を愛でながら、『ごはん、綺麗』(笑)とおっしゃってました。

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発表会、準備の季節がまた巡ってきました!

 夏のヴァリエーションの会が終わると同時に、冬の発表会の準備が始まりました。
 今はその真っ只中。私たちスタッフにとっては、1年で最高に忙しい時期です。
 年少の子供達にとっては、地道な基本レッスンばかりの日々から解放された楽しい期間。(なぜか、見学やお休みも少ない!?)
 年長の子供達にとっては、学業や部活、バレエとの両立や板挟みで、楽しいやら、辛いやら、、、。でもとにかく横道にそれる暇はありません。多感な時期を、多感に過ごしているようです。
 
 夏休みには、ゲスト振付家の先生と、プロフェッショナルダンサーを迎えて、『シンデレラ全幕』の振り付けがなんとか終了。
 この作品には、小学4年生以上の生徒が参加します。先輩のお姉さんやプロのダンサーの方々の踊りやお芝居に、笑ったり、悲しんだり、音楽に合わせて首を振ったり、思いっきり感情移入して見学する一人一人の顔を見ていると、暫し、これからの練習や舞台準備の不安を忘れさせてくれました。

 今私個人は、もっと小さい子供達、3歳から小学6年生までの子供達の為の16の作品に取り掛かっています。夏のカフェでの音楽決めから始まったこの作業も、終盤です。
 早く終わらせて、衣装決めのお手伝いやプログラム原稿に進まねば!!と思うのですが、1度に16作品もオリジナルを作るのは、苦しい、、、と言わないことにしています。
 今年も楽しんで、子供達と共に頑張ります!!心配しなくても、いつも子供達がパワーをくれるから、大丈夫。

 写真は、8月に完成した第2レッスン場!の玄関です。
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2016年05月07日

おめでとう!

 卒業生シリーズ等々、卒業生シリーズ   嬉しい夏〜卒業生に感謝してその◆   卒業国家試験の舞台より今までのblogに再々名前が登場している、立脇紘子バレエ研究所卒業生の上村悠さんが、4月に行われた バレエコンペテイション「アラベスク」(ペルミ国際バレエコンクール)で第3位になりました。
おめでとうございます!


 今は 誰かが外国にいても、近所の友人よりも今日何したか詳しく知ってたりする時代。
lineやFaceBookやYou-tubeや、、、のおかげでコンクール予選通過!準決勝通過!決勝進出!!ええっ!?3位入賞!、、、と本人のお母様からの伝言や、写真、ヴィデオ、そして本人からの喜びの報告メッセージなどが次々飛び込んできて、臨場感いっぱいでした。

 私の誕生日の前後だったので(実は本人のお母様の誕生日とも前後していた)特別な感じでした。

 人生を続けていれば誰もが経験する、劣等感、挫折感、絶望感ですが、バレリーナを目指して進もうとする若者たちは特に、厳しい環境、周囲からのプレッシャー、衰えへの脅威、経済的な自立への焦燥感、才能への懐疑、、、華やかな世界の裏の人間不信、、、そして拙い自分への嫌悪、、。多くの苦悩を早くから経験します。
 
 悠さんも例外ではありませんでした。でも、いろいろな運命が重なり、このコンクールに出場することになり、そしてあることがきっかけで、魂を込めた踊りを踊りきれたようです。
 受賞をした後の彼女と話をしたり、バレエ団でのその後のリハーサルの様子を観たりしていると、彼女は今、幼い時に乗っていた波に、また乗っているような気がします。とても輝いています。

 これからが、また喜びの始まりであり、苦悩の始まりであると思いますが、一度始めた事にその才能や役割をもらったら、最後まで生き抜いて欲しいと思います。心から、応援しています!
 人生、いつチャンスが巡ってくるかはわかりません。そのチャンスに気づくか、気付いていてもそのチャンスから逃げるか、挑戦するか、、。「選択」が、今日の自分を決めるのです!

 7月はまた帰国して、後輩たちに、レッスンの講習をしてくれる予定です。みんなで待ってます!
 
バレエコンペテイション アラベスク2

バレエコンペテイション アラベスク


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2016年04月18日

繋がっていく、、。

「あれよあれよという間に、、、」という言い回しがありますが、本当にそんな感じで、もう今年の3分の1が終わりました。
 立脇紘子バレエでも、54年目の時代が終わり、新しい55年目の時代がまた始まっています。
 
幼児の頃から高校2、3年生まで、バレエを続けてきた子供達も大学へ、専門の道へと旅立って行きました。
 それぞれに旅立ちの日が違うのですが、その子の最後のお稽古日には、後輩達にむけ、本当に立派な挨拶をしてくれました。
 その挨拶をする姿は、「良いこと悪いこと、何があっても1度始めたことを続けてきた。」という自信にあふれていました。そしてバレエを通じて学んだ多くの経験を土台に新しいステージへと旅立つ若者の溢れんばかりの輝きがありました。
それから、自分のことだけでなく、未来の立脇バレエのことを心配し、後輩達に、「しっかり頼むよ。」というメッセージまで加える余裕、、、。すごっ。
「有終の美」とはこのことかと思いながら、私の言葉なんか全てが真実味がないように思えて、「偉そうに語る自由美先生」も、立派になった卒業生に押されて黙ってしまいました。
 
 大学に進学した子供達は、それぞれの場所でバレエも続けていくようだし、専門の道に進む子供達も、それぞれに新しい目標に向かい準備を進めているようです。バレエも続けながら、国際支援活動の仕事をしてみたいという子、自分も観ている人も幸せになるような舞台を創りたいという子、先輩を見習って、ダンス解剖学的な道に進みたいという子、、、。
これからもvariety豊かな子供達を育み、共に勉強させてもらいたいと思っています。

 辛いニュースが毎日流れ、人々の心に得体の知れない多くの不安が蔓延っていますが、諦めない強い人間力を育む環境を与えること、若者が安心して未来を広げられる場所を残す事、命は繋がっているという事、を伝えることが、私たち大人の一番大事な役目だと思います。


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2015年03月04日

立脇紘子バレエ研究所が「軸」とするもの。〜別れと出会いを繰り返して思う事〜

 もう3月!!『2月っていう月あったの?』と思う位、まさに飛ぶように時が過ぎていってしまいました!
 モスクワバレエアカデミー教授イリーナスイロワ先生の講習会、毎日のコンクール指導、新学期のバスルート作り、次の日曜日に迫ったバレエ祭の準備、いつもの仕事ながら、毎回違う喜びや苦労があります。
 そして、今回もこの時期ならではの、別れと出会いがありました。
 今期が締めくくりとなった卒業生の旅立ち。いろいろな事情でバレエを続けられなくなった子供達の退所。胸踊らせ今日からレッスンを始める新しい子供達の入所。
 
 クラシックバレエと云うのは、とてもアカデミックにできているので、学校のお勉強やスポーツと似た所もたくさんあるのですが、一方で、芸術なので、100点満点と云う事は絶対になく、人間が生きていく上で必要な沢山の事がお勉強出来るとてもいい教材だと思っています。
 
 好きな気持ちだけでは進めない時、上手くいかない自分を受け入れられる子,上手くいかない自分が辛くて、人のせいにしたい気持ちを抑える子、それを発散させる子、優れている人を観てそれを認める事や応援する事で、自分の良さに気づいて、自分を立て直していく子、様々ですが、最後まで続けた子は、どの子も強くなり、バレエをとうして、多くを学んで卒業して行きます。
 
 今回の卒業回生もそうでした。年齢が上がるにつれて、学校や、大人や、社会からの脅しやプレッシャーとも戦いながら、部活や、塾や、家庭の事情や、人間関係、多くの苦難をコントロールして、練習や自分の役割に集中していく姿は、いつも私の心を打ち、尊敬の気持ちで一杯になります。これからも、こういう子供達と一緒に、自分が成長していける喜びを噛み締めながら、頑張っていきたいと思います。

1月のお話になりますが、Irina先生とゆっくりお話をする機会がありました。先生は、「芸術と云うのは観た時に、観た人に何か考えさせるものがないといけない。」とおっしゃいました。私は心から、「なるほどな〜。」と思いました。そして、日頃「見えないものこそ大事なんだ」と云う事を子供達と学んでいこうと思っている私には、それでいいと、肩推ししていただいたような軸になる言葉でした。
 
 12月の舞台でも、(今回に限らずいつもそうですが)出演者には関係のない、一般の方からも、アマチュアの子供達の舞台に、心を動かされたとお褒めの言葉をいただくのは、見えない皆の努力が、伝わったのだと,私は思います。
 当教室のお母様方が、自分の子供のことも差し置いて、子供達全体の為に、心を尽くして舞台裏をお手伝いしていただいた事、生徒一人一人の努力や、バレエに対する純粋な心,見えないものが集結した舞台をみて、沢山の方が、それぞれに何かを感じたのだと思います。
 
 バレエ教室、バレエ学校には様々な役割があります。イリーナ先生がお勤めのモスクワバレエアカデミーは、プロのダンサー、芸術家を育てる学校。バレエの歴史を背負って、ごまかしのないバレエと云う芸術を次の世代につたえる厳しい役割があります。
 そして、地方の小さなバレエ教室にもそれぞれの特徴や役割があると思います。
 私は、立脇バレエを『「見えないものが見える目」を養う学び舎」』という事を軸として、バレエをとうしてそれを子供達といつまでも追求していきたい。と思っています。


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2014年07月20日

第21回ヴァリエーションの会のご案内

 7月の第1日曜日,月末に行われる第21回ヴァリエーションの会の,プロローグとエピローグの振付が行われました。
 今回は17名の出演者の中で、6年生が2人だけ。後は全員5年生です。二人の6年生は去年初めて一人で踊る経験をしていますので,本当に頼もしいし、心配していた5年生も「初めて一人で踊る」とか「後輩だから」と云う恐れや不安をみじんも感じさせず,生き生きと稽古を続けています。(舞台で一人で踊った経験がないのですから「怖いもの知らず」とも云えますが,それもきっと今度の舞台で色々経験してくれる事でしょう!)
 
 プロローグとエピローグはプログラムの最初と最後に出演者全員で踊る演目にしています。長年、本番約3週間前の日曜日の一日を使い、お昼抜きで(昼食休憩すると逆に疲れてだらけてしまうので、、)9:00〜14;00まで続けて振付けを終了します。
 自分の教えた生徒ながら,その集中力にはいつも驚かされます。今年等は,数カ所の音楽のテンポがとても速く、私もオタマジャクシ通りに振りを入れてしまったので、ついて行くのに大変な所があるのですが、あまりの速さに顔が引きつるどころか,みんな座り込んで大爆笑になりました。
人との競争でなく,後先の事でなく,今自分が踊る事を楽しんでいるので,本当にこちらもほっとします。
 
 小学5、6年生の希望者が誰でも出演出来るこの会は、子供達の「夏の思い出」。
21年目になりますが,立脇紘子バレエが初めてこの会を開催した時には,まだまだこの世に「生」をうけていない子供達の出演です。
 でも21年間変わらない事は、お仕事の後, 家事の後、どんなに疲れていても,子供達の為に送り迎えをして下さる,お父様、お母様, おじい様、おばあ様,、,,等「家族」の方のご苦労と愛情。そして子供達の「今この瞬間を苦しんだり楽しんだりする『今を生きる力』の強さ」です。

 このような舞台に向けての踊りのお稽古の時期も、それに比べて退屈とも云える毎日の地道な基本レッスンの時期も 私はいつも子供から学び,今を生きる事の大切さを繰り返し繰り返し思い出させてもらっています。それは私にとってとても重要な事で,有り難い事です。今を一生懸命生き過ごす事で命を次へつなげて行くために人は生まれてくるのですから、、。

 第21回 立脇紘子バレエヴァリエーションの会
 日時 : 7月30日(水)  17:30開場  18:00開演 (18:50 終了予定)
 場所 : 松山市総合コミュニティセンター キャメリアホール
 入場無料 (チケット無し/プログラムございます))
 

  約50分程の小さな会ですが,お時間が許せば是非お越し下さい。


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