ヴァリエーションの会

2018年07月02日

第25回ヴァリエーションの会 のご案内

夏の恒例行事、ヴァリエーションの会の時期になりました。
今回25年目。私が母を引き継ぎ、仕事を始めてから28年目になるので、私の仕事歴と殆ど同い年です。

主に「小学5、6年生希望者」に限定した出演の会で、少人数で3ヶ月間、一人ずつお稽古を見るので対話も日頃よりはでき、絆が深まります。
卒業生が懐かしく訪ねて来てくれて、この会の話になっても、過去25年間分、誰が何を踊ったか、大体覚えているので、驚かれます。(私も我ながら驚きます。)
また、私事ですが、祖父や父が亡くなったのもちょうどこの時期で、悲しみの中、妙に明るい作品が創作できたことなども思い出され、いろいろな意味で印象深い行事です。

子供達は 練習の中で、「周りの期待に応えるためにただ苦しむこと、人と競争をしたり、結果だけにこだわったりすること」がとても弱く、範囲の狭いやり方のようだ、ということを体験します。
将来、強い人間になるため、幸せに生きて行くヒントを体験するのです。
人から与えられた楽しさだけでなく、どんな状況でも『自分の努力』という方法で、自分の中で創っていける充実感や楽しさがある。ということを経験するための会です。
 
確かに結果ありきの世界はあります。特に社会に出るとそればかりかもしれません。
それはそれで経験することも大切かと思いますが、そんな世界で打ちのめされた時、ふっと幼い頃のこういった経験を思い出してくれたら。
そして自信を持って人生を楽しみ、前向きに生きていってくれたら。と願いを込めて今日もお稽古です!! ま、そんなかっこよくは万事行かないのですが、、、。

『第25回 立脇紘子バレエヴァリエーションの会』

開演: 18:00
終演: 19:00
場所:松山市総合コミュニティーセンター キャメリアホール 
入場無料

「プログラム内容」
  
  1。出演者全員によるプロローグ。
  2。10名のヴァリエーション発表。
  3。1名の卒業生エキシビション。
    ロシア国立アストラハンバレエ団: 竹本玲奈
4。出演者全員によるエピローグ。

約50分弱の小さな会ですが、是非のぞいてみてください。
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2017年07月05日

この子達といつまでも一緒にいたい、、、。

 7月28日金曜日に行われる24年目の「ヴァリエーションの会」のご案内。
 
 バレエの世界では、「ヴァリエーション」は ソロの踊りを表す用語です。一人で踊るという意味でも使われます。
 
 バレエの作品のほとんどは、群舞の踊りの美しさや迫力を表現する場面と、一人一人の個性を輝かせ表現する場面があります。
 
 群舞の場面は、「一人がみんなの為、みんなが一人の為、に努力する気持ち」を持って、一人一人が何度も根気強くお稽古に参加しないと、成り立ちません。
 
 一人で踊る時は、一人ぼっちで舞台に出て行って、失敗しても、転んでも、途中で諦めないで、一人でやりきらなけらばならない恐怖と孤独との戦い、強い精神力や集中力が一層必要です。何があっても誰も助けてくれないのです。

 立脇バレエでは、群舞で魅せる作品を中心に 舞台演目をプログラムしています。子供教育の教材の一つとしてバレエを考える時、とても有効で豊かな課題だからです。      
 でも、時に一人で黙々と自分と戦いながら、自分に負けない個人を作るために悩んだり、妬んだり、焦ったり、葛藤しながらのお稽古も、将来厳しい社会で自立しなければならない子供達にとって貴重な体験でしょう。 

 立脇バレエでは、子供達がそのどちらもお勉強できる環境にあること、保護者の皆様や、周囲の皆様のバレエ教育へのご理解の賜物と感謝しております。
 
 さて、5月から、ヴァリエーションの練習を続けてきた小学5、6年生9名の子供達。
 先日7月の第一日曜日には、みんなで踊るプロローグ、エピローグの振り付けが終わりました。「今年最高の暑さ」とニュースで報道された日でしたが、みんな元気にやり遂げました。(同時期の以前のBlogにもヴァリエーションの会振付の日は猛暑。と記載があったので、この会はそういう運命らしいです!)
 
 今年は参加人数も少なかったのですが、それはそれでいいことも一杯ありました。子供達といろいろな対話をしながら、練習を進めることができました。
 「あ〜、このまま みんなで遠足に行きたいね〜。」とかいう余裕の言葉が、鬼指導の私の口から出てきたのも驚きです。涙もあったけど、笑いもたくさんありました。

 「この子たちといつまでも一緒にいたい。」と思わせる時間がたくさんありました。みんな本当にありがとう。
 あともう少し、このかけがえのない時間を一緒に過ごして、輝く舞台にいたしましょう!!

 『第24回 立脇紘子バレエヴァリエーションの会』

開演: 18:00
終演: 19:00
場所:松山市総合コミュニティーセンター キャメリアホール
入場無料

「プログラム内容」
  
  1。出演者全員によるプロローグ。
  2。9名のヴァリエーション発表。
  3。2名の卒業生エキシビション。
     ロシア国立アストラハンバレエ団入団予定 : 竹本玲奈
     ドイツ・ギーセン州立劇場所属 : 井上雄介
  4。出演者全員によるエピローグ。

約45分ほどの小さな会ですが、是非お越しください。

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2016年08月04日

ふるさとの愛〜第23回ヴァリエーションの会を終えて〜

 前回のblogに続きno.◆―弍蕕梁感叛牽蛙佑悄
今回のヴァリエーションの会は、特別プログラムとして、卒業生によるエキシビションがありました。
 この催しを始めてからの23年間で、卒業生が踊った事は2回程ありましたが、海外在住の3人のスケジュールが合ったのは今回初めて。
 3人とも、お互い競争するでなく、でも自己顕示がはっきりして、個性ある見応えある舞台でした。
 出演者3人と同年代で活躍されたお子様を持つお母様方が、我が子の事のように懐かしんで 惜しみない拍手をくださいました。
 立脇バレエを離れて、もう10年以上経つというのに、驚くほど沢山の支援者の方々が、足を運んでくださいました。
 在籍の生徒達は、憧れと尊敬の目で舞台を観ていたのがわかりました。
 3人の卒業生が、日頃それぞれの国で味わっている厳しさに比べれば、リラックスして舞台に臨めるのかと思いましたが、周りの期待の大きさに、かなり緊張もしていたようです。
 が、本番は皆、魂を込めて、本当に「いい踊り」をプレゼントしてくれました。これまでの、人生への態度が見えるような舞台でした。
 忙しいスケジュールの中、本当にありがとう。あなた達は立脇バレエの誇りです!
「ふるさと」の愛情、家族の愛情を胸に、これからも精進し、真の幸せな人生を送ってください。
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2016年08月02日

自分で創る楽しみ〜第23回ヴァリエーションの会を終えて〜

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23年目のヴァリエーションの会、感動のうちに無事終了。子供達の小さな会に、お忙しい時間を割いて観に来てくださった方々、暖かなメッセージをいただいた方々、ふっとこの会のことを思い出してくださった方々、、、。皆様に心からお礼申し上げます。
 
 一人で踊るということは、文字どおり、舞台の上で一人ぼっちになること。
 先生も、大好きな家族や友人も誰一人として、助けてくれないところで、どんな結果になっても、自分のしたことに責任を持って、舞台袖に戻ってこなければなりません。
 何百人の目にさらされて、頭の先から脚の先まで全身を見られるということ。今までの自分の努力も甘えも緊張も、焦りも喜びも、『心の中までも、多くの人の目線にさらされる』ということ。
 
 そんな経験、誰もができることではありません。
 
 10歳、11歳の子供達にとって、それはとても怖いことかもしれないし、興奮するワクワクする出来事かもしれません。
 感じ方はそれぞれですが、例外なく子供達は こういう行事を通して、とてつもなく成長します。
 この会は、「プロローグで皆で踊り、その後、一人で踊った後、またエピローグで皆で踊る。」という構成ですが、「最後の演目時には、そのたった30分くらいの間に成長した新しい子供達を見た、まさに“生きている子供たち”を見て感動した。」というご感想もいただきました。

 子供達は「バレエの具体的なテクニックがどうだこうだ、、」ということではなく、将来、強い人間になるため、幸せに生きて行くヒントを体験するのです。
 人から与えられた楽しさだけでなく、どんな状況でも『自分の努力』という方法で、自分の中で創っていける充実感や楽しさがある。ということを経験するのです。
 出演者の中には、「来年は受験だから、出ないので今回最後です。」と言って臨んだ子もいました。でも会が終わった後は、「チャンスがあるなら、来年も出たい!」と思ったようです。苦労して自分で創った喜びというものは、人の心に残り、やる気にもつながるのでしょう。

 そう考えると、周りの期待に応えるためにただ苦しむこと、人と競争をしたり、結果だけにこだわったりすることが、とても弱く、範囲の狭いやり方のように思えてきます。
 確かに結果ありきの世界はあります。特に社会に出るとそればかりかもしれません。
 それはそれで経験することも大切かと思いますが、私の教室では、そんな世界で打ちのめされた時、ふっと幼い頃のこういった経験を思い出してくれたら。そして自信を持って人生を楽しみ、前向きに生きていってくれたら。と願いを込めて、子供たちと共にこれからも学んでいきたいと思っています。

熱く語ってしまい、文章硬いです、、、、(笑)


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2016年07月04日

立脇バレエの宝物〜第23回ヴァリエーションの会/ご案内〜

 5月から始めた「ヴァリエーションの会」の練習も2ケ月過ぎ、昨日7月最初の日曜日は この会の「プロローグとエピローグ」の振り付け日でした。
 23年間の7月第1日曜日の中でも、昨日は特に暑い日じゃなかったかと思います。
出演の子供達は、9:00から14:30まで、ほとんど休憩なしで頑張りました。その集中力に脱帽です。

「途中であまり長く休むと逆に集中が途切れるから。」とこちらが決めて、ずっとこうしてやってきましたが、今年は、私の方が、精魂尽き果てそうでした。
「もしかして、私の年齢のせい?気のせい、気のせい、、、。」と自分を励ましています。
だって、参加生徒はいつも小学5、6年生だけど、私だけ毎年、年を重ねているんだもの。(笑)
 
(最近、友人と集まると、すぐこの手の話(老化現象?の話)で持ちきりなるのは、問題かもしれないけど、それで自分を受け入れ、笑い飛ばしていくことも大事かと思います。(指導される生徒のためにも、、、。))

 そして何より、この会に関しては23年、教室自体は54年、こんなにエネルギーあふれた可愛い子供達と絶えず共に居られることが、何よりも贅沢で幸せなこと。それこそ、年を重ねると、この有り難みをしみじみ感じています。

〜ご案内〜

第23回立脇紘子バレエ研究所ヴァリエーションの会

日時: 7月28日(木) 18:00開演 (終了予定19:00)
場所: 松山市総合コミュニティーセンター/キャメリアホール
内容:
 
23年前、「全員参加の発表会では,自分の子供、孫が舞台のどこにいるか分からなかった!」という保護者の方々の声もなきにしもあらずの頃、「希望すれば誰でも一人で踊れる舞台」というのを、トゥシューズのレッスンを始めて1、2年目の小学5、6年生の子供達を対象に始めた会です。
 
出演者12名の小さな会ですが、子供達と夏の一時をご一緒にいかがでしょう!?

今回は、特別プログラムがあり、幼い頃 このヴァリエーションの会で踊った卒業生3名が舞台に戻ってきます!
国立モスクワバレエアカデミー在学の竹本玲奈、ロシア国立ブリャート歌舞劇場バレエ団所属の上村悠、ドイツ・アイゼンナハ州立劇場所属の井上雄介。上村は今年4月、ペルミ国際コンクールで第3位を受賞。井上雄介をパートナーに受賞作品を踊ります。

一生懸命お稽古し、それぞれのドラマを胸に舞台に立つ12名の子供達と 成長し若者となった卒業生達、「立脇バレエの宝物」を是非ご覧ください!
 
上映時間約50分です。入場無料。ご希望の方にはプログラムをお送りします。


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2015年08月08日

子供達を輝かせるもの〜第22回ヴァリエーションの会を終えて〜

 皆様の応援のおかげで、無事22回目のヴァリエーションの会を終え、もう1週間が過ぎようとしています。
 この15名の子供達の為に、わざわざ時間をつくってお越し下さった皆様、この日を思い出し、応援メッセージをくださった皆様、本当にありがとうございました。
 全員参加の発表会と違い、規模が小さいので、時間や心の余裕が子供側にもこちら側にもあり、準備から本番終了まで、しみじみと感慨を味わえるとても楽しい会。
 メーキャップも一人ずつお世話できるので、メイクしながら、私も普段よりゆっくり子供に言葉をかけることができます。
 困難な状況の中、今日まで頑張ってきた事情を知ったり、今回の経験についてどう思っているのかとか、学校ではどんな様子なのかとか、日頃はお話できないような事を一人ずつ情報交換できるのも、お互い良い経験で、とても感動します。
 また、大きな会では、お客様に感謝の気持ちを述べたり、懐かしいお話をしたりする時間がほとんど取れず、いつも失礼しておりますが、この会ではお客様も楽屋に寄っていただき、少しはお話をさせていただけます。
 かつてこの会で踊った卒業生が、子供を連れて見に来てくれたり、親子揃って惜しみない拍手をしてくださったり、そして、その卒業生本人は不在でも、そのお母様方が、次々と笑顔で訪ねてくださる。
 この会を迎えるにあたって、ロシアのバレエ学校から帰省中の卒業生は、毎日大洲から通って、後輩たちの練習を手伝ってくれ、ドイツのバレエ団からたった1日帰省できたという卒業生は、「何か手伝います」と言って、1時間ほど稽古中の音楽を担当してくれ、(かっこいいお兄ちゃんなので、子供達は大変喜んでいました!)助教師のM先生は一人で全ての衣装の飾付を完璧にやりきり、、、、。当日は、在校生の先輩達が、早替えや片付けの手伝いなど、部活を休んで来てくれた子もいて、、、。
 この心のバトンタッチが、これからも続きますようにと願うことは、あまりにも贅沢でしょうか?
 「人を意地悪な目で見る」ということに傷つけられる子供達や大人達の話をよく聞きます。この会は、子供達が一人ずつ踊る会ですが、最近は特に、この会でそういう雰囲気を強く感じません。
 舞台の子供達が、あんなにキラキラ輝いて美しいのは、それを輝かせる周りの光があるからだと思います。その光が曇っていないから、子供達は輝けるのだと思います。


(写真は子供達がくれた寄せ書き。)
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2014年07月20日

第21回ヴァリエーションの会のご案内

 7月の第1日曜日,月末に行われる第21回ヴァリエーションの会の,プロローグとエピローグの振付が行われました。
 今回は17名の出演者の中で、6年生が2人だけ。後は全員5年生です。二人の6年生は去年初めて一人で踊る経験をしていますので,本当に頼もしいし、心配していた5年生も「初めて一人で踊る」とか「後輩だから」と云う恐れや不安をみじんも感じさせず,生き生きと稽古を続けています。(舞台で一人で踊った経験がないのですから「怖いもの知らず」とも云えますが,それもきっと今度の舞台で色々経験してくれる事でしょう!)
 
 プロローグとエピローグはプログラムの最初と最後に出演者全員で踊る演目にしています。長年、本番約3週間前の日曜日の一日を使い、お昼抜きで(昼食休憩すると逆に疲れてだらけてしまうので、、)9:00〜14;00まで続けて振付けを終了します。
 自分の教えた生徒ながら,その集中力にはいつも驚かされます。今年等は,数カ所の音楽のテンポがとても速く、私もオタマジャクシ通りに振りを入れてしまったので、ついて行くのに大変な所があるのですが、あまりの速さに顔が引きつるどころか,みんな座り込んで大爆笑になりました。
人との競争でなく,後先の事でなく,今自分が踊る事を楽しんでいるので,本当にこちらもほっとします。
 
 小学5、6年生の希望者が誰でも出演出来るこの会は、子供達の「夏の思い出」。
21年目になりますが,立脇紘子バレエが初めてこの会を開催した時には,まだまだこの世に「生」をうけていない子供達の出演です。
 でも21年間変わらない事は、お仕事の後, 家事の後、どんなに疲れていても,子供達の為に送り迎えをして下さる,お父様、お母様, おじい様、おばあ様,、,,等「家族」の方のご苦労と愛情。そして子供達の「今この瞬間を苦しんだり楽しんだりする『今を生きる力』の強さ」です。

 このような舞台に向けての踊りのお稽古の時期も、それに比べて退屈とも云える毎日の地道な基本レッスンの時期も 私はいつも子供から学び,今を生きる事の大切さを繰り返し繰り返し思い出させてもらっています。それは私にとってとても重要な事で,有り難い事です。今を一生懸命生き過ごす事で命を次へつなげて行くために人は生まれてくるのですから、、。

 第21回 立脇紘子バレエヴァリエーションの会
 日時 : 7月30日(水)  17:30開場  18:00開演 (18:50 終了予定)
 場所 : 松山市総合コミュニティセンター キャメリアホール
 入場無料 (チケット無し/プログラムございます))
 

  約50分程の小さな会ですが,お時間が許せば是非お越し下さい。


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2013年08月10日

舞台を生きるということ。〜第20回ヴァリエーションの会を終えて〜

ご報告遅くなりましたが、先週の土曜日、無事ヴァリエーションの会を終了する事が出来ました。

年少の子供達の内輪の小さな会に、わざわざお越し下さったお客様の暖かな拍手のもと、子供達は幸せな気持ちでこの日を過ごさせていただきました。

 今回は20回目の会でしたが、特に「20回目記念」等と名も打たず、特別な演出や、プログラムも発表せずでしたが、どの1回も変わらない、そしてその20回は1度として同じ繰り返しでない、「子供達の一生懸命の今」が流れていたと思います。 

 毎回、この舞台に立つまでの間には、出演者それぞれの子供達に色々なドラマがあります。今回は特に、ドラマチックなことが夫々の子供達に起きていたようで、会が終わってから、感極まって涙を流した子供達がいつもより多かったように思いました。

 「一生懸命努力すれば、きっとそれは花開く。」と云う事を実感した子もいれば、其の逆に、「努力したからと云って、筋書きの決まっている映画やおとぎ話の様にはいかない。すぐに結果がでないこともある。」と実感した子もいたでしょう。
 今までは、心のままに、楽しいだけのバレエだったけれど、緊張やプレッシャーと云う物を初めて感じ、舞台の上で突然起った自分でコントロール出来ない「魔物」に、ただただ驚いた子もいたでしょう。
 長年病気と闘われている方を身近に感じて過ごしている子供は、誰よりも「生きる喜びが一杯に溢れた笑顔」で踊っていました。当日になって、妹達の急なお病気でお母様が会に来れなくなった子供も、周りのお友達や他のお母様方の暖かい思いやりで、不安や寂しさを乗り越えて独り舞台に出て行く事が出来ました。
 その他ここにはかけない、色々な事情を乗り越えて、舞台に望んだ子供達。どんなことが起こっても、途中で舞台から逃げ出したり、最後まで踊りきる事をあきらめた子はいませんでした。どの子供達も、この瞬間を楽しんで「生きよう」としていました。

 私はこのblogに何度も書いてきましたが、舞台に一旦出たら、それが4歳であっても18歳であっても、誰も助けに行く事は出来ません。いつも守ってくれるママやパパ達、数分前まで側にいた先生もいないのです。自分のやる事に責任を持って最後までやり遂げるのです。舞台の上で踊るヴァリエーションは、ほんの数分の出来事ですが、それをやり遂げて舞台の袖に帰ってくる子供達を迎える私は、子供達に心から尊敬の念を感じずにはいられません。この数分で、子供達は「生きて」そして大きく大きく成長するということを、いつも強く感じます。

 ナイーブでセンチメンタル風なblogになってしまいましたが、今回は、何だか特別に思い出深い20回目の会となりました。応援してくださった多くの皆様方、本当に有難うございました。

 会の次の日からは、ルーシー先生がベルギーから来られ、16年目の講習会が始まり、また、基本レッスンの地道な日々が始まります。これからも、この素晴らしい子供達に支えられ、淡々とそして情熱を持って歩んで行きたいと思います。

 一人の助教師が、あるネットワークサービスで 投稿したコメントです。本人の了承を得てここに其の一部を紹介します。

 
『『 先日のVの会で唯一、支部の教室から参加した生徒からプレゼントと、お母様から手紙を頂きました。−−略ーー
 彼女が、来年も出たい!もっと踊りたい!
と思ってくれたことがとても嬉しくて、駅で電車待ちながらポロっときてしまいました(^_^)
実際、昨日のレッスンでの彼女はいつもより楽しそうでした!

先生やお母様はM先生のおかげでと言ってくれたけど、
でも、彼女がこんなに踊ることを楽しめたのは一緒に出演した仲間のおかげなんだと思います。
心細かった彼女のことを、気にかけて手伝ってくれたり、ご飯を一緒に食べたり。

練習の時には練習態度のことで散々生徒を注意…と言うか怒りましたが、
今年の楽屋の雰囲気は特にとても良かったんじゃないかな。

こういういい雰囲気作りをできた生徒たちのことを見習わなくては!(^_^)

来年はどんな会になるのか、今から楽しみです。   』』

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2013年07月01日

第20回ヴァリエーションの会のご案内

8月3日(土) 松山市総合コミュニティーセンター キャメリアホールにて 立脇紘子バレエ研究所 「ヴァリエーションの会」を開催いたします。

 17:30開場、18:00開演です。プログラムをお持ちでない方は、受付でプログラムを御配りしていますが何も持たずにふらっといらっしゃる事も可能です!!上演時間は 約45分です。

 毎回blogでも紹介していますこの会も、今回で20回目=20年目を迎えました。
今回の出演者である小学5,6年生の子供達は、この世に影も形もない頃始まったんですね、、、。

偶然にも、この会の第1回目に出演し、「とり」を踊った女の子は、つい最近結婚され,赤ちゃんがお腹に!!離れて暮らしてはいますが,今でもお付き合いがあり、50周年の記念発表会にもフィアンセと駆けつけてくれました。

 プログラム演出は、、、、、

プログラム1番:出演者全員のプロローグ。お客様にレベランス(ごあいさつ/お辞儀の意)。 
その後:出演者一人ずつ、ヴァリエーションを踊る。
プログラム最後:出演者全員でもう一度踊りおさめるフィナーレ。子供達が自分の踊った踊りの好きな部分や得意な部分を自分で考えて構成して踊り、もう一度お客様にレベランスをする。

、、、、、です。

 20年間変わらぬプログラム構成なので、1回目から前回までのこの会に出た子供達(今では女性達ですね!)、そして保護者の方々は,自分の思い出と重なり,その頃を思い出したりしながら、懐かしく楽しんでご覧になる事ができます。助手の先生達はもちろん、去年、そして今から数年前に出演した在籍の子供達も,裏方で,客席で、この会を手伝ってくれますが、多くがこの会の経験者です。

 母は立脇紘子バレエ研究所を創立して50年が過ぎましたが,私はこの仕事を始めてちょうど20数年経ちました。なので、このヴァリエーションの会はちょうど私の教師としての歴史でもあります。
 
 出演者は基本的に「小学5、6年生の希望者」ですが、30数人出演した年もあれば,10数人の年もありました。どんな時も生徒も教師も楽しんで続けてきました。今年は15人の生徒達の参加です。

 同じ構成,演出ではありますが、20年間、一度として、同じ「時」はありません。
 その舞台本番での笑顔も楽しさも悔しさも、自分達の 保護者の方々の 心の様子も,2度とは同じではありません。
 その時客席に座ってくださったお客様、そして一緒に踊り練習した仲間達と過ごした時間も2度と帰って来ないものです。
 何ヶ月もかけて練習した踊りも、舞台で踊った瞬間から、目の前から消えて行くものです。
 でもその時残る「目に見えない何か」はいつも永遠で、子供達は、舞台を踏む度に「其の見えぬ何か」を学びます。
 そして、日常生活の現実に打ちのめされそうになる私達大人には、「目に見えないものが本当は最も尊いもの」だという事を思い出させてくれるのでしょう。

 小さな小さな会ですが、ご都合があえば、是非ご来場ください!

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2012年07月24日

第19回 立脇紘子バレエ ヴァリエーションの会 ご案内

 7月29日(日曜日) 松山市総合コミュニティーセンター キャメリアホールにて 立脇紘子バレエ研究所恒例行事のヴァリエーションの会が開催されます。
 
 17:30開場 18:00開演です。チケット等は不要、受付でプログラムをお配りしています。上演時間は45分程度です。
 
 小さな会ですが、小学高学年クラス5、6年生の出演者が それぞれの個性を表現し、それぞれの衣装を着て1人ずつ踊ります。
 プログラムの最初には全員でお客様にご挨拶をする「プロローグ」、そして最後には「エピローグ」として再び全員で楽しく踊り、幕を閉じる。という構成になっております。
 毎年あっという間の1時間弱です。

 バレエは総合芸術といわれています。舞台装置などの幕美術、衣装美術、照明美術、音楽、振り付け、そして言葉の代わりに体と心で表現者となる踊り手、そして 観客、、、。そういった全ての事がそろって「バレエ」の舞台が作られています。そしてその踊り手も1人や少人数で踊るパート、群舞の美しさを魅せるパート、男性と女性で踊られるパート、女性のみ 男性のみで踊られるパートと、、、様々です。 
 ですから、この会も「バレエの楽しみ方のほんの一部分」なのですが、
「舞台で一人で踊れる」ということが、保護者の方にも 子供たちにも魅力があるらしく 立脇バレエの行事の中でも人気の会です。小学5、6年生でJAクラスに在籍していれば 誰でも希望参加できます。

 この会で子供たちは 大変努力します。一人で踊るという責任感と緊張感から 自習が上手にできるようになり「先生にやらされる練習」でなく「自分でしたいからする練習」の仕方に変わります。また、毎日一緒に練習する事で自然とお友達の良いところを認められるようになり、自分の得意な事、良い所も見つけられるようになります。1人1人が”「人と競べる」という方法をとらずとも自分を正しく評価できるようになっていく事を願ってそのような方向で指導をしています。

 今年の参加希望者は16名です。保護者の方々はもちろん、おばあ様おじい様や兄弟姉妹を含め、ご家族がたくさんの犠牲を払って、子供達がお稽古に気持ちよく参加出来るように協力を戴きました。

 平日の稽古は 基礎平常レッスンに参加した後の20:30〜始まるので、終わるのは22:30頃。お稽古が終わって帰宅し、寝るのは夜中になった事でしょう。
 その後、早起きして学校へ行き、宿題もしっかりやって,週3回、4回とお稽古にくるのですから(新居浜市からお稽古に通ってくれた子もいます)それを3ヶ月やりきった子供達に,敬意を表したいと思います。
 お稽古中に 涙を流したり、悔しがったりして、つらさをこらえようとしている表情はよく見かけましたが、「無気力,生気のない顔、疲れている顔」は見たことがありません。
 今回で19年目になる行事ですが、何年経っても 子供がこういてくれる限り、私も幸せに時が過ごせる気持ちがします。

 是非ご来場ください

過去のヴァリエーションの会の様子はこちらです。

 ヴァリエーションの会



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