立脇紘子バレエ発表会

2018年09月17日

発表会の準備開始!!

 始まっています。1月の発表会の準備。
 クラシック全幕作品は、6月、8月と振付が始まり、今度の連休にまた通し稽古があります。
 2年に一度の大きな発表会のメインイベント「全幕公演」。
 小学4年生以上のクラスの子供達が参加します。
 
 型やポジション等、それ自体には意味のない動きの組み合わせである「踊り」の部分に、お芝居が加わり、そこに意味を与える物語で完結する全幕公演は、大変やりがいのある一方で、経済的にも、労力的にも、携わる全ての人にとって至難の技です。
 振付家、指導者、舞台装置、音楽、美術、照明、衣装、そしてダンサーなどバレエという総合芸術の総決算。
 そんな大変なものを、子供達をメインに創り、学んでいこうという試みです。

 それでも、リハーサルの最中、自分の出番が来るまで見学する子供達の表情を見ると、毎回毎回、慣れているつもりでも、グッとくるものがあります。
 音楽に合わせて思わず首を振っている姿、キラキラした目で何かに焦がれている姿、主役に感情移入して、赤くなったりびっくりしたり、、、。素直に心を動かされて集中している顔、顔、顔。
 何とも言えないこの表情をみると、「大変だけど、全幕公演を今年もやってよかった。やれる限り、できるだけ続けていこう。」と勇気が出ます。
 
 感動する側と、感動させる側、どちらも人間の素晴らしさを実感できる瞬間です。

 上級クラスのコンテンポラリーダンス作品も、大きな課題です。ロシアから振付家を招待して、猛暑の8月に振付は終わりました。
 この分野に関しては、私は勉強不足なので、振付家の意思を少しでも汲み取りながら、子供達と学んでゆきます。
 クラシックバレエ教室ですので、毎回の舞台で1作品ではありますが、この分野の勉強を15年ほど前から続けてきました。クラシックバレエでは味わえない、体を動かすことの面白さ、心と体の広がりや可能性を感じて欲しいと思います。


 そして、3歳から小学3年生までの、ちびっ子達の振付も9月から始まりました。
 基本レッスンの授業の時は、授業途中にトイレに行ったり、気分が悪くなって見学したり、という子が続出なのに、なぜか発表会の練習が始まると、きれ〜に皆無です。(笑笑)
 子供は正直です。
 ま、私も、授業中はもちろん、いつものようにカフェで振付中さえ、トイレに行く暇はない模様です。病気にならないよう気をつけなければ、、、。(笑)

(写真は、8月のリハーサル風景)

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2017年01月27日

お礼の夕食会◆組しいものは強い!〜

〜2017.1月 blog お礼の夕食会,茲蠡海〜
 
連絡係、進行係、衣装総括、受付、会場整理、楽屋責任者、保護者の会役員、、、。

立脇バレエの長い歴史の中で、会をよりよくするために、作られてきた係です。
こういった係のお母様は、自分の子供以外の生徒達のために働いていただいています。
このご好意が、立脇バレエの強さです。

毎年この夕食会には、40人以上の方々が出席くださいますが、中心になって働いて頂いたにもかかわらず、お仕事やお家の所用で都合がつかず、欠席される方も多々いらっしゃいました。そこで、僭越ですが、私がこの夕食会で述べさせていただいたspeech原稿をこのblogに掲載いたします。(個人名など、一部割愛)

〜(始めの挨拶省略)〜
今回の発表会も、のべ1400人余りのお客様に入場いただき、子供達も、私もまた一つ楽しくかけがえのない思い出が増えました。みなさまのおかげで、幸せな時間を過ごすことができました。
本当に有難うございました。
 係のお仕事を勤めてくださったお母様方、そして、何ヶ月も前から、段取り、準備をしていただいたリーダーの方々、そして、保護者の役員の皆様、本当にお疲れ様でした。有難うございました。

子供達との舞台作りと同じように、いつも完璧を目指して精魂込めて、お仕事を進めてくださり、ほんとうにありがたいことと感謝の気持ちで一杯です。

また、お怪我で、お嬢様が出演できなかったAさんは、親子で進行係を務めていただきました。

3年前に卒業されたC.Tさんのお母様は、親子とも愛媛にはいらっしゃらないのに、頭飾り作りを手伝っていただいたりしました。

また、多くの卒業生のお母様方が「自分のお子さんの舞台を少しでもゆっくり見られるように」と、ご配慮くださり、当日駆けつけてお手伝いいただきました。

社会人となった卒業生たちも遠方から、仕事のスケジュールを工面して、実家に帰らず直接会館に駆けつけてくれました。
いつものことながら大変有り難い事と感謝しております。

また、卒業生の和田瞬くん、竹本玲奈さん、福井望海さんが舞台に花を添えてくれ、一層舞台に厚みが出ましたし、後輩たちも喜んでおりました。有難うございました。
会の数日前に、急に休みが取れて、ロシアから帰国した上村悠さんも第2部を見てくれたようです。
客席からゆっくり座って立脇紘子バレエ研究所の発表会を見たのは初めてだったけれど、後輩たちの裏での頑張りが伝わってとても感動し、立脇バレエの卒業生だということを改めて誇りに感じた。とメッセージをくれました。

それから、今回が卒業の舞台となった、Tさん、Fさん、Mさん、3人とも幼稚園の頃から、今日まで、いろいろなことがありましたが、すべてを乗り越え、一度始めたことを最後まで、やり遂げてくれました。心から敬意を表します。
こういう目に見えない経験は、失ったり、奪われたりするものではないので、これからもそれを大切に頑張って行って欲しいと思います。

本当に信じられないほど、皆さんの好意と愛に包まれた発表会でした。

毎年、私の沢山の友人達も、舞台を観に来てくれるのですが、感想をメールや電話でいつも知らせてくれます。
それが私にはとても励みになり、また頑張ろうという気持ちにさせてくれます。
 
その中の感想の一つはこうでした。

立脇バレエの舞台を見て一番強く感じたことは
「美しいものは強い」ということ。

私はその言葉がとても嬉しかったです。

見えるものにあてがっても、見えない心の問題にあてがっても、本当に(「美しいものは強い」というの)それは言えるな〜と思って、、。これからもこの言葉、使わせてもらおうと思いました、、。(笑)

これからも美しく強く子供達と学んで行きたいと思います。

ささやかな夕食会ではありますが、今日はこの集まりを楽しんでください。ありがとうございました。

2017.1.22
立脇紘子バレエ研究所 
河野自由美


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発表会 お礼の夕食会

 新年2017年、もう1ヶ月が過ぎようとしています。
1月8日に行われた立脇紘子バレエ研究所発表会も感動のうちに終了しました。お客様をはじめ、携わって頂いた全ての皆様に、遅ればせながら、お礼申し上げます。ありがとうございました。

 毎年発表会が終了すると、ご好意で係の仕事をお手伝い頂いたお母様方にお礼の気持ちを表する機会を設けさせていただき、ささやかなお礼の夕食会を開いています。
 立脇バレエのお稽古場を会場に、各テーブルのお花のアレンジメントも、お料理も司会進行もすべて手作りの会です。
 
 お食事の合間には、毎年レベルの高い声楽、楽器の演奏などが披露されます。今年は、卒業生のお母様のピアノ演奏と、そのお弟子さんで、特別支援学校の教師をしながら音楽活動も続けていらっしゃる女性のサクソフォン演奏でした。
 ピアノ伴奏によるサクソフォン演奏は、「ホールニューワールド」、ピアノ独奏は、リストの「愛の夢」でした。「「愛の夢」の「愛」とは、人間愛の「愛」だと思います。」とおっしゃってから、演奏を始められました。
 2曲が演奏されている間、亡くなった父のこと、発表会のこと、子供達の事、卒業生のこと、これまでの喜びや悲しみ全てが昇華され、ご支援の皆様の愛情に抱かれたような何とも言えない幸せを感じ、涙がこぼれました。

 幼稚園から今日までバレエを続けてきた卒業生のお母様方も、それぞれの思いを、涙あり笑いありでspeechされました。
 「お友達とのトラブルもあり、バレエ熱が下がる時期もあったけれど、『バレエが好きだ』という気持ちだけを大切にして、誇りを持って最後までバレエを続けられました。」
 「発表会が終わった日、『お母さん、私に最後までバレエを続けさせてくれて本当にありがとう。』という言葉が。こんなことが言えるような娘に成長させてもらった立脇バレエに感謝いたします。」(涙)(〜それは、ご家庭が素晴らしいからです!!〜)
 姉妹二人を卒業まで応援されたお母様は、「もう今回は寂しくありません。なぜなら、自分が生徒になったからです!」(笑)(〜二人のお嬢様が卒業されましたが、大人クラスにお母様が在籍!そうです。みんなこのコースで行きましょう!!!子供卒業後=お母様入所(笑))

人の善意は、こんなにも生きる力をくれるんですね。
〜2017.1月 blog お礼の夕食会 △愨海〜

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2016年12月19日

「見えないもの」まで映し出してくれるような舞台を

 新年、1月8日(日曜日)ひめぎんホール・メインホールにて 立脇紘子バレエ研究所発表会が開催されます。

 当教室の数ある行事の中でも、生徒全員参加の一番大きな舞台です。
この2年に1回の発表会を、子供達も私達スタッフも 特別な情熱と決意で準備し、本番を迎える催しです。

 初舞台の3歳児から、卒業を迎える乙女達まで。再び舞台に戻ってきてくれた卒業生から、プロフェッシナルダンサーまで。様々な想いの詰まった舞台です。

 そして、舞台には、姿としては見えないけれど、裏方として お母様方、卒業生、そして卒業生のお母様達まで お手伝いを申し出てくださいます。

ある卒業生のお母様。
娘はフランスへ留学中。ご本人も他県に引っ越していらっしゃるにもかかわらず、『何かお手伝いすることはないか』と問い合わせていただき、頭飾りの作成をお手伝いいただいています。

ある卒業生のお母様。
娘は大学受験の真っ只中。『リハーサル ゲネブロを見せていただいて、本番の舞台は、自分の子供が出演しているお母様がゆっくり舞台が見れるように、受付等のお手伝いさせていただきます!』と、立脇バレエのスケジュールに合わせて、段取りしてくださっています。

怪我で出演できなかった在校生の親子お二人。
「前回と変わらず、お手伝いはさせていただきます。娘もお手伝いを楽しみにしています。」と親子で、係りをしてくださいます。


 裏方のお母様たちは、大体の所、年長の生徒のお母様方が、小さい生徒たちのお世話をしていただくことになっているのですが、自分の子供も差し置いて、他のお子さん達のお世話をしていただくこと、毎年、ありがたいことと感謝しています。

それに加え、お子さんが、既に卒業されたり、出演されていなかったりするにもかかわらず、立脇バレエをお手伝いしてくださる方々の思い。『有り難い』とはこのことです。

 衣装作成、頭飾り作成、舞台では気付かれない細部の仕掛け作成、どれを取っても、誰かの思いと労力があります。
 体調不良があったり、介護があったり、家庭の事情があったり、、、。

 このような中で舞台が作られているということ、子供達はこの「見えないもの」までを映し出してくれるような舞台を作ってくれると信じます。

いつも感謝の心で一杯になりながら、最後の追い込みをさせていただきます。

私は、「忙しい、忙しい、」と人に言って同情を買うのが癖で、最近自分を戒めているのですが、これからは、「有り難い、有り難い、楽しい、嬉しい、、、。」という思いを詰めながら、進んで行きます。

日 : 2017年1月8日(日)
場所: ひめぎんホール/メインホール

『プログラム内容』

*11:00~  (約50分)
    第1部「バレエコンサート」:3歳から小学6年生までの子供達出演。
                全出演生徒90名による「プロローグ」から始まる17の小作品集。
 
* 13:00~ (15分)+(90分)
   第2部 コンテンポラリーバレエ「Les Signes」とクラシックバレエ「シンデレラ」全幕
         :高学年の生徒達、卒業生、プロダンサーの出演で、ゲスト振付家による作品。 




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2015年01月08日

Part 4  〜不可抗力編〜 その2

Part 4  〜不可抗力編〜 その2
母は50数年、私も母と23年、この行事を続けて来て、Part3の件は、初めての出来事だったから、びっくり不運は 「これで当然終わり!」と思っていました。

 でも嘘のような本当の出来事が!「白鳥の湖」主役の高校生が、会の1週間前に入院。手術したら出演は無理、手術しないことになっても、踊れる体力が残っているか分からない。と云う話。

 彼女に限らず卒業生は皆そうですが、幼い頃から10数年、魂を傾けて来たバレエの最後の舞台に出演出来ないなんて、「こんな仕打ちある?」と何処に怒りを持って行っていいか分かりませんでした。
 何より本人がどんなに悔しいだろう。その気持ちも痛い程分かります。本人は入院が決まった日に「トウシューズを持って来て!!まだ慣らしてないから、(新しいトゥシューズは固いので、柔らかくならしておく必要があります。)」と言ったそうで、それを聞くと涙が止まりませんでした。
 でも涙を流している暇はありません。彼女がいないと、発表会自体開催出来ません。私には会を楽しみにして、練習して来た多くの子供達がいます。
 
 すぐに、ロシアのバレエ団にいる卒業生に「戻って来て踊ってくれないか」と、連絡しました。彼女なら、今回レペティトゥール(振付助手/稽古代行者)として参加してくれていたし,子供達が憧れる存在なので、皆の「意気」も落ちず、適任だと思いました。
 しかしながら、本番舞台が25、26日にあり、無理でした。彼女も事の重大さが分かるので、非常識な私のお願いをディレクターに相談してくれ、後輩達の為に最善を尽くしてくれました。
 
 バレエ界にお顔の広い振付の先生にプロフェッショナルの女性ダンサーを中央で探してもらって、踊ってもらおうかとも考えましたが、もしかして奇跡が起きて、彼女が少しでも踊る可能性が出た場合、多くの不都合が起ります。
 そこで、「もしかして本人が踊れたら、キャンセルになるかもしれないけど、6日間で全ての振付を覚えて,常時お稽古や舞台袖に待機して欲しい」という失礼でわがままな願いを聞いてくれたのは、某バレエ教室を主宰する友人の女性。私達の為に、自分の教室のお稽古のスケジュールを調整して,ずっとついてくれる事に。本当に有り難かったです。

 なんとか準備が整った本番4日前の24日夜、本人が退院するとの朗報。腰が抜けそうでした。
振付の先生は、わざわざロシアから、本人の病室にまで、お電話いただき、励まし安心させてくださいました。無理な振付はすべて変えて、本番まであまり練習しないで体力を温存させ、本人に少しでも舞台にださせてあげたいと言っていただきました。仲間も教師も周りの全てが1つになりました。
 
 朗報が、、と思った同じ日。インフルエンザの猛威が、、。3人の生徒がダウン。皆重要なお役回りで,もし出れなければ、代役が必要な踊りです。。
 
 ここまで来ると、なんだか夢を見ているような気持ちになりました。いい夢と悪い夢を同時に、、、。
 
 インフルエンザになってしまった中学生の女の子の親御さんは、本番だけ出れた時の為に、舞台リハーサルの注意を本人に伝えようとビデオを持って来られ、撮影されていました。
 
 どの子供達も保護者も皆がこの不可抗力の出来事を前に、自分の出来る最善を尽くしていました。そして、直接子供達とは関係ない方々まで、惜しみない協力と思いやりをくださいました。

 そして、本番の日、何と、誰も欠席者なく、全員が舞台に参加!!!!!
 初舞台の4歳の幼児から、卒業生まで、それぞれの役目を立派に果たし、舞台を終える事が出来ました。
 
 皆が参加し、皆が魂を傾けた舞台、「目には見えないもの」に支えられたこの貴い経験が、「これからの今を創っていく」のだと、確信しています。
 


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Part 3  不可抗力編〜その1〜

Part 3  〜不可抗力編〜その1
  人生には「不運」としか、言いようのない事が、起ります。
それは、どんなに努力していても、どうすることもできないことだから、それをどう受け入れ、その時、そしてその後どうするか、が大切ですが、実際自分の身に降り掛かってくると、「言うは易し」ですよね。

 今回の会でエトワールを踊った生徒達は、皆幼い頃から、バレエを続けて来た子供達で、今回が最後の舞台か、しめくくりの大きな舞台か、になります。
 殆どの子供達は受験生となる為、高2、高1で卒業公演となり、地元の大学に進学しない限りは、立脇バレエからまた新たな世界へ巣立って行く生徒達です。
 学校、部活,塾との両立、家庭の事情、友人関係等、様々な困難を乗り越え、3歳、4歳の幼い頃から今まで続けて来た子供達は、とても立派です。その努力に敬意を表し、立脇バレエでは、この学年全員に主要なお役があてがわれます。自分の能力以上のものになりますが、この舞台に向かい、みんな強い意志と集中力を持って、取りくみます。準備期間の半年は、試験中も休まず殆ど毎日お稽古をする子もいます。
 
 そんななか、二人の卒業回生のパートナーになっていた男性ダンサーが12月にはいって骨折をされ、出演不可能に。

 振付の先生が、速やかに対処していただき、代わりの男性ダンサーをご用意くださいました。しかし、スケジュールの関係で、来られるのは本番2日前。ダンサーの方は、プロフェッショナルなので大丈夫ですが、子供達はそうではないので、どんなに不安だった事でしょう。
 でも私に心配させない様にと気を遣ったのか、笑顔で「大丈夫です。がんばります」といってくれ、「お大事に。よろしくお伝えください」と。お怪我をされたダンサーの方にも気遣いの言葉がありました。これは不可抗力とはいえ、子供達に申し訳ない気持ちで一杯でしたが、彼女らに救われました。
 
 本番の舞台も立派に自分たちの役目を果たしてくれました。彼女達は、アマチュアの学生ですが、こういう事は、1年や2年の努力や、「ちょこっと頑張ったからと美味しい思いをする」というものではありません。今までバレエで培った集中力や心の態度や経験がここに実を結ぶのでしょう。

長くなったので、Part4に続く、、、。


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2015年01月07日

Part 2 不運な出来事が新しい今に。〜衣裳編〜

 Part 1で起った「不運な出来事」は 全て「新しい今」に繋がったというお話。その1。

〜衣裳編〜
 
 私事ですが、母や助教師達と違い、私はお裁縫が大の苦手。でも今回はそんな事言ってられない事態でした。
 12月にはいると、いよいよ切羽詰まり、母も助教師も私も、殆ど毎日朝4時頃までがんばりました。最後のとどめは、本番3日前。会館でのリハーサル中、白鳥の衣裳15枚に不備が見つかり、リハーサルを22:00に終えた後、私と母でやり直す事に。
 私は5枚、母は10枚担当。私は1枚に1時間半かかり、4枚しか完成出来ませんでしたが、母は10枚やっていました。針を通すのにも時間がかかる75歳の母ですが、この時ばかりは、母の凄さを思い知りました。
 
 今回は他にも、卒業生が、ピンチヒッターの縫子さんを捜して来てくれたり、自分のお子さんは舞台に出演しないのに、衣裳のお手伝いを快く引き受けてくださったり、、、。と皆さんが助けてくださいました。助教師も、子供の指導や、必要不可欠な雑用をこなしながらも、完璧を目指してぎりぎりまで、頭飾りを制作してくれました。

 「もう駄目かも」と思っても、みなの心が1つになれば、乗り越えられるのかもしれません。苦しい辛い状況の中、一人孤独にお部屋でこつこつと衣裳を縫ってくださり、責任を果たしてくださったお衣装担当の方、そして、子供達の為に心を尽くしてくださった全ての方に感謝いたします。

Part 3 に 続く。
 

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2015年01月06日

不運な出来事が「今を創る」Part 1

新年、あけましておめでとうございます。
 年が変わっても、いつもの「今日」が「明日」になる時間には変わりないのですが、「気持ちの切り替え」と云うのは大切なんだなあ。と思います。新年や、記念日やを区切りとして考え、気持ちの整理や気分転換をするのは、人がよく生きて行く上の知恵の1つなんでしょうか。
 
 もう「去年」のことになってしまいましたが、1週間前に開かれました、立脇紘子バレエ研究所発表会には、多くのお客様にご来場いただき心よりお礼申し上げます。
 芸事の世界にとって大変厳しい時代に入り、子供の数も減っているこのご時世に,あの3千人収容の会館舞台で発表会が出来ます幸せを噛み締めております。

 今回は、準備期間より、様々な不運と思われる事が重なり、信じられないドラマが次々とおこりました。
 
 6月に「初期癌だから安心してよい」と云われ、1年前に手術も無事終了していた父が 突然亡くなりました。私の人生で最も深い悲しみでした。そんな中、夏のヴァリエーションの会や、今回の発表会の振り付け準備を、子供達の生きるエネルギーに助けられ何とか進めておりました。
 
 やがて、衣裳の準備を進めている段階で、いつも手早く何十着と衣裳制作のお仕事をしてくださっている方が、健康を害され、思う様にミシンが使えなくなり、かつ、お母様の看護等も重なり,、と云う状況に、、。
 
 12月、会の3週間前、夏から秋にかけて、熱心にご指導いただいていた男性ダンサーが、骨折のため舞台に出演出来なくなり、本番2日前に代わりのダンサーが来ていただく事態に。 

 そして本番約1週間前、「白鳥の湖」主役の高校生が、入院と云う事態発生。

 これでもまだ終わりません、、。いつもなら、1月頃から流行ってくるインフルエンザの猛威が今回は12月に、、、。3名の子供が 会の3、4日前に次々発症。その一人は白鳥の湖の中の「4羽の白鳥」のキャスト。(4名で手をつないで足や手の動きをピッタリ合わせて踊る、有名な演目)

 これが、去年起った「不運な出来事」。映画の筋書きでも、しつこくて面白くないから、どれか省かれるシナリオです。

 それでも、これは全て 子供達と周囲の方々との心の絆や応援により,心にいつまでも残る かけがえのない財産として、「新しい今」になりました。

 Part 2  に続く。



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2014年12月18日

卒業生からのメッセージ

 言語学のお勉強でフランスに留学している卒業生から、メッセージが届きました。今回発表会の演目に「白鳥の湖」があるので、白鳥の湖のカード(組み立て式)でした。(よく見つけたね!さすがフランス。)現在教室の皆が読める所に飾っています。そのままご紹介します。

〜〜〜立脇バレエの皆さんへ〜〜〜
 発表会まで後少し、一生懸命練習に励んでいる事と思います。皆の輝く姿を、直接見る事が出来ないのは、とっても寂しいですが、皆さんのご活躍を心からお祈りしています!!
 どうか、この舞台は皆さんも含め多くの人の想いが集まって創られている事を 忘れないでください。そして、最後まであきらめずに踊る事を目一杯楽しんでください!! 愛を込めて


〜〜〜そして、教師、助手スタッフにも暖かいメッセージをいただきました。〜〜〜
 〜(略)〜 振り返ってみれば、立脇バレエに出逢ってから,こんな風に遠く離れて迎える発表会は初めてで、とても寂しく、またそれだけ、私にとって、”立脇紘子バレエ研究所”が大きな場所である事を実感しています。
 お客様からも、生徒からも見えない所で、時間と体力と心を割いてのお仕事は本当に愛情のいる事で、、、そして熱心に愛を注いでのお仕事は、やりがいがあると共に大変疲れる事でもあると云う事をお手伝いさせていただいた中で学びました。けれど、そんな風に一杯の愛情でお仕事をする先生方は〜(それぞれの名前略)〜私の憧れです。
 きっと幕が降りきるその時まで、沢山のハプニングやドラマが生まれ、気の抜けない瞬間の連続かと思います。どうか、その1つ1つまでもが素敵な想い出となるような舞台になります様に。
 〜(略)〜フランスの空から皆様のご健康と舞台の成功をお祈りしています。



 幸せのメッセージ本当に有難う!あなたのような卒業生が、今回もまた生まれるのでしょう。何人かはこの発表会の舞台を最後に卒業です。4歳、5歳の幼い時からずっと一緒でしたから、お別れするのは断腸の思い。でも、こんな風に「感じる心」を持ち、人が喜ぶ思いやりの言葉を綴る事が出来る女性に成長してくれると思うと、暫くの寂しさも喜びに変わるでしょう。
 ありがとう!ありがとう!みんなありがとう!
 皆の想いが詰まった子供達の舞台.是非いらしてください!
         日: 2014年 12月28日(日)
         時間: 第1部 11:00時開演  第2部 13:00開演
         場所:ひめぎんホール/メインホール
         入場無料

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2014年12月02日

発表会準備中の独り言。

 このblog、1ヶ月に1度のペースで更新すると自分の中では決めているのですが、9月に投稿したっきり、そのまんま、、、。続ける事の大切さを子供達に偉そうに言っている私、、、。 口だけでした、、、。でも辞めてしまった訳ではないので、気を取り直して、、、。12月のblogを。

 12月28日日曜日の発表会まで、後1ヶ月足らずになりました。
 
 全作品の振付が終わり、衣裳も少しづつ準備されつつありますが、いつもの様に前の日まで、細かい飾り付けや直しで、バタバタするような予感。
 練習においても,特に年少の子供達は、練習慣れして踊りに新鮮さを感じなくなり、お稽古がだらけてしまい,出来てた事が出来なくなったり、、。私があせって、「いつからやってるの!!」と大声をだしてしまう始末。
 数十年間毎回毎回、ぎりぎりまでバタバタしないようにと、準備が始まる夏から気合いを入れるのですが、いつも完璧にはほど遠く、余裕で会を迎えた日々は一度も無い気がします。
 
 そうかといってあまり早く準備をして、練習や、段取りをしすぎると、急な変更にたいして、拒絶反応が起きてパニックになってしまいます。これは私の悪い癖なので、生徒にうつらない様にしなければ。私よりもずっと適応能力が高いと思うし。
 
 今回、コンテンポラリー作品を依頼したロシアからのゲスト振付家、コースチャー先生の作品では、最後のエンディングはまだ生徒に秘密。(もちろん私には教えてもらっていますが)本番数日前に生徒に伝えて欲しいと云われました。私が一番苦手な事です、、、。
 
 また、白鳥の湖を振付けていただいた成澤先生も、(12月25日から来日していただくのですが、)演技やマイム,出入りの一部分等について、大まかには決めてあるのですが、「私がそちらに行ってからやるから、、子供達しっかりしてるからちゃんと出来るから!!」と言われています。子供を信頼してくださっているのは有り難い事なのですが、私一人不安で焦っています。神様からの私への試練の様です。
 
 せっかちな私の勝手な焦りが,子供達に移らない様に、先生方や子供達に教えてもらわないと。バレエの先生の様に子供と付き合いが長い教師は,彼らへの影響も大きいので、私以外のやり方や考え方、個性をもたれた多様な先生方をゲストにお呼びする事の重要性や意義を、子供を預かるものとして,ひしひしと感じています。
 何だか難い反省文の様になりました。この後は、発表会のご案内blogを更新するつもりです。

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