卒業生

2017年10月09日

へこたれない勢の元

 もう1年終わりますね 
 なんて、気が早い話かもしれないけど、そうでもない感あり。
飛ぶように過ぎた2017年の9ヶ月でした。今年も恐ろしいほど時を短く感じています。
8月からblogも書けずでした。もう秋です。

 夏休みには、ドイツから、ロシアから、アメリカからと卒業生が帰省。
 後輩たちに、講習会を、舞台を、作品の振付を、、と沢山のものを齎してくれました。
 本人の努力、周りの方々の応援、並々ならぬ労力で、何年もかけて培ってきた経験や力を 惜しみなく分けてくれました。ありがとう。

 在籍の子供達にとっては、憧れのお兄さんお姉さん。あっという間に今の状況が得られたと錯覚している子達もいるとは思います。それでも皆、「なんだかすごいぞ〜。」と感じて見ているようです。
 卒業生達は、人に与えられた楽しさや喜びでなく「自分の努力で何かを創り出す事」を経験した者だけが得られる「尊敬」の眼差しを受けているのでしょう。

 子供達には、毎年会えるこの先輩達から、そして日々のお稽古や舞台への姿勢や努力を通して、外から貰う事のできない、自分の中から生まれた充実感や喜びを体験してほしいと思います。
 そうして、これからの素晴らしくも苦しい人生に向かい「へこたれない忍耐力、生きる強さ」の基礎を身につけて卒業してくれる事が、バレエという教材を使った私の教育の軸であり目標です。
それは絶対にブレません。
 
 最近、考える所あり、ひどく力の入ったblogになってしまいました。
 
 今は、年末の「おさらい会」の振付時期。選曲から始まった20曲あまりの小作品を毎日振り付けていくので、気がつくと、同じような題名、構成や振付になっていて、四苦八苦しながら、子供達に助けられ振付中。へこたれないぞ!


写真 ヴァリエーションの会 楽屋にて
楽屋にて1


写真 ヴァリエーションの会 卒業生エキシビション リハーサルより

卒業生エキシビションより


写真 卒業生によるクラシックバレエ講習会より
クラシックバレエ講習会


写真 卒業生によるコンテンポラリーダンス講習会より
コンテンポラリーダンス講習会



写真 ヴァリエーションの会 楽屋にて
楽屋にて2


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2017年05月31日

想いが繋がって PART 2  〜幸せとは「感じる」もの〜

 その後、その少年はどうなったか、前回のお話の続きです。想いが繋がってPART1〜ひたむきであること〜
 偶然読んだその方のSNSの投稿から広がり、個人的にメッセージを頂いた時、証拠写真(笑)も添付されていました。(写真説明は末尾にあります。)何せ40数年前のこと、当時、私も5歳から11歳の間だったので、「僕のことを忘れているかもしれないから」ということで。
 
その写真を見た瞬間、次々と当時の思い出が蘇ってきました。私も一緒にバレエのお稽古をしていた事。私より1学年、年上だった事。すごく体が柔らかかった事。ジャンプが高く軽かった事。紫のレオタードを(多分)着られていた事。母の振り付けで一緒に踊った踊りも思い出してきました。
 
 小学6年生までバレエを続けられたそうですが、中学生になると学校で全員坊主を強制され、「坊主頭でバレエをする(舞台に出る)」というのが、どうしても本人の美意識に合わず、泣く泣く断念されたそうです。今では考えられません。
 
 その後、踊りたい気持ちをずっと持ち続けながら約20年間、その情熱を封印していたそうです。
教師となって26年目の私の経験から、記憶にある当時の彼を照らし合わせても、相当優秀なダンサーになられていたと確信します。

 でもそこで終わらない素敵なお話は続きます。
 東京の大学を卒業後、就職をされましたが、夢を叶えたい!と何かが弾けた30歳の時!仕事を辞め 1年間ミュージカルの養成所に通われたそうです。夜はコンビニ、昼はドラマのエキストラ、ほとんど睡眠も取れずの毎日。
 そしてまた、バレエを始めた頃に似た周囲の反応。
『馬鹿なことして!30過ぎて無理だよ〜』

 
 以下、彼のメッセージを紹介します。(本人の了承を得ています。)

〜オーディションに一発合格、夢が叶いました!32歳の時です。審査員のジャズの大御所、名倉加代子先生にジャンプ力を気に入って頂いたことが、合格の要因でした。憧れの鳳さんとご一緒できたこと一生の宝物です。歌い、踊り、お芝居、大澄賢也さんとのダンスシーンも楽しみました!全国ツアーもあり、夢のような3ヶ月でした。
 その後数年、CMの仕事、少しテレビの仕事、レビューの仕事を経験しましたが、なかなか生活が安定せず、困窮していきました。
 15年前、バッグ店で働かないか?とのお誘いがあり、まだまだ、ステージに未練タラタラながら勤めることになりました。それから現在に至ります!
 今はお店が僕のステージと思っています。いつの日か、ひとりミュージカルをやってみようと企てます!また、周りから、いろいろ言われるでしょうか⁈ 〜


 現在、立脇紘子バレエには7人のちびっこ男子がバレエを習っています。『バレエを習っている』というと「カッコえ〜!」と言われる子もいるようです。少ない男子卒業生の中でも2名がプロのバレエ団に所属するチャンスを得ています。
 このお話の彼のような「純粋な魂」「踊りに対する想い」が繋がって今の子供達がいる。私がいる。立脇バレエがある。のだと思います。

今回の不思議な奇跡を経験して感じたこと。

今この瞬間を生きる事の大切さ。
幸せとは、「なる」ものでなく「感じるもの」であること。

好きな事がある。情熱を傾けるものがある。心が喜ぶ事を持っている。
それは、現実の世界とは結びつかないかもしれない。でもそれが現実。
そのバランスで、人は生きていくのでしょう。
どちらに重きを置くかという事こそが、その人の個性であり生き方だと思います。

写真1: 彼と私が映った集合写真。当時の発表会は学校の体育館だった。(この私の化粧、今なら、助手の先生に怒られて直される(笑))
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写真2: 第8回「愛媛バレエ祭」の看板の前で。この3月で47回目を終えた「愛媛バレエ祭」。今でも子供達が出演している。
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写真3:彼が踊ったトレパック(ロシアの踊り)振り付けを今でも覚えているそうです。(母:涙)
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写真4: 彼が32歳でオーディションに受かった時の公演のチラシ。
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2017年05月30日

想いが繋がって PART 1 〜ひたむきであること〜

「昔につながっていたご縁が、何十年の時を経て、再び繋がる」という奇跡。
経験されたことのある皆さんも多いのではないでしょうか。
お互い、最初の出会いの時には 思いもよらなかった現在の環境や心境。
それぞれの人生を重ねた後、再びふっと繋がった不思議。

時に、「一期一会」の精神が、「一期二会!?」を導いてくれるような、一人一人の人生の営みの尊さを改めて感じさせるような、そんな出来事がありました。

一つのことを長く続けていたり、何かを愛する気持ちを心の奥に持ち続けていると、時々起こる奇跡があるのですね。

 先日私が、あるSNSの投稿を何気なくチェックしていると、偶然下記のような投稿を見つけました。(本人の了承を経て、その投稿の一部と写真を紹介します。)


手の平に乗る小さなバレエシューズ。
僕は5歳の頃バレエを習い始めました。
女の子達はピンク、僕だけが男の子で…白い革のバレエシューズ、ホントはピンクがよかった
でも今では特別な物。
「あの子がバレエやってる子!」
いろいろと残念な言葉、浴びせられました…
まず、
「男女」
そして、ある日
「おかま」
なんか嫌ーな響き!だな〜と幼いながらにも気づきました。
母は職場の人に
「息子さん、変態⁉︎」と悪気もなく?
自然に⁇言われたと…
「あの悔しさは一生忘れん…」と
大人になってから教えてくれました。
ずっと僕を応援してくれた母
40年以上も前、男の子がバレエを続けるという事は、純粋にバレエを好きと言うことよりも、差別、偏見との闘いでした…
それでもバレエを続けた自分の強さが
僕の原点!
(以下省略)


「へえ〜」と他人事のようにこの投稿を読んでいると、個人的なメッセージが入りました。
 その方は、何と“立脇紘子バレエ研究所 初の男性生徒”さんでした。現在75歳の母が30代の頃の生徒さんです。懐かしいのと驚いたので、それはそれは心が震えました。

 50数年前、母は近永(北宇和郡鬼北町)という場所にある実家に、現在のバレエ教室を創立したのですが、その頃の方です。こんな田舎(近永の皆さん、ごめんなさい)で「バレエ」なんて、知っている人も少なかった時代です。
 
 投稿の様な状況は容易に想像できます。バレエ、踊り、舞台に対する気持ちが、彼を強くしたのだと思います。
 
 何か打ち込める事を持つこと。自分の価値観にないものを認めることが出来る誰かが居る事。自分を信じてくれる誰かがいる事(彼のお母様のように)。そういった状況は 幼少期には特に大切ですね。
 
 今日も、子供たちのレッスンを前に 私は改めて考えさせられました。
 大切な事を思い出させてくださってありがとうございます。

PART 2 に続く。
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2017年02月15日

輪は広がって、、。

先日の日曜日、母と一緒にフラメンコ教室の発表会を観に行きました。
主宰の先生は、立脇バレエ卒業生のお母様。

子育てが終わり、趣味として始められたフラメンコが、自分の人生や生活に深く影響するようになり、教室の主宰や舞台を創られるまでになられたそうです。
 
舞台がお客様の前に披露されるまでの過程が どんなに大変でご苦労のあるものか、どんなに多くの思いが込められているか、ということがわかるだけに、私も母も感動して自然に涙が出てしまいました。
 
出演者の中のお一人も、卒業生のお母様で、魂を込めて練習された作品を生き生きと表現されておられました。
「娘のバレエの舞台を観ていたあの頃の、舞台への憧れが、ここに実現したのかもしれません」とおっしゃっていて、そのお顔はキラキラ輝いていました。

客席には、そのかつてのママ友を応援するママ友達が沢山おみえでした。
いつも立脇バレエの行事に足を運んでくださっている皆様から、20年ぶりにお会いする方まで、今よりもっと未熟だった私、そして立脇バレエ、を育ててくださったお母様方です。

そして、この公演にお誘いくださったのも、お嬢様3人が当所を卒業後、ご本人は今も大人バレエをされているお母様。
「立脇バレエとなんとなく疎遠になっていて、今更挨拶するきっかけがないまま、、」と感じていらっしゃる方々と、ご無沙汰している私達側の、架け橋となっていただいたのでしょうか?
さりげなくニコニコと見守っていただいておりました。

 そして舞台で踊る母親の代わりに、「今日は 母の為に、お忙しい中起こしくださってありがとうございます。」と私達に精一杯のお接待とごあいさつをしてくれた、二人の卒業生。
 かつては、母親にしてもらっていたことをちゃんと返しているのですね。今や立派な社会人。
 いつまでも教師面をするのもどうかと思いますが、やっぱりかつての生徒が、こうやって立派な女性になっているのを見る幸せは、この上ないのです。

「40の手習いで、お恥ずかしいです。」と謙遜しておっしゃっていましたが、プログラムには 「自分にとってフラメンコは 苦しみと喜び、まさに人生」、「求めているものがある限り、いくつになっても成長する」という言葉がありました。
そこには、今を生きる女性らしい自由な精神と美しさを感じました。

 立脇バレエでの思い出や出会いがきっかけになって、仲良しの輪が広がっていくようなことが、これからもたくさん起きたらいいなあ。私もがんばろ!
 いい日曜日を母と過ごせました。
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2016年02月25日

いつどこで,誰に助けてもらうか 分からない

 7月のblogで紹介した卒業生Mちゃん卒業生シリーズ 
と今年の3月で卒業することになるHちゃん、二人は美しい女姉妹なのですが、昨年暮れに、姉妹で劇団四季の研究生に合格しました。

 妹のHちゃんが、東京での受験の前日、スタジオでレッスンを受けていると、『立脇紘子バレエ?』と声をかけられました。
 
 その人は、私の大学の後輩で、仲良くしていたYukaちゃん!
 大学卒業後、長年劇団四季で活躍し、今も四季とのつながりを持ちながら,幅広く芸能活動を続けている友人です。
 
 ちょうどその日は「劇団四季」のバレエ担当の先生のお稽古日だったので、Hちゃんは、Yukaさんからその先生を紹介してもらい、相当集中してみてもらったようでした。
「四季」関係の色々な先生を紹介してくれたり,アドバイスをくれたり、、、。心細くいる私の生徒に、心を尽くして応援してくれました。

「自由美さんにはお世話になったから,なんでもするよ!Hちゃん達のことは任せて!(笑)」と力強い連絡もくれました。

 実は、Hちゃんは、そのお稽古に行く前,立脇紘子バレエのロゴの入ったTシャツを着て行こうか迷った末,着ることにしたので,こういう運命になりました。その偶然の驚きと喜びで,私も本人も大興奮。その流れで、1次試験に続き2次試験に合格。よかったね〜。

 「いつどこで,誰に助けてもらうかわからない」という話はよく聞きますが、最近立脇バレエの周りは,そういうお話が一杯です。
 
 「恩」とか「義理」とか そうものに縛られるのではなく、「見返りを求めず人に親切にすること」、「誰かの役に立ったかも。」と感じること。小さなプライドや見栄を捨てて、「私も気持ちいい,相手も気持ちいい。それが一番ではないか」と、事を複雑にせず、単純にそう行動すること。そういう風に居られたらいいなあ。
 
 これからも、周囲の皆さんから頂いた、暖かい心寄せに感じ入り,感謝して過ごして行きたいと思います。

 3月はお別れの季節,そして始まりの季節。幼稚園の頃から辛抱強くバレエを続けた生徒達。強靭な精神力と集中力、しなやかな感性を身につけて、今それぞれの進路に向かって次々と旅立ちます。
 
 悲しいけど、少し我慢して、また次のあなた達を目指して,今日もまたゼロから ちびっ子達のレッスンに励みます!

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真ん中がYukaさん!



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2015年12月10日

8月から今日まで駆け足で!

 8月8日にヴァリエーションの会のご報告を書いてから、もう4ヶ月が経ってしまいました。
 小学生の頃は、「時」があんなに長く感じたのに、(1年生から6年生になるまで、すご〜く長かったきがする)今感じる時の速さはどうよ!?と思います。
 と、たった1ヶ月に1度と決めて書いているblogをサボっていた言い訳をしています。
 
 8月は、昨年と同様、卒業生による講習会。嬉しい夏〜卒業生に感謝して〜その
 今回は、ロシア国立ブリャートオペラバレエ劇場の上村悠が、担当してくれ、「私が教えられないことを教えて欲しい」という希望をしっかり叶えてくれました
 彼女が、12月27日のおさらい会作品を1作品、上級クラスのために振り付けてくれ、子供達も生き生き楽しそうでした。
 それを側から見ている私は、まるで、子供と孫を見るおばあちゃんの気持ち、、。横から大声で余計な口出しをしながらも、「目を細くして」幸せを感じ入っておりました。

 9月からは全クラス「おさらい会」の御稽古に入り、私は21の作品を振付ました。1週間前にやっと全員出演の「プロローグ」を振付終了。子供達もワクワクしたり焦ったり!?しながら、御稽古に励んでいます。
 創作活動とは言っても、期限のある仕事なので、私の脳を強制的に感じさせて、創作作品を作るということは苦悩とストレスの繰り返し、、。「今度こそ出来ない、、」の25年間。やっと母の時間の半分まできました!これからは「今度も出来る」とそろそろ考え方を変えなければ、、、。

 平行行事として、11月には県民文化祭バレエ公演「コッペリア全幕」に参加。子供達も私も多くのことを学ばせていただきました。ご来場のたくさんの皆様、ご声援ありがとうございました。

 今は、12月27日のおさらい会に向けて、最終準備の期間です。音楽編集や、全作品のライトプランを書き上げ、後は、いつものように、ギリギリまで衣装や頭飾りの製作を残すばかり。(この分野、私はあまり役に立ちませんが)
 今年締めくくりの、文字どうり『「おさらい」会』 が、元気な子供達の笑顔で無事 幕をおろせますことを願いながら、今日も行ってきます!

 追記:後ほど、おさらい会の詳細お知らせいたします。
     是非ご来場ください!


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2015年07月06日

卒業生 シリーズ 

 卒業生シリーズ vol.4は 比較的新しい卒業生。
 
 幼い頃から、踊ること、歌うこと、正義を貫くことが大好きな少女でした。冷めたり、しらけたり、ふてくされたり、というような気持ちの有様が見られず、いつも「熱い」お嬢さんでした。
 
 学校生活でも、バレエのお稽古でも、まっすぐに無垢な心で進んで行くので、それだけ多く傷つくこともあり、世の中の不条理に悩んだり、思いどうりにならず悔しかったりしたこともあったと思いますが、10代の複雑な時期を 踊りや歌や芸術的な活動を心の糧として過ごし、立脇バレエを卒業しました。今は東京の大学で勉学に励んでいる様です。
 そして本格的なミュージカルプロデュース団体(MCsquare)にも所属し、大学の勉強と両立しながら、今もまさに歌って踊って、、を続けている様で、本当に嬉しい限りです。
 
 数ヶ月前、その団体の公演があり、彼女がネットの人気投票(ミュージカル賞)で第1位となったという報告を受けました。1位になると、次回その本人を主役とした作品が作られるというシステムらしいです。
 you-tube でその公演の彼女の映像を見せていただきました。(442cast M12E 「ダンス」踊る女)
http://ent-mc2.com/previousday442cast/
 クラシックバレエの基本や、舞台やお稽古での経験というのは、数ヶ月や数年で身につくものではありません。幼い頃からの繰り返しの努力で身につくものです。本人がその真っ只中にいる時には、それが自然に身についている事にあまり気づかないものです。
 
 立脇バレエで、皆同じ色で学んできたことも、外に出ると大きな個性になることに気づき、自分が「基本」持っていることの強さを中に感じながら、彼女の心や体が動き始めている、、、。映像を見ながら私はそんなとても幸せな気持ちになりました。

 これからも、バレエ教育を教材として育った子供たち、そして私たち教師が、幸せな時間を分かち合えるような生活でありたいと願います。

『その日が来て、初めて、“落とし物”を拾いにいける。
“あの一瞬”に会いに行く決心ができる。
人生にこの日があって本当に良かった、ときっと人は思えるだろう。
これは、さまざまな人生のそんな「ある一日」を描いた群像ミュージカル』
   〜Previous Day 〜(MCsquareサイトより)

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2015年05月11日

卒業生 シリーズ 

今回の卒業生シリーズ3人目は、去年12月の発表会で、後輩たちの為に、Treasuresという作品を振りつけてくれたり、夏のレッスン講習を1ヶ月担当してくれたニューヨーク在住の女性です。
嬉しい夏〜卒業生に感謝して〜その
 3歳で入所の頃から、性格がしっかりし過ぎていたせいか(眉毛がきりりとしていたせいか?)「優等生」のレッテルを貼られ、負けず嫌いのダラダラしたところのない女の子の印象でした。いつも自分で自分を叱咤激励し進んでいけるので、教師の出番はないくらい。
 
 高校になってバレエ留学したいと言ったときも、私たちは「大賛成」というわけではありませんでしたが、本人が「やらずに後悔するよりやって後悔するほうがいい」といってイギリスのバレエ学校に留学しました。学校でもまさに優等生で、学校公演で主役を踊ったりと頑張っていたようでした。
 が、その後の就職活動などで、予想以上の壁に遮られ、失意のうちにバレエから離れる決意をしたようでした。
 やるだけやったバレエの道は諦めましたが、せっかく身につけた英語力を生かして、留学生枠でない一般受験を経たアメリカの大学入学に向けて勉学に励みました。が、そこにまたもや予想外の出会いがあり、結局ニューヨーク州立大学パーチェスカレッジでダンスを専攻することに。
 
 そして今では、クラシックバレエをはじめ、あらゆる分野のダンスを学び、違った文化の人々と出会い、考え、人種差別も自分の事として経験したりしながら、国際人として、人間として、豊かな厚みのある女性に成長しています。
 公演で振付作品を発表したり、(you-tubeでその振付作品の一部をみましたが、心が解き放たれ、自分を取り戻した彼女の心理がうかがわれ嬉しかったです。)衣装製作のクラスでは、自分で衣装製作をしたり!(最近その様子のメールが来ました。写真2、3枚目は彼女製作の衣装。)本当に充実した生活のようです。
 今期で学校を卒業し、希望のバレエ団のオーデションに手応えがあるようですが、どうなっても今度は以前の彼女とは厚みと自信が違うので、また自分の道を切り開いていけると思います。
 
 あらゆる文化の人達と長い時を過ごした彼女は 日本人の勤勉さと、西洋人(とひとくくりには本当は言えないのですが)のhappy-go-lucky的なリラックスした態度が上手く融合して、バランスのとれたcosmopolitanです。

 もちろん、ご両親、家族、多くの人々に助けられて今の彼女があるのですが、私はバレエ教師として進路に関しては何もしてあげられなかったのに、彼女は、何のコネも使わず、自分で自分の道を切り開いて行きました。本当に素晴らしいと思います。これからも更に人生を豊かに創っていってください。
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2015年04月21日

卒業生 シリーズ 

 これもしばらく前のお話になりますが、立脇バレエの卒業生のご主人のお仕事を、その後輩の卒業生がお手伝いさせてもらった時のお写真を紹介します。
 卒業して何年たっても、立脇バレエの友達の輪が広がっていて嬉しいです。
 
 写真の彼女は、現在ブリヤード国立アカデミックオペラ・バレエ劇場でダンサーとして精進させていただいています。小学1年生の頃に入所。お母様も私の母の教え子で、母からしたら孫弟子にあたります。
 
 小学生の頃は、(しかも高学年で)『土団子(泥団子?)(子供達の間で流行っていた、土で団子を作ってピカピカになるまで磨くやつ?)にいい土が見つかったので、今日はバレエのレッスンお休みします。』と電話してくるような、個性豊かなちびっ子でした。
 でも、「塾でお休みします。宿題が間に合わないのでお休みします」っていう理由より、話としてはずっと面白いですよね。「相撲部に入りたかった、とか、入ろうとしたとか、、」という話も聞いたことがあり、本当に興味深い子でした。そのように育てられたご両親も素晴らしいと思います。
 
 それが身も心もこんなに成長して、賢く美しい女性になりました。今では、後輩たちの憧れです。プロフェッショナルの舞台にたっているので、本番の舞台での写真がなかなか公開できないのが残念ですが、ここに一部写真を紹介します。外からは、夢の世界とか憧れの世界に見えるかもしれませんが、本人は一人海外で生活し、厳しく悩みも多い毎日であると思います。

 自分に与えられ、自分の意思で切り開いてきた自分の人生を、大勢の皆さんへの感謝の気持ちと共に歩んでいってください。体に気をつけて!

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2015年04月14日

卒業生  シリーズ 

 ちょうど一ヶ月前のことになりましたが、立脇バレエ卒業生の結婚式に参加しました。
現在も非常勤講師として、子供たちのダイエットや、怪我の予防、手当など、バレエトレーナーとして、立脇バレエを助けてくれている卒業生です。
 海外での大学生活で学んだ事を軸に、3月の結婚式直前も大学で博士号を取るべく、猛勉強していたようです。論文を書き上げた後、大学舞踊部門の大きな学会の事務局長として、式の数日前まで忙しい毎日を送っていました。
、、、、と書くと、どんなお堅いガリ勉系の人物か、、、と想像するかもしれませんが、頑張ったところや、気取ったところがない、自然でリラックスした”大きな”人物です。そこがとってもかっこいい!です。
 結婚式も、感謝の気持ちに溢れた、楽しく和やかなPARTYでした。
 私の自慢の生徒であり、尊敬していることはもちろん、こんな性格でいられたらと、憧れてさえいます。結婚を機にこれからも更にのびしろを広げていかれることと、本当に楽しみです!
 写真の白のWedding衣装、赤の衣装(胸のバラはブリザーブドで、私の親友作)、そして記念写真で座られているお母様のピンクお洋服は、母立脇紘子がデザインして作りました。赤の衣装での彼女の会場への入場は、『白鳥の湖』の幕開きの音楽でした。粋な計らいに、涙涙でした。ありがとう!
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